そして倫理は崩壊し、落日の魔法使いはダンジョンの発生した世界に沈む

ナントナクカイテク三号

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1章

13 どうしようもない愛らしさ

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 ダンジョン生活3日目だか4日目だか。正直時間も分からないから判断しづらい。

 オレは目を覚まし、体を魔法で綺麗にした。

 マッパになり、事前に造った体を洗う魔法で体と髪を洗った。

 しつこくこびりついていた血などの汚れが綺麗さっぱり取れてすっきりする。気持ち悪かったのだ。

 栄養のある木の実を食べてから装備を検めた。そして1個の宝石に注目する。

 昨日、モンスターハウス巡りをしていた時に手に入れたものだ。鑑定結果では一応魔道具に分類されているらしい。

 【低級宝石魔導妖精(赤)】魔石を与えることで所持者の補助を行う。魔石の質で稼働時間が変わる。魔法の使用可能。スクロールの使用可能。対応する所有者の魔法の威力・MP消費を補助する。対応魔法火。

「魔石を与えるってどうやったらいいんだ?」

 オレはゴブリンの低級魔石を近付けてみるが何の反応もなかった。「これじゃダメなのか?」次に、昨日宝箱から出たゴブリンの下級魔石を近付けてみる。当てがった魔石は砂になり消えた。

【No125,431,112偉業の達成 1000ポイント獲得】
【No125,431,112【数量増加3】の効果により追加 3000ポイント獲得】

 魔石を吸収(?)した宝石は宙に浮かんだ。赤い光を放ちその形を変える。思わず目を瞑りその後にいたのはオレの掌に座る赤い髪の少女だった。

 赤く透き通った羽が生えている。裸だ。そして、三寸ばかりなる人、いと美しゅうていたり。てか?取り敢えず【友好】の魔法を掛けた。

「言葉、分かるか?」

コクン

「話せるか?」

フリフリ

「飛べるか?」

 少女は羽を広げて浮かび上がった。ハチドリのようにホバリングしているわけでは無い。「ワーオ。」思わず感嘆の声を上げてしまった。

 他にも質問していくと、食事をとることは可能(その場合排泄の必要がある)。飢えや渇きは基本感じない。等級を上げることが可能(先程のより上の等級の魔石が必要)。等級を上げると話せるようになる。火魔法バフはパッシブ。羞恥心は今は・・ない。魔石を1日1個所望する。

「しかし、不便だな。よし。お前の名前は【ベリサマ】。たしか、ケルト神話の女神様の名前で、夏の輝きと言う意味がある。火を扱うことなんかを司る神様の名前だ。」

コクン コクン

 ベリサマは嬉しそうにうなずいた。かわいい……。

【No125,431,112偉業の達成 300ポイント獲得】
【No125,431,112【数量増加3】の効果により追加 900ポイント獲得】

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