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伝説の武器編 前編 トチュウノ町であれこれと
作戦会議と待ち合わせ
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夕食後、就寝準備を済ませてそろそろ寝ようかななんて考えていると、部屋の扉がノックされた。
当然ティナかなとかちょっとは期待しちゃうわけだけど、その夢は無残にも打ち砕かれることになる。
扉を開けた先にいったのはラッドだったのだ。
「やあ。ちょっと明日のうち」
俺は速攻で扉を閉めた。でも二秒で開いた。
「君、何をするんだい」
「どんだけ部屋に来るんだよ。そんなに俺とティナをくっつけたいのか」
「そういう言い方はやめて欲しいな。君たちのためを思って協力してあげてるんじゃないか」
相手にせずに部屋の中へと戻ると、ラッドは何も言わずにずかずかと入り込んで来た。めっちゃ仲のいい友達かよ。
俺がベッドに腰かけると壁にもたれかかった姿勢でラッドが口を開く。
「それで、明日の打ち合わせなんだけれど」
「打ち合わせって何をする気だよ。お前らに教えてもらった中でティナが好きなとこを選んで行きゃいい話だろ」
「ティナに合わせすぎなところが気にはなるがまあそれは置いておこう。店に行ってからのことは考えてあるのかい?」
「店に行ってから?」
どういうことかわからずに聞き返すと、ラッドはやれやれと、と肩をすくめてため息をついた。
そろそろこの鬱陶しい仕草にも慣れてきたのでそこまで腹は立たない。
「君ねえ、じゃあ仮に食事に行ったとしてだ。美味しかったね、また行こうねだけで終わる気なのかい?」
「別にいいじゃねえかそれでも。ティナが楽しいなら俺はそれで」
そこでラッドは首を横に振ってから俺の言葉を遮った。
「それじゃだめだ。いつまでたってもいい人だとか大切な仲間だとかいった印象の壁を越えられないよ。せめて明日のデートで手くらい繋がないと」
「て、手!? おまっ、は? そんなことしたらもう恋人も同然だろうが!」
「いくら何でもそれはないだろう。まあ一歩進展することには違いないが」
と、少し呆れたような声を出されてしまった。
「む。そ、そうなのか」
「ああ。とにかく明日は手を繋ぐ。そのためにはティナに楽しんでもらうだけじゃなく、いい雰囲気を作ってお互いの気分を高めなきゃだめだ」
「いい雰囲気って……何だかちょっとえっちだなおい」
「ちょっと君、いくらなんでもそういうことに免疫なさすぎじゃないか。本当に今まで浮いた話の一つもなかったのかい」
「うるせえ! 第一お前もよ、そうやって俺に協力するフリして、ロザリアと結束を強めていい雰囲気とやらを作りてえだけじゃねえのか」
するとラッドの視線が、遮るものなどなに一つない大空を自由気ままに翔る一羽の鳥のように宙を彷徨い始める。
思い付きで言ったのに割といいところをついていたらしい。
「ふっ。な、なな何を言い出すんだい? そんなわけがないだろう。僕とロザリアの中なら自動的にいい雰囲気になるさ」
「自動ってなんだよ自動って。魔法か」
「そうさ。男女の仲というのは魔法のようなものだからね」
「別にうまくないしそもそも意味が分からん」
そこで俺はため息を一つつくとすぐにラッドへの攻撃を再開した。
「あれだろ。お前らは俺とティナをダシにしてその、あれだ。お、大人の関係になる気なんだろ」
「ふっ、ははは。何をいっているんだい。そそそそんなものあああせらなくたっておほほぅっ!!」
ラッドは壁から離れて、芝居がかった仕草をしながら喋り歩くとベッドの角に足の指をぶつけた。
かがみ込んで涙目になっているラッド。
「何やってんだよ」
「足の指の訓練さ」
「そりゃ大変だな。で、実際のところどうなんだよ」
そこでラッドは一つ深呼吸をして落ち着くと、表情をいつものキザったらしい感じに戻して立ち上がってから口を開いた。
「僕とロザリアのことはね、今はいいんだよ。少なくとも君よりは進んでいる、それだけは断言できるのだからね」
「そうですかい」
俺が呆れた風にそう言ってため息をつくと、ラッドはまた壁の方に歩み寄りながら大袈裟に手を縦に振りつつ声を張り上げた。
「それよりも、それよりもだ。明日手を繋ぐためにどうするかという話に戻るが。それにはまずティナに気の利いた一言を言うことから始めなければならない」
「気の利いた一言って何だよ」
もう一度壁に背を預け、何事かを思案するように腕を組んで視線を宙に漂わせるラッド。
「何でもいいけれど、そうだね。とりあえずジンはティナを褒めることから始めればいいんじゃないかな」
「褒める? 別にいつも褒めてはいるだろ」
「ほう。例えばどんな風に?」
「強くなったなあ、とかうまくなったなあ、とか」
「ティナならそれでも喜びはするだろうけれど。違うんだよ。それじゃ女の子を褒めたことにはなっていない」
「何だよそれ。めんどくせえなあ」
後ろに身体を倒してベッドに身を沈めると、蝋燭の灯りに照らされて薄ぼんやりとした天井が視界に入る。
「そういうめんどくさいところがまたいいんじゃないか」
「ティナならな」
「それでいい。とにかく僕が何を言いたいかと言うとだね、明日もしティナがお洒落なんてして来たらしっかりと褒めてあげろ、ということさ」
「お洒落……そんなのしてくるか?」
「してくると思うよ」
「ってことはなんだ。かっ、可愛いねとか言わなきゃなんねえってことか」
「本来ならそうだけど、君にそこまで期待するのは難しそうだからね。その服いいね、とかでいいと思うよ。服もそうだけど、他にもいつもと違う部分を探して褒めてあげるといい」
「……わかった」
本当にそれでティナは喜んでくれるんだろうか。逆に不審に思われたり警戒されたりしないかが心配だ。
そんなことを考えている間にもラッドの講義は続いていた。
「う~ん……とはいっても全部いいねいいね、だとティナががっかりしないとも言い切れないからねえ。ここは一つ、僕の口説き文句集を君に披露してあげよう」
「いや、それはいいからもう帰れよ」
そう促したものの、ラッドは俺の言葉が全く耳に入っていないらしい。
手に飲み物の入ったグラスを持つような仕草をしながら語り始めた。
「食事時にグラスをかかげて『君の瞳に乾杯』、とかね。ベタではあるけれど効果は抜群さ」
「それはさすがにないだろ」
「何を言ってるんだい。他には『君のオーシャンブルーのような綺麗に澄み渡る瞳は、今にも僕を吸い込んでしまいそうだ』とかね」
「ティナはそんな魔法使えねえぞ」
こいつロザリアにその台詞言ったのかな……。
まあラッドの言葉ならロザリアは何でも喜びそうだからな、言った時はさぞ気分がよかったことだろう。
そんな感じでしばらくラッドの口説き文句集垂れ流しは続いた。
八割がた聞き流していたところ、しばらくしてようやく気が済んだらしい。
ラッドは壁から離れると扉に向かいながら言った。
「それじゃあ、僕ができるのはここまでだ。明日はせいぜい頑張りたまえ」
「おう」
俺はラッドの背中を見送ることもなく、ベッドに仰向けで寝転んだまま天井を見つめていた。
きい、と扉が開く音がしてぱたん、と閉まる音がする。
ティナがお洒落……本当にしてくるんだろうか。
ミツメにいる間にロザリアとしょっちゅう買い物に行ってたから、服とかは色々持ってるだろうけど。
さっきも普通にいつも通り用事があって一緒に出掛ける時のノリでオッケーしてくれてたしな。
それか、もしかしたらロザリアにあれこれ言われているのかもしれない。
嫌な思いしてなきゃいいけどな、と心配になりながら意識は自然と薄暗い宵闇の中に溶けていった。
翌朝。俺はトチュウノ町の中央にある噴水の前にいた。
どうやら待ち合わせの名所らしく、周りには友達同士の待ち合わせっぽいやつらやカップルが多く見られる。
本当は起きて朝飯食ったら普通に二人で出かけるはずだったんだけど、ラッドの提案で待ち合わせをするということになった。
こっちの方がデートっぽい雰囲気が出るからということらしい。
めんどくさいだろと思ってティナに一応聞いたらそうしよっかと了承してくれたので、俺から言うことはもう何もなかった。
さて。そろそろ来るはずなんだけど、と思っていると。
俺たちの泊っている宿屋の方向から見慣れた人影がやってきた。
もちろんティナだと一目でわかる。わかるんだけど、それは俺だからであって他のやつなら一瞬ではわからなかったかもしれない。
「お、お待たせ……」
(いっ……)
一瞬とはいえ固まってしまった。
いつも横で結っている髪をおろし、ティナにはさすがに劣る愛らしさの花飾りが上に乗っている。
淡い水色のワンピースのたびびとのふくはまるで羽衣のようで、もし背中から翼が生えていれば、昨晩夢に見た大天使ティナエルと区別がつかない。
いつもとは違う雰囲気のティナがそこに立っていた。
当然ティナかなとかちょっとは期待しちゃうわけだけど、その夢は無残にも打ち砕かれることになる。
扉を開けた先にいったのはラッドだったのだ。
「やあ。ちょっと明日のうち」
俺は速攻で扉を閉めた。でも二秒で開いた。
「君、何をするんだい」
「どんだけ部屋に来るんだよ。そんなに俺とティナをくっつけたいのか」
「そういう言い方はやめて欲しいな。君たちのためを思って協力してあげてるんじゃないか」
相手にせずに部屋の中へと戻ると、ラッドは何も言わずにずかずかと入り込んで来た。めっちゃ仲のいい友達かよ。
俺がベッドに腰かけると壁にもたれかかった姿勢でラッドが口を開く。
「それで、明日の打ち合わせなんだけれど」
「打ち合わせって何をする気だよ。お前らに教えてもらった中でティナが好きなとこを選んで行きゃいい話だろ」
「ティナに合わせすぎなところが気にはなるがまあそれは置いておこう。店に行ってからのことは考えてあるのかい?」
「店に行ってから?」
どういうことかわからずに聞き返すと、ラッドはやれやれと、と肩をすくめてため息をついた。
そろそろこの鬱陶しい仕草にも慣れてきたのでそこまで腹は立たない。
「君ねえ、じゃあ仮に食事に行ったとしてだ。美味しかったね、また行こうねだけで終わる気なのかい?」
「別にいいじゃねえかそれでも。ティナが楽しいなら俺はそれで」
そこでラッドは首を横に振ってから俺の言葉を遮った。
「それじゃだめだ。いつまでたってもいい人だとか大切な仲間だとかいった印象の壁を越えられないよ。せめて明日のデートで手くらい繋がないと」
「て、手!? おまっ、は? そんなことしたらもう恋人も同然だろうが!」
「いくら何でもそれはないだろう。まあ一歩進展することには違いないが」
と、少し呆れたような声を出されてしまった。
「む。そ、そうなのか」
「ああ。とにかく明日は手を繋ぐ。そのためにはティナに楽しんでもらうだけじゃなく、いい雰囲気を作ってお互いの気分を高めなきゃだめだ」
「いい雰囲気って……何だかちょっとえっちだなおい」
「ちょっと君、いくらなんでもそういうことに免疫なさすぎじゃないか。本当に今まで浮いた話の一つもなかったのかい」
「うるせえ! 第一お前もよ、そうやって俺に協力するフリして、ロザリアと結束を強めていい雰囲気とやらを作りてえだけじゃねえのか」
するとラッドの視線が、遮るものなどなに一つない大空を自由気ままに翔る一羽の鳥のように宙を彷徨い始める。
思い付きで言ったのに割といいところをついていたらしい。
「ふっ。な、なな何を言い出すんだい? そんなわけがないだろう。僕とロザリアの中なら自動的にいい雰囲気になるさ」
「自動ってなんだよ自動って。魔法か」
「そうさ。男女の仲というのは魔法のようなものだからね」
「別にうまくないしそもそも意味が分からん」
そこで俺はため息を一つつくとすぐにラッドへの攻撃を再開した。
「あれだろ。お前らは俺とティナをダシにしてその、あれだ。お、大人の関係になる気なんだろ」
「ふっ、ははは。何をいっているんだい。そそそそんなものあああせらなくたっておほほぅっ!!」
ラッドは壁から離れて、芝居がかった仕草をしながら喋り歩くとベッドの角に足の指をぶつけた。
かがみ込んで涙目になっているラッド。
「何やってんだよ」
「足の指の訓練さ」
「そりゃ大変だな。で、実際のところどうなんだよ」
そこでラッドは一つ深呼吸をして落ち着くと、表情をいつものキザったらしい感じに戻して立ち上がってから口を開いた。
「僕とロザリアのことはね、今はいいんだよ。少なくとも君よりは進んでいる、それだけは断言できるのだからね」
「そうですかい」
俺が呆れた風にそう言ってため息をつくと、ラッドはまた壁の方に歩み寄りながら大袈裟に手を縦に振りつつ声を張り上げた。
「それよりも、それよりもだ。明日手を繋ぐためにどうするかという話に戻るが。それにはまずティナに気の利いた一言を言うことから始めなければならない」
「気の利いた一言って何だよ」
もう一度壁に背を預け、何事かを思案するように腕を組んで視線を宙に漂わせるラッド。
「何でもいいけれど、そうだね。とりあえずジンはティナを褒めることから始めればいいんじゃないかな」
「褒める? 別にいつも褒めてはいるだろ」
「ほう。例えばどんな風に?」
「強くなったなあ、とかうまくなったなあ、とか」
「ティナならそれでも喜びはするだろうけれど。違うんだよ。それじゃ女の子を褒めたことにはなっていない」
「何だよそれ。めんどくせえなあ」
後ろに身体を倒してベッドに身を沈めると、蝋燭の灯りに照らされて薄ぼんやりとした天井が視界に入る。
「そういうめんどくさいところがまたいいんじゃないか」
「ティナならな」
「それでいい。とにかく僕が何を言いたいかと言うとだね、明日もしティナがお洒落なんてして来たらしっかりと褒めてあげろ、ということさ」
「お洒落……そんなのしてくるか?」
「してくると思うよ」
「ってことはなんだ。かっ、可愛いねとか言わなきゃなんねえってことか」
「本来ならそうだけど、君にそこまで期待するのは難しそうだからね。その服いいね、とかでいいと思うよ。服もそうだけど、他にもいつもと違う部分を探して褒めてあげるといい」
「……わかった」
本当にそれでティナは喜んでくれるんだろうか。逆に不審に思われたり警戒されたりしないかが心配だ。
そんなことを考えている間にもラッドの講義は続いていた。
「う~ん……とはいっても全部いいねいいね、だとティナががっかりしないとも言い切れないからねえ。ここは一つ、僕の口説き文句集を君に披露してあげよう」
「いや、それはいいからもう帰れよ」
そう促したものの、ラッドは俺の言葉が全く耳に入っていないらしい。
手に飲み物の入ったグラスを持つような仕草をしながら語り始めた。
「食事時にグラスをかかげて『君の瞳に乾杯』、とかね。ベタではあるけれど効果は抜群さ」
「それはさすがにないだろ」
「何を言ってるんだい。他には『君のオーシャンブルーのような綺麗に澄み渡る瞳は、今にも僕を吸い込んでしまいそうだ』とかね」
「ティナはそんな魔法使えねえぞ」
こいつロザリアにその台詞言ったのかな……。
まあラッドの言葉ならロザリアは何でも喜びそうだからな、言った時はさぞ気分がよかったことだろう。
そんな感じでしばらくラッドの口説き文句集垂れ流しは続いた。
八割がた聞き流していたところ、しばらくしてようやく気が済んだらしい。
ラッドは壁から離れると扉に向かいながら言った。
「それじゃあ、僕ができるのはここまでだ。明日はせいぜい頑張りたまえ」
「おう」
俺はラッドの背中を見送ることもなく、ベッドに仰向けで寝転んだまま天井を見つめていた。
きい、と扉が開く音がしてぱたん、と閉まる音がする。
ティナがお洒落……本当にしてくるんだろうか。
ミツメにいる間にロザリアとしょっちゅう買い物に行ってたから、服とかは色々持ってるだろうけど。
さっきも普通にいつも通り用事があって一緒に出掛ける時のノリでオッケーしてくれてたしな。
それか、もしかしたらロザリアにあれこれ言われているのかもしれない。
嫌な思いしてなきゃいいけどな、と心配になりながら意識は自然と薄暗い宵闇の中に溶けていった。
翌朝。俺はトチュウノ町の中央にある噴水の前にいた。
どうやら待ち合わせの名所らしく、周りには友達同士の待ち合わせっぽいやつらやカップルが多く見られる。
本当は起きて朝飯食ったら普通に二人で出かけるはずだったんだけど、ラッドの提案で待ち合わせをするということになった。
こっちの方がデートっぽい雰囲気が出るからということらしい。
めんどくさいだろと思ってティナに一応聞いたらそうしよっかと了承してくれたので、俺から言うことはもう何もなかった。
さて。そろそろ来るはずなんだけど、と思っていると。
俺たちの泊っている宿屋の方向から見慣れた人影がやってきた。
もちろんティナだと一目でわかる。わかるんだけど、それは俺だからであって他のやつなら一瞬ではわからなかったかもしれない。
「お、お待たせ……」
(いっ……)
一瞬とはいえ固まってしまった。
いつも横で結っている髪をおろし、ティナにはさすがに劣る愛らしさの花飾りが上に乗っている。
淡い水色のワンピースのたびびとのふくはまるで羽衣のようで、もし背中から翼が生えていれば、昨晩夢に見た大天使ティナエルと区別がつかない。
いつもとは違う雰囲気のティナがそこに立っていた。
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