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あの娘の彼氏は(2)
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「なんだか楽しそうな話をしていたようだけど、それ、誰の話なの?」
神山透は紺野洋子との距離を取らせるように、私を後ろに下がらせると彼女に向き直り、今まで聞いたこともないような感情の読めない硬い声で、紺野洋子に語りかけた。
「ねえ紺野さん。僕と君とはもう無関係だよね?付き合っていないよね?僕は、君に何回もそう言ったよね?」
「……だって私はそんなの認めていないもの!了承できないもの!!」
いつもの人形めいた愛らしさはどこへやら。気性の荒い野良猫みたいに目をギラつかせ、髪を逆立てんばかりに噛みつく紺野洋子に、神山透は一呼吸置いて話を続ける。
「じゃあ別の話をしようか。僕は君と付き合う時に『君が大事だから』なんて言ってたよね?そして君に指一本触れたりしなかったよね?僕は君を自宅に一度も呼ばなかったし、君の家にも行ったりもしないし、ましてや二人きりになんてなったこともなかったよね。ねえ、それってどうしてだったかわかるかい?」
「それは言葉の通り、私のことが大事だからでしょ?」
絶対的な自信があるのか、胸を張るように紺野洋子は堂々と答えるが、そんな彼女に神山透は首を縦に振ったりはしなかった。
「いいや違う。そうじゃない。」
そしてバサリとその言葉を切り捨てると、目を細めてこう話を切り出すのだった。
「ねえ、僕と君がホテルに行ったという、あの日のこと覚えている?」
……あの日、プロジェクト成功の宴席は幹事の意向で、とあるワインバーで行われたという。
学生時代にワインを飲んで手酷い目にあった神山透は、周囲にその旨を伝えた上で、その日ワインはおろかアルコールは全く飲まず、色が似ている葡萄のジュースをひたすら飲んでいた。
そして会の終盤、紺野洋子から手渡されたグラスの飲み物を受け取り口にしたところ、急に頭がぼうっとなって、以降の記憶が途絶えてしまったのだった。
何が起きたのかさっぱりわからない神山透は、後日同僚から当時のことを確認してみたが、わかった事といえば、神山透が意識も怪しく足元のおぼつかない様子だった事と、紺野洋子が彼の為にタクシーを捕まえて乗せてくれる役を買って出て、二人で店を出て行ったこと程度の情報だったという。
「僕はあの日、お酒は一滴も飲んじゃいなかったのに、酩酊してしまうなんておかしい話じゃないか。君が渡してくれたあれ、本当にジュースだったのかい?」
先日神山透から聞いた紺野洋子との馴れ初めでは、そんな話までは聞いていなかった私は心底驚き、思わず紺野洋子を凝視してしまった。
もしかして、紺野洋子はジュースとワインをすり替えた?
ということは、ホテルに連れ込んだのも、酔った神山透ではなくて……??
「……僕はね、あれからずっと君を観察していたんだよ。」
神山透は溜まっていたものを吐き出すように、ふぅっと大きく息を吐いた。
「だって、アプローチする方法なら世の中に色々あるはずなのに、酩酊した人をホテルに連れ込むなんて、乱暴で短絡的なやり方をした君を、どうして信用ができると思う?
「そんなっ!連れ込むだなんて……!!」
紺野洋子の言い訳が聞こえないかのように、更に告白は続く。
「あの晩ホテルで何があったか僕には分からない。もし君を傷つけるようなことをしていたのだとすれば、大変申し訳ないことをしたと思うし、責任を取って大切にしなければいけないと思ったよ。でもあの飲み物の取り替えがどうしても腑に落ちない。あれはただの不注意だったのか、故意によるものだったのか。君が誠実な人間なのかどうかをよく見極める必要があったから……だからね、僕は観察していたんだよ。」
淡々と紡がれる神山透の言葉からは、なんの感情も読み取れないが、それが逆に恐ろしくも感じられる。
それは紺野洋子も同じようで、何か反論したそうに口を閉じたり開いたりしていたが、先程までの勢いはすっかり鳴りを潜め「そんな……」と言ったきり押し黙り、いよいよ顔色を失っていくのだった。
「けど、君は僕に対して嘘をついていたよね?何度も合コンに行っては帰りに誰かと消えていたようだし、給湯室では僕のことをあることないこと吹聴していたよね?そんな人間の何が信用できる?挙句の果てに今、山本さんまで傷つけようとしたね?」
声からは感情の揺らぎが感じられないのだけど、給湯室は底冷えするような冷たい空気に包まれる。
神山透は口角を上げて、辛辣な言葉を投げかける。
「妊娠しているんだって?おめでとう。でもそれは誰の子だい?僕の子供ではないよね?だって僕と君の間で、何かあったとしても、それは半年以上も前の話だもんね?その頃に子供を授かったのならば、もう安定期も過ぎてお腹もだいぶ出てきているはずだよね?」
君は今妊娠何ヶ月なんだい?
