144 / 207
世界の真実編 前編 世界の真実とそれぞれの「これから」
ティナのあの時、そして未来(これから)
しおりを挟む
各自が部屋に引き上げた後、ティナは自室のベッドの縁に腰かけて物思いにふけっていた。
口を一文字に結んだまま手を膝の上に置いていて、普段ならばジン辺りが思わず「どうした? 元気ねえな」と声をかけてしまいそうな様子だが、今ティナのそばには不死鳥以外に誰もいない。
ジンとティナのやり取りを見守っていたフェニックスは、何だかよくはわからぬがそっとしておこう……イチャイチャはしておらんかったようだしな……と、長物の上で置物のようになって眠っている。
そこに部屋の扉を叩く音が静かに、しかし明瞭な輪郭を伴って響き渡った。
勢いよく顔をあげて扉の方を見るティナは、相手の言葉を待つことなくぽつりと声を発する。
「はい」
すると扉の向こう側から聞こえてきた声は、予想とは違う人物のものだった。
「私よ」
小さな王女は更なるティナの返事を待たずに扉を開く。勇み足で部屋に入りティナの前に直立すると腕を組んでから口を開いた。
「ジンと何があったの?」
「えっ」
いきなり本題である。突然のことで、ティナは上手く言葉を紡げない。
ティナに気持ちを伝えようと思っている、ということをジンがエリスに話したという事実を、ティナは知らないからだ。
「えっと。何がって、何が?」
ティナは笑顔を作ろうとはしているが、強張る顔はその体を成していない。
エリスはいつもの強気な表情を崩さずになおも問いかける。
「ジンから何か言われたんでしょ?」
「……どうしてそれを?」
笑顔を作ろうとすることをやめたティナの瞳は潤み、その水面は緊張に揺れている。不安が波紋のようにその顔に伝播していくのを見てとったエリスは、疑問を確信に変えて尋ねた。
「……ふったのね?」
「ううん」
首を横に振るティナに、エリスは一瞬怪訝な眼差しを向ける。
「ならどうしてそんな顔してんのよ。触れはしなかったけど、皆心配してるわ」
「…………」
何も言わないティナを黙って見守るエリス。やがてティナは思案するような間を空けてから俯きがちなままで言った。
「正直に言うとね、びっくりしちゃったの」
「うん」
「呼び出された時からそんな予感はあったよ? ジン君がいつにもない感じで緊張してたから」
エリスが微動だにせず簡潔な返事にとどめて先を待っていると、ティナは不安げな表情のまま、強張る頬を少しばかり緩めて語り出す。
「でもね、いざジン君からずっとそばにいて欲しいって言われて……頭の中が真っ白になっちゃった」
「…………」
「もちろん嬉しかったのは嬉しかったけど、でもジン君が私を好きでいてくれて、プロポーズみたいなことまで言ってくれるなんて本当にそんなことあるのかなって……あるわけないって、思っちゃったの」
エリスはため息をつきそうになるのを何とか堪えた。
ミツメで一緒に暮らしている間に、恋愛に関する話をする機会はいくらでもあった。その中でティナは告白をしたこともされたこともなく、そもそもこれまで誰かを恋愛対象として好きになったこと自体がなかったと言っていたのを覚えている。
だが、ここまで聞いただけではよくわからない。ティナの頭の中で何が起きたのかを察しきれないエリスはその先を尋ねることにした。
「そうだったのね……うん。ティナの気持ちは大体わかったつもり。それで結局ジンには何て言ったの?」
「きっと、ジン君も魔王が倒せるか不安何だろうなって思ったから、私もジン君にはずっとそばにいて欲しいと思ってたって。ジン君が一番安心するからって……そう言ったの」
「…………」
それもそれである意味告白なんじゃないの? と、エリスは心の中で本音を漏らした。それから考えをまとめて、ティナ自身にも言い聞かせるかのように確認をとっていく。
「つまりジンの気持ちは嬉しかったけど、そんな幸せなことあるはずないって思っちゃって、これからの戦いに対して不安でそばにいて欲しいって言ったはずだって強引に解釈して、それに返事をしちゃったのね?」
「う、うん……今思えば何やってんだろうって思って。本当にこれで良かったのかなって思っちゃって……」
