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ハロウィンと先生とお嬢さま
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「さて、そろそろ始めるか」
法学のテキストをぱたりと閉じると、彼は食卓から立ち上がり、キッチンに向かって何やら始めた。
しばらくすると、玄関の方から「ただいまー」という元気な声が響き、パタパタとスリッパの音がこちらに向かってくる。
「先生! ハロウィンって知ってる?」
こうしていつもの時間が始まる。
「ねえ先生、ハロウィンって知ってる?」
ちょこんと食卓の椅子に腰かけた可愛らしい少女が、キッチンに向かっている彼の背越しに、再び謎かけを吹っ掛けるように問いかけてきた。
「知っていますよ。『西洋お盆』のことですね」
???
「西洋お盆?」
「はい。西洋お盆です」
「お盆って、夏にキュウリやナスに割りばしを突き刺して飾るやつ?」
「はい、それです」
「違うわよ」
「違いません」
……。
お嬢さまは小学校で仕入れてきたネタで先生に勝ち誇ってみせる。
「あの先生、ハロウィンってのは、死んだ人が出てくる日なんだよ!」
「はい、そうですよね」
「だからお盆じゃないの!」
「お盆も死んだ人が帰ってくる日ですよ。キュウリの馬に乗ってね」
……。
「マジ?」
「マジです」
食材としてのキュウリやナスにあまり興味がないお嬢さまは、まさかの盲点を突かれてしまう。
しまった。毎年夏におばあさまがニコニコしながらキュウリやナスに割りばしを突き刺していたのは、そういう意味があったのね。
まあいいわ。
先生もお盆じゃなくて西洋お盆って言っていたものね。
西洋がついているからお盆とハロウィンは別物だわ。
だって梨と西洋梨も別物だもの。
そう自信を取り戻したお嬢さまは再び先生に問いかけた。
「でもハロウィンにはハロウィンパーティがあるわ! お盆にパーティはないものね!」
しかし先生はあっさりと切り返していく。
「ありますよ『盆踊り』が。といいいますか、ハロウィンパーティは、まんま『西洋盆踊り』ですよ」
「そんなことないわ! 盆踊りとハロウィンパーティは全然違うじゃない!」
ちょっと声を荒げたお嬢さまに先生はニヤリと勝ち誇った表情を見せた。
「お嬢さま。盆踊りとはどのようなものですか?」
「やぐらの周りを、おじさんたちの和太鼓やおばさんたちの音楽にあわせて踊るのよ」
「正解です」
そうよね。
そんなのがハロウィンパーティであるはずがないわ。
だからお嬢さまは自信満々に先生に問うた。
「じゃあ西洋盆踊りは?」
「渋谷スクランブル交差点の周辺で、若者たちがイベント屋の画策やお巡りさんの誘導などに踊らされるものです」
……。
やだ、同じかも……。
このままでは先生に完敗である。
それはちょっと悔しい。
なのでお嬢さまは最後の切り札を先生に向けることにした。
「でも、ハロウィンには呪文があるわ!」
「どんなのですか?」
ふっふっふ。聞いて驚きなさい!
「とっくりでとりあえず……。あれ?」
「何ですかその、くたびれたおっさんが最初から熱燗を注文するようなもの言いは?」
「ちょっと間違えただけよ!」
えっと確か……。
「トリカワとセセリを……。あれ?」
「ついには焼き鳥を注文し始めましたか?」
あれ?
頭を抱えてしまうお嬢さまに先生は助け舟を出してやる。
「お嬢さまが言いたいのは『トリック オア トリート?』ですか?」
「そうよそれ! それは最強の呪文なのよ!」
「どうしてですか?」
「その呪文を唱えるとお菓子をもらえるのよ!」
再びにやりと笑う先生。
「それでは意味を教えてください」
ふっふっふ。
そんなの織り込み済みよ。
先生のことだからその質問は確実に来ると思っていたわ。
でもね先生。
私には先生以外にも偉大な先生がついているの。
さあお願いします、グーグル先生!
「それは『お菓子をくれないといたずらしちゃうよ!』って意味よ!」
おこちゃまスマホの画面を自慢げに提示するお嬢さまに向かって、先生は笑みを崩さずに語り掛けた。
「半分正解ですね」
「そうなの?」
「それではお嬢さまに質問です。誰が誰にお菓子をくれないと、誰が誰にいたずらをしちゃうのですか?」
……。
そうくるのね……。
えっと、お菓子をもらいたいのは私だし、お菓子をくれるのは先生だから……。
「先生が私にお菓子をくれないと、私が先生にいたずらをしちゃうわよ!」
「どうぞ」
……。
「いたずらをしていいの?」
「その後のお仕置きを覚悟なさってくだされば」
あれ?
何かちょっと違うわね。
何やら悩み始めたお嬢さまに先生は再び助け舟を出してやる。
「あれはですね。死んだ人に化けた子供たちが『お菓子をくれないと帰らないぞ』って脅かしているのです。なので人々は『これで帰ってください』とお菓子を渡すのですよ」
「そうなの?」
「そうです?」
「もしかして『やっかいばらい』のためにお菓子を渡すの?」
「ぶっちゃけそうですね」
ちょっと悲しそうな表情になったお嬢様に、ちょっと嗜虐の炎を燃やした先生は追撃してみる。
「お菓子を『豆』に、渡すを『投げる』に変えてごらんなさい」
……。
「えっと、やっかいばらいのために豆を投げる……」
「気が付きましたか?」
「うん……」
それを日本では「節分」といいます。
「そもそもハロウィンには『追い返す』という意味があるのです」
「うん」
「でもね、日本のお盆は違うのですよ」
「そうなの?」
「そうです。日本では死者をわざわざお迎えし、お見送りもするのですよ」
続けて先生はなぜお盆にキュウリの馬やナスの牛をこしらえるのか、それぞれにどんな意味があるのかもお嬢さまに説明していく。
「脚が速いキュウリの馬は早く帰ってきてくださいという歓迎の意味、脚が遅いナスの牛はどうかゆっくりおかえりくださいという別れを惜しむ意味があるのです」
「そうなんだ」
素直に納得した表情のお嬢さまに先生も笑顔をほころばせる。
「今日も学びましたね。ところでハロウィンパーティは何時からですか?」
「そうだったわ。三時にお友達のところに集合なの!」
「それではお土産が必要ですね」
「うん!」
「お任せください」
お昼を済ませ、午後の課題を何とか終えたお嬢さまは、先生に小さな藤のランチボックスを持たせてもらった。
「こちらをお持ちください」
「うん!」
先生のことを信じて疑わないお嬢さまは、ランチボックスを片手にお友達の家に出かけていった。
お友達の家でそれぞれがお土産を披露していく。
「これはかぼちゃ頭のクッキーなの」
「私は真っ赤なグミを持ってきたわ」
「真黒なチョコブラウニーはいかが」
お友達がそれぞれ持参したお菓子を披露している間に、お嬢さまは持たせてもらったランチボックスの中をそっと覗いた。
その中身に思わず可愛らしい微笑みが浮かぶ。
そしてお嬢さまの順番がくる。
「私はこれ」
お嬢さまが取り出したそれに、思わず少女たちは魅入った。
それは、スティックチーズケーキに棒状のプレッツェルを四本差した「馬」をかたどったお菓子。
「ねえ、それって?」
不思議そうなお友達の質問にお嬢さまは自慢げに笑いかけた。
「これはね……」
こうして小学六年生のとある一日を、お嬢さまは楽しく過ごしたのだった。
法学のテキストをぱたりと閉じると、彼は食卓から立ち上がり、キッチンに向かって何やら始めた。
しばらくすると、玄関の方から「ただいまー」という元気な声が響き、パタパタとスリッパの音がこちらに向かってくる。
「先生! ハロウィンって知ってる?」
こうしていつもの時間が始まる。
「ねえ先生、ハロウィンって知ってる?」
ちょこんと食卓の椅子に腰かけた可愛らしい少女が、キッチンに向かっている彼の背越しに、再び謎かけを吹っ掛けるように問いかけてきた。
「知っていますよ。『西洋お盆』のことですね」
???
「西洋お盆?」
「はい。西洋お盆です」
「お盆って、夏にキュウリやナスに割りばしを突き刺して飾るやつ?」
「はい、それです」
「違うわよ」
「違いません」
……。
お嬢さまは小学校で仕入れてきたネタで先生に勝ち誇ってみせる。
「あの先生、ハロウィンってのは、死んだ人が出てくる日なんだよ!」
「はい、そうですよね」
「だからお盆じゃないの!」
「お盆も死んだ人が帰ってくる日ですよ。キュウリの馬に乗ってね」
……。
「マジ?」
「マジです」
食材としてのキュウリやナスにあまり興味がないお嬢さまは、まさかの盲点を突かれてしまう。
しまった。毎年夏におばあさまがニコニコしながらキュウリやナスに割りばしを突き刺していたのは、そういう意味があったのね。
まあいいわ。
先生もお盆じゃなくて西洋お盆って言っていたものね。
西洋がついているからお盆とハロウィンは別物だわ。
だって梨と西洋梨も別物だもの。
そう自信を取り戻したお嬢さまは再び先生に問いかけた。
「でもハロウィンにはハロウィンパーティがあるわ! お盆にパーティはないものね!」
しかし先生はあっさりと切り返していく。
「ありますよ『盆踊り』が。といいいますか、ハロウィンパーティは、まんま『西洋盆踊り』ですよ」
「そんなことないわ! 盆踊りとハロウィンパーティは全然違うじゃない!」
ちょっと声を荒げたお嬢さまに先生はニヤリと勝ち誇った表情を見せた。
「お嬢さま。盆踊りとはどのようなものですか?」
「やぐらの周りを、おじさんたちの和太鼓やおばさんたちの音楽にあわせて踊るのよ」
「正解です」
そうよね。
そんなのがハロウィンパーティであるはずがないわ。
だからお嬢さまは自信満々に先生に問うた。
「じゃあ西洋盆踊りは?」
「渋谷スクランブル交差点の周辺で、若者たちがイベント屋の画策やお巡りさんの誘導などに踊らされるものです」
……。
やだ、同じかも……。
このままでは先生に完敗である。
それはちょっと悔しい。
なのでお嬢さまは最後の切り札を先生に向けることにした。
「でも、ハロウィンには呪文があるわ!」
「どんなのですか?」
ふっふっふ。聞いて驚きなさい!
「とっくりでとりあえず……。あれ?」
「何ですかその、くたびれたおっさんが最初から熱燗を注文するようなもの言いは?」
「ちょっと間違えただけよ!」
えっと確か……。
「トリカワとセセリを……。あれ?」
「ついには焼き鳥を注文し始めましたか?」
あれ?
頭を抱えてしまうお嬢さまに先生は助け舟を出してやる。
「お嬢さまが言いたいのは『トリック オア トリート?』ですか?」
「そうよそれ! それは最強の呪文なのよ!」
「どうしてですか?」
「その呪文を唱えるとお菓子をもらえるのよ!」
再びにやりと笑う先生。
「それでは意味を教えてください」
ふっふっふ。
そんなの織り込み済みよ。
先生のことだからその質問は確実に来ると思っていたわ。
でもね先生。
私には先生以外にも偉大な先生がついているの。
さあお願いします、グーグル先生!
「それは『お菓子をくれないといたずらしちゃうよ!』って意味よ!」
おこちゃまスマホの画面を自慢げに提示するお嬢さまに向かって、先生は笑みを崩さずに語り掛けた。
「半分正解ですね」
「そうなの?」
「それではお嬢さまに質問です。誰が誰にお菓子をくれないと、誰が誰にいたずらをしちゃうのですか?」
……。
そうくるのね……。
えっと、お菓子をもらいたいのは私だし、お菓子をくれるのは先生だから……。
「先生が私にお菓子をくれないと、私が先生にいたずらをしちゃうわよ!」
「どうぞ」
……。
「いたずらをしていいの?」
「その後のお仕置きを覚悟なさってくだされば」
あれ?
何かちょっと違うわね。
何やら悩み始めたお嬢さまに先生は再び助け舟を出してやる。
「あれはですね。死んだ人に化けた子供たちが『お菓子をくれないと帰らないぞ』って脅かしているのです。なので人々は『これで帰ってください』とお菓子を渡すのですよ」
「そうなの?」
「そうです?」
「もしかして『やっかいばらい』のためにお菓子を渡すの?」
「ぶっちゃけそうですね」
ちょっと悲しそうな表情になったお嬢様に、ちょっと嗜虐の炎を燃やした先生は追撃してみる。
「お菓子を『豆』に、渡すを『投げる』に変えてごらんなさい」
……。
「えっと、やっかいばらいのために豆を投げる……」
「気が付きましたか?」
「うん……」
それを日本では「節分」といいます。
「そもそもハロウィンには『追い返す』という意味があるのです」
「うん」
「でもね、日本のお盆は違うのですよ」
「そうなの?」
「そうです。日本では死者をわざわざお迎えし、お見送りもするのですよ」
続けて先生はなぜお盆にキュウリの馬やナスの牛をこしらえるのか、それぞれにどんな意味があるのかもお嬢さまに説明していく。
「脚が速いキュウリの馬は早く帰ってきてくださいという歓迎の意味、脚が遅いナスの牛はどうかゆっくりおかえりくださいという別れを惜しむ意味があるのです」
「そうなんだ」
素直に納得した表情のお嬢さまに先生も笑顔をほころばせる。
「今日も学びましたね。ところでハロウィンパーティは何時からですか?」
「そうだったわ。三時にお友達のところに集合なの!」
「それではお土産が必要ですね」
「うん!」
「お任せください」
お昼を済ませ、午後の課題を何とか終えたお嬢さまは、先生に小さな藤のランチボックスを持たせてもらった。
「こちらをお持ちください」
「うん!」
先生のことを信じて疑わないお嬢さまは、ランチボックスを片手にお友達の家に出かけていった。
お友達の家でそれぞれがお土産を披露していく。
「これはかぼちゃ頭のクッキーなの」
「私は真っ赤なグミを持ってきたわ」
「真黒なチョコブラウニーはいかが」
お友達がそれぞれ持参したお菓子を披露している間に、お嬢さまは持たせてもらったランチボックスの中をそっと覗いた。
その中身に思わず可愛らしい微笑みが浮かぶ。
そしてお嬢さまの順番がくる。
「私はこれ」
お嬢さまが取り出したそれに、思わず少女たちは魅入った。
それは、スティックチーズケーキに棒状のプレッツェルを四本差した「馬」をかたどったお菓子。
「ねえ、それって?」
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