転生令息は攻略拒否!?~前世の記憶持ってます!~

深郷由希菜

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第二章 出会いと苦悩のチート君

最初の授業は呆れを生んで

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ということでこの6人で始まった1年生。

できれば全員留年無しで行きたいところだけど・・・大丈夫だろうか。

不安な気持ちは早速的中することになる。

授業が始まって、改めて自己紹介する時間が一人一人に設けられて挨拶した後が問題だった。

この国の文字や簡単な単語を勉強するとなったとたん、ゴッ、という音とともに一人ダウンしたのだ。

3人1列で、計2列の机の配置で、前に(左から)ロクサス君、カヅサ、ナディア。

後列が僕、レッフェリー君、スマリーンさん。

そして、ダウンしたのは僕の目の前。

視界が広くなってヨカッタナー、ってそうじゃない。

「えーと・・・。ロクサス君は授業となると寝ちゃう体質なので、気にしないで行きますよ」

担任の先生(マリエッタ・イコノートさん。多分20代女性)が苦笑しながら言う。

あぁ、もう恒例なんだねこれ。

1年以上やってるからなのか、慣れちゃったのだろう。

そして授業が終わったので、イコノート先生に話を聞いてみる。

「先生、ロクサス君はいつもこうなんですね?」

「あ、マレットス君。ええ、そうなの。私は初めてだけど、毎年こうなんだって受け持った先生方がため息をついていたわ」

「先生、方・・・?」

ちょっと待って、ロクサスって何年留年してるんだ!?

「一昨年入ってきて、本来なら3年生なのよ彼。でも毎回あの調子らしくてね。一応もう一度授業内容を個別に教えようとして、でも失敗しているから困っているの」

はぁ、とイコノート先生はため息をつく。

全員留年なしの目標が早くも崩れそうになる瞬間だった。

なんとかしなくちゃ!
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