ボクは名探偵?

Mr.M

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八章 日暮れと死

第47話 夕餉②

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茶の間に戻って
秀吉が居なかった事実を伝えても、
政子と富子の反応は冷めていた。
「放っておいていいでしょう」
「そうさ。
 あの老いぼれがどうなろうと関係ないね」
「どうせなら
 このまま消えてくれたらいいんですけどね」
「だね。
 あの狸爺が死ねば夜霧の財産は
 当然、アタイ達のモノになるんだよねぇ?」
「それはそうでしょう。
 あはははは」
「いひひひひ」
二人のやり取りに
ボクは開いた口が塞がらなかった。

「何か言いたいことがおありのようですね、
 探偵さん?」
「文句でもあるのかい?」
政子と富子の視線がボクに向けられた。
ボクは二人から視線を外して
部屋の隅で立っている福と竹千代の方を見た。
福はいつものように無表情で
何を考えているのかわからなかったが、
竹千代の表情には
僅かに不安の色が浮かんでいた。

「乾の宅を見てきます」
ボクは誰にともなくそう言った。
「先生、私もお供します」
五代の申し出にボクは頷いた。
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