諦めてください!

なーな

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仲間集め!

行きたくありません!

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「神子様。
そろそろご準備をいたしませと。公爵様方がお待ちでいらっしゃいます。皇太子殿下もお待ちです。」

「ライアン様に伝えて!
私は行かないって!」

「これ以上、皆様方をお待たせするわけにはいきません」

「イヤだ!行きたくないもん!行ったら絶対何か言われる!」

「神子様、世の中に絶対はございません。
神子様に対して何かおっしゃる勇気がある方はいらっしゃいません」

「そうかもしれないけど!
行ったら後悔するのが目にみえてるもん」

「何を根拠にそのような事が分かるのですか?」

「証拠とかないけど…女の勘っていうか…」

という言い争いをかれこれ三十分はやっている。

「では、後回しにいたしますか?
神子様がお望みとあれば、面会を先延ばしにする事も可能です。しかし、面会予定が入っている方はまだいらっしゃいます。一日に大勢とお会いになられるより、何日かに分けた方がよろしいかと思います」

最初は、ついにリンが折れたっ!と思い喜んだ。 
しかし、聞いていくにつれ、今日会わなければ、後でいっぱい会わなきゃいけないと言われ、気持ちは沈んだ。

(今日会った方が絶っっ対いいよね。)

「わ、分かった!
今すぐ準備する!」

結局折れたのは、杏里だった。
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