66 / 207
伝説の武器編 前編 トチュウノ町であれこれと
大天使ティナエル、降臨
しおりを挟む
気付けば俺は雲の絨毯の上に立っていた。雲の絨毯なんていうのもおかしな言葉だけど、そうとしかいいようがない。
足元には白くてふわふわした何かが視界の続く限りに敷かれている。
物は一切なく、夕焼けっぽいがそうではなさそうな薄い朱色の空が雲の絨毯と一緒にどこまでも続いて行き、そして。
目の前にはティナの姿をした天使が立っていた。
世界の魔力の根源となる泉の中に沈む宝石のように美しい瞳は、それを使って覗き込んだ人間の中にあるありとあらゆる感情を愛に変えてしまう。
まるで絹糸のように繊細できめ細やかな肌は、妖精が千年の時をかけて紡ぎ出した魔法のように見たものを引きつける。
うん、段々何を言ってるのかわからなくなってきた。
天使は袖の短い白のワンピースを着ていて、背からはワンピースと同じ色の翼が生えている。
どうしたらいいかもわからずにぼーっとしていると、天使がこちらを見て上に向けた両の手のひらをこちらに差し出して言った。
「ジン君! どうしたの? ほら、おいで」
その慈愛にあふれた声音に抗うことができず、いつの間にか天使の手に自分のそれを重ねていた。
すると手を伝って、俺の身体に愛が流れ込んでくるのを感じる。
その愛が身体中を巡って心にまで到達すると、今まで感じたこともない幸福感に包まれると共に、俺は直感した。
目の前にいるのは大天使ティナエル。
俺という迷える子羊を導く為にこの世にやって来たのだと。
肩を揺さぶられ、意識がティナエルの元から前にいた世界へと戻されてしまったことに気付く。
少し残念ではあるものの、問題は俺を揺り起こしたのが誰かということだ。
これは大天使ティナエルと会うことができたという事実から考えて、ティナである可能性が高い。
そう思いながら首を横に向けた瞬間、俺の視界から光が消え失せた。
なんと、そこに立っていたのはラッドだったのだ。
俺は世界を憎んだ。どうしてティナではなくラッドの手によってこちらに引き戻されてしまったのかと。
そして気付いてしまった。これらは全て、この世界の管理者たるゼウスの仕業であると。
ゼウスに対する復讐を心の中で誓っていると、ラッドが口を開いた。
「やあ、お目覚めかい? すまないね、待たせちゃって。おかげでご覧の通り僕はすっかり元気になれたよ」
「ってことはこれから飯の時間か」
「そういうことさ。ティナが君を下で待っているよ」
「…………」
からかうような笑みを浮かべてこちらを見ているラッドを静かに睨みつける。
「なんだい?」
「そうやって俺をからかうのはいいけどよ、お前もいじられると弱いってわかった以上、今後は俺からの反撃がくるってことも覚えておけよ」
「ふっ、望むところだ。いつでも受けて立つよ」
ラッドはそう言ってから肩をすくめて踵を返し、去っていく。
……かと思えば扉の前でこちらを振り返った。
「そうそう。僕からアドバイス……というほどのものでもないんだがね。この街に滞在しているうちにティナをデートに誘っておきたまえ」
「は? 何でだよ。急にそんなことできるわけねえだろ」
そこでラッドは額に手を当ててため息をついた。
「だから昨日も言ったじゃないか。軽く遊びに誘う気持ちでいいんだ。何ならご飯を食べに行こうとかでもいい。ティナの方だっていきなりデートだと思うと緊張してしまうかもしれないしね」
「言ってることはわかるけどよ……」
ベッドに座ったまま俯くと、シーツの皺が目についた。
「それに、この町から離れるとしばらくゆっくりできる時間はないかもしれないだろう。だからジン、僕たちのいる前でいいからティナを遊びに誘うんだよ」
「ロザリアとどこかに行く予定があるかも」
そこで顔を上げると、ラッドは片方の眉をあげた勝ち誇った感じの顔で俺の言葉を遮った。
「それは絶対にないから安心したまえ。じゃ、僕は先に行くよ」
ラッドはそう言い残して踵を返し、人差し指と中指を立てた片手をしゅぴっとあげて去っていく。
あいつらグルってことかい。暇なのか知らんが、俺たちをくっつけようとしてくれているのだろうか。
たしかに俺は将来ティナと結婚するつもりではいる。でも人に早くそういう関係になれと急かされるとどうにもやりづらいのもまた事実。
一つため息をついてベッドから降りると、ラッドを追って下に降りた。
酒場ではすでにティナとロザリアが席に着いて待ってくれていた。ティナを見た俺の口からは自然と言葉がこぼれてしまう。
「ティナエル……?」
「えっ」
「あっいやごめん、何でもない」
危ない危ない。ティナの真の姿が大天使ティナエルであるという事実は、下界のやつらにはばれないようにしないといけないからな。
きょとんとするティナの顔を見て謝りながら席に着く。席順は横並びに俺とラッド、その向かいにティナ、ロザリアという配置だ。
さっきああいう話をしたせいか、いつにも増してティナを意識してしまう。
注文した料理を待って全員で雑談をしている間も、簡単には直視できずになるべくティナを視界から外してしまっていた。
やがて料理が到着したので乾杯をしようとそれぞれがグラスを高く掲げると、一瞬の静寂が場をよぎる。
誰が音頭を取るか決まっていないからだ。そこでラッドが口を開く。
「ここは勇者ティナが『乾杯』を言うべきじゃないかな」
「えっ……私?」
ティナが呆気に取られたような顔で自分を指差している。
食事時になってからあまり話せていないのでここはチャンスだ。
「そうだぜ。このパーティーのリーダーは勇者ティナなんだから一つ気合の入るかけ声をくれよ」
「もう、からかわないでよ……そ、それじゃあ」
ティナは腑に落ちない表情ながらも、うん、と一つ可愛らしく咳ばらいをしてから号令をかけてくれた。
「それじゃあトチュウノ町到着を祝って……かんぱ~い!」
「「「かんぱ~い!」」」
それに俺たちも続き、グラスとグラスのぶつかる硬質な音が響き渡った。
料理を食べながらもまた歓談に興じる。ティナに対する緊張も解けて楽しく話せているしいい感じだ。
そんな時、わきばらを肘で軽くぐりぐりされた。ラッドだ。
女性陣に聞こえないよう、声を潜めて話しかける。
「なんだよ」
「なんだよ、じゃないだろう。ほら、今がチャンスだ。まずは僕たちに明日の予定を聞いてみてくれたまえ」
ティナを遊びに誘えということだろう。
ちらっとロザリアと会話をしているティナを見ると、鼓動が少しだけ跳ねる。
たかが遊びに誘う程度のことなのに、何だか緊張してきた。
まあ今がチャンスかどうかは知らないけどやるだけやってみるか。
一つ深呼吸をすると、わざとらしくラッドとロザリアに視線をやりながら口を開いた。
「なあお前ら、明日はもう予定とか決めてあるのか?」
「ふっ、あるかないかで言えば……あるかな」
芝居がかった仕草で前髪をかきあげながら言うラッド。
何だか台詞がめちゃくちゃわざとらしいのが気になるけど今は我慢だ。
そこにロザリアがだめ押しの一言を入れてくれた。
「ええ。明日はラッド様と二人で寄っておきたいところがありまして」
「そ、そうか。いや~それは残念だな~せっかくだから飯食いにでも行こうと思ったんだけどよ~」
ラッドに文句を言えないくらい棒読みになってしまった。ティナは何だか不思議なものを見る目でこちらを見ている。
うっ、変に思われてるかな……。それでも俺はめげずに続けた。
「じゃ、じゃあさティナ。二人でどこか遊びに行くか。ほら、エルフの里に行ってからじゃゆっくりできないかもしれねえしさ。今のうちにこの町で遊んでおこう的なさ」
多少言葉に詰まりながら言い訳がましく言い切ってティナの様子を窺う。ラッドとロザリアも成り行きを静かに見守っていた。
するとティナは微笑んで、
「うん、そうしよっか。どこか美味しいお店があるといいね」
そう言ってくれた。見ればラッドとロザリアも、安心したといった様子で顔を見合わせて微笑んでいる。
こうしてティナがどう思っているかはともかく、俺とティナの初デートが決定したのだった。
その後はラッドとロザリアからいくつかいい感じのお店を紹介してもらって、気が済んだ頃にそれぞれの部屋へと引き上げていった。
足元には白くてふわふわした何かが視界の続く限りに敷かれている。
物は一切なく、夕焼けっぽいがそうではなさそうな薄い朱色の空が雲の絨毯と一緒にどこまでも続いて行き、そして。
目の前にはティナの姿をした天使が立っていた。
世界の魔力の根源となる泉の中に沈む宝石のように美しい瞳は、それを使って覗き込んだ人間の中にあるありとあらゆる感情を愛に変えてしまう。
まるで絹糸のように繊細できめ細やかな肌は、妖精が千年の時をかけて紡ぎ出した魔法のように見たものを引きつける。
うん、段々何を言ってるのかわからなくなってきた。
天使は袖の短い白のワンピースを着ていて、背からはワンピースと同じ色の翼が生えている。
どうしたらいいかもわからずにぼーっとしていると、天使がこちらを見て上に向けた両の手のひらをこちらに差し出して言った。
「ジン君! どうしたの? ほら、おいで」
その慈愛にあふれた声音に抗うことができず、いつの間にか天使の手に自分のそれを重ねていた。
すると手を伝って、俺の身体に愛が流れ込んでくるのを感じる。
その愛が身体中を巡って心にまで到達すると、今まで感じたこともない幸福感に包まれると共に、俺は直感した。
目の前にいるのは大天使ティナエル。
俺という迷える子羊を導く為にこの世にやって来たのだと。
肩を揺さぶられ、意識がティナエルの元から前にいた世界へと戻されてしまったことに気付く。
少し残念ではあるものの、問題は俺を揺り起こしたのが誰かということだ。
これは大天使ティナエルと会うことができたという事実から考えて、ティナである可能性が高い。
そう思いながら首を横に向けた瞬間、俺の視界から光が消え失せた。
なんと、そこに立っていたのはラッドだったのだ。
俺は世界を憎んだ。どうしてティナではなくラッドの手によってこちらに引き戻されてしまったのかと。
そして気付いてしまった。これらは全て、この世界の管理者たるゼウスの仕業であると。
ゼウスに対する復讐を心の中で誓っていると、ラッドが口を開いた。
「やあ、お目覚めかい? すまないね、待たせちゃって。おかげでご覧の通り僕はすっかり元気になれたよ」
「ってことはこれから飯の時間か」
「そういうことさ。ティナが君を下で待っているよ」
「…………」
からかうような笑みを浮かべてこちらを見ているラッドを静かに睨みつける。
「なんだい?」
「そうやって俺をからかうのはいいけどよ、お前もいじられると弱いってわかった以上、今後は俺からの反撃がくるってことも覚えておけよ」
「ふっ、望むところだ。いつでも受けて立つよ」
ラッドはそう言ってから肩をすくめて踵を返し、去っていく。
……かと思えば扉の前でこちらを振り返った。
「そうそう。僕からアドバイス……というほどのものでもないんだがね。この街に滞在しているうちにティナをデートに誘っておきたまえ」
「は? 何でだよ。急にそんなことできるわけねえだろ」
そこでラッドは額に手を当ててため息をついた。
「だから昨日も言ったじゃないか。軽く遊びに誘う気持ちでいいんだ。何ならご飯を食べに行こうとかでもいい。ティナの方だっていきなりデートだと思うと緊張してしまうかもしれないしね」
「言ってることはわかるけどよ……」
ベッドに座ったまま俯くと、シーツの皺が目についた。
「それに、この町から離れるとしばらくゆっくりできる時間はないかもしれないだろう。だからジン、僕たちのいる前でいいからティナを遊びに誘うんだよ」
「ロザリアとどこかに行く予定があるかも」
そこで顔を上げると、ラッドは片方の眉をあげた勝ち誇った感じの顔で俺の言葉を遮った。
「それは絶対にないから安心したまえ。じゃ、僕は先に行くよ」
ラッドはそう言い残して踵を返し、人差し指と中指を立てた片手をしゅぴっとあげて去っていく。
あいつらグルってことかい。暇なのか知らんが、俺たちをくっつけようとしてくれているのだろうか。
たしかに俺は将来ティナと結婚するつもりではいる。でも人に早くそういう関係になれと急かされるとどうにもやりづらいのもまた事実。
一つため息をついてベッドから降りると、ラッドを追って下に降りた。
酒場ではすでにティナとロザリアが席に着いて待ってくれていた。ティナを見た俺の口からは自然と言葉がこぼれてしまう。
「ティナエル……?」
「えっ」
「あっいやごめん、何でもない」
危ない危ない。ティナの真の姿が大天使ティナエルであるという事実は、下界のやつらにはばれないようにしないといけないからな。
きょとんとするティナの顔を見て謝りながら席に着く。席順は横並びに俺とラッド、その向かいにティナ、ロザリアという配置だ。
さっきああいう話をしたせいか、いつにも増してティナを意識してしまう。
注文した料理を待って全員で雑談をしている間も、簡単には直視できずになるべくティナを視界から外してしまっていた。
やがて料理が到着したので乾杯をしようとそれぞれがグラスを高く掲げると、一瞬の静寂が場をよぎる。
誰が音頭を取るか決まっていないからだ。そこでラッドが口を開く。
「ここは勇者ティナが『乾杯』を言うべきじゃないかな」
「えっ……私?」
ティナが呆気に取られたような顔で自分を指差している。
食事時になってからあまり話せていないのでここはチャンスだ。
「そうだぜ。このパーティーのリーダーは勇者ティナなんだから一つ気合の入るかけ声をくれよ」
「もう、からかわないでよ……そ、それじゃあ」
ティナは腑に落ちない表情ながらも、うん、と一つ可愛らしく咳ばらいをしてから号令をかけてくれた。
「それじゃあトチュウノ町到着を祝って……かんぱ~い!」
「「「かんぱ~い!」」」
それに俺たちも続き、グラスとグラスのぶつかる硬質な音が響き渡った。
料理を食べながらもまた歓談に興じる。ティナに対する緊張も解けて楽しく話せているしいい感じだ。
そんな時、わきばらを肘で軽くぐりぐりされた。ラッドだ。
女性陣に聞こえないよう、声を潜めて話しかける。
「なんだよ」
「なんだよ、じゃないだろう。ほら、今がチャンスだ。まずは僕たちに明日の予定を聞いてみてくれたまえ」
ティナを遊びに誘えということだろう。
ちらっとロザリアと会話をしているティナを見ると、鼓動が少しだけ跳ねる。
たかが遊びに誘う程度のことなのに、何だか緊張してきた。
まあ今がチャンスかどうかは知らないけどやるだけやってみるか。
一つ深呼吸をすると、わざとらしくラッドとロザリアに視線をやりながら口を開いた。
「なあお前ら、明日はもう予定とか決めてあるのか?」
「ふっ、あるかないかで言えば……あるかな」
芝居がかった仕草で前髪をかきあげながら言うラッド。
何だか台詞がめちゃくちゃわざとらしいのが気になるけど今は我慢だ。
そこにロザリアがだめ押しの一言を入れてくれた。
「ええ。明日はラッド様と二人で寄っておきたいところがありまして」
「そ、そうか。いや~それは残念だな~せっかくだから飯食いにでも行こうと思ったんだけどよ~」
ラッドに文句を言えないくらい棒読みになってしまった。ティナは何だか不思議なものを見る目でこちらを見ている。
うっ、変に思われてるかな……。それでも俺はめげずに続けた。
「じゃ、じゃあさティナ。二人でどこか遊びに行くか。ほら、エルフの里に行ってからじゃゆっくりできないかもしれねえしさ。今のうちにこの町で遊んでおこう的なさ」
多少言葉に詰まりながら言い訳がましく言い切ってティナの様子を窺う。ラッドとロザリアも成り行きを静かに見守っていた。
するとティナは微笑んで、
「うん、そうしよっか。どこか美味しいお店があるといいね」
そう言ってくれた。見ればラッドとロザリアも、安心したといった様子で顔を見合わせて微笑んでいる。
こうしてティナがどう思っているかはともかく、俺とティナの初デートが決定したのだった。
その後はラッドとロザリアからいくつかいい感じのお店を紹介してもらって、気が済んだ頃にそれぞれの部屋へと引き上げていった。
0
あなたにおすすめの小説
悪役令息、前世の記憶により悪評が嵩んで死ぬことを悟り教会に出家しに行った結果、最強の聖騎士になり伝説になる
竜頭蛇
ファンタジー
ある日、前世の記憶を思い出したシド・カマッセイはこの世界がギャルゲー「ヒロイックキングダム」の世界であり、自分がギャルゲの悪役令息であると理解する。
評判が悪すぎて破滅する運命にあるが父親が毒親でシドの悪評を広げたり、関係を作ったものには危害を加えるので現状では何をやっても悪評に繋がるを悟り、家との関係を断って出家をすることを決意する。
身を寄せた教会で働くうちに評判が上がりすぎて、聖女や信者から崇められたり、女神から一目置かれ、やがて最強の聖騎士となり、伝説となる物語。
爺さんの異世界建国記 〜荒廃した異世界を農業で立て直していきます。いきなりの土作りはうまくいかない。
秋田ノ介
ファンタジー
88歳の爺さんが、異世界に転生して農業の知識を駆使して建国をする話。
異世界では、戦乱が絶えず、土地が荒廃し、人心は乱れ、国家が崩壊している。そんな世界を司る女神から、世界を救うように懇願される。爺は、耳が遠いせいで、村長になって村人が飢えないようにしてほしいと頼まれたと勘違いする。
その願いを叶えるために、農業で村人の飢えをなくすことを目標にして、生活していく。それが、次第に輪が広がり世界の人々に希望を与え始める。戦争で成人男性が極端に少ない世界で、13歳のロッシュという若者に転生した爺の周りには、ハーレムが出来上がっていく。徐々にその地に、流浪をしている者たちや様々な種族の者たちが様々な思惑で集まり、国家が出来上がっていく。
飢えを乗り越えた『村』は、王国から狙われることとなる。強大な軍事力を誇る王国に対して、ロッシュは知恵と知識、そして魔法や仲間たちと協力して、その脅威を乗り越えていくオリジナル戦記。
完結済み。全400話、150万字程度程度になります。元は他のサイトで掲載していたものを加筆修正して、掲載します。一日、少なくとも二話は更新します。
『辺境伯一家の領地繁栄記』スキル育成記~最強双子、成長中~
鈴白理人
ファンタジー
ラザナキア王国の国民は【スキルツリー】という女神の加護を持つ。
そんな国の北に住むアクアオッジ辺境伯一家も例外ではなく、父は【掴みスキル】母は【育成スキル】の持ち主。
母のスキルのせいか、一家の子供たちは生まれたころから、派生スキルがポコポコ枝分かれし、スキルレベルもぐんぐん上がっていった。
双子で生まれた末っ子、兄のウィルフレッドの【精霊スキル】、妹のメリルの【魔法スキル】も例外なくレベルアップし、十五歳となった今、学園入学の秒読み段階を迎えていた──
前作→『辺境伯一家の領地繁栄記』序章:【動物スキル?】を持った辺境伯長男の場合
【完結】異世界で魔道具チートでのんびり商売生活
シマセイ
ファンタジー
大学生・誠也は工事現場の穴に落ちて異世界へ。 物体に魔力を付与できるチートスキルを見つけ、 能力を隠しつつ魔道具を作って商業ギルドで商売開始。 のんびりスローライフを目指す毎日が幕を開ける!
『白い結婚だったので、勝手に離婚しました。何か問題あります?』
夢窓(ゆめまど)
恋愛
「――離婚届、受理されました。お疲れさまでした」
教会の事務官がそう言ったとき、私は心の底からこう思った。
ああ、これでようやく三年分の無視に終止符を打てるわ。
王命による“形式結婚”。
夫の顔も知らず、手紙もなし、戦地から帰ってきたという噂すらない。
だから、はい、離婚。勝手に。
白い結婚だったので、勝手に離婚しました。
何か問題あります?
一緒に異世界転生した飼い猫のもらったチートがやばすぎた。もしかして、メインは猫の方ですか、女神様!?
たまご
ファンタジー
アラサーの相田つかさは事故により命を落とす。
最期の瞬間に頭に浮かんだのが「猫達のごはん、これからどうしよう……」だったせいか、飼っていた8匹の猫と共に異世界転生をしてしまう。
だが、つかさが目を覚ます前に女神様からとんでもチートを授かった猫達は新しい世界へと自由に飛び出して行ってしまう。
女神様に泣きつかれ、つかさは猫達を回収するために旅に出た。
猫達が、世界を滅ぼしてしまう前に!!
「私はスローライフ希望なんですけど……」
この作品は「小説家になろう」さん、「エブリスタ」さんで完結済みです。
表紙の写真は、モデルになったうちの猫様です。
家の庭にダンジョンができたので、会社辞めました。
希羽
ファンタジー
都内のブラックIT企業で働く社畜・佐藤健太(27歳)。
手取り18万、残業100時間。唯一の資産は、亡き祖母から相続した郊外のボロ戸建てだけ。
「このまま死ぬのかな……」
そう絶望していたある夜、庭の物置の裏に謎の穴が出現する。
そこは、なぜか最弱モンスターしか出ないのに、ドロップアイテムだけは最高ランクという、奇跡のボーナスダンジョンだった。
試しにスライムを叩いたら、出てきた宝石の査定額はなんと――【1,000,000円】。
「……え、これ一個で、俺の年収の3分の1?」
スマホアプリで即換金、ドローン配送で手間いらず。
たった10分の庭仕事で5000万円を稼ぎ出した健太は、翌朝、上司に辞表を叩きつけることを決意する。
※本作は小説家になろうでも投稿しています。
転生社畜、転生先でも社畜ジョブ「書記」でブラック労働し、20年。前人未到のジョブレベルカンストからの大覚醒成り上がり!
nineyu
ファンタジー
男は絶望していた。
使い潰され、いびられ、社畜生活に疲れ、気がつけば死に場所を求めて樹海を歩いていた。
しかし、樹海の先は異世界で、転生の影響か体も若返っていた!
リスタートと思い、自由に暮らしたいと思うも、手に入れていたスキルは前世の影響らしく、気がつけば変わらない社畜生活に、、
そんな不幸な男の転機はそこから20年。
累計四十年の社畜ジョブが、遂に覚醒する!!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる