27 / 29
女神ロザリア
4
しおりを挟む
よりにもよって、人間の男というものは、下等動物ばかりを目にする。もう人間界で婚活するのをやめて、神界だけにしようかしら。
歴代の人間界で生まれた聖女たちが、神界へ来て神様と結婚した気持ちがよくわかる?ような気がする。
人間界でもとりわけ王子様や王太子殿下と呼ばれる人種?に限って、下等動物が集中しているのであろうか?
あいつら自分たちを選民思想でもって、特別だと勘違いしているのかもしれない。
そういう人間の馬鹿な男たちに鉄槌をくらわすためにも、やはり人間界で頑張って、婚活しようと思う。理屈に合ったような?合わないような?
ロザリアは、あとまだ20000年ぐらいは生きる寿命があるから、今ここで慌てて婚活する気がないというのもある。
ただ、人間界見物なのである。祖母ゴールデニアが、たった一人の人間男に操を立てている理由がよくわからないから。
その理由を探るために、わざわざ人間界に志願して生まれてきたというのもある。父アレックスと母オーロラはいまだにラブラブで、見ていてよく厭きないと呆れるぐらい辟易するのであるが、あのカップルも変わってるよね?
変わっていると言えば、祖父アマテラスとビクトリアのカップルもである。あれだけ年の差婚をしておきながら、こちらが気恥ずかしくなるようなセリフをアマテラスが言っているのを聞くと、本当に砂糖を吐き出したくなってしまうわ。
ロザリアは若い、そしてまだまだ夢も希望もある18歳なのである。
そんなロザリアのいるカンブリア領には、毎日のように縁談が舞い込むのである。世界の王族は、どうしてこうも、聖女様好きなのであろう?ただ、自分の権勢欲のために、聖女を欲しているようなところもあるのか?よくわからないけど。
ロザリアは知らなかったのであるが、国に聖女様が一人いると、どんな愚王でも賢王と呼ばれるぐらいに、国は栄えるのである。天候は穏やかになり、作物を植えれば豊作になることが間違いなし。疫病も流行らず、病死する人がほとんどいなくなる。
そうなると、他国からの移民が増え、税収も上がり、豊かな国になること間違いなしになるのである。
人間の聖女様は、神界でも大モテ、人気があるのだ。神界は、どちらかと言えば、今まではブサメン揃いだったのだが、人間の聖女様が神界で神と結婚するようになってからは、イケメンに美女ばかりを産むから、神界の顔面偏差値もずいぶん上がってきているのである。
ロザリアは、元・人間の大聖女の娘であるから、当然、美人なので、ロザリアも神界ではアイドル並みの人気がある。
でもマクシミリアンとの婚約破棄は面白かった。いや、少しばかり残念だったかなぁ。くだらない男だったけど、最初はそれなりに大事にしてくれていたのだが、学園に入ってから、すっかりリリアーヌにのぼせ上ってしまって、ロザリアのことなど眼中にない様子だったからね。
それでも嘘の自害をして、生きていたことがわかると、「良かった」と言ってくれたし。根っからの悪人ではなかったのであろう。ただ、引っかかった女が最悪だっただけ。だからお母様が二度も氷に抱きついて、蘇らせたのだろう。ただ、失明したからと言って、助けたいとは思わなかったけどね。勝手にすれば?という感じだったから、やっぱり愛情はなかったのだろう。
それがわかっただけでも、人間界見物の収穫はあったと言えるだろう。そろそろ神界に戻ろうかしら?
ここのところ、毎日のようにロザリアに真っ赤なバラの花束を贈り届けてくる人物がいる。バカなのか?ただ、しつこいだけなのか?はわからない。
正直なところ、ロザリアはバラの花が嫌いである。相手にそれとなく言っても、わかっているのかわからないのか意味不明である。バラの花をくれるのなら、シャクヤクかボタンのほうがまだマシである。
ただ、毎日、同じ行動をされると不思議とその行為を受け入れてしまうから、次第にロザリアもバラの花は嫌いだけど、その相手が来るのを心待ちにするようになったのである。
公爵家の執事によると、その男性の身元は、サラハの隣国の第1王子様であるのだが、正妃の王妃の子でありながら、正妃が既に他界されていて、側妃の息子の第2王子が勢力を伸ばしているという話を聞きつけてきた。なんでも、正妃は毒殺されたらしく、その犯人に第2夫人が噂をされているが、真相は藪の中だそうです。
そして、第1王子様も政敵から、命を狙われ、そして、我が国に毎日、通われているとか?我が国に来た方が危ないのではないの?と思いつつ、さらに聞くと、ロザリアの正体は聖女様ではなく、女神様だと実は世界中にバレてしまっているので、女神様のいらっしゃるところでは、暗殺者は無力になってしまうという噂があるというのだ。
アンダルシアは、神が治める国、その一部の領地には聖女様以上の力を持つ独身の女神様がいらっしゃるという話になっているそうだ。いや、事実ではあるけど……それで、バラの花束だけを渡し、ロクに話もしないまま、そそくさと帰って行くのか?
結局、その日は、その王子様は現れなかったのである。
国元で何かあったのか?ついに、政敵に殺られ、くたばったのか?だんだん気になるロザリア、別にその王子様が死のうが殺されようが関係ないわよ。と思っていたのだが……3日間も来ないとなると、さすがに気になるのである。
歴代の人間界で生まれた聖女たちが、神界へ来て神様と結婚した気持ちがよくわかる?ような気がする。
人間界でもとりわけ王子様や王太子殿下と呼ばれる人種?に限って、下等動物が集中しているのであろうか?
あいつら自分たちを選民思想でもって、特別だと勘違いしているのかもしれない。
そういう人間の馬鹿な男たちに鉄槌をくらわすためにも、やはり人間界で頑張って、婚活しようと思う。理屈に合ったような?合わないような?
ロザリアは、あとまだ20000年ぐらいは生きる寿命があるから、今ここで慌てて婚活する気がないというのもある。
ただ、人間界見物なのである。祖母ゴールデニアが、たった一人の人間男に操を立てている理由がよくわからないから。
その理由を探るために、わざわざ人間界に志願して生まれてきたというのもある。父アレックスと母オーロラはいまだにラブラブで、見ていてよく厭きないと呆れるぐらい辟易するのであるが、あのカップルも変わってるよね?
変わっていると言えば、祖父アマテラスとビクトリアのカップルもである。あれだけ年の差婚をしておきながら、こちらが気恥ずかしくなるようなセリフをアマテラスが言っているのを聞くと、本当に砂糖を吐き出したくなってしまうわ。
ロザリアは若い、そしてまだまだ夢も希望もある18歳なのである。
そんなロザリアのいるカンブリア領には、毎日のように縁談が舞い込むのである。世界の王族は、どうしてこうも、聖女様好きなのであろう?ただ、自分の権勢欲のために、聖女を欲しているようなところもあるのか?よくわからないけど。
ロザリアは知らなかったのであるが、国に聖女様が一人いると、どんな愚王でも賢王と呼ばれるぐらいに、国は栄えるのである。天候は穏やかになり、作物を植えれば豊作になることが間違いなし。疫病も流行らず、病死する人がほとんどいなくなる。
そうなると、他国からの移民が増え、税収も上がり、豊かな国になること間違いなしになるのである。
人間の聖女様は、神界でも大モテ、人気があるのだ。神界は、どちらかと言えば、今まではブサメン揃いだったのだが、人間の聖女様が神界で神と結婚するようになってからは、イケメンに美女ばかりを産むから、神界の顔面偏差値もずいぶん上がってきているのである。
ロザリアは、元・人間の大聖女の娘であるから、当然、美人なので、ロザリアも神界ではアイドル並みの人気がある。
でもマクシミリアンとの婚約破棄は面白かった。いや、少しばかり残念だったかなぁ。くだらない男だったけど、最初はそれなりに大事にしてくれていたのだが、学園に入ってから、すっかりリリアーヌにのぼせ上ってしまって、ロザリアのことなど眼中にない様子だったからね。
それでも嘘の自害をして、生きていたことがわかると、「良かった」と言ってくれたし。根っからの悪人ではなかったのであろう。ただ、引っかかった女が最悪だっただけ。だからお母様が二度も氷に抱きついて、蘇らせたのだろう。ただ、失明したからと言って、助けたいとは思わなかったけどね。勝手にすれば?という感じだったから、やっぱり愛情はなかったのだろう。
それがわかっただけでも、人間界見物の収穫はあったと言えるだろう。そろそろ神界に戻ろうかしら?
