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動かせない。。

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「んあぁぁ。。っうっ!い・た・い。。くっ。。くうぅ!」

ようやく、2つ目の洗濯バサミが伊佐乃の左腕を挟むと、彼女がまた呻いた。
必死に痛みを堪え、大きな声を出さない様に耐えていた。

耐える姿がたまらない。。
伊佐乃に色気がないなどと言う話は、実際はドラマの演技上でのスキルの問題でしかない。

〝実物の女〝としての伊佐乃は、やはり一般人にはない、傑出した美しさを持っていた。
その伊佐乃が、精神的に弱りきり、今摩耶の手中にある。。

その美しい腕を、洗濯バサミに挟まれ、苦痛に歪む伊佐乃の表情は、アカデミー賞ものの美しさだった。

摩耶は、それからも情け容赦なく、伊佐乃の両腕を洗濯バサミで挟んでいった。
洗濯バサミが増える度、伊佐乃の呻きは激しくなり、やがて鳴き声に変わった。呼吸も荒くなり、苦しそうだ。

摩耶は、その辛そうな伊佐乃の表情を拝みながら、残りの洗濯バサミを手にした。

伊佐乃の肌は柔らかく、軽く触れるだけで手に吸い着いてくる様な、潤いに満ちていた。

そして。。

ついに伊佐乃の両腕が100個の洗濯バサミに埋めつくされた。
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