自分のしたことを省みて恥ずかしくなったのか、ティナは頬を朱に染めている。
最悪の場合はティナがジンをふったことまで想定していたエリスは、そうでなかったことに安堵の息をつきつつティナの隣に腰かけた。そして投げ出した足をぷらぷらとさせながら話し出す。
「まあ私も告白したりされたりって経験ないからわかんないけど、落ち込むことはないんじゃない? あのバカはどうせティナのことしか見てないんだから、そうなったからには魔王を倒してから今日のことをどうするのか、ゆっくり考えるのもいいと思うわ」
「そ、そうかな」
「うん。あいつも今頃はタイミングを間違えたかな。とか、俺……自分のことしか考えてなかった。とか思ってるでしょうから、少なくとも魔王を倒すまでは何も言ってこないと思うわ」
エリスの言葉を受けたティナは、膝の上に力なく置いていた手に力を込め、ぎゅっと握り込んでから口を開いた。
「でも、気持ちを伝えるのってすごく勇気のいることだったと思うの。ジン君、さっきも言ったけど本当に緊張してたし……」
「まあ、そうね。壊れたおもちゃみたいな感じになってたわね」
「うん……い、いやっそんなことないと思うけど。それなのに私、ジン君の勇気を無駄にするようなことしちゃって……嬉しかったのに……」
なるほど、それがこの落ち込みの一番の原因かとエリスはうなずく。
告白の部分よりも、ジンの頑張りを無駄にしてしまったということに自己嫌悪のようなものを感じているらしい。しかしエリスはそんなティナに対して、いつもの勝気な笑みを浮かべながら口を開いた。
「それなら、今度は自分からジンに気持ちを伝えるといいわ。それでおあいこじゃない。あいつ、死ぬほど喜ぶと思うわよ」
ティナは顔をあげてエリスを見てから再び俯き、その瞳に熱を込めて拳を一際強く握り込んだ。
「そうだね、うん、そうする!」
それからエリスの方を見てその手を取り、笑顔で言った。
「ありがとうエリスちゃん。何だか力が湧いてきちゃった!」
「きゅっ、急に何よ。まあ元気になったのなら良かったわ」
突然のいつものティナに対応しきれず、顔を赤らめてしまうエリス。そこで突然部屋の扉が叩かれ、ティナが元気よく返事をする。
「は~い!」
扉が開かれる。入ってきたのは、たった今この部屋で何が起こったかなど知る由もない、極めていつも通りなジンであった。
「おいっす」
「えっ、ジジジン君!? どうしたの!?」
突如頬を赤く染めてベッドの奥側に後ずさるティナに、ジンも驚いてしまう。
「どうしたのって、その……話をしたいって言ってくれたから来たんだけど」
「そ、そうだったっけ!? こっ、こんにちわ!」
「おうこんにちわ。もう夜だけどな……っと、エリスもいんのか」
ジンはそう言いながら部屋に入り、テーブルに据えられた椅子に座った。
「何よ、いちゃ悪いわけ?」
「別にそうは言ってねえだろ。てか、今日はまだ眠くなんないんだな」
「ティナと楽しい話をしてたからね」
エリスが視線を送ると、ティナは熱が一向に引かない顔のままでエリスを後ろから抱きかかえながら言う。
「そ、そうそう。ジン君には内緒の話」
「は? 何だよそれ、逆に気になるじゃねえか」
「お、教えてあげないっ」
『何だ? イチャイチャが始まったのか?』
そこで今まで完全に風景と一体化していたフェニックスが突然顔をあげてそう言うと、長物から巣立ち、テーブルの上へとやってくる。
ジンはいいものを見つけたと言わんばかりの表情で話しかけた。
「おっ、そうだちょうどいい。お前ずっとここにいたんだろ。この二人が何を話してたのか教えてくれよ」
『いいぞ……』
「ちょっとぴーちゃん、そんな簡単にオッケーしないでよ。ていうか言ったら絶交だからねっ」
「そうよ。もしジンにばらしたら焼き鳥にするから」
『いいぞ……』
「いいのかよ」
ぎゃーぎゃーと騒がしく抗議の声をあげるティナとエリス。全てを了承してしまうフェニックスに対して呆れ顔のジン。
しかしフェニックスは、首を傾げて何事か思案してから口を開く。
『ふむ。やはりティナに絶交されるのは困るな。よってジン、さっきの話の内容はお前には口外出来ん』
「焼き鳥はいいんだ……」
ティナが苦笑すると、そこでまたも部屋の扉が叩かれた。三人が顔を見合わせてから、部屋の主であるティナが代表して返事をする。
「はい」
扉を開けて中に入ってきたのはセイラだった。だが、一歩踏み入ったところでジンをその視界に認めて立ち止まり、短く声を発する。
「えっ、ジン?」
「そうだけど、何で驚くんだよ」
「いっ、いや別に……」
ジンとどうなったのかこっそり話を聞きに来てみたらそのジンが部屋にいたのだから、驚くのも無理はない。混乱気味のセイラである。
そしてさらに、まだ扉を閉じていない入り口から別の顔が現れた。
「あらあら、ティナちゃんとお話をしようと思ってきたら……。やっぱりみんな、ティナちゃんが心配ですのね」
そう言って柔和な笑みを浮かべるロザリアの後ろから更にラッド、ノエルが続々と顔を出してくる。
「ふっ、ティナと話をしにロザリアがここに来るだろうと思っていたら、正解だったようだね」
「部屋にジンがいねえからまさかと思って来たら、どうなってんだこりゃ」
何だかんだティナやジンが心配な面々は、顔を見合わせて笑い声をあげる。
その後は狭い一室にしばし歓談の声が響き、それは全員が眠くなって脱落するまで続くのであった。
口を一文字に結んだまま手を膝の上に置いていて、普段ならばジン辺りが思わず「どうした? 元気ねえな」と声をかけてしまいそうな様子だが、今ティナのそばには不死鳥以外に誰もいない。
ジンとティナのやり取りを見守っていたフェニックスは、何だかよくはわからぬがそっとしておこう……イチャイチャはしておらんかったようだしな……と、長物の上で置物のようになって眠っている。
そこに部屋の扉を叩く音が静かに、しかし明瞭な輪郭を伴って響き渡った。
勢いよく顔をあげて扉の方を見るティナは、相手の言葉を待つことなくぽつりと声を発する。
「はい」
すると扉の向こう側から聞こえてきた声は、予想とは違う人物のものだった。
「私よ」
小さな王女は更なるティナの返事を待たずに扉を開く。勇み足で部屋に入りティナの前に直立すると腕を組んでから口を開いた。
「ジンと何があったの?」
「えっ」
いきなり本題である。突然のことで、ティナは上手く言葉を紡げない。
ティナに気持ちを伝えようと思っている、ということをジンがエリスに話したという事実を、ティナは知らないからだ。
「えっと。何がって、何が?」
ティナは笑顔を作ろうとはしているが、強張る顔はその体を成していない。
エリスはいつもの強気な表情を崩さずになおも問いかける。
「ジンから何か言われたんでしょ?」
「……どうしてそれを?」
笑顔を作ろうとすることをやめたティナの瞳は潤み、その水面は緊張に揺れている。不安が波紋のようにその顔に伝播していくのを見てとったエリスは、疑問を確信に変えて尋ねた。
「……ふったのね?」
「ううん」
首を横に振るティナに、エリスは一瞬怪訝な眼差しを向ける。
「ならどうしてそんな顔してんのよ。触れはしなかったけど、皆心配してるわ」
「…………」
何も言わないティナを黙って見守るエリス。やがてティナは思案するような間を空けてから俯きがちなままで言った。
「正直に言うとね、びっくりしちゃったの」
「うん」
「呼び出された時からそんな予感はあったよ? ジン君がいつにもない感じで緊張してたから」
エリスが微動だにせず簡潔な返事にとどめて先を待っていると、ティナは不安げな表情のまま、強張る頬を少しばかり緩めて語り出す。
「でもね、いざジン君からずっとそばにいて欲しいって言われて……頭の中が真っ白になっちゃった」
「…………」
「もちろん嬉しかったのは嬉しかったけど、でもジン君が私を好きでいてくれて、プロポーズみたいなことまで言ってくれるなんて本当にそんなことあるのかなって……あるわけないって、思っちゃったの」
エリスはため息をつきそうになるのを何とか堪えた。
ミツメで一緒に暮らしている間に、恋愛に関する話をする機会はいくらでもあった。その中でティナは告白をしたこともされたこともなく、そもそもこれまで誰かを恋愛対象として好きになったこと自体がなかったと言っていたのを覚えている。