ここのところ、毎日のようにロザリアに真っ赤なバラの花束を贈り届けてくる人物がいる。バカなのか?ただ、しつこいだけなのか?はわからない。
正直なところ、ロザリアはバラの花が嫌いである。相手にそれとなく言っても、わかっているのかわからないのか意味不明である。バラの花をくれるのなら、シャクヤクかボタンのほうがまだマシである。
ただ、毎日、同じ行動をされると不思議とその行為を受け入れてしまうから、次第にロザリアもバラの花は嫌いだけど、その相手が来るのを心待ちにするようになったのである。
公爵家の執事によると、その男性の身元は、サラハの隣国の第1王子様であるのだが、正妃の王妃の子でありながら、正妃が既に他界されていて、側妃の息子の第2王子が勢力を伸ばしているという話を聞きつけてきた。なんでも、正妃は毒殺されたらしく、その犯人に第2夫人が噂をされているが、真相は藪の中だそうです。
そして、第1王子様も政敵から、命を狙われ、そして、我が国に毎日、通われているとか?我が国に来た方が危ないのではないの?と思いつつ、さらに聞くと、ロザリアの正体は聖女様ではなく、女神様だと実は世界中にバレてしまっているので、女神様のいらっしゃるところでは、暗殺者は無力になってしまうという噂があるというのだ。
アンダルシアは、神が治める国、その一部の領地には聖女様以上の力を持つ独身の女神様がいらっしゃるという話になっているそうだ。いや、事実ではあるけど……それで、バラの花束だけを渡し、ロクに話もしないまま、そそくさと帰って行くのか?
結局、その日は、その王子様は現れなかったのである。
国元で何かあったのか?ついに、政敵に殺られ、くたばったのか?だんだん気になるロザリア、別にその王子様が死のうが殺されようが関係ないわよ。と思っていたのだが……3日間も来ないとなると、さすがに気になるのである。
11
あなたにおすすめの小説
【完結】残酷な現実はお伽噺ではないのよ
綾雅(りょうが)要らない悪役令嬢
恋愛
「アンジェリーナ・ナイトレイ。貴様との婚約を破棄し、我が国の聖女ミサキを害した罪で流刑に処す」
物語でよくある婚約破棄は、王族の信頼を揺るがした。婚約は王家と公爵家の契約であり、一方的な破棄はありえない。王子に腰を抱かれた聖女は、物語ではない現実の残酷さを突きつけられるのであった。
★公爵令嬢目線 ★聖女目線、両方を掲載します。
【同時掲載】アルファポリス、カクヨム、エブリスタ、小説家になろう
2023/01/11……カクヨム、恋愛週間 21位
2023/01/10……小説家になろう、日間恋愛異世界転生/転移 1位
2023/01/09……アルファポリス、HOT女性向け 28位
2023/01/09……エブリスタ、恋愛トレンド 28位
2023/01/08……完結
【完結】聖女と結婚ですか? どうぞご自由に 〜婚約破棄後の私は魔王の溺愛を受ける〜
綾雅(りょうが)要らない悪役令嬢
恋愛
【表紙イラスト】しょうが様(https://www.pixiv.net/users/291264)
「アゼリア・フォン・ホーヘーマイヤー、俺はお前との婚約を破棄する!」
「王太子殿下、我が家名はヘーファーマイアーですわ」
公爵令嬢アゼリアは、婚約者である王太子ヨーゼフに婚約破棄を突きつけられた。それも家名の間違い付きで。
理由は聖女エルザと結婚するためだという。人々の視線が集まる夜会でやらかした王太子に、彼女は満面の笑みで婚約関係を解消した。
王太子殿下――あなたが選んだ聖女様の意味をご存知なの? 美しいアゼリアを手放したことで、国は傾いていくが、王太子はいつ己の失態に気づけるのか。自由に羽ばたくアゼリアは、魔王の溺愛の中で幸せを掴む!
頭のゆるい王太子をぎゃふんと言わせる「ざまぁ」展開ありの、ハッピーエンド。
※2022/05/10 「HJ小説大賞2021後期『ノベルアップ+部門』」一次選考通過
※2021/08/16 「HJ小説大賞2021前期『小説家になろう』部門」一次選考通過
※2021/01/30 完結
【同時掲載】アルファポリス、カクヨム、エブリスタ、小説家になろう
物置部屋に追いやられた伯爵令嬢ですが、公爵様に見初められて人生逆転しました〜妹の引き立て役だったのに、今では社交界の花と呼ばれています〜
丸顔ちゃん。
恋愛
伯爵家の令嬢セレナは、実母の死後、継母と義妹に虐げられて育った。
与えられた部屋は使用人以下の物置、食事は残飯、服はボロ。
専属侍女も与えられず、家の運営や帳簿管理まで押し付けられ、
失敗すれば鞭打ち――それが彼女の日常だった。
そんなある日、世間体のためだけに同行させられた夜会で、
セレナは公爵家の跡取りレオンと出会う。
「あなたの瞳は、こんな場所に閉じ込めていいものではない」
彼はセレナの知性と静かな強さに一瞬で心を奪われ、
彼女の境遇を知ると激怒し、家族の前で堂々と求婚する。
嫁ぎ先の公爵家で、セレナは初めて“人として扱われ”、
広い部屋、美味しい食事、優しい侍女たちに囲まれ、
独学で身につけた知識を活かして家の運営でも大活躍。
栄養と愛情を取り戻したセレナは、
誰もが振り返るほどの美しさを開花させ、
社交界で注目される存在となる。
一方、セレナを失った伯爵家は、
彼女の能力なしでは立ち行かず、
ゆっくりと没落していくのだった――。
虐げられた令嬢が、公爵の愛と自分の才能で幸せを掴む逆転物語。
「地味ブス」と捨てられた私、文化祭の大型スクリーンで王子様の裏の顔を全校生に配信します
スカッと文庫
恋愛
「お前みたいな地味女、引き立て役にもならないんだよ」
眼鏡にボサボサ頭の特待生・澪(みお)は、全校生徒が見守る中、恋人だった学園の王子・ハルトから冷酷に捨てられた。
隣には、可憐な微笑みを浮かべる転校生・エマ。
エマの自作自演により「いじめの犯人」という濡れ衣まで着せられ、学園中から蔑まれる澪。
しかし、彼女を嘲笑う者たちはまだ知らない。
彼女が眼鏡の奥に、誰もが平伏す「真実の美貌」と、学園さえも支配できる「最強の背景」を隠していることを――。
「……ねぇ、文化祭、最高のステージにしてあげる」
裏切りへのカウントダウンが今、始まる。
スクリーンの裏側を暴き、傲慢な王子と偽りのヒロインを奈落へ突き落とす、痛快・学園下剋上ファンタジー!
【完結】もう結構ですわ!
綾雅(りょうが)要らない悪役令嬢
恋愛
どこぞの物語のように、夜会で婚約破棄を告げられる。結構ですわ、お受けしますと返答し、私シャルリーヌ・リン・ル・フォールは微笑み返した。
愚かな王子を擁するヴァロワ王家は、あっという間に追い詰められていく。逆に、ル・フォール公国は独立し、豊かさを享受し始めた。シャルリーヌは、豊かな国と愛する人、両方を手に入れられるのか!
ハッピーエンド確定
【同時掲載】小説家になろう、アルファポリス、カクヨム、エブリスタ
2024/11/29……完結
2024/09/12……小説家になろう 異世界日間連載 7位 恋愛日間連載 11位
2024/09/12……エブリスタ、恋愛ファンタジー 1位
2024/09/12……カクヨム恋愛日間 4位、週間 65位
2024/09/12……アルファポリス、女性向けHOT 42位
2024/09/11……連載開始
「君は有能すぎて可愛げがない」と婚約破棄されたので、一晩で全ての魔法結界を撤去して隣国へ行きます。あ、維持マニュアルは燃やしました。
しょくぱん
恋愛
「君の完璧主義には反吐が出る」――婚約者の第一王子にそう告げられ、国外追放を命じられた聖女エルゼ。彼女は微笑み、一晩で国中の魔法結界を撤去。さらに「素人でも直せる」と嘘を吐かれた維持マニュアルを全て焼却処分した。守護を失いパニックに陥る母国を背に、彼女は隣国の軍事帝国へ。そこでは、彼女の「可愛くない」技術を渇望する皇帝が待っていた。
【完結】✴︎私と結婚しない王太子(あなた)に存在価値はありませんのよ?
綾雅(りょうが)要らない悪役令嬢
恋愛
「エステファニア・サラ・メレンデス――お前との婚約を破棄する」
婚約者であるクラウディオ王太子に、王妃の生誕祝いの夜会で言い渡された私。愛しているわけでもない男に婚約破棄され、断罪されるが……残念ですけど、私と結婚しない王太子殿下に価値はありませんのよ? 何を勘違いしたのか、淫らな恰好の女を伴った元婚約者の暴挙は彼自身へ跳ね返った。
ざまぁ要素あり。溺愛される主人公が無事婚約破棄を乗り越えて幸せを掴むお話。
表紙イラスト:リルドア様(https://coconala.com/users/791723)
【完結】本編63話+外伝11話、2021/01/19
【複数掲載】アルファポリス、小説家になろう、エブリスタ、カクヨム、ノベルアップ+
2021/12 異世界恋愛小説コンテスト 一次審査通過
2021/08/16、「HJ小説大賞2021前期『小説家になろう』部門」一次選考通過
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる