2 / 34
1.一匹と一人、転生する
1.転生は愛犬とともに
しおりを挟む
「単刀直入に言うわ。あなたは死んだの。これから異世界に転生して魔王を倒してきて貰うわ!」
金髪露出狂女は、突然そんな事を言い放った。
訳が分からない。
そもそもここはどこなのか、お前は誰なのか、分からないことだらけだったが――とりあえず相槌を打つ。
「そうか」
「そうかって」
イライラした様子の女。
「でも魔王とか言うのは訳がわからない。ゲームじゃないんだから。というか、そもそもお前は誰だ?」
女はフフン、と鼻で笑った。
「あら、ごめんあそばせ。そうね、まずは名乗るのがそちらの世界の礼儀かしら? 私は女神ミアキス」
髪をかきあげ、セクシーなポーズをとるミアキス。
「ミアキスだって!?」
思わず身を乗り出すと、ミアキスは嬉しそうに顔をほころばせる。
「あら、私の名を知っているの? ホホホ、やはり私ぐらい力のある女神ともなれば、異界にまでその名が轟いて」
「犬の祖先の名前と同じだ!!」
俺が叫ぶと、ミアキスは眉間に深いシワを刻んだ。
「は!?」
「知らないのか? ミアキスとは、犬や猫、クマやアシカなどネコ目の祖先になった動物で」
「知らないわよ」
「およそ約6500万前から4800万年前、暁新世から始新世中期にかけて生息した小型哺乳類だ。体調はおよそ30cm、テンやイタチに似た細長い姿をしていたとされ、生息域はヨーロッパから北米。活動場所は主に樹上で、森林に住み主に爬虫類や鳥類を捕食していたとされ」
「だから知らないって!」
語気を強め説明を遮るミアキス。
「話を元に戻すわ。あなたには、魔王退治に行ってもらいます!」
「え?」
ミアキスはニコリとわざとらしい笑みを作る。
「あら、もしかして危険だと思ってる? でも大丈夫。素晴らしいチート能力を手にして無双できるわ。剣と魔法の支配するファンタジー世界よ。男の子なら誰だって――」
「断る」
「なんでよ! ファンタジー世界よ? チートよ? ハーレムだって作れるのよ!?」
「俺が興味があるのは犬だけだ」
「はあ? おかしいわね。最近の若者はこういうのが好きだってマニュアルにも書いてあるのに~」
胸元から何やら冊子を取り出しパラパラめくり出すミアキス。
サブローさんの頭を撫でる。
「俺はサブローさんと静かに暮らせればそれでいいんだ」
ミアキスは盛大に息を吐いた。
「何、アンタ今流行りの草食系男子ってやつ? ゆるぐだスローライフがご希望!? かーっ、男の癖にタマついてんのかって感じ!」
「ん? 去勢の話か?」
「誰も去勢の話はしてないから!」
ミアキスが唾を飛ばす。
「でもご生憎様。この子、サブローちゃんはあんたの転生に巻き込まれてここに来てしまったけど、私が責任を持ってちゃんと飼うことにしたから!」
ミアキスはサブローさんの首元にガバリと抱きついた。
「は!?」
「だからあんたは安心して魔王退治に行ってきて。もう女神のペットに相応しい力も授けてるしぃ。ねー、サブローちゃん!」
こいつ、女神だか何だか知らんが勝手なこと言いやがって。
「サブローさんは俺の犬だぞ」
ミアキスは鼻で笑う。
「魔王を退治してくれたら返してあげてもいいわよ?」
何だ、それは。
どうやらこいつはどうしても俺を魔王退治に行かせたいらしい。でも俺はサブローさんと一緒でなければ嫌だし。
そうだ。
「分かった。行ってもいいけど、サブローさんと一緒でなければダメだ。その代わり、俺が死んだらサブローさんはお前にくれてやるから。それでいいだろ」
ミアキスは言葉に詰まった。が、俺が一歩も引かないので、観念したようにその条件を飲んだ。
「分かったわ。どうせあんたなんかすぐ死ぬだろうし」
「どうも」
俺が頭を下げると、ミアキスは舌打ちをして何かの書類を空中から取り出した。
「これは契約書よ」
書類を受け取る。
「契約書? そんなもんまであるのか」
「そう。最近はコンプライアンスとか色々と厳しくって」
苛立たしげにミアキスは説明を始める。
「いい? 貴方に倒してもらう魔王ってのは世界を暴力で支配しようとするヤバいやつ」
「ヤバいやつなのか」
「約千年前に勇者によって封印されたんだけど、最近封印していた岩が、崖崩れで割れて封印が解かれたの」
「ふーん」
「だけど最近、勇者の生まれ変わりがいることが分かったの。それがあなた」
何だか眉唾な話だ。
「それは確かなのか」
「ええ。検証によると、約60%の確率であなたは勇者の生まれ変わりよ」
高いんだか低いんだかよく分からない数字だ。
ミアキスは、契約書の一番下を指差した。
「と言うわけで、説明したからここにサインお願い」
渡されたペンを片手に契約書をじっくりと読む、どうもミアキスの説明だけだと不安だ。
契約書の一番上には俺の名前や年齢、生前の住所が書かれている。俺はそこに間違いがないかじっくりと確認をした。
「ちょっと、どうでもいいから早くサインしてよ」
「まぁ待てって」
--------------------------
◇柴田犬司《しばたけんじ》 18歳
(中略)
職業:勇者
所持金:金貨3枚
通常スキル:言語適応、ステータス・オープン
特殊スキル:なし
装備:柴犬
--------------------------
「装備の欄の『柴犬』って何だ?」
俺がサブローさんを見ると、サブローさんは不思議そうに首を傾げた。
「仕方ないでしょ。異世界にペットを持ち込むにはその方法しかないの」
「なるほど」
「その代わりチートは無いからそのつもりで。女神が転生者に与えられるのは装備か能力か、どちらか一つだから」
「なんてケチなんだ」
再び契約書に目を通す。
「じゃあ、この金貨三枚ってのは何?」
ミアキスは胸元から金貨を三枚取り出し、風呂敷みたいな青っぽい薄布に包んで俺に手渡した。
「これが最初の持ち金よ。当面の宿代と食事代にするといいわ」
「どうも」
俺は金貨三枚をポケットに入れた。
危ない。俺が聞かなければ所持金0からスタートするところだった。こいつ本当に大丈夫か?
「じゃあこのスキルってのは」
「スキルも知らないの? 魔法みたいなものよ」
「なるほど。じゃあ、この『言語適応』というのは、異世界でも言葉が通じる魔法ってことか」
「ええ。早くサインを」
「このステータス・オープンっては?」
俺が聞きなれない単語を指でトントンと叩くと、イライラ口調でミアキスが答える。
「相手の情報を見れる力よ」
「情報と言うと?」
「名前とか強さとかそういう情報よ。例えばHP、MP、ATK、DEF、INT……」
訳の分からないアルファベットを並べ立てるミアキス。何となくゲーム用語だということは分かるが、俺は犬にしか興味が無いので全然分からない。
「よく分からないな」
「とにかく情報よ。相手がどんな奴か分かるの」
情報。情報ねぇ。
「血統書みたいなものかな」
犬の情報と言えば、血統書である。
ミアキスはますます険しい顔になる。
「うるさいわね。向こうの世界に行ったら試しに『ステータス・オープン』と叫んでみなさい。そうすればどんなものか分かるわ」
確かに、説明されるより実際にやってみたほうがいいかもしれない。ミアキスは説明下手だし。
「分かった」
「あと質問はない? 無かったら早くサインして」
不安ではあるけど、渋々契約書にサインをして母印を押す。
ミアキスはほっとした顔で床に何やら奇っ怪な図形を書き始めた。
「この魔法陣は異次元への扉。ここから先はもう引き返せないからそのつもりで」
怪しげな紫の光を放つ魔法陣。
俺はゴクリと唾を飲み込んだ。
異世界か。何だか少し緊張してきた。だけどサインしてしまったし、ここで引き返す訳には行かない。
戸惑っていると、サブローさんがつぶらな瞳でこちらを見つめてくる。
「くーん?」
そうだ。
何を戸惑うことがある。
俺は一人じゃない。
死んでからもサブローさんと過ごせるなんて最高じゃないか。
「よし、じゃあ行くか!」
「ワン!」
光の中へ身を投げ入れる。
どうせもう終わった人生だ。せいぜい楽しんでやろうじゃないか。
「頑張ってね~!」
手を振るミアキス。
こうして、僕とサブローさんの冒険の旅が始まったのであった。
--------------------------
◇柴田のわんわんメモ🐾
◼ミアキス
・イヌやネコの祖先となった動物。森で生活していたが、寒冷化で森林が減ると、草原に適応したミアキスはイヌ科に、森に残ったミアキスはネコ科に進化していったという
金髪露出狂女は、突然そんな事を言い放った。
訳が分からない。
そもそもここはどこなのか、お前は誰なのか、分からないことだらけだったが――とりあえず相槌を打つ。
「そうか」
「そうかって」
イライラした様子の女。
「でも魔王とか言うのは訳がわからない。ゲームじゃないんだから。というか、そもそもお前は誰だ?」
女はフフン、と鼻で笑った。
「あら、ごめんあそばせ。そうね、まずは名乗るのがそちらの世界の礼儀かしら? 私は女神ミアキス」
髪をかきあげ、セクシーなポーズをとるミアキス。
「ミアキスだって!?」
思わず身を乗り出すと、ミアキスは嬉しそうに顔をほころばせる。
「あら、私の名を知っているの? ホホホ、やはり私ぐらい力のある女神ともなれば、異界にまでその名が轟いて」
「犬の祖先の名前と同じだ!!」
俺が叫ぶと、ミアキスは眉間に深いシワを刻んだ。
「は!?」
「知らないのか? ミアキスとは、犬や猫、クマやアシカなどネコ目の祖先になった動物で」
「知らないわよ」
「およそ約6500万前から4800万年前、暁新世から始新世中期にかけて生息した小型哺乳類だ。体調はおよそ30cm、テンやイタチに似た細長い姿をしていたとされ、生息域はヨーロッパから北米。活動場所は主に樹上で、森林に住み主に爬虫類や鳥類を捕食していたとされ」
「だから知らないって!」
語気を強め説明を遮るミアキス。
「話を元に戻すわ。あなたには、魔王退治に行ってもらいます!」
「え?」
ミアキスはニコリとわざとらしい笑みを作る。
「あら、もしかして危険だと思ってる? でも大丈夫。素晴らしいチート能力を手にして無双できるわ。剣と魔法の支配するファンタジー世界よ。男の子なら誰だって――」
「断る」
「なんでよ! ファンタジー世界よ? チートよ? ハーレムだって作れるのよ!?」
「俺が興味があるのは犬だけだ」
「はあ? おかしいわね。最近の若者はこういうのが好きだってマニュアルにも書いてあるのに~」
胸元から何やら冊子を取り出しパラパラめくり出すミアキス。
サブローさんの頭を撫でる。
「俺はサブローさんと静かに暮らせればそれでいいんだ」
ミアキスは盛大に息を吐いた。
「何、アンタ今流行りの草食系男子ってやつ? ゆるぐだスローライフがご希望!? かーっ、男の癖にタマついてんのかって感じ!」
「ん? 去勢の話か?」
「誰も去勢の話はしてないから!」
ミアキスが唾を飛ばす。
「でもご生憎様。この子、サブローちゃんはあんたの転生に巻き込まれてここに来てしまったけど、私が責任を持ってちゃんと飼うことにしたから!」
ミアキスはサブローさんの首元にガバリと抱きついた。
「は!?」
「だからあんたは安心して魔王退治に行ってきて。もう女神のペットに相応しい力も授けてるしぃ。ねー、サブローちゃん!」
こいつ、女神だか何だか知らんが勝手なこと言いやがって。
「サブローさんは俺の犬だぞ」
ミアキスは鼻で笑う。
「魔王を退治してくれたら返してあげてもいいわよ?」
何だ、それは。
どうやらこいつはどうしても俺を魔王退治に行かせたいらしい。でも俺はサブローさんと一緒でなければ嫌だし。
そうだ。
「分かった。行ってもいいけど、サブローさんと一緒でなければダメだ。その代わり、俺が死んだらサブローさんはお前にくれてやるから。それでいいだろ」
ミアキスは言葉に詰まった。が、俺が一歩も引かないので、観念したようにその条件を飲んだ。
「分かったわ。どうせあんたなんかすぐ死ぬだろうし」
「どうも」
俺が頭を下げると、ミアキスは舌打ちをして何かの書類を空中から取り出した。
「これは契約書よ」
書類を受け取る。
「契約書? そんなもんまであるのか」
「そう。最近はコンプライアンスとか色々と厳しくって」
苛立たしげにミアキスは説明を始める。
「いい? 貴方に倒してもらう魔王ってのは世界を暴力で支配しようとするヤバいやつ」
「ヤバいやつなのか」
「約千年前に勇者によって封印されたんだけど、最近封印していた岩が、崖崩れで割れて封印が解かれたの」
「ふーん」
「だけど最近、勇者の生まれ変わりがいることが分かったの。それがあなた」
何だか眉唾な話だ。
「それは確かなのか」
「ええ。検証によると、約60%の確率であなたは勇者の生まれ変わりよ」
高いんだか低いんだかよく分からない数字だ。
ミアキスは、契約書の一番下を指差した。
「と言うわけで、説明したからここにサインお願い」
渡されたペンを片手に契約書をじっくりと読む、どうもミアキスの説明だけだと不安だ。
契約書の一番上には俺の名前や年齢、生前の住所が書かれている。俺はそこに間違いがないかじっくりと確認をした。
「ちょっと、どうでもいいから早くサインしてよ」
「まぁ待てって」
--------------------------
◇柴田犬司《しばたけんじ》 18歳
(中略)
職業:勇者
所持金:金貨3枚
通常スキル:言語適応、ステータス・オープン
特殊スキル:なし
装備:柴犬
--------------------------
「装備の欄の『柴犬』って何だ?」
俺がサブローさんを見ると、サブローさんは不思議そうに首を傾げた。
「仕方ないでしょ。異世界にペットを持ち込むにはその方法しかないの」
「なるほど」
「その代わりチートは無いからそのつもりで。女神が転生者に与えられるのは装備か能力か、どちらか一つだから」
「なんてケチなんだ」
再び契約書に目を通す。
「じゃあ、この金貨三枚ってのは何?」
ミアキスは胸元から金貨を三枚取り出し、風呂敷みたいな青っぽい薄布に包んで俺に手渡した。
「これが最初の持ち金よ。当面の宿代と食事代にするといいわ」
「どうも」
俺は金貨三枚をポケットに入れた。
危ない。俺が聞かなければ所持金0からスタートするところだった。こいつ本当に大丈夫か?
「じゃあこのスキルってのは」
「スキルも知らないの? 魔法みたいなものよ」
「なるほど。じゃあ、この『言語適応』というのは、異世界でも言葉が通じる魔法ってことか」
「ええ。早くサインを」
「このステータス・オープンっては?」
俺が聞きなれない単語を指でトントンと叩くと、イライラ口調でミアキスが答える。
「相手の情報を見れる力よ」
「情報と言うと?」
「名前とか強さとかそういう情報よ。例えばHP、MP、ATK、DEF、INT……」
訳の分からないアルファベットを並べ立てるミアキス。何となくゲーム用語だということは分かるが、俺は犬にしか興味が無いので全然分からない。
「よく分からないな」
「とにかく情報よ。相手がどんな奴か分かるの」
情報。情報ねぇ。
「血統書みたいなものかな」
犬の情報と言えば、血統書である。
ミアキスはますます険しい顔になる。
「うるさいわね。向こうの世界に行ったら試しに『ステータス・オープン』と叫んでみなさい。そうすればどんなものか分かるわ」
確かに、説明されるより実際にやってみたほうがいいかもしれない。ミアキスは説明下手だし。
「分かった」
「あと質問はない? 無かったら早くサインして」
不安ではあるけど、渋々契約書にサインをして母印を押す。
ミアキスはほっとした顔で床に何やら奇っ怪な図形を書き始めた。
「この魔法陣は異次元への扉。ここから先はもう引き返せないからそのつもりで」
怪しげな紫の光を放つ魔法陣。
俺はゴクリと唾を飲み込んだ。
異世界か。何だか少し緊張してきた。だけどサインしてしまったし、ここで引き返す訳には行かない。
戸惑っていると、サブローさんがつぶらな瞳でこちらを見つめてくる。
「くーん?」
そうだ。
何を戸惑うことがある。
俺は一人じゃない。
死んでからもサブローさんと過ごせるなんて最高じゃないか。
「よし、じゃあ行くか!」
「ワン!」
光の中へ身を投げ入れる。
どうせもう終わった人生だ。せいぜい楽しんでやろうじゃないか。
「頑張ってね~!」
手を振るミアキス。
こうして、僕とサブローさんの冒険の旅が始まったのであった。
--------------------------
◇柴田のわんわんメモ🐾
◼ミアキス
・イヌやネコの祖先となった動物。森で生活していたが、寒冷化で森林が減ると、草原に適応したミアキスはイヌ科に、森に残ったミアキスはネコ科に進化していったという
0
あなたにおすすめの小説
異世界召喚されたけどスキルが地味だったので、現代知識とアイテムボックスで絶品料理を作ったら大商会になっちゃいました
黒崎隼人
ファンタジー
手違いで剣も魔法もない異世界に召喚された、しがない日本のサラリーマン、湊カイリ。
彼に与えられたのは、無限に物が入る【アイテムボックス】と、物の名前が分かる【鑑定】という、あまりにも地味な二つのスキルだけだった。
戦闘能力は皆無。途方に暮れるカイリだったが、異世界の食事が絶望的に不味いことを知り、大きなチャンスに気づく。
現代日本の「当たり前」の知識は、この世界ではとんでもない「宝」なのだと!
「醤油?味噌?そんなものがあれば、この世界の食文化はひっくり返るぞ!」
ひょんなことから出会った没落貴族の美少女・リリアナと共に、カイリは現代知識と地味スキルを駆使して屋台から商売をスタート。
絶品料理で人々の胃袋を掴み、さらには便利な生活用品を次々と発明していく。
伝説の神獣の幼体「フェン」やドワーフの鍛冶師など、頼れる仲間たちも加わり、彼らが立ち上げた「サンライズ商会」は瞬く間に大躍進!
迫り来る悪徳商会や腐敗した貴族の妨害も、現代のマーケティング術と知恵で痛快に打ち破る!
これは、平凡なサラリーマンが異世界の常識を覆し、食と生活に革命を起こして一代で大商会を築き上げる、痛快成り上がりファンタジー!
美味しい料理と、もふもふな相棒、そして仲間との絆。
人生、逆転できないことなんて何もない!
悪役令嬢に転生したので、ゲームを無視して自由に生きる。私にしか使えない植物を操る魔法で、食べ物の心配は無いのでスローライフを満喫します。
向原 行人
ファンタジー
死にかけた拍子に前世の記憶が蘇り……どハマりしていた恋愛ゲーム『ときめきメイト』の世界に居ると気付く。
それだけならまだしも、私の名前がルーシーって、思いっきり悪役令嬢じゃない!
しかもルーシーは魔法学園卒業後に、誰とも結ばれる事なく、辺境に飛ばされて孤独な上に苦労する事が分かっている。
……あ、だったら、辺境に飛ばされた後、苦労せずに生きていけるスキルを学園に居る内に習得しておけば良いじゃない。
魔法学園で起こる恋愛イベントを全て無視して、生きていく為のスキルを習得して……と思ったら、いきなりゲームに無かった魔法が使えるようになってしまった。
木から木へと瞬間移動出来るようになったので、学園に通いながら、辺境に飛ばされた後のスローライフの練習をしていたんだけど……自由なスローライフが楽し過ぎるっ!
※第○話:主人公視点
挿話○:タイトルに書かれたキャラの視点
となります。
異世界に転移してしまった私、古民家をもらったのでカフェを始めたら大盛況。国王陛下が頻繁に来るのですが、どうしたらいいですか?
来栖とむ
ファンタジー
ブラック企業で疲れ果てた30歳の元OL・美里(みさと)が転移した先は、見渡す限りの深い森。
そこで彼女が授かったのは、魔女の称号……ではなく、一軒の**「日本の古民家」**だった!
亡き祖母が遺したその屋敷には、異世界では失われたはずの「お醤油」「お味噌」「白いお砂糖」という禁断の調味料が眠っていて――。
「えっ、唐揚げにそんなに感動しちゃうの?」
「プリン一口で、国王陛下が泣いちゃった……!?」
おにぎり、オムライス、そして肉汁溢れるハンバーグ。
現代日本の「当たり前」が、この世界では常識を覆す究極の美食に。
お掃除のプロな親子や、お忍びの王様、さらにはツンデレな宮廷料理人まで巻き込んで、
美味しい香りに包まれた、心もお腹も満たされるスローライフが今、始まります!
【完結】転生7年!ぼっち脱出して王宮ライフ満喫してたら王国の動乱に巻き込まれた少女戦記 〜愛でたいアイカは救国の姫になる
三矢さくら
ファンタジー
【完結しました】異世界からの召喚に応じて6歳児に転生したアイカは、護ってくれる結界に逆に閉じ込められた結果、山奥でサバイバル生活を始める。
こんなはずじゃなかった!
異世界の山奥で過ごすこと7年。ようやく結界が解けて、山を下りたアイカは王都ヴィアナで【天衣無縫の無頼姫】の異名をとる第3王女リティアと出会う。
珍しい物好きの王女に気に入られたアイカは、なんと侍女に取り立てられて王宮に!
やっと始まった異世界生活は、美男美女ぞろいの王宮生活!
右を見ても左を見ても「愛でたい」美人に美少女! 美男子に美少年ばかり!
アイカとリティア、まだまだ幼い侍女と王女が数奇な運命をたどる異世界王宮ファンタジー戦記。
大根令嬢の雑学無双、王弟殿下を添えて。~ 前世を思い出したので、許婚をほったらかして人助けしまくります!!
古森真朝
恋愛
気弱な伯爵令嬢のカレンは、自分勝手な婚約者レナートに振り回されていた。耐え続けていたある日、舞踏会で何者かに突き飛ばされ、階段から落ちてしまう。
その傷が元で儚く……なるかと思いきや。衝撃で前世を思い出したカレンは一転、かの『ド根性大根』みたいな超・ポジティブ人間になっていた。
『モラハラ婚約者の思惑なんぞ知るか!! 今度こそ好きなことやって、目いっぱい幸せに長生きするんだから!!!』
昔ひたすら読書に耽って身に着けた『雑学』を武器に、うっかり採れ過ぎた作物や、開墾しようとすると不幸に見舞われる土地、不治の病にかかった王族、等々の問題をどんどん解決。
領地の内外で心強い友人が出来たり、いつの間にかものすごく有名になっていたり、何かと協力してくれる王弟ヴィクトルから好意を寄せられたり(注:気付いてない)する中、温かい家族と共に仕事に励んでいく。
一方、前世から因縁のある人々もまた、こちらに転生していて――
過労死して転生したら『万能農具』を授かったので、辺境でスローライフを始めたら、聖獣やエルフ、王女様まで集まってきて国ごと救うことになりました
黒崎隼人
ファンタジー
過労の果てに命を落とした青年が転生したのは、痩せた土地が広がる辺境の村。彼に与えられたのは『万能農具』という一見地味なチート能力だった。しかしその力は寂れた村を豊かな楽園へと変え、心優しきエルフや商才に長けた獣人、そして国の未来を憂う王女といった、かけがえのない仲間たちとの絆を育んでいく。
これは一本のクワから始まる、食と笑い、もふもふに満ちた心温まる異世界農業ファンタジー。やがて一人の男のささやかな願いが、国さえも救う大きな奇跡を呼び起こす物語。
最安もふもふ三匹に名前をつける変な冒険者ですが、この子たちの力を引き出せるのは私だけです ~精霊偏愛録~
Lihito
ファンタジー
精霊に名前をつける冒険者は、たぶん私だけだ。
うさぎのノル、狐のルゥ、モモンガのピノ。三匹とも最安の契約で、手のひらに乗るサイズ。周りからは「手乗り精霊で何ができる」と笑われている。
でも、この子たちへの聞き方を変えるだけで、返ってくる答えはまるで違う。三匹の情報を重ねれば、上位の精霊一体では見えないものが見える。
上位パーティが三度失敗した大型討伐。私は戦わない。ノルに地中を、ピノに上空を、ルゥに地上を調べさせて、答えを組み上げる。
——この世界の精霊の使い方、みんな間違ってませんか?
オバちゃんだからこそ ~45歳の異世界珍道中~
鉄 主水
ファンタジー
子育ても一段落した40過ぎの訳あり主婦、里子。
そんなオバちゃん主人公が、突然……異世界へ――。
そこで里子を待ち構えていたのは……今まで見たことのない奇抜な珍獣であった。
「何がどうして、なぜこうなった! でも……せっかくの異世界だ! 思いっ切り楽しんじゃうぞ!」
オバちゃんパワーとオタクパワーを武器に、オバちゃんは我が道を行く!
ラブはないけど……笑いあり、涙ありの異世界ドタバタ珍道中。
いざ……はじまり、はじまり……。
※この作品は、エブリスタ様、小説家になろう様でも投稿しています。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる