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第1章
47 side 双子
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エルヴィスさんとユーリは何やら楽しそうに話し始めてしまった。
「うま……。」
チェルロはユーリの卵焼きとか僕たちの作ったおにぎりをうまいうまいとひたすら食べている。
「チェルロは、人族なの?」
「俺は呼び捨てか、まぁいいけど。
俺は竜人族だよ。
ちびちゃんたちは竜人族をみたのは初めてか?」
「「うん。」」
「見た目は人族と変わらないだろ。
あ、これもうまい。」
きのこの肉巻きをひとつぱくつく。
「……ひとぞくとなにがちがうの?」
「ん?んー?ひ、み、つ。
自分たちで調べてみな。」
絶対説明するのめんどくさがった!
でも秘密と言われると気になる……。
今度調べてみよう。
チェルロは竜人族の国は雲の上、つまり空にあることとか、竜人族は食にうるさい人が多いこととか、宝石などの光りものがすきな人が多いこととか気になることをたくさん教えてくれた。
お昼ごはんを食べ終わったら、エルヴィスさんとチェルロと屋台を周ることになり、ミクロはエルヴィスさん、フィラはチェルロに肩車してもらった。
初めての肩車。
空に手が届きそうな気がして、楽しい。
でも、ゆらりゆらりと揺れて、なんだか目が…………ぐぅ。
は、と目を覚ませばカフェの事務室だった。
おやつにユーリからプリンをもらってほっぺたが落ちそうなその美味しさに2人で美味しいねぇって楽しんでいると、ユーリがエルヴィスさんとチェルロが隣に住んでいいかと僕たちに聞いてきた。
薬屋さんをやるとユーリから聞いていたけど、それをエルヴィスさんたちがやるならユーリののんびり過ごすって目標に近づくのだろう。
チェルロと話すのは楽しい。
2人よりできることが少ない僕たちが捨てられないか不安だったことけれど大丈夫だとわかり、受け入れることにした。
その後ユーリは2人と契約を結びに行き、帰ってきたと思ったら歓迎会をやるとキッチンに籠ったので僕たちももはや着替えるだけとなっていた自分の部屋に籠った。
「フィラ、かけたー?」
「……ん、かけた。」
綺麗な色の紙にユーリへおめでとうとありがとうを書いて袋に入れて紐で縛る。
「できた!」
「……できたね。」
「「よかった。」」
途中ユーリが来て焦ったけれどミクロが部屋に入らせないで難を逃れ間に合ったのだった……。
夜、歓迎会の途中でユーリにプレゼントを渡せば、ユーリは笑いながら泣いていた。
嬉しくても涙が出ることはあるんだって。
ぎゅ、って抱きしめてくれた腕の中はやっぱり温かくてユーリのところに来れてよかったとユーリの首元に擦り寄ったのだった。
それからというもの、ユーリは常に僕たちがあげたペンダントをつけてくれていた。
あげた手紙は書斎の壁に貼られてた。
恥ずかしいから外してって言ったけど、俺の宝物だからって外されることはなかった。
サプライズ、大成功!
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