神山透は張り付いたような笑みを浮かべて紺野洋子に問いかける。
「それとも妊娠していないというのならば、どうしてそんな嘘をつくんだい?」
もううんざりなんだよ。君に振り回されるのは。
そう、吐き捨てる神山透の体から、ユラリと本来見えるはずのない、暗く揺らめく炎が見えた気がした。
ああ、彼は、今もの凄く怒っているのだ。
そして、淡々としているのは、それを必死で爆発しないように抑えているからなのだ。
「そもそも大事な話をひとつしておくけれども、僕は君なんか好きじゃない。好きだったことなど一度たりともないんだ。」
神山透は、最後にダメ押しとばかりに紺野洋子にとどめを刺す言葉を放った。
「だからもう僕には構わないでくれ。僕と山本さんには近づかないでくれ。これ以上何かするんだったらば……。そうだね、僕にも考えがあるよ?」
「……か、考えって何よ?どうせ何もできないくせに!」
形勢不利とわかりながらも紺野洋子は最後の抵抗を試みるようだった。
すると神山透は、まだ何か言おうとするのかと言った呆れたような表情し、ほんの少し思案する素振りをする。
「そうだね。……じゃあ例えば『あの日僕は君に無理やりホテルに連れ込まれた』と社内のセクハラ対策室にでも相談に行こうかな?男性からのセクハラ被害の相談だなんて滅多にないことだろうから、いくら守秘義務があるとはいえ、社内ではとびきり刺激的なゴシップとしてすぐ広まるだろうね?そしたら君、もう会社にいられなくなるんじゃない?」
「そんな!卑怯よ!!」
紺野洋子は喚き立てるがそれに構わず神山透は話を続ける。
「君については、僕は今まで会社の色々な人に相談もしていたし、今日だってほら見て?」
その手には、画面に録音の文字が光る携帯が握られていたのだった。
「君が『セクハラなんてしていない』と訴えたとしても、妊娠してるなんて嘘をついてる証拠がある以上、どちらの証言が優位に働くかは、君だって分かるよね?」
物わかりの悪い子供に言い聞かせるように神山透は穏やかに微笑んでみせるが、それがかえって彼の怒りの深さを感じさせる。
「それとも僕がストーカー被害に遭っているとでも言ってみようか?誹謗中傷を受けていると言うのもいいかもしれないね。なんにせよ、僕には色々なカードが用意されているんだ。君はそれでもまだ、何かしようというのかい?」
……攻撃の言葉が次々と繰り出されると、紺野洋子はついに観念したようにガクリと肩を落とした。
その様子をみた神山透は私の手首をつかむとドアのノブに手を掛け、
「よく覚えておくといいよ、君の進退は僕次第なんだってことを。」
そう紺野洋子に言い捨てて、一連のことにすっかり動揺して、固まって動けなくなっている私を引っ張り出すように、給湯室から連れ出すのだった。
神山透は紺野洋子との距離を取らせるように、私を後ろに下がらせると彼女に向き直り、今まで聞いたこともないような感情の読めない硬い声で、紺野洋子に語りかけた。
「ねえ紺野さん。僕と君とはもう無関係だよね?付き合っていないよね?僕は、君に何回もそう言ったよね?」
「……だって私はそんなの認めていないもの!了承できないもの!!」
いつもの人形めいた愛らしさはどこへやら。気性の荒い野良猫みたいに目をギラつかせ、髪を逆立てんばかりに噛みつく紺野洋子に、神山透は一呼吸置いて話を続ける。
「じゃあ別の話をしようか。僕は君と付き合う時に『君が大事だから』なんて言ってたよね?そして君に指一本触れたりしなかったよね?僕は君を自宅に一度も呼ばなかったし、君の家にも行ったりもしないし、ましてや二人きりになんてなったこともなかったよね。ねえ、それってどうしてだったかわかるかい?」
「それは言葉の通り、私のことが大事だからでしょ?」
絶対的な自信があるのか、胸を張るように紺野洋子は堂々と答えるが、そんな彼女に神山透は首を縦に振ったりはしなかった。
「いいや違う。そうじゃない。」
そしてバサリとその言葉を切り捨てると、目を細めてこう話を切り出すのだった。
「ねえ、僕と君がホテルに行ったという、あの日のこと覚えている?」
……あの日、プロジェクト成功の宴席は幹事の意向で、とあるワインバーで行われたという。
学生時代にワインを飲んで手酷い目にあった神山透は、周囲にその旨を伝えた上で、その日ワインはおろかアルコールは全く飲まず、色が似ている葡萄のジュースをひたすら飲んでいた。
そして会の終盤、紺野洋子から手渡されたグラスの飲み物を受け取り口にしたところ、急に頭がぼうっとなって、以降の記憶が途絶えてしまったのだった。
何が起きたのかさっぱりわからない神山透は、後日同僚から当時のことを確認してみたが、わかった事といえば、神山透が意識も怪しく足元のおぼつかない様子だった事と、紺野洋子が彼の為にタクシーを捕まえて乗せてくれる役を買って出て、二人で店を出て行ったこと程度の情報だったという。
「僕はあの日、お酒は一滴も飲んじゃいなかったのに、酩酊してしまうなんておかしい話じゃないか。君が渡してくれたあれ、本当にジュースだったのかい?」
先日神山透から聞いた紺野洋子との馴れ初めでは、そんな話までは聞いていなかった私は心底驚き、思わず紺野洋子を凝視してしまった。
もしかして、紺野洋子はジュースとワインをすり替えた?
ということは、ホテルに連れ込んだのも、酔った神山透ではなくて……??
「……僕はね、あれからずっと君を観察していたんだよ。」
神山透は溜まっていたものを吐き出すように、ふぅっと大きく息を吐いた。
「だって、アプローチする方法なら世の中に色々あるはずなのに、酩酊した人をホテルに連れ込むなんて、乱暴で短絡的なやり方をした君を、どうして信用ができると思う?
「そんなっ!連れ込むだなんて……!!」
紺野洋子の言い訳が聞こえないかのように、更に告白は続く。
「あの晩ホテルで何があったか僕には分からない。もし君を傷つけるようなことをしていたのだとすれば、大変申し訳ないことをしたと思うし、責任を取って大切にしなければいけないと思ったよ。でもあの飲み物の取り替えがどうしても腑に落ちない。あれはただの不注意だったのか、故意によるものだったのか。君が誠実な人間なのかどうかをよく見極める必要があったから……だからね、僕は観察していたんだよ。」
淡々と紡がれる神山透の言葉からは、なんの感情も読み取れないが、それが逆に恐ろしくも感じられる。
それは紺野洋子も同じようで、何か反論したそうに口を閉じたり開いたりしていたが、先程までの勢いはすっかり鳴りを潜め「そんな……」と言ったきり押し黙り、いよいよ顔色を失っていくのだった。
「けど、君は僕に対して嘘をついていたよね?何度も合コンに行っては帰りに誰かと消えていたようだし、給湯室では僕のことをあることないこと吹聴していたよね?そんな人間の何が信用できる?挙句の果てに今、山本さんまで傷つけようとしたね?」
声からは感情の揺らぎが感じられないのだけど、給湯室は底冷えするような冷たい空気に包まれる。
神山透は口角を上げて、辛辣な言葉を投げかける。
「妊娠しているんだって?おめでとう。でもそれは誰の子だい?僕の子供ではないよね?だって僕と君の間で、何かあったとしても、それは半年以上も前の話だもんね?その頃に子供を授かったのならば、もう安定期も過ぎてお腹もだいぶ出てきているはずだよね?」
君は今妊娠何ヶ月なんだい?
神山透は張り付いたような笑みを浮かべて紺野洋子に問いかける。
「それとも妊娠していないというのならば、どうしてそんな嘘をつくんだい?」
もううんざりなんだよ。君に振り回されるのは。
そう、吐き捨てる神山透の体から、ユラリと本来見えるはずのない、暗く揺らめく炎が見えた気がした。
ああ、彼は、今もの凄く怒っているのだ。
そして、淡々としているのは、それを必死で爆発しないように抑えているからなのだ。
「そもそも大事な話をひとつしておくけれども、僕は君なんか好きじゃない。好きだったことなど一度たりともないんだ。」
神山透は、最後にダメ押しとばかりに紺野洋子にとどめを刺す言葉を放った。
「だからもう僕には構わないでくれ。僕と山本さんには近づかないでくれ。これ以上何かするんだったらば……。そうだね、僕にも考えがあるよ?」
「……か、考えって何よ?どうせ何もできないくせに!」
形勢不利とわかりながらも紺野洋子は最後の抵抗を試みるようだった。
すると神山透は、まだ何か言おうとするのかと言った呆れたような表情し、ほんの少し思案する素振りをする。
「そうだね。……じゃあ例えば『あの日僕は君に無理やりホテルに連れ込まれた』と社内のセクハラ対策室にでも相談に行こうかな?男性からのセクハラ被害の相談だなんて滅多にないことだろうから、いくら守秘義務があるとはいえ、社内ではとびきり刺激的なゴシップとしてすぐ広まるだろうね?そしたら君、もう会社にいられなくなるんじゃない?」
「そんな!卑怯よ!!」
紺野洋子は喚き立てるがそれに構わず神山透は話を続ける。
「君については、僕は今まで会社の色々な人に相談もしていたし、今日だってほら見て?」
その手には、画面に録音の文字が光る携帯が握られていたのだった。
「君が『セクハラなんてしていない』と訴えたとしても、妊娠してるなんて嘘をついてる証拠がある以上、どちらの証言が優位に働くかは、君だって分かるよね?」
物わかりの悪い子供に言い聞かせるように神山透は穏やかに微笑んでみせるが、それがかえって彼の怒りの深さを感じさせる。
「それとも僕がストーカー被害に遭っているとでも言ってみようか?誹謗中傷を受けていると言うのもいいかもしれないね。なんにせよ、僕には色々なカードが用意されているんだ。君はそれでもまだ、何かしようというのかい?」
……攻撃の言葉が次々と繰り出されると、紺野洋子はついに観念したようにガクリと肩を落とした。
その様子をみた神山透は私の手首をつかむとドアのノブに手を掛け、
「よく覚えておくといいよ、君の進退は僕次第なんだってことを。」
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