52 / 61
最終章 もう秘密にしなくていいから
1.もうどうでもいい
しおりを挟む
――朝、気がついたら紘太朗さんはいなかった。
「紘太朗さん……」
腕の拘束は解いてある。
しかも、パジャマまで着せてくれていた。
なのに彼は――いない。
「なんで……」
誤解したのは仕方ない。
事情があったとはいえ、いない間、毎日他の男と食事に行き、さらにその男と無理矢理にとはいえ、キス、していたのだから。
「私の話、ちゃんと聞いてくださいよ……」
ひたすら乱雑に私をもののように扱い、嫉妬を叩きつける彼が怖かった。
でもそれは、どこか泣いているようで、ずっと胸が痛かったのも事実だ。
一言でいい、愛していると伝えられたらきっと違っていたはず。
けれど彼は、私にそれすら許さなかった。
「紘太朗さん……」
静かな朝に私の嗚咽だけが響く。
かけた電話は繋がらなかったし、LINEも既読にすらならなかった。
重い足を引きずって出社する。
行った途端、安堂部長になじられた。
「どうして命じられたことが終わっていないのに、帰った?」
どうしてってそんなの、これは全くの無意味な仕事だから。
しかしそんなことは言えずに黙っている私へ、さらに彼女が続ける。
「あれか?
男と遊ぶのが忙しいからか?
いい気分だろうな、蔭木課長と國方マネージャー、ふたりの男を手玉にとって」
はっ、と馬鹿にしたように彼女が笑った。
ギリッ、と噛みしめた奥歯が軋み、僅かにあたまが痛む。
なんでこんなことを言われなければいけないのだろう。
「いくら彼らに取り入って庇ってもらおうと、ここでは関係ない。
仕事は仕事、きちんとしてもらわねば困る」
私は不当に庇ってもらったりしているわけじゃない。
むしろ、不当に私を扱っているのは彼女の方。
「今日はちゃんと仕事しろよ。
終わらせずに帰ったら、それなりの処罰を受けてもらうからな」
「……はい、わかりました」
もうなにもかもどうでもよくなった。
私を潰したいなら潰せばいい。
そうなったところで誰も、悲しまない。
だって、紘太朗さんはもう、いないんだから。
昨日の続きにプラスし、大量のデータを渡された。
もう昨日までの勢いはなく、ぽつ、ぽつと打ち込んでいく。
このままだと朝までかかっても終わらないだろう。
それでもかまわなかった。
「まだそれだけしか進んでないのか。
お前、やる気あるのか」
私のパソコンをのぞき込んだ安堂部長がはん、と鼻で笑う。
それに反応できないほど、精神は摩耗していた。
「まあいい。
応接室へ行け。
お前に客がお待ちだ」
「……客?」
もしかして紘太朗さん?
「わかり、ました」
僅かな期待に、ほんの少しだけ生気が戻ってくる。
そう、だったらいい。
ううん、きっと、そう。
希望に縋って開けたドアだったけれど、中にいたのは――音成さんと知らない男性だった。
「よくも私を騙してくれたわね」
期待とは真反対な人間に、どうしていいのかわからずに立ち尽くす。
「あなた、紘太朗には私という婚約者がいるのを知っていながら、結婚したらしいわね。
それなのにあの、國方とかいうのとまで婚約して」
「え……」
なんで、彼女がそんなことを知っているのだろう。
まだ、國方マネージャーくらいにしか話したことがないのに。
「この、盗人。
淫売、ビッチ」
吐き捨てるように彼女が言う。
私は紘太朗さんを盗んだりしていない。
――ううん。
婚約者の彼女からしたら、そうなるのだろう。
「どうせあんたが紘太朗を唆したんでしょ。
返してもらうわよ、紘太朗を」
頷く彼女にあわせて隣に座る男性が置いたのは、離婚届だった。
彼はもしかしたら、弁護士なのかもしれない。
「さっさとここにサインして」
「で、できません」
嫌々と首を振り、後ろに下がる。
けれど立ってきた音成さんが私の腕を掴み、無理矢理その紙の前へと連れていく。
「サインしろって言ってるの!」
ペンを握らされ、押さえつけられた。
「嫌。
できない」
「そんなこと、許されると思ってるの!?」
彼女が頷き、さらに隣に紙が置かれる。
今度の紙は慰謝料の請求書で、書かれている金額は私が払えるような額ではなかった。
「紘太朗は私のものなの。
私の!」
あたまを押さえられ、ゴン!と額がテーブルにぶつかる鈍い音がする。
「私のものが勝手にできるなんて思ってるの?
ものはものらしく、私の役にだけ立っていればいいのよ。
なのにいちいち、反抗してきて」
また彼女が私のあたまを押さえ、ゴン!と音がする。
「あなたも人のものに手を出さないでもらえる?
