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茹でたコンニャク

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摩耶は鍋の中を覗き込むと目を大きく見開いてナミに叫んだ。

「い、嫌だ!そんなの貼ったら火傷しちゃうよ!絶対い嫌だよ、お願いだから許して!」

摩耶は必死でナミにやめるように訴えてた。

だがそんな事でやめてくれるナミではない。むしろ、彼女の加虐心を煽ることになってしまう。

もちろん、摩耶も分かってはいるのだろうが。。

ナミは、嫌がる摩耶をいつもの様に〝情けない〝という表情で見下ろし

「しょうがない奴だね。ちゃんと大火傷しない様に適度に温度を下げてやるから、心配ないさ。」

ナミはそう言って鍋を持ったまま、摩耶の背後にまわった。

そして、鍋からコンニャクを箸でつまみ出すと、ゆっくりと摩耶の背中に近づけていった。

「いや!ホントに嫌だ!やめて、やめて、やめて・・・きゃあああ!!」
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