41 / 71
骨付き肉と肉付き骨
しおりを挟む
ハイエナのおっさんフントが正座を始めてから数十分後のこと。
ジューシーな肉汁の香りとともに、アージュ、ナイ、イーゼルが、台所代りにしている部屋から戻ってきた。
「できたぞ」
「今日はスペアリブだね!」
アージュの指示に従ってローテーブルに大きな平皿をナイがどさりと置いた。
皿には一本一本切り離されてこんがりと蒸し焼きにされた、猪のあばら肉が山盛りになっている。
「ナイねーちゃん、野菜も食うんだぞ」
そう付け加えながら、アージュもその横に焼き野菜がこんもりと盛られた皿と、薄切りにしたパンを山積みにしたボウルを置いていった。
その横ではいつの間にか手伝いを仕込まれたイーゼルが、それぞれの前にカップを並べ、慣れない手つきで水差しから水を注いでいる。
「あの?」
「なんだおっさん」
フントは困ってしまった。
なぜなら自分の前にも取り皿と水が置かれたからだ。
「俺も食ってもいいのか?」
「食え」
「だが……」
フントの困惑した表情にアージュは意地悪な笑みを浮かべた。
「ハイエナハウンドの連中にも、違うもんを用意してあるから心配すんな」
ということで夕食が開始された。
「美味しいわ美味しいわ!」
と、いつものようにナイは骨肉にしゃぶりつく。
「今度はマーマレード味もいいかもね」
「そうだな。欲を言えば一晩漬けこんでおきてえな」
などと、クラウスとアージュはいつものように冷静にスペアリブを味わっている。
最初は骨つき肉を持ったままどうしたものかという表情を見せていたイーゼルではあったが、見よう見まねでナイがやるようにお肉にかぶりついてみる。
するとお肉はカリッと抵抗した後に、ふにゅっと骨から離れていく。
同時に鼻を香ばしい香りが抜け、口には甘みと塩気と旨みが広がっていく。
ゆっくりと最初の一本を味わったイーゼルは、隣でナイがアージュに怒鳴られながら、無理やり野菜とパンと口に詰め込まれているのをちらりと見ると、一瞬身体を震わせてから、アージュに叱られないようにと、野菜とパンにも手を伸ばした。
さて、面白いのがフントのおっさん。
おっさんは慣れた手つきというか口付きというか、とにかく器用に牙を使って骨から肉を綺麗に引っぺがし、もりもりと食べ進めている。
普通は肉を食べ終わったところで骨を取り皿に置き、アージュに叱られないように野菜とパンに手を伸ばすのだが、ここからこのおっさんは違った。
おっさんは手に残った骨を使って器用に野菜とパンを串刺しにすると、これらももりもりと食べていく。
そうして骨に残った肉の破片や肉汁が、野菜やパンとともにおっさんの腹に入ったところで、おっさんはおもむろに骨をバリバリとやりだしたのだ。
骨まできれいに食べてから、フントは二本目のスペアリブを手に取り、バリバリと骨までかみ砕いている。
その様子を熱心に見つめているのはクラウスだ。
「すごいねフントのおっさん。おっさんは普段から骨まで食いつくすの?」
クラウスの目をキラキラさせた質問に、フントも姫が食事を楽しんでいる様子に気を許したのか、クラウスに笑いかけた。
「骨の固い部分は後から吐き出すのさ。俺達にとって旨いのは骨の中にある髄なんだよ」
「へえ」
するとアージュは会話に割り込んできた。
「フントのおっさん、ハイエナハウンドも骨ごと獲物を食った後、骨の固い部分だけは吐き出すんだよな」
「ああ。粉々になっているけどな」
「吐き出したのはどうなるんだ?」
「放っておけば、そのうち土に還るさ」
思った通りだ。
一通り食事を終え、満足そうにお腹を抱えているナイ達にデザートの果物を切ってやると、アージュはフントのおっさんに声を掛けた。
「それじゃおっさん、ハイエナハウンドにも差し入れを持っていくか」
そう誘われて席を立ったフントは、アージュが指差した荷車の山を見て「なるほどな」と感心した。
なぜならそこには、肉がこびりついた生の獣骨が山積にされていたからなのだ。
フントが荷車を引き、アージュがその横を歩いていく。
イーゼルはアージュと離れたくないのか、彼の後についている。
但し昼と異なるのは、口の周りが肉汁でべたべたなとこだ。
「そしたらおっさん、段取り通り頼むよ」
「こちらこそ気を使ってもらいすまん。だが、本当にこれでいいのか?」
「問題ないさ。それじゃまた明日」
そう言い残すと、アージュはイーゼルとともにアパートメントに帰ってしまった。
荷車と残されたフントは、そっと仲間達に吠え掛けた。
すると、廃墟からぞろぞろと大小の犬影が現れた。
「今日はこれを腹の足しにしろ」
フントの小さな呼びかけに対し、直接意識が返ってくる。
「イイノカ」
「シンヨウデキルノカ」
「スゴイナコノオオキナホネハ」
「ウマソウダ」
「でな、お前らに命令がある」
フントはハイエナハンドどもに意識を送り返す。
「オヤスイゴヨウダ」
「ココニハケバイイノダナ」
フントはハイエナハウンド達の反応に満足すると、荷車の骨を草原にざっと降ろした。
ハイエナハウンドたちは順番にそれを咥えると、フントの周りで各々リラックスしながら、まずは骨にこびりついた肉片から齧り始める。
その様子を眺めながら、フントも小骨を一本つまむと、デザート代わりにガリガリとやりだした。
今日は不思議な一日だった。
人間達に見つからないように用心しながら、蟲の姫を数日間かけて探し回った。
いつもなら警報となる、荒野に不似合いな若草の香りを追って。
そうしてやっと見つけた姫は、自分達と同様に謎の魔物に襲われていた。
それは絶望的な光景だった。
しかしやがてそれは希望に代わった。
なぜなら姫は魔物をやすやすと剣で切り倒したからだ。
後は姫の縄張りに住まう許しを請うのみ。
ところが孤高であると聞いていた姫は従者を引き連れていた。
しかも我らに対し、人間の町についてくるように命じられたのだ。
町に着くと、姫の従者から素晴らしい肉料理をごちそうになった。
さらには眷族のために新鮮な肉片付きの骨を山のように用意してくれた。
不思議なのは姫よりも従者の方が威張り散らしていたことであったが。
従者は明朝にまた顔を出せという。
明日は何があるのだろう。
フントは小骨を噛み砕くと、ペレットを吐き出し、草むらに横になった。
すると食事を終えたハウンド達もフントを取り囲むように集まってくる。
群れでの眠りのときがやってくる。
眠りに落ちる前にフントは思い出す。
蟲の姫を。
可憐でありながらも強き姫を。
フントは気恥ずかしそうに一度寝がえりを打つと、群れとともにそのまま眠りに落ちた。
ジューシーな肉汁の香りとともに、アージュ、ナイ、イーゼルが、台所代りにしている部屋から戻ってきた。
「できたぞ」
「今日はスペアリブだね!」
アージュの指示に従ってローテーブルに大きな平皿をナイがどさりと置いた。
皿には一本一本切り離されてこんがりと蒸し焼きにされた、猪のあばら肉が山盛りになっている。
「ナイねーちゃん、野菜も食うんだぞ」
そう付け加えながら、アージュもその横に焼き野菜がこんもりと盛られた皿と、薄切りにしたパンを山積みにしたボウルを置いていった。
その横ではいつの間にか手伝いを仕込まれたイーゼルが、それぞれの前にカップを並べ、慣れない手つきで水差しから水を注いでいる。
「あの?」
「なんだおっさん」
フントは困ってしまった。
なぜなら自分の前にも取り皿と水が置かれたからだ。
「俺も食ってもいいのか?」
「食え」
「だが……」
フントの困惑した表情にアージュは意地悪な笑みを浮かべた。
「ハイエナハウンドの連中にも、違うもんを用意してあるから心配すんな」
ということで夕食が開始された。
「美味しいわ美味しいわ!」
と、いつものようにナイは骨肉にしゃぶりつく。
「今度はマーマレード味もいいかもね」
「そうだな。欲を言えば一晩漬けこんでおきてえな」
などと、クラウスとアージュはいつものように冷静にスペアリブを味わっている。
最初は骨つき肉を持ったままどうしたものかという表情を見せていたイーゼルではあったが、見よう見まねでナイがやるようにお肉にかぶりついてみる。
するとお肉はカリッと抵抗した後に、ふにゅっと骨から離れていく。
同時に鼻を香ばしい香りが抜け、口には甘みと塩気と旨みが広がっていく。
ゆっくりと最初の一本を味わったイーゼルは、隣でナイがアージュに怒鳴られながら、無理やり野菜とパンと口に詰め込まれているのをちらりと見ると、一瞬身体を震わせてから、アージュに叱られないようにと、野菜とパンにも手を伸ばした。
さて、面白いのがフントのおっさん。
おっさんは慣れた手つきというか口付きというか、とにかく器用に牙を使って骨から肉を綺麗に引っぺがし、もりもりと食べ進めている。
普通は肉を食べ終わったところで骨を取り皿に置き、アージュに叱られないように野菜とパンに手を伸ばすのだが、ここからこのおっさんは違った。
おっさんは手に残った骨を使って器用に野菜とパンを串刺しにすると、これらももりもりと食べていく。
そうして骨に残った肉の破片や肉汁が、野菜やパンとともにおっさんの腹に入ったところで、おっさんはおもむろに骨をバリバリとやりだしたのだ。
骨まできれいに食べてから、フントは二本目のスペアリブを手に取り、バリバリと骨までかみ砕いている。
その様子を熱心に見つめているのはクラウスだ。
「すごいねフントのおっさん。おっさんは普段から骨まで食いつくすの?」
クラウスの目をキラキラさせた質問に、フントも姫が食事を楽しんでいる様子に気を許したのか、クラウスに笑いかけた。
「骨の固い部分は後から吐き出すのさ。俺達にとって旨いのは骨の中にある髄なんだよ」
「へえ」
するとアージュは会話に割り込んできた。
「フントのおっさん、ハイエナハウンドも骨ごと獲物を食った後、骨の固い部分だけは吐き出すんだよな」
「ああ。粉々になっているけどな」
「吐き出したのはどうなるんだ?」
「放っておけば、そのうち土に還るさ」
思った通りだ。
一通り食事を終え、満足そうにお腹を抱えているナイ達にデザートの果物を切ってやると、アージュはフントのおっさんに声を掛けた。
「それじゃおっさん、ハイエナハウンドにも差し入れを持っていくか」
そう誘われて席を立ったフントは、アージュが指差した荷車の山を見て「なるほどな」と感心した。
なぜならそこには、肉がこびりついた生の獣骨が山積にされていたからなのだ。
フントが荷車を引き、アージュがその横を歩いていく。
イーゼルはアージュと離れたくないのか、彼の後についている。
但し昼と異なるのは、口の周りが肉汁でべたべたなとこだ。
「そしたらおっさん、段取り通り頼むよ」
「こちらこそ気を使ってもらいすまん。だが、本当にこれでいいのか?」
「問題ないさ。それじゃまた明日」
そう言い残すと、アージュはイーゼルとともにアパートメントに帰ってしまった。
荷車と残されたフントは、そっと仲間達に吠え掛けた。
すると、廃墟からぞろぞろと大小の犬影が現れた。
「今日はこれを腹の足しにしろ」
フントの小さな呼びかけに対し、直接意識が返ってくる。
「イイノカ」
「シンヨウデキルノカ」
「スゴイナコノオオキナホネハ」
「ウマソウダ」
「でな、お前らに命令がある」
フントはハイエナハンドどもに意識を送り返す。
「オヤスイゴヨウダ」
「ココニハケバイイノダナ」
フントはハイエナハウンド達の反応に満足すると、荷車の骨を草原にざっと降ろした。
ハイエナハウンドたちは順番にそれを咥えると、フントの周りで各々リラックスしながら、まずは骨にこびりついた肉片から齧り始める。
その様子を眺めながら、フントも小骨を一本つまむと、デザート代わりにガリガリとやりだした。
今日は不思議な一日だった。
人間達に見つからないように用心しながら、蟲の姫を数日間かけて探し回った。
いつもなら警報となる、荒野に不似合いな若草の香りを追って。
そうしてやっと見つけた姫は、自分達と同様に謎の魔物に襲われていた。
それは絶望的な光景だった。
しかしやがてそれは希望に代わった。
なぜなら姫は魔物をやすやすと剣で切り倒したからだ。
後は姫の縄張りに住まう許しを請うのみ。
ところが孤高であると聞いていた姫は従者を引き連れていた。
しかも我らに対し、人間の町についてくるように命じられたのだ。
町に着くと、姫の従者から素晴らしい肉料理をごちそうになった。
さらには眷族のために新鮮な肉片付きの骨を山のように用意してくれた。
不思議なのは姫よりも従者の方が威張り散らしていたことであったが。
従者は明朝にまた顔を出せという。
明日は何があるのだろう。
フントは小骨を噛み砕くと、ペレットを吐き出し、草むらに横になった。
すると食事を終えたハウンド達もフントを取り囲むように集まってくる。
群れでの眠りのときがやってくる。
眠りに落ちる前にフントは思い出す。
蟲の姫を。
可憐でありながらも強き姫を。
フントは気恥ずかしそうに一度寝がえりを打つと、群れとともにそのまま眠りに落ちた。
0
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
敵に貞操を奪われて癒しの力を失うはずだった聖女ですが、なぜか前より漲っています
藤谷 要
恋愛
サルサン国の聖女たちは、隣国に征服される際に自国の王の命で殺されそうになった。ところが、侵略軍将帥のマトルヘル侯爵に助けられた。それから聖女たちは侵略国に仕えるようになったが、一か月後に筆頭聖女だったルミネラは命の恩人の侯爵へ嫁ぐように国王から命じられる。
結婚披露宴では、陛下に側妃として嫁いだ旧サルサン国王女が出席していたが、彼女は侯爵に腕を絡めて「陛下の手がつかなかったら一年後に妻にしてほしい」と頼んでいた。しかも、侯爵はその手を振り払いもしない。
聖女は愛のない交わりで神の加護を失うとされているので、当然白い結婚だと思っていたが、初夜に侯爵のメイアスから体の関係を迫られる。彼は命の恩人だったので、ルミネラはそのまま彼を受け入れた。
侯爵がかつての恋人に似ていたとはいえ、侯爵と孤児だった彼は全く別人。愛のない交わりだったので、当然力を失うと思っていたが、なぜか以前よりも力が漲っていた。
※全11話 2万字程度の話です。
つまらなかった乙女ゲームに転生しちゃったので、サクッと終わらすことにしました
蒼羽咲
ファンタジー
つまらなかった乙女ゲームに転生⁈
絵に惚れ込み、一目惚れキャラのためにハードまで買ったが内容が超つまらなかった残念な乙女ゲームに転生してしまった。
絵は超好みだ。内容はご都合主義の聖女なお花畑主人公。攻略イケメンも顔は良いがちょろい対象ばかり。てこたぁ逆にめちゃくちゃ住み心地のいい場所になるのでは⁈と気づき、テンションが一気に上がる!!
聖女など面倒な事はする気はない!サクッと攻略終わらせてぐーたら生活をGETするぞ!
ご都合主義ならチョロい!と、野望を胸に動き出す!!
+++++
・重複投稿・土曜配信 (たま~に水曜…不定期更新)
帰国した王子の受難
ユウキ
恋愛
庶子である第二王子は、立場や情勢やら諸々を鑑みて早々に隣国へと無期限遊学に出た。そうして年月が経ち、そろそろ兄(第一王子)が立太子する頃かと、感慨深く想っていた頃に突然届いた帰還命令。
取り急ぎ舞い戻った祖国で見たのは、修羅場であった。
勇者パーティーにダンジョンで生贄にされました。これで上位神から押し付けられた、勇者の育成支援から解放される。
克全
ファンタジー
エドゥアルには大嫌いな役目、神与スキル『勇者の育成者』があった。力だけあって知能が低い下級神が、勇者にふさわしくない者に『勇者』スキルを与えてしまったせいで、上級神から与えられてしまったのだ。前世の知識と、それを利用して鍛えた絶大な魔力のあるエドゥアルだったが、神与スキル『勇者の育成者』には逆らえず、嫌々勇者を教育していた。だが、勇者ガブリエルは上級神の想像を絶する愚者だった。事もあろうに、エドゥアルを含む300人もの人間を生贄にして、ダンジョンの階層主を斃そうとした。流石にこのような下劣な行いをしては『勇者』スキルは消滅してしまう。対象となった勇者がいなくなれば『勇者の育成者』スキルも消滅する。自由を手に入れたエドゥアルは好き勝手に生きることにしたのだった。
生贄にされた少年。故郷を離れてゆるりと暮らす。
水定ゆう
ファンタジー
村の仕来りで生贄にされた少年、天月・オボロナ。魔物が蠢く危険な森で死を覚悟した天月は、三人の異形の者たちに命を救われる。
異形の者たちの弟子となった天月は、数年後故郷を離れ、魔物による被害と魔法の溢れる町でバイトをしながら冒険者活動を続けていた。
そこで待ち受けるのは数々の陰謀や危険な魔物たち。
生贄として魔物に捧げられた少年は、冒険者活動を続けながらゆるりと日常を満喫する!
※とりあえず、一時完結いたしました。
今後は、短編や別タイトルで続けていくと思いますが、今回はここまで。
その際は、ぜひ読んでいただけると幸いです。
【完結】婚約者なんて眼中にありません
らんか
恋愛
あー、気が抜ける。
婚約者とのお茶会なのにときめかない……
私は若いお子様には興味ないんだってば。
やだ、あの騎士団長様、素敵! 確か、お子さんはもう成人してるし、奥様が亡くなってからずっと、独り身だったような?
大人の哀愁が滲み出ているわぁ。
それに強くて守ってもらえそう。
男はやっぱり包容力よね!
私も守ってもらいたいわぁ!
これは、そんな事を考えているおじ様好きの婚約者と、その婚約者を何とか振り向かせたい王子が奮闘する物語……
短めのお話です。
サクッと、読み終えてしまえます。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる