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第2章
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しおりを挟む「う~ユーリ寒い……。」
「……寒い~。」
「くすぐったいのですが~。」
朝起きてすぐ、まだ部屋が温まっていないからか、毛布にくるまってカフェラテを飲んでいた俺のお腹に髪の毛爆発中の2人が潜り込んでくる。
今日は本当になんの予定もない一日。
双子も魔法魔術の教室もギルドの都合で教室が開いていないからおやすみ。
まぁあとで本屋さんかエルヴィスさんのところに一般薬を教わりにいくかもしれないが。
朝からゆったりまったりだ。
双子への朝ごはんも食パンにハムエッグとサラダ、牛乳と簡単なもの。
俺はこのカフェラテでいい。
双子はぽけぽけしながら朝ごはんを食べ、また俺のお腹に潜り込んできた。
「今日の2人はおねむか?
せっかく新しい遊びでもしようかと思ったのに。」
「新しい……」
「……遊び!?」
お腹に顔を埋めていた同じ顔がこちらを向く。
おーおー、目を輝かせちゃって。
「手袋!」
「「よーし!」」
「帽子!」
「「よーし!」」
「マフラー!」
「「よーし!」」
「コート!」
「「よーし!」」
「長ぐつ!」
「「よーし!」」
もっこもこの装備した2人と畑へ出る。
秋の収穫を終え、休憩中のそこにはふかふかの雪が積もっていた。
除雪はカフェの前は大人組で協力してしっかりしているけれど、畑の雪はそのまま。
それにカフェの前の雪を畑に持って行っているからそこには大きな山がふたつほどできていた。
「じゃ、まずは1個目の遊びでもしようか。」
ドワーフのドムさんに頼んで作ってもらった物をずるりとアイテムボックスから取り出す。
「ジャジャーン!そりー!」
「そり?」
2人が乗れるほどの木製のそり!
日本にあったようなプラスチックのソリじゃなくて、サンタさんが乗っているようなそり。
「挑戦したい人!」
「「はい!」」
ぴ、とまだまだ小さい手が2本上がった。
乗り物だということはわかったようだ。
「じゃんけんね。」
「「じゃーんけーん、ぽん。」」
勝ったのはミクロ。
俺が乗って前にミクロを乗せる。
フィラは山頂で待機。
下で待ってそりと衝突したら危ないからな。
「行くぞー!」
ミクロを前に乗せて抱え込むようにして麻紐をしっかり握って地面を押す。
「わぁ!」
そんなに勢いよく滑る新しい感覚にミクロは滑りおわってすぐ
「ユーリ!もう1回!」
と興奮仕切りだった。
次に滑ったフィラも同じ反応。
数回は俺と滑って慣れたら2人で前後を交代しつつ、何回も何回も山を登っては滑るを繰り返す。
楽しいことって何回も繰り返しちゃうよね。
わかる。
2人が滑っているのを横目に俺は次の作業へ。
除雪で筋肉痛になってしまうほど少し運動不足の俺にはなかなか過酷な作業が待っている。
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