だが、ここまで聞いただけではよくわからない。ティナの頭の中で何が起きたのかを察しきれないエリスはその先を尋ねることにした。
「そうだったのね……うん。ティナの気持ちは大体わかったつもり。それで結局ジンには何て言ったの?」
「きっと、ジン君も魔王が倒せるか不安何だろうなって思ったから、私もジン君にはずっとそばにいて欲しいと思ってたって。ジン君が一番安心するからって……そう言ったの」
「…………」
それもそれである意味告白なんじゃないの? と、エリスは心の中で本音を漏らした。それから考えをまとめて、ティナ自身にも言い聞かせるかのように確認をとっていく。
「つまりジンの気持ちは嬉しかったけど、そんな幸せなことあるはずないって思っちゃって、これからの戦いに対して不安でそばにいて欲しいって言ったはずだって強引に解釈して、それに返事をしちゃったのね?」
「う、うん……今思えば何やってんだろうって思って。本当にこれで良かったのかなって思っちゃって……」
自分のしたことを省みて恥ずかしくなったのか、ティナは頬を朱に染めている。
最悪の場合はティナがジンをふったことまで想定していたエリスは、そうでなかったことに安堵の息をつきつつティナの隣に腰かけた。そして投げ出した足をぷらぷらとさせながら話し出す。
「まあ私も告白したりされたりって経験ないからわかんないけど、落ち込むことはないんじゃない? あのバカはどうせティナのことしか見てないんだから、そうなったからには魔王を倒してから今日のことをどうするのか、ゆっくり考えるのもいいと思うわ」
「そ、そうかな」
「うん。あいつも今頃はタイミングを間違えたかな。とか、俺……自分のことしか考えてなかった。とか思ってるでしょうから、少なくとも魔王を倒すまでは何も言ってこないと思うわ」
エリスの言葉を受けたティナは、膝の上に力なく置いていた手に力を込め、ぎゅっと握り込んでから口を開いた。
「でも、気持ちを伝えるのってすごく勇気のいることだったと思うの。ジン君、さっきも言ったけど本当に緊張してたし……」
「まあ、そうね。壊れたおもちゃみたいな感じになってたわね」
「うん……い、いやっそんなことないと思うけど。それなのに私、ジン君の勇気を無駄にするようなことしちゃって……嬉しかったのに……」
なるほど、それがこの落ち込みの一番の原因かとエリスはうなずく。
告白の部分よりも、ジンの頑張りを無駄にしてしまったということに自己嫌悪のようなものを感じているらしい。しかしエリスはそんなティナに対して、いつもの勝気な笑みを浮かべながら口を開いた。
「それなら、今度は自分からジンに気持ちを伝えるといいわ。それでおあいこじゃない。あいつ、死ぬほど喜ぶと思うわよ」
ティナは顔をあげてエリスを見てから再び俯き、その瞳に熱を込めて拳を一際強く握り込んだ。
「そうだね、うん、そうする!」
それからエリスの方を見てその手を取り、笑顔で言った。
「ありがとうエリスちゃん。何だか力が湧いてきちゃった!」
「きゅっ、急に何よ。まあ元気になったのなら良かったわ」
突然のいつものティナに対応しきれず、顔を赤らめてしまうエリス。そこで突然部屋の扉が叩かれ、ティナが元気よく返事をする。
「は~い!」
扉が開かれる。入ってきたのは、たった今この部屋で何が起こったかなど知る由もない、極めていつも通りなジンであった。
「おいっす」
「えっ、ジジジン君!? どうしたの!?」
突如頬を赤く染めてベッドの奥側に後ずさるティナに、ジンも驚いてしまう。
「どうしたのって、その……話をしたいって言ってくれたから来たんだけど」
「そ、そうだったっけ!? こっ、こんにちわ!」
「おうこんにちわ。もう夜だけどな……っと、エリスもいんのか」
ジンはそう言いながら部屋に入り、テーブルに据えられた椅子に座った。
「何よ、いちゃ悪いわけ?」
「別にそうは言ってねえだろ。てか、今日はまだ眠くなんないんだな」
「ティナと楽しい話をしてたからね」
エリスが視線を送ると、ティナは熱が一向に引かない顔のままでエリスを後ろから抱きかかえながら言う。
「そ、そうそう。ジン君には内緒の話」
「は? 何だよそれ、逆に気になるじゃねえか」
「お、教えてあげないっ」
『何だ? イチャイチャが始まったのか?』
そこで今まで完全に風景と一体化していたフェニックスが突然顔をあげてそう言うと、長物から巣立ち、テーブルの上へとやってくる。
ジンはいいものを見つけたと言わんばかりの表情で話しかけた。
「おっ、そうだちょうどいい。お前ずっとここにいたんだろ。この二人が何を話してたのか教えてくれよ」
『いいぞ……』
「ちょっとぴーちゃん、そんな簡単にオッケーしないでよ。ていうか言ったら絶交だからねっ」
「そうよ。もしジンにばらしたら焼き鳥にするから」
『いいぞ……』
「いいのかよ」
ぎゃーぎゃーと騒がしく抗議の声をあげるティナとエリス。全てを了承してしまうフェニックスに対して呆れ顔のジン。
しかしフェニックスは、首を傾げて何事か思案してから口を開く。
『ふむ。やはりティナに絶交されるのは困るな。よってジン、さっきの話の内容はお前には口外出来ん』
「焼き鳥はいいんだ……」
ティナが苦笑すると、そこでまたも部屋の扉が叩かれた。三人が顔を見合わせてから、部屋の主であるティナが代表して返事をする。
「はい」
扉を開けて中に入ってきたのはセイラだった。だが、一歩踏み入ったところでジンをその視界に認めて立ち止まり、短く声を発する。
「えっ、ジン?」
「そうだけど、何で驚くんだよ」
「いっ、いや別に……」
ジンとどうなったのかこっそり話を聞きに来てみたらそのジンが部屋にいたのだから、驚くのも無理はない。混乱気味のセイラである。
そしてさらに、まだ扉を閉じていない入り口から別の顔が現れた。
「あらあら、ティナちゃんとお話をしようと思ってきたら……。やっぱりみんな、ティナちゃんが心配ですのね」
そう言って柔和な笑みを浮かべるロザリアの後ろから更にラッド、ノエルが続々と顔を出してくる。
「ふっ、ティナと話をしにロザリアがここに来るだろうと思っていたら、正解だったようだね」
「部屋にジンがいねえからまさかと思って来たら、どうなってんだこりゃ」
何だかんだティナやジンが心配な面々は、顔を見合わせて笑い声をあげる。
その後は狭い一室にしばし歓談の声が響き、それは全員が眠くなって脱落するまで続くのであった。
0
あなたにおすすめの小説
悪役令息、前世の記憶により悪評が嵩んで死ぬことを悟り教会に出家しに行った結果、最強の聖騎士になり伝説になる
竜頭蛇
ファンタジー
ある日、前世の記憶を思い出したシド・カマッセイはこの世界がギャルゲー「ヒロイックキングダム」の世界であり、自分がギャルゲの悪役令息であると理解する。
評判が悪すぎて破滅する運命にあるが父親が毒親でシドの悪評を広げたり、関係を作ったものには危害を加えるので現状では何をやっても悪評に繋がるを悟り、家との関係を断って出家をすることを決意する。
身を寄せた教会で働くうちに評判が上がりすぎて、聖女や信者から崇められたり、女神から一目置かれ、やがて最強の聖騎士となり、伝説となる物語。
爺さんの異世界建国記 〜荒廃した異世界を農業で立て直していきます。いきなりの土作りはうまくいかない。
秋田ノ介
ファンタジー
88歳の爺さんが、異世界に転生して農業の知識を駆使して建国をする話。
異世界では、戦乱が絶えず、土地が荒廃し、人心は乱れ、国家が崩壊している。そんな世界を司る女神から、世界を救うように懇願される。爺は、耳が遠いせいで、村長になって村人が飢えないようにしてほしいと頼まれたと勘違いする。
その願いを叶えるために、農業で村人の飢えをなくすことを目標にして、生活していく。それが、次第に輪が広がり世界の人々に希望を与え始める。戦争で成人男性が極端に少ない世界で、13歳のロッシュという若者に転生した爺の周りには、ハーレムが出来上がっていく。徐々にその地に、流浪をしている者たちや様々な種族の者たちが様々な思惑で集まり、国家が出来上がっていく。
飢えを乗り越えた『村』は、王国から狙われることとなる。強大な軍事力を誇る王国に対して、ロッシュは知恵と知識、そして魔法や仲間たちと協力して、その脅威を乗り越えていくオリジナル戦記。
完結済み。全400話、150万字程度程度になります。元は他のサイトで掲載していたものを加筆修正して、掲載します。一日、少なくとも二話は更新します。
『辺境伯一家の領地繁栄記』スキル育成記~最強双子、成長中~
鈴白理人
ファンタジー
ラザナキア王国の国民は【スキルツリー】という女神の加護を持つ。
そんな国の北に住むアクアオッジ辺境伯一家も例外ではなく、父は【掴みスキル】母は【育成スキル】の持ち主。
母のスキルのせいか、一家の子供たちは生まれたころから、派生スキルがポコポコ枝分かれし、スキルレベルもぐんぐん上がっていった。
双子で生まれた末っ子、兄のウィルフレッドの【精霊スキル】、妹のメリルの【魔法スキル】も例外なくレベルアップし、十五歳となった今、学園入学の秒読み段階を迎えていた──
前作→『辺境伯一家の領地繁栄記』序章:【動物スキル?】を持った辺境伯長男の場合
【完結】異世界で魔道具チートでのんびり商売生活
シマセイ
ファンタジー
大学生・誠也は工事現場の穴に落ちて異世界へ。 物体に魔力を付与できるチートスキルを見つけ、 能力を隠しつつ魔道具を作って商業ギルドで商売開始。 のんびりスローライフを目指す毎日が幕を開ける!
『白い結婚だったので、勝手に離婚しました。何か問題あります?』
夢窓(ゆめまど)
恋愛
「――離婚届、受理されました。お疲れさまでした」
教会の事務官がそう言ったとき、私は心の底からこう思った。
ああ、これでようやく三年分の無視に終止符を打てるわ。
王命による“形式結婚”。
夫の顔も知らず、手紙もなし、戦地から帰ってきたという噂すらない。
だから、はい、離婚。勝手に。
白い結婚だったので、勝手に離婚しました。
何か問題あります?
一緒に異世界転生した飼い猫のもらったチートがやばすぎた。もしかして、メインは猫の方ですか、女神様!?
たまご
ファンタジー
アラサーの相田つかさは事故により命を落とす。
最期の瞬間に頭に浮かんだのが「猫達のごはん、これからどうしよう……」だったせいか、飼っていた8匹の猫と共に異世界転生をしてしまう。
だが、つかさが目を覚ます前に女神様からとんでもチートを授かった猫達は新しい世界へと自由に飛び出して行ってしまう。
女神様に泣きつかれ、つかさは猫達を回収するために旅に出た。
猫達が、世界を滅ぼしてしまう前に!!
「私はスローライフ希望なんですけど……」
この作品は「小説家になろう」さん、「エブリスタ」さんで完結済みです。
表紙の写真は、モデルになったうちの猫様です。
家の庭にダンジョンができたので、会社辞めました。
希羽
ファンタジー
都内のブラックIT企業で働く社畜・佐藤健太(27歳)。
手取り18万、残業100時間。唯一の資産は、亡き祖母から相続した郊外のボロ戸建てだけ。
「このまま死ぬのかな……」
そう絶望していたある夜、庭の物置の裏に謎の穴が出現する。
そこは、なぜか最弱モンスターしか出ないのに、ドロップアイテムだけは最高ランクという、奇跡のボーナスダンジョンだった。
試しにスライムを叩いたら、出てきた宝石の査定額はなんと――【1,000,000円】。
「……え、これ一個で、俺の年収の3分の1?」
スマホアプリで即換金、ドローン配送で手間いらず。
たった10分の庭仕事で5000万円を稼ぎ出した健太は、翌朝、上司に辞表を叩きつけることを決意する。
※本作は小説家になろうでも投稿しています。
転生社畜、転生先でも社畜ジョブ「書記」でブラック労働し、20年。前人未到のジョブレベルカンストからの大覚醒成り上がり!
nineyu
ファンタジー
男は絶望していた。
使い潰され、いびられ、社畜生活に疲れ、気がつけば死に場所を求めて樹海を歩いていた。
しかし、樹海の先は異世界で、転生の影響か体も若返っていた!
リスタートと思い、自由に暮らしたいと思うも、手に入れていたスキルは前世の影響らしく、気がつけば変わらない社畜生活に、、
そんな不幸な男の転機はそこから20年。
累計四十年の社畜ジョブが、遂に覚醒する!!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる