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英雄たちの選択 前編 結集、そして決断
世界の最果て
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ソフィアがティナから、キースがジンから手を離して再び場が落ち着くと作戦会議はソフィアの手によってまとめに入った。
「先ほど大雑把に創世の神殿地下に攻め入ると言いましたが……当然、まずは天界に入る必要があります。精霊の皆さんならば通常、『ログアウト』というスキルを使えば簡単に行けますが、人間やモンスターの皆さん、それに今のジン君にもそれは使えません」
「加えて、恐らくは私も使えないでしょうね」
キースの言葉にソフィアが鷹揚にうなずく。
「はい。正確に言えばゼウスによってゲートが閉じられているはず、ということですね。私でもこちらからでは開くことが出来ませんから、別の何らかの手段によって天界に入る必要があります」
「世界の最果て、ですか?」
「それしかないでしょうね」
ソフィアはジンの言葉にそう答えてから精霊以外にもわかるよう、全員を見渡しながら説明に入った。
「一般的にこの世界の端と言えばトオクノ島ということになっています。ですが本当はその更に北に、世界の最果てという島があるのです」
「世界の最果て……ですか。確かに聞いたこともないですね、そもそもトオクノ島より北に行ったという話すら聞きませんし」
横から言葉を挟んでいくラッド。
「普段は精霊の方にしか見えないように結界が施されていますから。人間の方には見えないし、無意識にその辺りに近づかないようになっているのです。とはいっても、今のところはラッドさんの仰る通り、まずトオクノ島より北に船を進めようとする方がいらっしゃらないみたいですが」
「特に行く必要がないですし、あそこより北となると商船などはまず向かいませんから自分で船を持っていなければなりません。そこまでしてトオクノ島から北に行こうとする人はまずいないでしょう」
ラッドの説明が終わると、その後をまたソフィアが引き継いだ。
「そして世界の最果てには『天国への回廊』という、いわば精霊の方が非常用として使う為の天界への道が用意されているのです。私は通ったことはありませんが、こちらと天界との地続きになっていると聞いています」
「場所が場所だから周知はされていても、使ったって話を聞いたことがないですけどね。非常用って一体どんな時だよっていう」
肩をすくめながらのジンの一言に、キースがいつになく凛とした表情で返す。
「それが今、ということじゃないのか?」
「何かお前が言うと素直に同意しづらいんだよ。っつかうまいこと言ったぜ、みたいな顔すんな」
二人のやり取りに苦笑しつつ、収まってからソフィアが話を再開した。
「というわけで皆さんには『天国への回廊』から天界へ向かっていただくことになります。あと一つ注意しておいて欲しいのは、人間やモンスターの方はそのままでは天界に入れませんから、必ず私の支援魔法のようなものがかかったのを確認してから回廊を出てくださいね」
「そんなこと出来るんですか?」
意外そうな顔でジンが口にした質問に、ソフィアは柔らかい微笑を浮かべながら首を縦に振った。
「ええ。追放扱いなどによって精霊の方が天界に入れなくなるのは、いわゆる状態異常のようなものなのです。逆を言えば、支援魔法のようなものをかけてあげることで、人間やモンスターの方でも天界に入れるようになるということなのですよ」
「はあ、そうだったんですね」
「はい。ただ一つ、『ふしちょうのつばさ』で保護された状態のティナちゃんなら生身でも入れる可能性はありますが、これはアカシックレコードを破壊出来るかどうかという話と同じで、あくまで可能性に過ぎません」
ティナがテーブルの上で置物のようになっているフェニックスを、優しく撫でながらつぶやく。
「へ~、やっぱりぴーちゃんはすごいんだね」
『もっと褒めてくれてもいいぞ……』
そんな微笑ましいかどうかはわからないが、とにかく和やかな風景を眺めてからソフィアが話を戻す。
「ここで問題になるのは、先程も申し上げた通り、ゼウスがどう出てくるかというところです。アカシックレコードをどのように守って来るのか。『天国への回廊』に精霊の方々を配置するのか、天界に全戦力を結集させるのか……様々な可能性を考える必要があります」
「そういえば、『天国への回廊』を抜けた場合は天界のどこに抜けるのか、ソフィア様はご存じなのですか?」
キースの問いに、ソフィアは首を横に振った。
「いえ、キースさんは……」
「私も知りません。ジンは?」
「いや全然。ていうか誰か使ったことあんの? あれ」
「恐らくないだろうな。そうか、誰も使ったことがないからその詳細を知らないということか」
キースは少しの間難しい顔をして考え込むと、不意に顔をあげる。
「考えてもわからないですが、どちらにしても創世の神殿前など向こうが守備を固める場所は限られてくるでしょうから、些末な問題でしょう」
「そうですね。どちらにしろアカシックレコードの元にたどり着くまでの道のどこかで、天界側との総力戦になることは避けられないと思われます」
「ソフィア様、もし大勢と大勢がぶつかるような場面に遭遇したならば、そこは是非とも我々魔王軍にお任せください」
魔王が胸に手を当てながら物静かに申し出た。
「魔王軍の方々に……よろしいのですか?」
「はい。戦った感じですと、勇者パーティーはあまり範囲攻撃魔法を持っていないようです。そうなると、ほとんどが最上級の範囲攻撃魔法を使える我々は大規模戦に向いていると言えます。勇者パーティー。実質的にラッド、ロザリア、キースの三名のみですが……そちらは単体で強い精霊などを相手どってもらうのが最も効率が良い布陣と思われます」
ソフィアは納得したように一つうなずく。
「なるほど、たしかにその通りかもしれませんね。では道中の精霊の方々は魔王軍の皆さんに相手をしていただいて、勇者パーティーの皆さんには単体で手強い相手が出て来た際に対応していただきます。よろしいですか?」
「かしこまりました」
「頑張りますわ」
「私はジンについていきます」
ラッドは大仰に、ロザリアはいつもの上品な笑みを湛えて返事をした。それを見たソフィアは頬を緩め、キースの言葉をなかったことにしてまとめに入る。
「それでは私たちはこれから、世界の最果てから『天国への回廊』に入って天界を目指し、創世の神殿を目指します。道中は基本的に魔王軍の皆さんを主軸に戦っていただきます。ここまでで何か質問は」
その時、突然ジンが手をあげて疑問を投げかけた。
「ソフィア様、下界のやつらに協力を募るってのは無しなんですか?」
「今回の事件を下界の方々に伝えれば、いたずらに混乱させてしまう可能性がありますから、それはなりません。あくまでここにいる皆さんの手で今回の作戦を実行しましょう」
「わかりました」
ジンがこれ以上何も言わないのを見て、ソフィアは全員の顔を眺めながら再度口を開いた。
「もう質問がないのであれば会議はこれで終わりにしたいと思います。作戦開始は……出来れば今すぐの方がいいのですが、皆さんもお疲れでしょうから明日にしましょう」
会議が始まって以来ずっと魔王城の中にいた勇者パーティーは気付いていないことだが、現在はもう夜が明けている。ソフィアが提示したのは休み時間として必要最小限な長さであり、決してのんびりするというわけではない。
「集合場所は、またここにしましょう。魔王軍の方々は何か飛べるモンスターを用意していただけると助かります」
「ファリスたちサキュバス隊に用意させましょう。おい、出来るな?」
「魔王様のお願いならなんだっていけるわ!」
どん、と胸を叩きながらのファリスの一言に、魔王軍だけでなく勇者パーティーの面々も顔を綻ばせた。
「では皆さん、世界をあるべき姿に導く為に頑張りましょう。よろしくお願いします……とはいってもこれでは気合いが入りませんから、あれをやりましょう」
そう言ってソフィアがおもむろに立ち上がると、しずしずと歩いて何もない場所に移動していった。
不思議そうな表情をしている一同にソフィアは微笑みと共に呼び掛ける。
「皆さんで円陣を組みませんか?」
ソフィアの呼びかけに応えて輪を作り、全員が手を差し出した。人数が多いので無理に重ねることはしない。
その体勢で、ソフィアがティナに声をかけた。
「ティナちゃん、一言お願いします」
「えっ、わ、私ですか?」
「ええ。ここはティナちゃんが一番ふさわしいかと思います」
「いいじゃねえか。ティナ、一発気合の入るやつを頼むぜ!」
「うぅ……じゃあ」
ティナは意を決して深く息を吸い込み、凛とした表情になって叫んだ。
「か、勝つぞ~!」
「「「「お~!」」」」
こうして、世界を救うための作戦会議は幕を閉じたのであった。
「先ほど大雑把に創世の神殿地下に攻め入ると言いましたが……当然、まずは天界に入る必要があります。精霊の皆さんならば通常、『ログアウト』というスキルを使えば簡単に行けますが、人間やモンスターの皆さん、それに今のジン君にもそれは使えません」
「加えて、恐らくは私も使えないでしょうね」
キースの言葉にソフィアが鷹揚にうなずく。
「はい。正確に言えばゼウスによってゲートが閉じられているはず、ということですね。私でもこちらからでは開くことが出来ませんから、別の何らかの手段によって天界に入る必要があります」
「世界の最果て、ですか?」
「それしかないでしょうね」
ソフィアはジンの言葉にそう答えてから精霊以外にもわかるよう、全員を見渡しながら説明に入った。
「一般的にこの世界の端と言えばトオクノ島ということになっています。ですが本当はその更に北に、世界の最果てという島があるのです」
「世界の最果て……ですか。確かに聞いたこともないですね、そもそもトオクノ島より北に行ったという話すら聞きませんし」
横から言葉を挟んでいくラッド。
「普段は精霊の方にしか見えないように結界が施されていますから。人間の方には見えないし、無意識にその辺りに近づかないようになっているのです。とはいっても、今のところはラッドさんの仰る通り、まずトオクノ島より北に船を進めようとする方がいらっしゃらないみたいですが」
「特に行く必要がないですし、あそこより北となると商船などはまず向かいませんから自分で船を持っていなければなりません。そこまでしてトオクノ島から北に行こうとする人はまずいないでしょう」
ラッドの説明が終わると、その後をまたソフィアが引き継いだ。
「そして世界の最果てには『天国への回廊』という、いわば精霊の方が非常用として使う為の天界への道が用意されているのです。私は通ったことはありませんが、こちらと天界との地続きになっていると聞いています」
「場所が場所だから周知はされていても、使ったって話を聞いたことがないですけどね。非常用って一体どんな時だよっていう」
肩をすくめながらのジンの一言に、キースがいつになく凛とした表情で返す。
「それが今、ということじゃないのか?」
「何かお前が言うと素直に同意しづらいんだよ。っつかうまいこと言ったぜ、みたいな顔すんな」
二人のやり取りに苦笑しつつ、収まってからソフィアが話を再開した。
「というわけで皆さんには『天国への回廊』から天界へ向かっていただくことになります。あと一つ注意しておいて欲しいのは、人間やモンスターの方はそのままでは天界に入れませんから、必ず私の支援魔法のようなものがかかったのを確認してから回廊を出てくださいね」
「そんなこと出来るんですか?」
意外そうな顔でジンが口にした質問に、ソフィアは柔らかい微笑を浮かべながら首を縦に振った。
「ええ。追放扱いなどによって精霊の方が天界に入れなくなるのは、いわゆる状態異常のようなものなのです。逆を言えば、支援魔法のようなものをかけてあげることで、人間やモンスターの方でも天界に入れるようになるということなのですよ」
「はあ、そうだったんですね」
「はい。ただ一つ、『ふしちょうのつばさ』で保護された状態のティナちゃんなら生身でも入れる可能性はありますが、これはアカシックレコードを破壊出来るかどうかという話と同じで、あくまで可能性に過ぎません」
ティナがテーブルの上で置物のようになっているフェニックスを、優しく撫でながらつぶやく。
「へ~、やっぱりぴーちゃんはすごいんだね」
『もっと褒めてくれてもいいぞ……』
そんな微笑ましいかどうかはわからないが、とにかく和やかな風景を眺めてからソフィアが話を戻す。
「ここで問題になるのは、先程も申し上げた通り、ゼウスがどう出てくるかというところです。アカシックレコードをどのように守って来るのか。『天国への回廊』に精霊の方々を配置するのか、天界に全戦力を結集させるのか……様々な可能性を考える必要があります」
「そういえば、『天国への回廊』を抜けた場合は天界のどこに抜けるのか、ソフィア様はご存じなのですか?」
キースの問いに、ソフィアは首を横に振った。
「いえ、キースさんは……」
「私も知りません。ジンは?」
「いや全然。ていうか誰か使ったことあんの? あれ」
「恐らくないだろうな。そうか、誰も使ったことがないからその詳細を知らないということか」
キースは少しの間難しい顔をして考え込むと、不意に顔をあげる。
「考えてもわからないですが、どちらにしても創世の神殿前など向こうが守備を固める場所は限られてくるでしょうから、些末な問題でしょう」
「そうですね。どちらにしろアカシックレコードの元にたどり着くまでの道のどこかで、天界側との総力戦になることは避けられないと思われます」
「ソフィア様、もし大勢と大勢がぶつかるような場面に遭遇したならば、そこは是非とも我々魔王軍にお任せください」
魔王が胸に手を当てながら物静かに申し出た。
「魔王軍の方々に……よろしいのですか?」
「はい。戦った感じですと、勇者パーティーはあまり範囲攻撃魔法を持っていないようです。そうなると、ほとんどが最上級の範囲攻撃魔法を使える我々は大規模戦に向いていると言えます。勇者パーティー。実質的にラッド、ロザリア、キースの三名のみですが……そちらは単体で強い精霊などを相手どってもらうのが最も効率が良い布陣と思われます」
ソフィアは納得したように一つうなずく。
「なるほど、たしかにその通りかもしれませんね。では道中の精霊の方々は魔王軍の皆さんに相手をしていただいて、勇者パーティーの皆さんには単体で手強い相手が出て来た際に対応していただきます。よろしいですか?」
「かしこまりました」
「頑張りますわ」
「私はジンについていきます」
ラッドは大仰に、ロザリアはいつもの上品な笑みを湛えて返事をした。それを見たソフィアは頬を緩め、キースの言葉をなかったことにしてまとめに入る。
「それでは私たちはこれから、世界の最果てから『天国への回廊』に入って天界を目指し、創世の神殿を目指します。道中は基本的に魔王軍の皆さんを主軸に戦っていただきます。ここまでで何か質問は」
その時、突然ジンが手をあげて疑問を投げかけた。
「ソフィア様、下界のやつらに協力を募るってのは無しなんですか?」
「今回の事件を下界の方々に伝えれば、いたずらに混乱させてしまう可能性がありますから、それはなりません。あくまでここにいる皆さんの手で今回の作戦を実行しましょう」
「わかりました」
ジンがこれ以上何も言わないのを見て、ソフィアは全員の顔を眺めながら再度口を開いた。
「もう質問がないのであれば会議はこれで終わりにしたいと思います。作戦開始は……出来れば今すぐの方がいいのですが、皆さんもお疲れでしょうから明日にしましょう」
会議が始まって以来ずっと魔王城の中にいた勇者パーティーは気付いていないことだが、現在はもう夜が明けている。ソフィアが提示したのは休み時間として必要最小限な長さであり、決してのんびりするというわけではない。
「集合場所は、またここにしましょう。魔王軍の方々は何か飛べるモンスターを用意していただけると助かります」
「ファリスたちサキュバス隊に用意させましょう。おい、出来るな?」
「魔王様のお願いならなんだっていけるわ!」
どん、と胸を叩きながらのファリスの一言に、魔王軍だけでなく勇者パーティーの面々も顔を綻ばせた。
「では皆さん、世界をあるべき姿に導く為に頑張りましょう。よろしくお願いします……とはいってもこれでは気合いが入りませんから、あれをやりましょう」
そう言ってソフィアがおもむろに立ち上がると、しずしずと歩いて何もない場所に移動していった。
不思議そうな表情をしている一同にソフィアは微笑みと共に呼び掛ける。
「皆さんで円陣を組みませんか?」
ソフィアの呼びかけに応えて輪を作り、全員が手を差し出した。人数が多いので無理に重ねることはしない。
その体勢で、ソフィアがティナに声をかけた。
「ティナちゃん、一言お願いします」
「えっ、わ、私ですか?」
「ええ。ここはティナちゃんが一番ふさわしいかと思います」
「いいじゃねえか。ティナ、一発気合の入るやつを頼むぜ!」
「うぅ……じゃあ」
ティナは意を決して深く息を吸い込み、凛とした表情になって叫んだ。
「か、勝つぞ~!」
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