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世界の真実編 後編 突撃!魔王城
下っ端女神の来訪
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魔王は苛立つ気持ちを抑えきれずにいた。
ムコウノ山での騒動からしばらく。どう考えても心身共に癒せるほどの期間を留守にしておきながら、幹部たちが一向に魔王城に帰って来ないからだ。
ソファに腰かけることもせず自室の中を不機嫌そうに右往左往する魔王であったが、不意に執務用の長机に腰かけ、引き出しから鏡を取り出して声をかけた。
「おい、聞こえるか、おい」
『…………』
鏡からは何の反応もない。余計に不満を募らせただけの魔王は別の引き出しから大量のおやつを取り出してローテーブルへと移動した。そしてその前にあるソファに身体を沈めてからテーブルの上におやつを広げてばりぼりとやり始める。
その時おやつの上に突然まばゆい光が発生し、それは徐々に人の形へと変化していく。魔王はソフィアの来訪かと手に持っていたおやつを取り落として期待の眼差しを光の塊に向けたが、すぐにその瞳からは輝きが失われてしまった。
そこに現れたのがソフィアではなかったからだ。
肩にかかる程度の青い髪は端がやや内側に巻かれている。妖し気に輝く双眸が魔王を捉えながらも、その口元は勝気な微笑みを形作るべく吊り上がっていた。
その女性は静かにその場に降り立つ。しかし、足元にあるのは魔王が広げた大量のおやつである。それによって足下をすくわれた女性は盛大にひっくり返り、おやつの散乱と共に派手な音を立てた。
何が起きたのかわからず呆然とする魔王。女性は立ち上がると、まるで何事もなかったかのようなすました表情で問い掛ける。
「あら、ごめんなさいね。どうしておやつなんて食べていらしたのかしら」
「そんなの私の勝手だろう。というか人のおやつをだめにしてしまったのだから、まずは謝るべきではないのか?」
「威勢のいい坊やね。お姉さん、そういう子も嫌いじゃないわよ?」
魔王は眉をひそめると、背もたれに身体を預けてから口を開く。
「坊や? ……何かよくわからんが調子狂うな……。まったく、おやつについて一言もないとは何様だ。あ、神様とか言うなよ。それ面白くないから」
「面白くないなんて心外だわぁ。本当に神様なのに」
「は?」
テーブルの上に立ったまま腕を組み、魔王を見下ろしながら女性は名乗った。
「私は女神ローズ。坊やを導いてあげたくてここへやって来たのよ」
「はあ」
思いの外薄い反応にローズと名乗った女神はすねたように唇をとがらせ、艶やかな声で言う。
「反応が薄いのね。私は女神で、そしてあなたを導いてあげると言っているのだけれど」
「いえあの、とりあえずテーブルから下りてもらっていいですかね」
「…………」
ローズはまた蠱惑的な笑みを浮かべてテーブルから下りると、魔王の向かいのソファにゆっくりと身を沈め、足を組んでふんぞり返る。
何様なのかよくわからないその態度に、心の中で「あっそう言えば女神様だったわ」と心の中で気付く魔王であった。
突然のことで動揺していたが、登場の仕方からして女神であること自体は疑いようもない。気にくわないことには変わりないが、とりあえず話を聞こうと意を決した魔王が口を開く。
「それで女神ローズよ。私を導いていただけるということですが、一体どのような経緯で」
「ミカエルから連絡があったの。この世界の魔王軍の幹部が勇者パーティー到着までに帰って来ないかもしれないから、助けてあげてください、ってね」
「お忙しいのに、よく受けてくださいましたね」
もちろん本当に忙しいかどうかなど知るはずもない。今の言葉は魔王なりの気遣いのようなものである。
導く、というのも要は単に「手伝う」ということなのだが、魔王はそれも理解出来ていた。表の態度とは裏腹に、この場では魔王の方が一枚上手なようだ。
「癪だけどソフィアには借りがあるの。あなたを助けたら、あなたを心配してるソフィアにそれが返せるのよ」
「ソ、ソフィア様が私を心配してくださっている……おお……」
突然の嬉しい報せに、大粒の涙を流して喜ぶ魔王。
常日頃から幹部たちは自分のいうことを聞かないし、休めばいつまで経っても帰って来ないし、かと思えば突然よくわからん女神が来訪しておやつをひっくり返してしまうし、と嫌な出来事続きの魔王の涙腺はもろくなっていたらしい。
号泣の魔王を見たローズは身体を少し引いて顔を引きつらせた。
「どうしたの? お姉さんでよければ話を聞くわよ?」
「すいません。最近嫌なこと続きだったもので」
そのまましばらくして魔王が泣き止むと、場は作戦会議へと移行する。
「それで、具体的にローズ様はどんなことが出来るのですか?」
ローズは上目遣いになり、不敵な笑みを浮かべて答えた。
「あら、何でも出来るわよ? 神聖魔法があるんだから」
「これは失礼をいたしました」
座ったまま腰を折って謝罪し、あごに手を当てて何事かを思案したのち、魔王は真顔でローズに向き直ってから口を開いた。
「それでは、勇者パーティーの殲滅をお願いいたします」
「ふふっ、そういうおつむが足りないところ、嫌いじゃないわ」
「えっ。何でも出来るんですよね?」
素できょとんとしている魔王に、ローズは脚を組みなおしてあごを上げる。
「お姉さんが教えてあげるからよく聞きなさい、坊や。あくまであなたを導きに来たというのに、それでは私が魔王になってしまうでしょう? そもそも……神は下界の者に直接手を下したりは出来ないという取り決めがあるのよ」
「なるほど。ではあなた様は何をしに来たのですか?」
ところどころに疑問を感じつつも、それじゃ結局何も出来ないのと一緒じゃん……と考えた魔王はそう尋ねる。
ローズは困ったような顔で、出来の悪い子供を諭すように言った。
「わざわざこちらに出向いてきている神に対して、そのような言い方をしてはだめよ? 私は構わないけれど、怒り狂う神だっていると思うわ。そうね、お姉さんがしてあげられるのはせいぜい時間稼ぎくらいのものね」
「…………」
何でもいいが、正直「導く」とかいう言い方をしてるんだから、作戦だってお前が考えてくれよと思わなくもない魔王である。しかし相手が仮にも女神である以上そのようなことは口に出来ない。
魔王は作戦を考えていくにあたり、いくらか質問をすることにした。
「その神聖魔法……というのですか? は本当に何でも出来るのですか?」
「ええ」
「射程距離などは」
あごに人差し指を当てて思い出すように考え込むローズ。
「どんな系統の神聖魔法を使うのかにもよるけれど……この城の中なら大体どこにいても届くわね」
「モンスターを召喚したりなどは出来るのですか?」
「出来なくはないけれど、ちょっと時間がかかるわ。幹部の代わりになるモンスターだと、この世界のどこかからよぶよりも作った方がいいと思うの。そうなると、上の人たちの承認が必要になるのよ、ごめんなさいね」
上の人たち、など一部よくわからない単語が出て来たものの、とりあえずと言った感じでうなずいた魔王は次に浮かんだ疑問を口にした。
「ではうちの幹部を召喚するというのは」
「どこに住んでいるのか、詳しく知っているのかしら?」
「知らないですね……あいつら大体ここにいたから」
「ならやめておいた方がいいわ。相手の居場所がわからないと転移系の神聖魔法は使えないし、一匹探しに行くのにも時間がかかるでしょうから」
「なるほど」
魔王は腕を組んだまま思考を巡らせた。
話を聞くに、ローズの導き、もといお手伝いは足止めや時間稼ぎが主なものになりそうだ。そして、モンスターを作るにしても時間がかかるとなると、量に関してはあまり期待出来ないだろう。
ということは、なるべく時間を稼いで自分の幹部たちがぎりぎりで魔王城に帰還することにかけるしかないのかもしれない……。
最悪の事態として勇者パーティー全員と戦うはめになったとしても、「あのスキル」があれば何とかなるかもしれないが、それでも多勢に無勢。全員で同時にというのはやはりきついものがある。
そこまで考えた魔王が頭の中で様々なアイディアを捻り出していると、横から怪しげな声が漂ってきた。
「ねえ坊や」
「何ですか?」
「どこかにテーブルとティーセットを用意して、お茶会を開いてあげるというのはどうかしら」
「……どういうことでしょうか」
当然、ローズの言葉が表面的に何を意味しているのかは理解している。その意図を測りかねるが故の質問だ。
ローズは相変わらずの妖艶な笑みを浮かべたままで答える。
「魔王たるもの、おもてなしの心は必要でしょう? おいしいおやつと紅茶を用意してあげれば自然と時間はたくさん稼げるし、魔王城に対する、特に女性への評判もすっごくあがるわよぉ」
「いやいや色々と意味がわかりませんし、大体ローズ様が勇者の立場になってみた時に、そんな怪しい物を口に入れますか?」
「入れないわねえ」
魔王は舌打ちしそうになるのを何とか堪えた。ここまでローズに対して、正直に言えば「ちょっと背伸びしたいお年頃の女の子」という印象を受けていたが、急に掴みどころがなくなってきたな、と思う魔王である。
「でも、時間稼ぎになることには変わりないのではないかしら?」
「……まあ、それもそうですね」
怪しまれること前提にしても、無視をされずに、例えば変なものが入っていないかどうか確認をする時間だけでもかけてくれればもうけものである。
そう考え魔王はローズの提案を受け入れることにした。
「わかりました。ではその案を採用しましょう」
「ふふ、いい子ね」
首を傾げながらも、そこから魔王は自分の考えた勇者パーティー妨害案をローズに説明し、魔王城防衛作戦の準備は着々と進められていくのであった。
ムコウノ山での騒動からしばらく。どう考えても心身共に癒せるほどの期間を留守にしておきながら、幹部たちが一向に魔王城に帰って来ないからだ。
ソファに腰かけることもせず自室の中を不機嫌そうに右往左往する魔王であったが、不意に執務用の長机に腰かけ、引き出しから鏡を取り出して声をかけた。
「おい、聞こえるか、おい」
『…………』
鏡からは何の反応もない。余計に不満を募らせただけの魔王は別の引き出しから大量のおやつを取り出してローテーブルへと移動した。そしてその前にあるソファに身体を沈めてからテーブルの上におやつを広げてばりぼりとやり始める。
その時おやつの上に突然まばゆい光が発生し、それは徐々に人の形へと変化していく。魔王はソフィアの来訪かと手に持っていたおやつを取り落として期待の眼差しを光の塊に向けたが、すぐにその瞳からは輝きが失われてしまった。
そこに現れたのがソフィアではなかったからだ。
肩にかかる程度の青い髪は端がやや内側に巻かれている。妖し気に輝く双眸が魔王を捉えながらも、その口元は勝気な微笑みを形作るべく吊り上がっていた。
その女性は静かにその場に降り立つ。しかし、足元にあるのは魔王が広げた大量のおやつである。それによって足下をすくわれた女性は盛大にひっくり返り、おやつの散乱と共に派手な音を立てた。
何が起きたのかわからず呆然とする魔王。女性は立ち上がると、まるで何事もなかったかのようなすました表情で問い掛ける。
「あら、ごめんなさいね。どうしておやつなんて食べていらしたのかしら」
「そんなの私の勝手だろう。というか人のおやつをだめにしてしまったのだから、まずは謝るべきではないのか?」
「威勢のいい坊やね。お姉さん、そういう子も嫌いじゃないわよ?」
魔王は眉をひそめると、背もたれに身体を預けてから口を開く。
「坊や? ……何かよくわからんが調子狂うな……。まったく、おやつについて一言もないとは何様だ。あ、神様とか言うなよ。それ面白くないから」
「面白くないなんて心外だわぁ。本当に神様なのに」
「は?」
テーブルの上に立ったまま腕を組み、魔王を見下ろしながら女性は名乗った。
「私は女神ローズ。坊やを導いてあげたくてここへやって来たのよ」
「はあ」
思いの外薄い反応にローズと名乗った女神はすねたように唇をとがらせ、艶やかな声で言う。
「反応が薄いのね。私は女神で、そしてあなたを導いてあげると言っているのだけれど」
「いえあの、とりあえずテーブルから下りてもらっていいですかね」
「…………」
ローズはまた蠱惑的な笑みを浮かべてテーブルから下りると、魔王の向かいのソファにゆっくりと身を沈め、足を組んでふんぞり返る。
何様なのかよくわからないその態度に、心の中で「あっそう言えば女神様だったわ」と心の中で気付く魔王であった。
突然のことで動揺していたが、登場の仕方からして女神であること自体は疑いようもない。気にくわないことには変わりないが、とりあえず話を聞こうと意を決した魔王が口を開く。
「それで女神ローズよ。私を導いていただけるということですが、一体どのような経緯で」
「ミカエルから連絡があったの。この世界の魔王軍の幹部が勇者パーティー到着までに帰って来ないかもしれないから、助けてあげてください、ってね」
「お忙しいのに、よく受けてくださいましたね」
もちろん本当に忙しいかどうかなど知るはずもない。今の言葉は魔王なりの気遣いのようなものである。
導く、というのも要は単に「手伝う」ということなのだが、魔王はそれも理解出来ていた。表の態度とは裏腹に、この場では魔王の方が一枚上手なようだ。
「癪だけどソフィアには借りがあるの。あなたを助けたら、あなたを心配してるソフィアにそれが返せるのよ」
「ソ、ソフィア様が私を心配してくださっている……おお……」
突然の嬉しい報せに、大粒の涙を流して喜ぶ魔王。
常日頃から幹部たちは自分のいうことを聞かないし、休めばいつまで経っても帰って来ないし、かと思えば突然よくわからん女神が来訪しておやつをひっくり返してしまうし、と嫌な出来事続きの魔王の涙腺はもろくなっていたらしい。
号泣の魔王を見たローズは身体を少し引いて顔を引きつらせた。
「どうしたの? お姉さんでよければ話を聞くわよ?」
「すいません。最近嫌なこと続きだったもので」
そのまましばらくして魔王が泣き止むと、場は作戦会議へと移行する。
「それで、具体的にローズ様はどんなことが出来るのですか?」
ローズは上目遣いになり、不敵な笑みを浮かべて答えた。
「あら、何でも出来るわよ? 神聖魔法があるんだから」
「これは失礼をいたしました」
座ったまま腰を折って謝罪し、あごに手を当てて何事かを思案したのち、魔王は真顔でローズに向き直ってから口を開いた。
「それでは、勇者パーティーの殲滅をお願いいたします」
「ふふっ、そういうおつむが足りないところ、嫌いじゃないわ」
「えっ。何でも出来るんですよね?」
素できょとんとしている魔王に、ローズは脚を組みなおしてあごを上げる。
「お姉さんが教えてあげるからよく聞きなさい、坊や。あくまであなたを導きに来たというのに、それでは私が魔王になってしまうでしょう? そもそも……神は下界の者に直接手を下したりは出来ないという取り決めがあるのよ」
「なるほど。ではあなた様は何をしに来たのですか?」
ところどころに疑問を感じつつも、それじゃ結局何も出来ないのと一緒じゃん……と考えた魔王はそう尋ねる。
ローズは困ったような顔で、出来の悪い子供を諭すように言った。
「わざわざこちらに出向いてきている神に対して、そのような言い方をしてはだめよ? 私は構わないけれど、怒り狂う神だっていると思うわ。そうね、お姉さんがしてあげられるのはせいぜい時間稼ぎくらいのものね」
「…………」
何でもいいが、正直「導く」とかいう言い方をしてるんだから、作戦だってお前が考えてくれよと思わなくもない魔王である。しかし相手が仮にも女神である以上そのようなことは口に出来ない。
魔王は作戦を考えていくにあたり、いくらか質問をすることにした。
「その神聖魔法……というのですか? は本当に何でも出来るのですか?」
「ええ」
「射程距離などは」
あごに人差し指を当てて思い出すように考え込むローズ。
「どんな系統の神聖魔法を使うのかにもよるけれど……この城の中なら大体どこにいても届くわね」
「モンスターを召喚したりなどは出来るのですか?」
「出来なくはないけれど、ちょっと時間がかかるわ。幹部の代わりになるモンスターだと、この世界のどこかからよぶよりも作った方がいいと思うの。そうなると、上の人たちの承認が必要になるのよ、ごめんなさいね」
上の人たち、など一部よくわからない単語が出て来たものの、とりあえずと言った感じでうなずいた魔王は次に浮かんだ疑問を口にした。
「ではうちの幹部を召喚するというのは」
「どこに住んでいるのか、詳しく知っているのかしら?」
「知らないですね……あいつら大体ここにいたから」
「ならやめておいた方がいいわ。相手の居場所がわからないと転移系の神聖魔法は使えないし、一匹探しに行くのにも時間がかかるでしょうから」
「なるほど」
魔王は腕を組んだまま思考を巡らせた。
話を聞くに、ローズの導き、もといお手伝いは足止めや時間稼ぎが主なものになりそうだ。そして、モンスターを作るにしても時間がかかるとなると、量に関してはあまり期待出来ないだろう。
ということは、なるべく時間を稼いで自分の幹部たちがぎりぎりで魔王城に帰還することにかけるしかないのかもしれない……。
最悪の事態として勇者パーティー全員と戦うはめになったとしても、「あのスキル」があれば何とかなるかもしれないが、それでも多勢に無勢。全員で同時にというのはやはりきついものがある。
そこまで考えた魔王が頭の中で様々なアイディアを捻り出していると、横から怪しげな声が漂ってきた。
「ねえ坊や」
「何ですか?」
「どこかにテーブルとティーセットを用意して、お茶会を開いてあげるというのはどうかしら」
「……どういうことでしょうか」
当然、ローズの言葉が表面的に何を意味しているのかは理解している。その意図を測りかねるが故の質問だ。
ローズは相変わらずの妖艶な笑みを浮かべたままで答える。
「魔王たるもの、おもてなしの心は必要でしょう? おいしいおやつと紅茶を用意してあげれば自然と時間はたくさん稼げるし、魔王城に対する、特に女性への評判もすっごくあがるわよぉ」
「いやいや色々と意味がわかりませんし、大体ローズ様が勇者の立場になってみた時に、そんな怪しい物を口に入れますか?」
「入れないわねえ」
魔王は舌打ちしそうになるのを何とか堪えた。ここまでローズに対して、正直に言えば「ちょっと背伸びしたいお年頃の女の子」という印象を受けていたが、急に掴みどころがなくなってきたな、と思う魔王である。
「でも、時間稼ぎになることには変わりないのではないかしら?」
「……まあ、それもそうですね」
怪しまれること前提にしても、無視をされずに、例えば変なものが入っていないかどうか確認をする時間だけでもかけてくれればもうけものである。
そう考え魔王はローズの提案を受け入れることにした。
「わかりました。ではその案を採用しましょう」
「ふふ、いい子ね」
首を傾げながらも、そこから魔王は自分の考えた勇者パーティー妨害案をローズに説明し、魔王城防衛作戦の準備は着々と進められていくのであった。
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