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向こう側の光へ

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そして

凄まじいまでの痛みに奈緒美が精神力を、体力を奪い尽くされた頃。。

暗闇に包まれていた彼女の脳裏に小さな穴が開き、その穴の向こうで、目映いばかりの光が灯った。

光は次第に輝きを増し、それに合わせて穴がゆっくりと広がり始めた。

「ああああぁぁぁぁ~っ!ひ、光がっ、光がっ、光があああああぁぁぁぁ~っ!」

奈緒美は苦痛に絶叫を上げながらも、摩耶に光が見え始めた事を訴えた。

「よし、もう少しよ。もう少しで向こう側に行ける。いい? 最後の仕上げよ!」

摩耶はテーブルの上に置かれていた大理石の重い灰皿を手にすると、それを振りかぶった。そして、道具に挟まれ潰されている奈緒美の右股を容赦なく滅多打ちにし始めた。
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