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5.魔王様と桃色の使い魔
31.魔王様と使い魔
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「ただいまー」
結局俺は、肉片を封印した封印玉をカバンに忍ばせて寮に持ち帰ることにした。
どうしよう。勢いで持って帰って来てしまったが……とりあえずカナリスに見つからないように何とかするしかない。どこに置く?
「おかえり、マオくん!」
また何か料理を作っていたのだろう。エプロン姿にオタマを持ったカナリスがパタパタと奥から出てくる。が――
「ん? どうしたの、マオくん」
俺は出てきたカナリスの姿を見て唖然とする。
「い、いや、その格好……」
俺はワナワナとカナリスの服装を指さした。
見たところ、カナリスはエプロンの他には何も身につけていないようなのだ。
もしかして……いや、もしかしないでも、これは世に言う裸エプロンというやつなのでは!?
「あ、これ? ごめん、火使ってて暑かったから脱いじゃった」
てへへ、とカナリスが笑う。
「い、いや、脱いじゃったって……男の前でそんな」
俺がさりげなく注意しようとすると、カナリスは目を丸くして首をかしげた。
「でも生徒会長から聞いたよ。マオくんは男の人が好きなんだって。だから僕が裸だろうが平気でしょ?」
せ……生徒会長!!
カナリスがうるうるした瞳で俺の手を握ってくる。
「大丈夫だよ。僕はお兄様も男の娘だし、そういうのには理解があるからさ……!」
エプロンごしにカナリスの生乳が押し当てられる。全身の体温が急上昇する。
「い、いや、そうなんだけどさ……ほら、他人と住む上のマナーとしてさ……ほ、ほら! 急に誰かお客さんが来たら困るしさ、服は着ておいた方がいいよ、うん!」
しどろもどろになりながらさり気なくカナリスから離れると、カバンの中でガサゴソと肉片が動いた。
「キュイ、キュイ!」
「しっ、静かに」
俺は封印石を鞄の奥へと押し込んだ。
「ん? 今、何か声がしたような?」
怪訝そうな顔をするカナリス。
「き、気のせいだよ」
「パパ……パパ」
「ほら、何か声が」
途端、カバンの中で封印石がモゾモゾと動いたかと思ったら、ポンと肉片が飛び出してきた。
「ひゃあっ!」
「わーーっ!」
床の上にコロンと転がる肉片。慌てて拾い上げようとしたが、肉片は素早い動作で俺の手をかわした。
「キュイ」
ぴょこんと飛び跳ねる肉片。
「何これ。魔物!?」
カナリスは、俺の鞄から出てきた奇妙なピンク色の物体に目を丸くする。
まずい、せっかく捕まえた肉片が逃げてしまう!
「い、いや、こいつは……」
慌てて肉片を捕まえようとしたが、意外とすばしっこくスルリと手からすり抜けてしまう。
「その魔物、偶然拾ってさ。大丈夫、害はないから……でやっ」
部屋の隅に追い詰めるも、今度は二つに分裂して逃げてしまう。
「分裂もできるのかよ」
「えっと……よく分からないけど、僕も手伝うよ」
カナリスがバスタオルを広げ行く手を阻む。
「よし、行くぞ」
思い切って肉片に飛びつく。が――
「ひゃあんっ!」
肉片は、あろうことかカナリスのエプロンの中に潜り込んだではないか。
「えっ!?」
……こ、こいつ!? エロだな? エロ肉片だな!?
「やぁんっ、くすぐったいよぉ……取って! マオくん、取ってよぉ」
顔を赤くしてカナリスが身をよじらせる。
「取ってって……どこにいる?」
俺はカナリスのエプロンと肌の間でモゾモゾと動く肉片に狙いをつけた。恥ずかしいが、やるしかない!
「でやっ!」
思い切ってカナリスのエプロンの中に手を突っ込む。
「マ、マオくん、そこは違うよぉ」
「ご、ごめん。ここかっ!」
「ふぇっ! そこも違う!」
「ここかぁっ!!」
「違う!!」
「でやっ!!」
「早くして!!」
……ぜーはー。ぜーはー。
すったもんだの末、俺はようやく肉片を捕まえた。
「パパ……パパ……キャッキャッ」
嬉しそうな声を出す肉片。
こいつ……遊んでやがる!?
