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それから約一年後、スサノオとサユリーヌ姫のところに聖女素質がある姫が生まれたのである。
スサノオは、しばらくの間、神界で修行をして後、親子そろって、マウントレー国へ行き、マウントレーの後継ぎとなることが決まる。今は、国王陛下がご健在であるから、心なしかアマテラスがガッカリしている。
だって、下級神官なんて、言うからよ。
アマテラスに聞けば、スサノオが惜しいと思っているわけではなく、聖女素養があるひ孫のことらしい。
サユリーヌが1年間みっちり神界で修行をしてきたからかもしれない。本人には、聖なる魂が宿らなくても、その娘には宿ったのだ。そういうこともあるのかもしれない。
とはいうものの、クォーターだから、4分の1神だからかもしれない。結局のところ、全然わからないのだが、豪華な神界で新婚生活を送るのも悪くないであろう。
ゴールデニアの実家の神殿には、部屋がいくつも余っているのだから。
ということは、これから子供たちの結婚相手には、1年間神界でみっちり修行をしてもらったら、孫娘には聖女となる素質が、そして孫息子には聖人になる素質をもって生まれてくるのかもしれない。
ヒミコの結婚式が近づく、新婚時代は、ハーヴェスト国で送らずに、神界で送るらしいわ。修行中、王子様は辛抱できるのかしらね?避妊薬を使っては、可能だから???
あまり、姑が口出しすることでもないので、黙っておくことにしよう。
その結果、ヒミコは王子を産んだが、やはりクォーター神の影響からか、聖人素養を産んだのである。
そうなれば、アマテラスはご満悦である。孫が後継者とならずとも、ひ孫の中から、素質があるものを選べばいいのだからだ。
その結果、わかったことと言えば、わざわざ年頃になれば、学園なんぞに通わなくても神界へ修行に行けば、聖女素養があるかどうか、ということと同時に、神界の空気が合えば女の子なら聖女素養、男の子ならば聖人素質のある赤ちゃんが生まれてくるということがわかったのである。
世界各国の王族の令息・令嬢は、5歳ごろから神界へ修行に行きたがるようになったのである。なぜなら、絶対、純潔間違いなしだから。
神界は保育園か!? とアマテラスは怒るが、信者が増えることになるのだから、まんざらでもなさそうである。
教会への寄進が増え、どこの国でもゆとりが生まれる。争うことを止め、芸術や文化、教育に熱心になったのである。
神界で、成人や聖女になれば、人間界へ戻ることなく、下級神官と結婚することだってできるのである。望めば永遠の命ももらえる。
祖国に異変があれば、帰るのも自由とくれば希望者が増えるのはやむを得ない。
女神ゴールデニアがいるグレジオラ国が世界の中心国になったのは、言うまでもないこと。
あのまま婚約破棄されず、結婚していた人生より、はるかに幸せな人生を送れたゴールデニア。それもこれも捨て子の孤児を拾ってくれた養父母のおかげです。
とりわけ今の王妃が女神信仰に篤かったことが、すべての始まりです。
やがて、時は流れ、グレジオラの国王夫妻が崩御され、夫レオナルド殿下も引退の時を迎えます。第2王子のヤマトタケルが新しい国王として戴冠の儀式が終わり、ゴールデニアは、レオナルド様とともに神界に移住することにしました。
レオナルド様の命ある限り、神界でのんびりゆっくり気楽に過ごします。
そして最後の時を迎える。
「レオナルド様の妻になれて幸せでした。今度、レオナルド様が生まれ変わってこられたら、わたくしもまた、人間界に赤子として生まれ変わります。必ず、わたくしを見つけてくださいませね。」
レオナルド様の手を握りしめると、レオナルド様もまた、ゴールデニアの手を握り返すのであった。
おしまい
スサノオは、しばらくの間、神界で修行をして後、親子そろって、マウントレー国へ行き、マウントレーの後継ぎとなることが決まる。今は、国王陛下がご健在であるから、心なしかアマテラスがガッカリしている。
だって、下級神官なんて、言うからよ。
アマテラスに聞けば、スサノオが惜しいと思っているわけではなく、聖女素養があるひ孫のことらしい。
サユリーヌが1年間みっちり神界で修行をしてきたからかもしれない。本人には、聖なる魂が宿らなくても、その娘には宿ったのだ。そういうこともあるのかもしれない。
とはいうものの、クォーターだから、4分の1神だからかもしれない。結局のところ、全然わからないのだが、豪華な神界で新婚生活を送るのも悪くないであろう。
ゴールデニアの実家の神殿には、部屋がいくつも余っているのだから。
ということは、これから子供たちの結婚相手には、1年間神界でみっちり修行をしてもらったら、孫娘には聖女となる素質が、そして孫息子には聖人になる素質をもって生まれてくるのかもしれない。
ヒミコの結婚式が近づく、新婚時代は、ハーヴェスト国で送らずに、神界で送るらしいわ。修行中、王子様は辛抱できるのかしらね?避妊薬を使っては、可能だから???
あまり、姑が口出しすることでもないので、黙っておくことにしよう。
その結果、ヒミコは王子を産んだが、やはりクォーター神の影響からか、聖人素養を産んだのである。
そうなれば、アマテラスはご満悦である。孫が後継者とならずとも、ひ孫の中から、素質があるものを選べばいいのだからだ。
その結果、わかったことと言えば、わざわざ年頃になれば、学園なんぞに通わなくても神界へ修行に行けば、聖女素養があるかどうか、ということと同時に、神界の空気が合えば女の子なら聖女素養、男の子ならば聖人素質のある赤ちゃんが生まれてくるということがわかったのである。
世界各国の王族の令息・令嬢は、5歳ごろから神界へ修行に行きたがるようになったのである。なぜなら、絶対、純潔間違いなしだから。
神界は保育園か!? とアマテラスは怒るが、信者が増えることになるのだから、まんざらでもなさそうである。
教会への寄進が増え、どこの国でもゆとりが生まれる。争うことを止め、芸術や文化、教育に熱心になったのである。
神界で、成人や聖女になれば、人間界へ戻ることなく、下級神官と結婚することだってできるのである。望めば永遠の命ももらえる。
祖国に異変があれば、帰るのも自由とくれば希望者が増えるのはやむを得ない。
女神ゴールデニアがいるグレジオラ国が世界の中心国になったのは、言うまでもないこと。
あのまま婚約破棄されず、結婚していた人生より、はるかに幸せな人生を送れたゴールデニア。それもこれも捨て子の孤児を拾ってくれた養父母のおかげです。
とりわけ今の王妃が女神信仰に篤かったことが、すべての始まりです。
やがて、時は流れ、グレジオラの国王夫妻が崩御され、夫レオナルド殿下も引退の時を迎えます。第2王子のヤマトタケルが新しい国王として戴冠の儀式が終わり、ゴールデニアは、レオナルド様とともに神界に移住することにしました。
レオナルド様の命ある限り、神界でのんびりゆっくり気楽に過ごします。
そして最後の時を迎える。
「レオナルド様の妻になれて幸せでした。今度、レオナルド様が生まれ変わってこられたら、わたくしもまた、人間界に赤子として生まれ変わります。必ず、わたくしを見つけてくださいませね。」
レオナルド様の手を握りしめると、レオナルド様もまた、ゴールデニアの手を握り返すのであった。
おしまい
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