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第2章
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雪かきをしてひとやすみ。
汗でびっしょりになった服を取り替えて、料理の準備をする。
「「ユーリ、何作るの~?」」
「最高の調味料が必要なおでんを作ります!」
「「おでん?」」
「私も長年生きていますが、まだまだ知らないものがたくさんありますね。
ユーリさんの作る料理は知らないものばかりですね。」
「そ、そうですか……?
さ、作りましょうか!」
おでんはたくさんの具材が必要だからね。
手際よくやっていかないと。
「エルヴィスさんは大根を皮を剥いてぶつ切りにしてください。
そのときにこうやって……面取りを忘れないでくださいね。」
「なんで角を取るのですか?」
「こうすると、煮崩れしにくくなったり、おつゆが染み込みやすくなったりするんです。
少し厚めに切って、少しだけクロスに線を入れてもらえると助かります。
……こんな感じで……。」
ひとつだけ見本を作る。
「わかりました。」
立派な大根を渡した。
「ミクロはゆで卵作ってくれる?
あとはキャロをこれくらいの大きさに。
できたら教えてね。」
人参をひとつだけ見本として切ってミクロの前に置く。
「うん!」
「フィラはこんにゃくを下ごしらえしたらこうやって、真ん中に切れ目を入れてくるんって丸めて。
焦らず、ゆっくりでいいからね。」
「……うん!」
俺は肝になるつゆ作りと練り物作り。
おでんにはんぺんがやっぱりほしいから。
ちくわもほしかったけれど、作るのが大変すぎて今回は諦めた。
あ、牛すじも入れないと。
あとは個人的につぶを入れるのもすきだから入れちゃお。
タコよりもつぶ派です。
まずはだしをとるところから。
鰹節と昆布でだしをとる。
おでんのだしは一番だしだけ。
昆布なんてここじゃ何にもならないごみ同然で、もらってくるとき、くれた人にも、双子にもすごい変な目で見られた。
丁寧に丁寧に。
だし取りはとにかく丁寧に。
これでおでんが決まるといっても過言じゃないから。
あとは醤油とみりん。
おでんのつゆは濃いめに。
俺が作るのは関東風。
関西風よりおつゆは濃いめで、しっかり煮込む。
つゆを作っている間に並行してはんぺんとつみれも作る。
つみれは何かと便利だから多めに作ってアイテムボックスに入れとこ。
「料理を作っているユーリさんは魔法を使っているみたいですね。
僕たちがひとつの作業をしている間にいくつも作って……。
手が何本もあるみたいです。」
「「ユーリはすごいのよ。」」
「褒めても何も出せませーん。」
カフェの料理じゃないから、いつもより和気藹々とした雰囲気で時間が流れる。
カフェで提供する料理を作る時はやっぱり仕事だから厳しくなってしまうものだ。
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