「あれっ、この子、マオくんに懐いてるみたいだね」
乱れたエプロンを直しながら、カナリスは立ち上がった。
「そうだね……」
どういう訳か、俺の手にスリスリしてリラックスしている様子の肉片。もしかしてこいつ、元々俺の体の一部だったし、俺の体に戻りたがっているのかもしれない。
でも俺も肉片だった時ならいざ知らず、今はもう体も出来上がってしまっている。今更体に戻すことなどできるのだろうか。
「どうしよう。懐かれても困るんだけど」
悩んでいると、カナリスはにこりと笑った。
「ねぇマオくん、この子、マオくんの使い魔にしたらどうかな?」
「使い魔? これを?」
俺は肉片をじっと見つめた。
そういえば、体がバラバラになった時に契約が切れてしまったが、城にいた頃はドラゴンやケルベロスを使い魔にしていた。
自分自身の肉を使い魔にするというのは変な話だが、確かにそうすれば肉片が逃げたり刃向かってきたりという心配も無くなるだろう。
「なるほど、試しにやってみるか」
確かドラゴンを使い魔にした時は、お互いに見つめ合い、先に目を逸らした方が負けという魔物式の決闘、睨めっこに勝利して契約を結んだ記憶がある。
俺はじっと肉片を見つめた。が――
「こいつ、顔が無いな」
顔がない場合、どうやって決闘すればいいのだろう。
戸惑っていると、カナリスが投影機で使い魔契約の結び方を検索してくれた。
「えっと……相手に自分の血を与えると契約成立らしいよ? ほらこれ、従属の魔法式」
「なるほど」
書いてあった通り、左手の人差し指を少し切ると血を出す。
「我が従属となることを誓うか?」
肉片の前に指を差し出すと、肉片は指に近寄って来た。
俺はその血で肉片の額と思しきところに従属の証の魔法式を刻んだ。
「見て、パスができたみたい」
カナリスの指さした場所をよく見てみると、俺の指と肉片が、赤いキラキラとした糸のようなもので繋がっている。
「これで使い魔になったのか」
「うん。これでマオくんの言うことなら何でも聞くはずだよ」
「なるほど」
「何か指示を出してみたら?」
指示って言われてもなぁ。
「おすわり!」
俺が命令を出すと、肉片はその場に体育座りした。
「おお」
「すごーい!」
ちょっと気持ち悪いけど……まぁいいか。
「じゃあ……お手!」
命令すると、肉片の頭から手が生えてきて、俺の手にちょこんと触れた。
「お、おう」
ちょっとどころじゃない。気味が悪い。
「何だか見慣れたら可愛くなってきたね」
嬉しそうな顔をするカナリス。
「そうかな」
カナリスの感性が正直良く分からない。
カナリスはキラキラした目で聞いてくる。
「その子、名前とかあるの?」
「名前かぁ。いや、特に決めてないけど。肉だからニックとかどう?」
適当に思いついた名前を言うが、カナリスは不満顔だ。
「えー、可愛くないよ」
「じゃあヤキニクは?」
「焼肉……」
「ニクタロウとか、ニクヤロウはどうかな?」
俺が提案すると、カナリスは不満そうな顔をした。
「肉から離れない?」
だって肉だから仕方ないだろう!
「じゃあさ、モモちゃんはどう? ピンク色だし」
嬉しそうに言うカナリス。
いや、そんなら可愛らしい名前、似合わないから!
「モモちゃん。モーモちゃんっ」
カナリスが呼びかけると、肉片はピクリと反応した。
「ほら、この子もモモちゃんって名前、気に入ってるみたいだよ」
嘘だろ。
恐る恐る肉片に呼びかける。
「モモちゃん」
肉片は返事をした。
「パパ」
「パパ?」
カナリスが怪訝そうな顔で俺を見つめた。
だからパパはやめてくれ。頼むから。
結局俺は、肉片を封印した封印玉をカバンに忍ばせて寮に持ち帰ることにした。
どうしよう。勢いで持って帰って来てしまったが……とりあえずカナリスに見つからないように何とかするしかない。どこに置く?
「おかえり、マオくん!」
また何か料理を作っていたのだろう。エプロン姿にオタマを持ったカナリスがパタパタと奥から出てくる。が――
「ん? どうしたの、マオくん」
俺は出てきたカナリスの姿を見て唖然とする。
「い、いや、その格好……」
俺はワナワナとカナリスの服装を指さした。
見たところ、カナリスはエプロンの他には何も身につけていないようなのだ。
もしかして……いや、もしかしないでも、これは世に言う裸エプロンというやつなのでは!?
「あ、これ? ごめん、火使ってて暑かったから脱いじゃった」
てへへ、とカナリスが笑う。
「い、いや、脱いじゃったって……男の前でそんな」
俺がさりげなく注意しようとすると、カナリスは目を丸くして首をかしげた。
「でも生徒会長から聞いたよ。マオくんは男の人が好きなんだって。だから僕が裸だろうが平気でしょ?」
せ……生徒会長!!
カナリスがうるうるした瞳で俺の手を握ってくる。
「大丈夫だよ。僕はお兄様も男の娘だし、そういうのには理解があるからさ……!」
エプロンごしにカナリスの生乳が押し当てられる。全身の体温が急上昇する。
「い、いや、そうなんだけどさ……ほら、他人と住む上のマナーとしてさ……ほ、ほら! 急に誰かお客さんが来たら困るしさ、服は着ておいた方がいいよ、うん!」
しどろもどろになりながらさり気なくカナリスから離れると、カバンの中でガサゴソと肉片が動いた。
「キュイ、キュイ!」
「しっ、静かに」
俺は封印石を鞄の奥へと押し込んだ。
「ん? 今、何か声がしたような?」
怪訝そうな顔をするカナリス。
「き、気のせいだよ」
「パパ……パパ」
「ほら、何か声が」
途端、カバンの中で封印石がモゾモゾと動いたかと思ったら、ポンと肉片が飛び出してきた。
「ひゃあっ!」
「わーーっ!」
床の上にコロンと転がる肉片。慌てて拾い上げようとしたが、肉片は素早い動作で俺の手をかわした。
「キュイ」
ぴょこんと飛び跳ねる肉片。
「何これ。魔物!?」
カナリスは、俺の鞄から出てきた奇妙なピンク色の物体に目を丸くする。
まずい、せっかく捕まえた肉片が逃げてしまう!
「い、いや、こいつは……」
慌てて肉片を捕まえようとしたが、意外とすばしっこくスルリと手からすり抜けてしまう。
「その魔物、偶然拾ってさ。大丈夫、害はないから……でやっ」
部屋の隅に追い詰めるも、今度は二つに分裂して逃げてしまう。
「分裂もできるのかよ」
「えっと……よく分からないけど、僕も手伝うよ」
カナリスがバスタオルを広げ行く手を阻む。
「よし、行くぞ」
思い切って肉片に飛びつく。が――
「ひゃあんっ!」
肉片は、あろうことかカナリスのエプロンの中に潜り込んだではないか。
「えっ!?」
……こ、こいつ!? エロだな? エロ肉片だな!?
「やぁんっ、くすぐったいよぉ……取って! マオくん、取ってよぉ」
顔を赤くしてカナリスが身をよじらせる。
「取ってって……どこにいる?」
俺はカナリスのエプロンと肌の間でモゾモゾと動く肉片に狙いをつけた。恥ずかしいが、やるしかない!
「でやっ!」
思い切ってカナリスのエプロンの中に手を突っ込む。
「マ、マオくん、そこは違うよぉ」
「ご、ごめん。ここかっ!」
「ふぇっ! そこも違う!」
「ここかぁっ!!」
「違う!!」
「でやっ!!」
「早くして!!」
……ぜーはー。ぜーはー。
すったもんだの末、俺はようやく肉片を捕まえた。
「パパ……パパ……キャッキャッ」
嬉しそうな声を出す肉片。
こいつ……遊んでやがる!?
「あれっ、この子、マオくんに懐いてるみたいだね」
乱れたエプロンを直しながら、カナリスは立ち上がった。
「そうだね……」
どういう訳か、俺の手にスリスリしてリラックスしている様子の肉片。もしかしてこいつ、元々俺の体の一部だったし、俺の体に戻りたがっているのかもしれない。
でも俺も肉片だった時ならいざ知らず、今はもう体も出来上がってしまっている。今更体に戻すことなどできるのだろうか。
「どうしよう。懐かれても困るんだけど」
悩んでいると、カナリスはにこりと笑った。
「ねぇマオくん、この子、マオくんの使い魔にしたらどうかな?」
「使い魔? これを?」
俺は肉片をじっと見つめた。
そういえば、体がバラバラになった時に契約が切れてしまったが、城にいた頃はドラゴンやケルベロスを使い魔にしていた。
自分自身の肉を使い魔にするというのは変な話だが、確かにそうすれば肉片が逃げたり刃向かってきたりという心配も無くなるだろう。
「なるほど、試しにやってみるか」
確かドラゴンを使い魔にした時は、お互いに見つめ合い、先に目を逸らした方が負けという魔物式の決闘、睨めっこに勝利して契約を結んだ記憶がある。
俺はじっと肉片を見つめた。が――
「こいつ、顔が無いな」
顔がない場合、どうやって決闘すればいいのだろう。
戸惑っていると、カナリスが投影機で使い魔契約の結び方を検索してくれた。
「えっと……相手に自分の血を与えると契約成立らしいよ? ほらこれ、従属の魔法式」
「なるほど」
書いてあった通り、左手の人差し指を少し切ると血を出す。
「我が従属となることを誓うか?」
肉片の前に指を差し出すと、肉片は指に近寄って来た。
俺はその血で肉片の額と思しきところに従属の証の魔法式を刻んだ。
「見て、パスができたみたい」
カナリスの指さした場所をよく見てみると、俺の指と肉片が、赤いキラキラとした糸のようなもので繋がっている。
「これで使い魔になったのか」
「うん。これでマオくんの言うことなら何でも聞くはずだよ」
「なるほど」
「何か指示を出してみたら?」
指示って言われてもなぁ。
「おすわり!」
俺が命令を出すと、肉片はその場に体育座りした。
「おお」
「すごーい!」
ちょっと気持ち悪いけど……まぁいいか。
「じゃあ……お手!」
命令すると、肉片の頭から手が生えてきて、俺の手にちょこんと触れた。
「お、おう」
ちょっとどころじゃない。気味が悪い。
「何だか見慣れたら可愛くなってきたね」
嬉しそうな顔をするカナリス。
「そうかな」
カナリスの感性が正直良く分からない。
カナリスはキラキラした目で聞いてくる。
「その子、名前とかあるの?」
「名前かぁ。いや、特に決めてないけど。肉だからニックとかどう?」
適当に思いついた名前を言うが、カナリスは不満顔だ。
「えー、可愛くないよ」
「じゃあヤキニクは?」
「焼肉……」
「ニクタロウとか、ニクヤロウはどうかな?」
俺が提案すると、カナリスは不満そうな顔をした。
「肉から離れない?」
だって肉だから仕方ないだろう!
「じゃあさ、モモちゃんはどう? ピンク色だし」
嬉しそうに言うカナリス。
いや、そんなら可愛らしい名前、似合わないから!
「モモちゃん。モーモちゃんっ」
カナリスが呼びかけると、肉片はピクリと反応した。
「ほら、この子もモモちゃんって名前、気に入ってるみたいだよ」
嘘だろ。
恐る恐る肉片に呼びかける。
「モモちゃん」
肉片は返事をした。
「パパ」
「パパ?」
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だからパパはやめてくれ。頼むから。
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