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大いなる神!
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「…………ん……何があったの?」
ミコは天井を見上げた。
だが、見えたのは暗くなりかけた空だった。
足元を見下ろした時に異常に気がついた。
「なにかしら、これは?」
足元に半ば壊れた神社の模型が転がっていた。
精巧な模型らしい。
細かな装飾まで見事に再現されている。
そればかりか神社の周囲の森や小川、遠景の摩天楼に至るまで忠実に再現されている。
「まるで広い箱庭の中にいるみたい。ここは一体どこなの?」
『箱庭ではないぞ、これ皆、全て本物じゃ』
驚くべきことに、答えはミコ自身の口から発せられた。
「い、今、私の口が勝手に?まさか?私、悪霊に憑依……」
『無礼者!我は悪霊にあらず、縁結びの神である!』
またもやミコの唇が勝手に動く!
『神通力を貸す為に、おぬしの体に降りておるのじゃ。』
「では、貴方様はヤマトエニシヒメ様……」
神が降りてきた、などとよくいうが本当に神様が自分の中に?
半信半疑のミコだったが、確かに自分の内側から強烈な力を感じるのは事実。
『我の名は『エニシちゃん』と呼んでくれればよい。実はな、神様ぶった堅苦しい喋り方は、どーも苦手でのう』
「そうだったんですか……でも、この模型みたいな神社が本物?」
意味が全くわからない。
確かに本物そっくりではあるのだが。
社殿も手の平に乗せると、まさにドールハウス。
『言葉どおりの意味じゃよ、それは本物の神社なのじゃ。』
「???なんで、神社を縮小しちゃったんですか?」
流石は神の力というやつか!
大して大きくもない神社ではあったが、瞬きするほどの間に手の平サイズにしてしまうとは?
『ちがうちがう!神社が小さくなったのではなくて……』
「えっ?じゃあ……まさか、私の体の方が……」
『ピンポォーン!おぬしの体を百倍ほどにな、大きくしてみたのじゃ!』
言葉の意味をミコが理解するまで随分と長い間があった。
理解して言葉にするまでは更に間があった。
「……………………???な・ん・で・すってぇぇぇぇッ!?!?」
『おぬしの先祖はダイダラボッチ様と言ってな!日本列島を泥よりお作りになられた、えらーい巨神様なのじゃ。アキラ殿がいかほどの大人物かは知らぬが、これで互角!』
「『大人物』と『巨大人物』とじゃ意味が違ぁう!はぅっ?」
ミコの右手がいきなり勝手に動いて胸に突っ込まれ、ブラジャーの上から乳房をいじり出したのだ。
「は……あ……何、私の手が勝手に……?」
『フム、発育がイマイチじゃな。』
「ほ、ほっといてください!ああ……」
『じゃが、感度良好!これなら楽しい仕事になりそうじゃ。』
「……?どーゆー意味ですか?」
『まー細かい事は気にするな!いざ、出陣じゃ!』
「わ?わ!わわわ、私の体が勝手に動く?」
『ミコ殿からアキラ殿への告白、我が手伝ってやるぞよ!』
ミコ、いやミコを操るエニシは落ちていた竹箒を摘まみ上げた。
今の、巨大化した彼女からすれば、爪楊枝にも足りぬ竹箒だったが。
手の中で竹箒はズズズン!と、ミコと同じ位に巨大化した!
ズシン!
巨大な草履が白い砂利を敷き詰めた参道に、大きな一歩を記した。
残る足跡はちょっとした家くらいは収まりそうだ。
ズシン!ズシン!
神社のある御山全体が鳴動し、鳥や兎が驚いて逃げ出した。
ガラガラガラ!
緋袴の裾が大鳥居に絡みつき、倒壊させてしまった!
「あああ、この鳥居、重要文化財だったのに!」
『まあ、気にしない!気にしない♪』
ミコは真っ青になったが、エニシの方はどこ吹く風であった。
『いざ、赴かん!見合い会場の『れすとらん』とやらに!』
「ちょ、ちょ、ちょっと!こんな姿で街へ行ったら大騒ぎに!」
ミコは天井を見上げた。
だが、見えたのは暗くなりかけた空だった。
足元を見下ろした時に異常に気がついた。
「なにかしら、これは?」
足元に半ば壊れた神社の模型が転がっていた。
精巧な模型らしい。
細かな装飾まで見事に再現されている。
そればかりか神社の周囲の森や小川、遠景の摩天楼に至るまで忠実に再現されている。
「まるで広い箱庭の中にいるみたい。ここは一体どこなの?」
『箱庭ではないぞ、これ皆、全て本物じゃ』
驚くべきことに、答えはミコ自身の口から発せられた。
「い、今、私の口が勝手に?まさか?私、悪霊に憑依……」
『無礼者!我は悪霊にあらず、縁結びの神である!』
またもやミコの唇が勝手に動く!
『神通力を貸す為に、おぬしの体に降りておるのじゃ。』
「では、貴方様はヤマトエニシヒメ様……」
神が降りてきた、などとよくいうが本当に神様が自分の中に?
半信半疑のミコだったが、確かに自分の内側から強烈な力を感じるのは事実。
『我の名は『エニシちゃん』と呼んでくれればよい。実はな、神様ぶった堅苦しい喋り方は、どーも苦手でのう』
「そうだったんですか……でも、この模型みたいな神社が本物?」
意味が全くわからない。
確かに本物そっくりではあるのだが。
社殿も手の平に乗せると、まさにドールハウス。
『言葉どおりの意味じゃよ、それは本物の神社なのじゃ。』
「???なんで、神社を縮小しちゃったんですか?」
流石は神の力というやつか!
大して大きくもない神社ではあったが、瞬きするほどの間に手の平サイズにしてしまうとは?
『ちがうちがう!神社が小さくなったのではなくて……』
「えっ?じゃあ……まさか、私の体の方が……」
『ピンポォーン!おぬしの体を百倍ほどにな、大きくしてみたのじゃ!』
言葉の意味をミコが理解するまで随分と長い間があった。
理解して言葉にするまでは更に間があった。
「……………………???な・ん・で・すってぇぇぇぇッ!?!?」
『おぬしの先祖はダイダラボッチ様と言ってな!日本列島を泥よりお作りになられた、えらーい巨神様なのじゃ。アキラ殿がいかほどの大人物かは知らぬが、これで互角!』
「『大人物』と『巨大人物』とじゃ意味が違ぁう!はぅっ?」
ミコの右手がいきなり勝手に動いて胸に突っ込まれ、ブラジャーの上から乳房をいじり出したのだ。
「は……あ……何、私の手が勝手に……?」
『フム、発育がイマイチじゃな。』
「ほ、ほっといてください!ああ……」
『じゃが、感度良好!これなら楽しい仕事になりそうじゃ。』
「……?どーゆー意味ですか?」
『まー細かい事は気にするな!いざ、出陣じゃ!』
「わ?わ!わわわ、私の体が勝手に動く?」
『ミコ殿からアキラ殿への告白、我が手伝ってやるぞよ!』
ミコ、いやミコを操るエニシは落ちていた竹箒を摘まみ上げた。
今の、巨大化した彼女からすれば、爪楊枝にも足りぬ竹箒だったが。
手の中で竹箒はズズズン!と、ミコと同じ位に巨大化した!
ズシン!
巨大な草履が白い砂利を敷き詰めた参道に、大きな一歩を記した。
残る足跡はちょっとした家くらいは収まりそうだ。
ズシン!ズシン!
神社のある御山全体が鳴動し、鳥や兎が驚いて逃げ出した。
ガラガラガラ!
緋袴の裾が大鳥居に絡みつき、倒壊させてしまった!
「あああ、この鳥居、重要文化財だったのに!」
『まあ、気にしない!気にしない♪』
ミコは真っ青になったが、エニシの方はどこ吹く風であった。
『いざ、赴かん!見合い会場の『れすとらん』とやらに!』
「ちょ、ちょ、ちょっと!こんな姿で街へ行ったら大騒ぎに!」
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