この泥棒猫」
三度、ゴン!と音がした。
「ほら、さっさとサインして」
「……嫌。
できない」
紘太朗さんが私と別れたいというのなら、サインしてもいい。
私は紘太朗さんをいまでも愛しているけど。
でも、これは彼の意思じゃない。
彼の意思を確認するまではそんなこと、できない。
「じゃあ、私が書かせてあげる」
私の手を上から押さえ、勝手に動かして音成さんがサインしていく。
「やめて!
やめてください!」
「うるさい!
あなたも紘太朗と離婚できて嬉しいでしょ?
そうじゃないと國方と結婚できないもの」
止めようとするが彼女の力は強く、ぐちゃぐちゃな字で欄を埋めてしまった。
「こっちもね」
同じように慰謝料の書類にもサインさせられる。
印鑑まで準備されていて、それも音成さんが私の手を操って押した。
「これでいいかしら?」
男は彼女から書類を受け取り、確認している。
いいわけがない、こんなの。
――なのに。
「はい、確かに」
私の意思ではないと目の前で見ているはずなのに男は承認し、書類を鞄の中へしまった。
「早く慰謝料、払ってちょうだい?
それでまずは彼とハワイ旅行にでも行くんだから」
彼、が紘太朗さんじゃないことだけは私にだってわかった。
なのにどうして、彼女は紘太朗さんに執着するんだろう。
気が済んだのか、音成さんは男を引き連れて、高笑いしながら出ていった。
「……最低」
音成さんも……紘太朗さんも。
自分のもの、自分のもの、って、人間はものじゃない。
ちゃんと、意思がある。
「……最低」
もう嫌だな。
消えてしまいたい……。
職場に戻るのも嫌で、ロッカーからバッグを取り出し通用口から外に出る。
そのままふらふらと当てもなく、歩きだした。
「紘太朗さん……」
腕の拘束は解いてある。
しかも、パジャマまで着せてくれていた。
なのに彼は――いない。
「なんで……」
誤解したのは仕方ない。
事情があったとはいえ、いない間、毎日他の男と食事に行き、さらにその男と無理矢理にとはいえ、キス、していたのだから。
「私の話、ちゃんと聞いてくださいよ……」
ひたすら乱雑に私をもののように扱い、嫉妬を叩きつける彼が怖かった。
でもそれは、どこか泣いているようで、ずっと胸が痛かったのも事実だ。
一言でいい、愛していると伝えられたらきっと違っていたはず。
けれど彼は、私にそれすら許さなかった。
「紘太朗さん……」
静かな朝に私の嗚咽だけが響く。
かけた電話は繋がらなかったし、LINEも既読にすらならなかった。
重い足を引きずって出社する。
行った途端、安堂部長になじられた。
「どうして命じられたことが終わっていないのに、帰った?」
どうしてってそんなの、これは全くの無意味な仕事だから。
しかしそんなことは言えずに黙っている私へ、さらに彼女が続ける。
「あれか?
男と遊ぶのが忙しいからか?
いい気分だろうな、蔭木課長と國方マネージャー、ふたりの男を手玉にとって」
はっ、と馬鹿にしたように彼女が笑った。
ギリッ、と噛みしめた奥歯が軋み、僅かにあたまが痛む。
なんでこんなことを言われなければいけないのだろう。
「いくら彼らに取り入って庇ってもらおうと、ここでは関係ない。
仕事は仕事、きちんとしてもらわねば困る」
私は不当に庇ってもらったりしているわけじゃない。
むしろ、不当に私を扱っているのは彼女の方。
「今日はちゃんと仕事しろよ。
終わらせずに帰ったら、それなりの処罰を受けてもらうからな」
「……はい、わかりました」
もうなにもかもどうでもよくなった。
私を潰したいなら潰せばいい。
そうなったところで誰も、悲しまない。
だって、紘太朗さんはもう、いないんだから。
昨日の続きにプラスし、大量のデータを渡された。
もう昨日までの勢いはなく、ぽつ、ぽつと打ち込んでいく。
このままだと朝までかかっても終わらないだろう。
それでもかまわなかった。
「まだそれだけしか進んでないのか。
お前、やる気あるのか」
私のパソコンをのぞき込んだ安堂部長がはん、と鼻で笑う。
それに反応できないほど、精神は摩耗していた。
「まあいい。
応接室へ行け。
お前に客がお待ちだ」
「……客?」
もしかして紘太朗さん?
「わかり、ました」
僅かな期待に、ほんの少しだけ生気が戻ってくる。
そう、だったらいい。
ううん、きっと、そう。
希望に縋って開けたドアだったけれど、中にいたのは――音成さんと知らない男性だった。
「よくも私を騙してくれたわね」
期待とは真反対な人間に、どうしていいのかわからずに立ち尽くす。
「あなた、紘太朗には私という婚約者がいるのを知っていながら、結婚したらしいわね。
それなのにあの、國方とかいうのとまで婚約して」
「え……」
なんで、彼女がそんなことを知っているのだろう。
まだ、國方マネージャーくらいにしか話したことがないのに。
「この、盗人。
淫売、ビッチ」
吐き捨てるように彼女が言う。
私は紘太朗さんを盗んだりしていない。
――ううん。
婚約者の彼女からしたら、そうなるのだろう。
「どうせあんたが紘太朗を唆したんでしょ。
返してもらうわよ、紘太朗を」
頷く彼女にあわせて隣に座る男性が置いたのは、離婚届だった。
彼はもしかしたら、弁護士なのかもしれない。
「さっさとここにサインして」
「で、できません」
嫌々と首を振り、後ろに下がる。
けれど立ってきた音成さんが私の腕を掴み、無理矢理その紙の前へと連れていく。
「サインしろって言ってるの!」
ペンを握らされ、押さえつけられた。
「嫌。
できない」
「そんなこと、許されると思ってるの!?」
彼女が頷き、さらに隣に紙が置かれる。
今度の紙は慰謝料の請求書で、書かれている金額は私が払えるような額ではなかった。
「紘太朗は私のものなの。
私の!」
あたまを押さえられ、ゴン!と額がテーブルにぶつかる鈍い音がする。
「私のものが勝手にできるなんて思ってるの?
ものはものらしく、私の役にだけ立っていればいいのよ。
なのにいちいち、反抗してきて」
また彼女が私のあたまを押さえ、ゴン!と音がする。
「あなたも人のものに手を出さないでもらえる?
この泥棒猫」
三度、ゴン!と音がした。
「ほら、さっさとサインして」
「……嫌。
できない」
紘太朗さんが私と別れたいというのなら、サインしてもいい。
私は紘太朗さんをいまでも愛しているけど。
でも、これは彼の意思じゃない。
彼の意思を確認するまではそんなこと、できない。
「じゃあ、私が書かせてあげる」
私の手を上から押さえ、勝手に動かして音成さんがサインしていく。
「やめて!
やめてください!」
「うるさい!
あなたも紘太朗と離婚できて嬉しいでしょ?
そうじゃないと國方と結婚できないもの」
止めようとするが彼女の力は強く、ぐちゃぐちゃな字で欄を埋めてしまった。
「こっちもね」
同じように慰謝料の書類にもサインさせられる。
印鑑まで準備されていて、それも音成さんが私の手を操って押した。
「これでいいかしら?」
男は彼女から書類を受け取り、確認している。
いいわけがない、こんなの。
――なのに。
「はい、確かに」
私の意思ではないと目の前で見ているはずなのに男は承認し、書類を鞄の中へしまった。
「早く慰謝料、払ってちょうだい?
それでまずは彼とハワイ旅行にでも行くんだから」
彼、が紘太朗さんじゃないことだけは私にだってわかった。
なのにどうして、彼女は紘太朗さんに執着するんだろう。
気が済んだのか、音成さんは男を引き連れて、高笑いしながら出ていった。
「……最低」
音成さんも……紘太朗さんも。
自分のもの、自分のもの、って、人間はものじゃない。
ちゃんと、意思がある。
「……最低」
もう嫌だな。
消えてしまいたい……。
職場に戻るのも嫌で、ロッカーからバッグを取り出し通用口から外に出る。
そのままふらふらと当てもなく、歩きだした。
0
あなたにおすすめの小説
【完結】あなた専属になります―借金OLは副社長の「専属」にされた―
七転び八起き
恋愛
『借金を返済する為に働いていたラウンジに現れたのは、勤務先の副社長だった。
彼から出された取引、それは『専属』になる事だった。』
実家の借金返済のため、昼は会社員、夜はラウンジ嬢として働く優美。
ある夜、一人でグラスを傾ける謎めいた男性客に指名される。
口数は少ないけれど、なぜか心に残る人だった。
「また来る」
そう言い残して去った彼。
しかし翌日、会社に現れたのは、なんと店に来た彼で、勤務先の副社長の河内だった。
「俺専属の嬢になって欲しい」
ラウンジで働いている事を秘密にする代わりに出された取引。
突然の取引提案に戸惑う優美。
しかし借金に追われる現状では、断る選択肢はなかった。
恋愛経験ゼロの優美と、完璧に見えて不器用な副社長。
立場も境遇も違う二人が紡ぐラブストーリー。
それは、ホントに不可抗力で。
樹沙都
恋愛
これ以上他人に振り回されるのはまっぴらごめんと一大決意。人生における全ての無駄を排除し、おひとりさまを謳歌する歩夢の前に、ひとりの男が立ちはだかった。
「まさか、夫の顔……を、忘れたとは言わないだろうな? 奥さん」
その婚姻は、天の啓示か、はたまた……ついうっかり、か。
恋に仕事に人間関係にと翻弄されるお人好しオンナ関口歩夢と腹黒大魔王小林尊の攻防戦。
まさにいま、開始のゴングが鳴った。
まあね、所詮、人生は不可抗力でできている。わけよ。とほほっ。
『冷徹社長の秘書をしていたら、いつの間にか専属の妻に選ばれました』
鍛高譚
恋愛
秘書課に異動してきた相沢結衣は、
仕事一筋で冷徹と噂される社長・西園寺蓮の専属秘書を務めることになる。
厳しい指示、膨大な業務、容赦のない会議――
最初はただ必死に食らいつくだけの日々だった。
だが、誰よりも真剣に仕事と向き合う蓮の姿に触れるうち、
結衣は秘書としての誇りを胸に、確かな成長を遂げていく。
そして、蓮もまた陰で彼女を支える姿勢と誠実な仕事ぶりに心を動かされ、
次第に結衣は“ただの秘書”ではなく、唯一無二の存在になっていく。
同期の嫉妬による妨害、ライバル会社の不正、社内の疑惑。
数々の試練が二人を襲うが――
蓮は揺るがない意志で結衣を守り抜き、
結衣もまた社長としてではなく、一人の男性として蓮を信じ続けた。
そしてある夜、蓮がようやく口にした言葉は、
秘書と社長の関係を静かに越えていく。
「これからの人生も、そばで支えてほしい。」
それは、彼が初めて見せた弱さであり、
結衣だけに向けた真剣な想いだった。
秘書として。
一人の女性として。
結衣は蓮の差し伸べた未来を、涙と共に受け取る――。
仕事も恋も全力で駆け抜ける、
“冷徹社長×秘書”のじれ甘オフィスラブストーリー、ここに完結。
地味系秘書と氷の副社長は今日も仲良くバトルしてます!
楓乃めーぷる
恋愛
見た目はどこにでもいそうな地味系女子の小鳥風音(おどりかざね)が、ようやく就職した会社で何故か社長秘書に大抜擢されてしまう。
秘書検定も持っていない自分がどうしてそんなことに……。
呼び出された社長室では、明るいイケメンチャラ男な御曹司の社長と、ニコリともしない銀縁眼鏡の副社長が風音を待ち構えていた――
地味系女子が色々巻き込まれながら、イケメンと美形とぶつかって仲良くなっていく王道ラブコメなお話になっていく予定です。
ちょっとだけ三角関係もあるかも?
・表紙はかんたん表紙メーカーで作成しています。
・毎日11時に投稿予定です。
・勢いで書いてます。誤字脱字等チェックしてますが、不備があるかもしれません。
・公開済のお話も加筆訂正する場合があります。
先輩、お久しぶりです
吉生伊織
恋愛
若宮千春 大手不動産会社
秘書課
×
藤井昂良 大手不動産会社
経営企画本部
『陵介とデキてたんなら俺も邪魔してたよな。
もうこれからは誘わないし、誘ってこないでくれ』
大学生の時に起きたちょっとした誤解で、先輩への片想いはあっけなく終わってしまった。
誤解を解きたくて探し回っていたが見つけられず、そのまま音信不通に。
もう会うことは叶わないと思っていた数年後、社会人になってから偶然再会。
――それも同じ会社で働いていた!?
音信不通になるほど嫌われていたはずなのに、徐々に距離が縮む二人。
打ち解けあっていくうちに、先輩は徐々に甘くなっていき……
冷遇妃ライフを満喫するはずが、皇帝陛下の溺愛ルートに捕まりました!?
由香
恋愛
冷遇妃として後宮の片隅で静かに暮らすはずだった翠鈴。
皇帝に呼ばれない日々は、むしろ自由で快適——そう思っていたのに。
ある夜、突然現れた皇帝に顎を掴まれ、深く口づけられる。
「誰が、お前を愛していないと言った」
守るための“冷遇”だったと明かされ、逃げ道を塞がれ、甘く囲われ、何度も唇を奪われて——。
これは冷遇妃のはずだった少女が、気づけば皇帝の唯一へと捕獲されてしまう甘く濃密な溺愛物語。
【完結】溺愛予告~御曹司の告白躱します~
蓮美ちま
恋愛
モテる彼氏はいらない。
嫉妬に身を焦がす恋愛はこりごり。
だから、仲の良い同期のままでいたい。
そう思っているのに。
今までと違う甘い視線で見つめられて、
“女”扱いしてるって私に気付かせようとしてる気がする。
全部ぜんぶ、勘違いだったらいいのに。
「勘違いじゃないから」
告白したい御曹司と
告白されたくない小ボケ女子
ラブバトル開始
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる