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第4章 俺はもの、だから
6.見合い
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――楽しいことだけ考えていよう、そう思っていたはずだった。
なのに、現実は。
「いまから見合いに行く。
着替えろ」
私は休みでも世間は平日だというのに、月曜の早朝から迎えにきた兄に強引に連れて帰られ、開口一番、父の口から出たのがこれだった。
「……は?」
父はとうとう、あたまがおかしくなったんだろうか。
いまから見合いだなんて。
「さっさと着替えろ。
先方をお待たせするわけにはいかん」
「え?
は?」
状況を飲み込めないまま追いやられた座敷では、成人式のときに着た振り袖と、着付けで呼ばれたであろう祖母と母が待っていた。
「ちょっと!
誰も見合いするとか一言も!」
――バン!
反論させないかのように勢いよく、鼻先で襖が閉まる。
「ねえ、お母さん!
私、見合いなんてしないって!」
「わかってるわよー。
でもお父さんに恥を掻かせるわけにもいかないでしょ?
会うだけ会って断ればいいから」
母と祖母はすでに私に着物を着せる気満々みたいで、準備をはじめていた。
「それは、そうだけど……」
「じゃあ、さっさと服、脱ぎなさい!」
仕方なく、服を脱いで着物を着せてもらう。
「翠ちゃん、綺麗ねー。
いつお嫁にいってもおかしくない」
祖母は無邪気に喜んでいるが、……ごめん、祖母ちゃん。
実は私、すでに結婚しているの。
だから本当は、振り袖着られないんだよ。
見合い会場のホテルまで兄の車だったが、むすっと黙っていた。
「そんなに怒ることないだろ。
翠好みのイケメン、高身長、給料もそれなりにもらっているし、将来も有望だ」
取り繕うように父が言ってくるが、そんなのどうでもいい。
私が怒っているのは、こんなだまし討ちみたいなことをして強引に見合いに連れてきたことだ。
おかげで、蔭木さんに相談する暇もなかった。
もっとも、すでに結婚している私は重婚なんてできないから、速やかにお断りすることになるんだけど。
「それともあれか?
やっぱりこの間の上司と付き合ってるのか?」
「孝宏!
それはいったいなんの話だ!?」
いらぬことを兄が言い、父は兄の方をぐらぐらと揺らせた。
「危ないから!
お父さん!」
「……すまん」
さすがに周りの車にクラクションを鳴らされ、父も少し冷静になったようだ。
「それでその上司ってなんだ?
翠はそいつと付き合っているのか」
助手席の父は後ろを振り向き、訊いてくる。
「だからー、お兄ちゃんにも言ったけど、ただの会社の上司だから。
それ以上でもそれ以下でもない」
「本当なのか?」
「……オレにはタダナラヌカンケイに見えたけどな」
真っ直ぐに前を見たまま、兄がぼそりと呟く。
やはり兄はあれで、完全に誤魔化されてくれたわけではないようだ。
「翠!
いますぐそいつを連れてこい!」
「えっ、だからただの会社の上司だって。
……わかった、お見合いするから!
これで納得してくれる!?」
まんまと敵の術中に嵌まってしまっている気がしないでもない。
でも、こうでも言わないと父は納得してくれそうにないし。
「そうか、見合いするのか。
そうか、そうか。
きっと翠も、彼を気に入ると思うぞ」
初めて私が見合いするなんて言ったものだから、一気に父は上機嫌になった。
見合いはする。
それで断ればいいだけ。
――そう、思っていたんだけど。
「……え?」
会場になった、ホテルのカフェの個室には、すでに先方が待っていた。
相手の顔を見て一瞬、なにかの間違いだと思った。
「美月です、本日はよろしくお願いいたします」
あたまを下げる父に背中を叩かれ、慌てて私もあたまを下げる。
……どうして、あなたがここに?
「國方です、こちらこそよろしくお願いいたします」
爽やかに彼が笑い、眩しいばかりに白い歯が覗く。
見合い相手としてそこにいたのは、中尾さん曰くパンダ二号の、――國方マネージャー、だった。
見合いの間中、引き攣った笑みを顔に貼り付け、ただ訊ねられたことだけに答えていた。
國方さんも始終笑顔だったが、それはどこか嘘くさい。
父たちの話を総合すると、國方さんの母親は、父が仕事でお世話になっている会社の役員なのらしい。
といっても、町の小さな会社みたいだけど。
「あとは若い人同士で」
なんて、まるで昭和のドラマみたいな台詞を残して双方の両親は部屋から出ていった。
「……はぁーっ」
ふたりになった途端、遠慮無しに國方さんは大きなため息を吐き、行儀悪くテーブルに頬杖をついた。
「悪いんだけどオレ、結婚する気ないんだよね」
そこはかとなくそうじゃないかと気付いていた。
彼も乗り気じゃないのだろうと。
「……同感です」
「だろうと思った」
ははっ、と彼の口から乾いた笑いが落ちる。
「オレんとこはさ、小さいときから母親がオレにべったりで。
オレの相手は自分のお眼鏡にかなう女しか認めない。
だからオレがいつまでたっても結婚できないのは自分のせいなのに、なんで結婚できないんだ、ってうるさいの」
はぁーっ、とまた、彼は憂鬱なため息を吐き出した。
「うちも似たようなもんです」
「あんたも?」
小さく頷き、先を続ける。
「父と兄の理想の男以外、認めないそうで」
「その理想がオレかよ、とんだ的外れだ」
大袈裟に彼が、お腹を抱えてあははっ、と笑った。
「じゃあ、この話はなかったということで」
「そうですね」
椅子から彼が立ち上がりドアへと向かう。
「お互い、無駄な時間を過ごしたな。
それじゃあ……って。
あんたどっかで、見たことがある、そういえば」
ドアを開けようとしていたのに振り返り、國方さんは失礼なほどまじまじと私の顔を見た。
「そうかもしれません。
同じ三和百貨店の店に勤めていますから。
紳士部の國方マネージャー」
「オレのこと、知ってるんだ?」
興味深そうに彼が訊いてくる。
「ええ、顔とお名前くらいは、一応」
知らない方が珍しい、赴任初っぱなですでに伝説になっていた彼を。
「そのうえで、見合いを断ったんだ?」
「だから私は、父と兄に従う気はないので」
「なんか興味、出てきたな」
ニヤリ、と彼の右の口端が持ち上がる。
「見合い、断るのやめるわ。
なんかあんたとなら、上手くやれそうな気がする。
じゃ、そういうことで」
ちゅっ、と投げキッスをした彼がドアの向こうに消えていき、バタンと閉まってようやく我に返った。
「え?
ええーっ!?」
なんでそんなことになるのー!?
お願いだからこれ以上、問題を増やさないでよ……。
あまりのことに私は、その場でしばらく打ちひしがれていた。
なのに、現実は。
「いまから見合いに行く。
着替えろ」
私は休みでも世間は平日だというのに、月曜の早朝から迎えにきた兄に強引に連れて帰られ、開口一番、父の口から出たのがこれだった。
「……は?」
父はとうとう、あたまがおかしくなったんだろうか。
いまから見合いだなんて。
「さっさと着替えろ。
先方をお待たせするわけにはいかん」
「え?
は?」
状況を飲み込めないまま追いやられた座敷では、成人式のときに着た振り袖と、着付けで呼ばれたであろう祖母と母が待っていた。
「ちょっと!
誰も見合いするとか一言も!」
――バン!
反論させないかのように勢いよく、鼻先で襖が閉まる。
「ねえ、お母さん!
私、見合いなんてしないって!」
「わかってるわよー。
でもお父さんに恥を掻かせるわけにもいかないでしょ?
会うだけ会って断ればいいから」
母と祖母はすでに私に着物を着せる気満々みたいで、準備をはじめていた。
「それは、そうだけど……」
「じゃあ、さっさと服、脱ぎなさい!」
仕方なく、服を脱いで着物を着せてもらう。
「翠ちゃん、綺麗ねー。
いつお嫁にいってもおかしくない」
祖母は無邪気に喜んでいるが、……ごめん、祖母ちゃん。
実は私、すでに結婚しているの。
だから本当は、振り袖着られないんだよ。
見合い会場のホテルまで兄の車だったが、むすっと黙っていた。
「そんなに怒ることないだろ。
翠好みのイケメン、高身長、給料もそれなりにもらっているし、将来も有望だ」
取り繕うように父が言ってくるが、そんなのどうでもいい。
私が怒っているのは、こんなだまし討ちみたいなことをして強引に見合いに連れてきたことだ。
おかげで、蔭木さんに相談する暇もなかった。
もっとも、すでに結婚している私は重婚なんてできないから、速やかにお断りすることになるんだけど。
「それともあれか?
やっぱりこの間の上司と付き合ってるのか?」
「孝宏!
それはいったいなんの話だ!?」
いらぬことを兄が言い、父は兄の方をぐらぐらと揺らせた。
「危ないから!
お父さん!」
「……すまん」
さすがに周りの車にクラクションを鳴らされ、父も少し冷静になったようだ。
「それでその上司ってなんだ?
翠はそいつと付き合っているのか」
助手席の父は後ろを振り向き、訊いてくる。
「だからー、お兄ちゃんにも言ったけど、ただの会社の上司だから。
それ以上でもそれ以下でもない」
「本当なのか?」
「……オレにはタダナラヌカンケイに見えたけどな」
真っ直ぐに前を見たまま、兄がぼそりと呟く。
やはり兄はあれで、完全に誤魔化されてくれたわけではないようだ。
「翠!
いますぐそいつを連れてこい!」
「えっ、だからただの会社の上司だって。
……わかった、お見合いするから!
これで納得してくれる!?」
まんまと敵の術中に嵌まってしまっている気がしないでもない。
でも、こうでも言わないと父は納得してくれそうにないし。
「そうか、見合いするのか。
そうか、そうか。
きっと翠も、彼を気に入ると思うぞ」
初めて私が見合いするなんて言ったものだから、一気に父は上機嫌になった。
見合いはする。
それで断ればいいだけ。
――そう、思っていたんだけど。
「……え?」
会場になった、ホテルのカフェの個室には、すでに先方が待っていた。
相手の顔を見て一瞬、なにかの間違いだと思った。
「美月です、本日はよろしくお願いいたします」
あたまを下げる父に背中を叩かれ、慌てて私もあたまを下げる。
……どうして、あなたがここに?
「國方です、こちらこそよろしくお願いいたします」
爽やかに彼が笑い、眩しいばかりに白い歯が覗く。
見合い相手としてそこにいたのは、中尾さん曰くパンダ二号の、――國方マネージャー、だった。
見合いの間中、引き攣った笑みを顔に貼り付け、ただ訊ねられたことだけに答えていた。
國方さんも始終笑顔だったが、それはどこか嘘くさい。
父たちの話を総合すると、國方さんの母親は、父が仕事でお世話になっている会社の役員なのらしい。
といっても、町の小さな会社みたいだけど。
「あとは若い人同士で」
なんて、まるで昭和のドラマみたいな台詞を残して双方の両親は部屋から出ていった。
「……はぁーっ」
ふたりになった途端、遠慮無しに國方さんは大きなため息を吐き、行儀悪くテーブルに頬杖をついた。
「悪いんだけどオレ、結婚する気ないんだよね」
そこはかとなくそうじゃないかと気付いていた。
彼も乗り気じゃないのだろうと。
「……同感です」
「だろうと思った」
ははっ、と彼の口から乾いた笑いが落ちる。
「オレんとこはさ、小さいときから母親がオレにべったりで。
オレの相手は自分のお眼鏡にかなう女しか認めない。
だからオレがいつまでたっても結婚できないのは自分のせいなのに、なんで結婚できないんだ、ってうるさいの」
はぁーっ、とまた、彼は憂鬱なため息を吐き出した。
「うちも似たようなもんです」
「あんたも?」
小さく頷き、先を続ける。
「父と兄の理想の男以外、認めないそうで」
「その理想がオレかよ、とんだ的外れだ」
大袈裟に彼が、お腹を抱えてあははっ、と笑った。
「じゃあ、この話はなかったということで」
「そうですね」
椅子から彼が立ち上がりドアへと向かう。
「お互い、無駄な時間を過ごしたな。
それじゃあ……って。
あんたどっかで、見たことがある、そういえば」
ドアを開けようとしていたのに振り返り、國方さんは失礼なほどまじまじと私の顔を見た。
「そうかもしれません。
同じ三和百貨店の店に勤めていますから。
紳士部の國方マネージャー」
「オレのこと、知ってるんだ?」
興味深そうに彼が訊いてくる。
「ええ、顔とお名前くらいは、一応」
知らない方が珍しい、赴任初っぱなですでに伝説になっていた彼を。
「そのうえで、見合いを断ったんだ?」
「だから私は、父と兄に従う気はないので」
「なんか興味、出てきたな」
ニヤリ、と彼の右の口端が持ち上がる。
「見合い、断るのやめるわ。
なんかあんたとなら、上手くやれそうな気がする。
じゃ、そういうことで」
ちゅっ、と投げキッスをした彼がドアの向こうに消えていき、バタンと閉まってようやく我に返った。
「え?
ええーっ!?」
なんでそんなことになるのー!?
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