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英雄たちの選択 前編 結集、そして決断
未来への約束
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『ティナ、一つ聞いておきたいのだが』
「うん」
『何故我がこんな物の中に入らねばならぬのだ?』
フェニックスが、鳥かごの中からそんな文句を垂れていた。
走って自室に向かい、息を切らしながら戻って来たティナの手にはどういうわけか数人分のローブと鳥かごがぶら下がっていた。不思議に思ったジンが尋ねると、その中にフェニックスを入れるのだと言う。
問いを受け、ティナは邪気のない笑みを浮かべながら首を傾げる。
「可愛くない?」
『我にはよくわからぬ。とにかく窮屈だし早急に出たいのだが』
困ったように首を傾げるティナ。
「でもね、この中に入ってもらうのは可愛いからってだけじゃないの」
『ほう』
「今からエリスちゃんの部屋に行くんだけど、今回はお忍びだから、他の人に私たちがいるってことがばれちゃったらまずいの。私たちはローブとかで顔を隠せるけど、ぴーちゃんはそうもいかないでしょ? だから、こうして普通の鳥のふりをしていて欲しいの」
『いいぞ……』
正直鳥かごに入ったところで特殊な外見に変わりはないのだが、ティナは普通の鳥っぽく見えると思っているらしい。
そんなティナもいいなと思いながら、ジンは気になっていたことを聞いた。
「鳥かごとかローブとか、そんなのどこから持って来たんだよ」
「私が使わせてもらってる部屋にたまたま置いてあったの。これを見て、ぴーちゃんに入ってもらえばいいんじゃないかってピンと来ちゃった」
「そうだったのか」
ティナからローブをもらい受けて着こんだジンを見て、キースが声をかける。
「私の分はないのか?」
「あっ……ごめんなさい、ないです」
「お前はどっちにしろ不審者だから着なくていいだろ」
「そうだな」
随分な言い草だったが、ジンから言われたとあれば大して気にならないキースは何くわぬ顔でそう返事をしてから続けた。
「それでジン。準備は出来たか?」
「ああ、待たせたな。それじゃ頼むぜ」
キースはティナを待っている間にシックスへと飛び、スロットに夢中になっているエアから必要な情報を聞き出しておいた。
よって、今はジンたちを連れて「ワープ」でミツメ王城にあるエリスの部屋へと直接転移することが可能となっている。
「よし行くぞ。ジン、お兄ちゃんにしっかり捕まっていなさい」
「わかりましたっ」
するとジンではなくティナが、キースの精霊部隊の正装兼戦闘服となるマントの端をしっかりと摘まんだ。
「お前ではない」
「ティナ、別に捕まる必要はねえぞ。それと、こいつの言うことは半分くらいは冗談だと思って聞いておいた方がいいからな」
「そうなの?」
ちょっとした悪さがティナにばれてしまい、キースはせき払いを一つしてから改めて確認をした。
「それでは今度こそいくぞ。各自準備はいいな?」
「はいっ」
「おう」
『いいぞ……』
力強くうなずくティナと、適当に相槌をうつジンを見たキースはダンサーズ専用スキル「ワープ」を発動するのであった。
☆ ☆ ☆
エリスは、天蓋付きベッドの中で目を覚ました。
まだぼんやりとする頭で身体を起こして窓に視線を向ければ、痛いほどに眩しい陽射しが部屋に入り込んで来ている。
ティナたちが魔王討伐の為に魔王城へと発ってから既に一日が経過していた。サイゴノ島はそんなに遠くないと聞いているし、フェニックスに乗っていったわけだから、魔王城内部が余程広大でもない限りここまで時間ははかからないはずだ。
まさか、と一人ではどうしても良くない考えばかりが脳裏をよぎったせいで昨夜はよく眠れなかった。
現在は夕方前。ミツメの街の往来がピークの時間帯に向けてますます盛んになりつつあるが、まだ空に茜色がにじむ様子は見て取れない。
もしティナたちが帰って来ていたら、城内にいる誰かしらが自分を起こしに来たはず。
そうでないことに肩を落としてため息をついたエリスはベッドから下りると、一応誰かに状況を確認しようと部屋を出るべく扉に向かった。しかしその時、背後から今ここで聞こえるはずのない声が聞こえてくる。
「エリスちゃん」
疲れているのか、それとも目が覚め切っていないのか。
一瞬そう考えもしたが、別に彼女たちが帰って来ていた可能性がないわけではない。そしてもしそうだとしたらどんなに嬉しいだろう。
期待と不安がないまぜになったような表情でエリスが振り返ったその先には。
「ただいま」
「よっ、エリス」
「これが噂のエリス王女か」
ティナとジン……がいたまではよかったが、その傍らには見たことのない金髪で大柄な男性がいる上に、ティナの手からはどういうわけか鳥かごの中に収められたフェニックスがぶら下がっている。
「????」
エリスは状況が全く飲み込めず、振り向いた状態のまま固まってしまった。
もちろんティナと再会出来たことは手放しで喜びたいのだが、どうにも様子がおかしい。自分でも考えた通り、彼女らが帰って来ればまず兵士や召使いが起こしに来るだろう。驚かそうと静かに部屋の隅で待っていてくれたのなら、ラッドとロザリアがいなくて知らない男がいるというのも不自然だ。何より、フェニックスが鳥かごに入っていることも説明がつかない。
「エリスちゃん、どうしたの?」
いつもの優しい声音で尋ねられ、エリスはようやく言葉を紡いだ。
「おっ、おかえり。ティナたちこそどうしたのよ。帰って来てたのならすぐに起こしてくれてもよかったのに」
「それなんだけどね」
ティナはそこで表情をわずかに暗くして、声の調子を落とした。エリスの方へ歩み寄り、かがんで目線の高さを合わせてから続ける。
「私たち、まだここには帰って来られないの。魔王と戦っていたらね、もっと大きな本当の敵を見つけちゃったから、みんなでそれを倒しに行くの」
「もっと大きな本当の敵?」
ぽかんとした顔で問うエリスに、ティナは優しく微笑んでうなずく。
「うん。今は詳しくは話せないんだけど、私たちはこうなりたいっていう未来の為にその敵を倒したいって思ってる。だからもうちょっとだけいい子にして待っててくれる?」
いつもなら、ここはエリスが泣きそうな表情でうなずき、ジンがそれを笑顔で見守って一件落着という場面だが、この時は違った。ティナに対しては聞き分けのいいちびっこ王女が、歳相応にだだをこねてみせたのである。
それは普段素直になれない彼女の、切実な本音だった。
「どうして? 魔王と戦って帰って来られたのなら、もういいじゃない。私は今だって充分幸せだし、これ以上なんて望んでない。ティナとジンがその為に戦って死んじゃったりしたら、それこそ私は不幸になっちゃうわ」
一同は困惑する。エリスの言っていることはある意味では正論だからだ。
この世界を管理する神がティナのお尻を狙っているとか、その為に本当は気のいいモンスターたちが人類の敵扱いされるはめになっているとか。そんなことは思いもよらないだろうし、聞いてもすぐには信じることが出来ないだろう。
しかしティナは心中を悟られないように表情を変えず、一瞬だけ考えて口を開こうとした。が、先に言葉を発したのはその後ろにいるジンだった。
「エリスは不幸になんてならねえぞ」
全員の視線を集めつつ、親指で自身を差しながらジンは続けて言った。
「俺たちは絶対に死なねえからな」
エリスは根拠のないその言葉にぽかんとしたかと思えば、次の瞬間には遂に笑い出してしまった。笑顔のティナに見守られながらひとしきり笑い終わると、涙を拭いながら言う。
「信じていいのね?」
「ああ。だから俺たちには今よりもっと幸せになれる未来しか待ってねえ。だったらちょっとくらい待ってた方がお得だろ?」
「ふふっ、そうね」
そして、いつもの勝気な表情でまっすぐにジンを指差した。
「仕方ないから待っててあげるわ。ただし、絶対に帰って来なさいよね」
「おう。お土産も持って来てやるからな」
そのまま三人はしばらく無言で視線を交わし合うとやがてうなずき、一時の別れが再び迫っていることを確認した。
「それじゃエリスちゃん、行ってきます」
そう言いながらティナは、少しだけ力を込めてエリスを抱きしめる。
それから数分後、「ワープ」で消えていく一同を見送るエリスの顔にはもう愁いの色はなく、実に晴れ晴れとしたものであった。
「うん」
『何故我がこんな物の中に入らねばならぬのだ?』
フェニックスが、鳥かごの中からそんな文句を垂れていた。
走って自室に向かい、息を切らしながら戻って来たティナの手にはどういうわけか数人分のローブと鳥かごがぶら下がっていた。不思議に思ったジンが尋ねると、その中にフェニックスを入れるのだと言う。
問いを受け、ティナは邪気のない笑みを浮かべながら首を傾げる。
「可愛くない?」
『我にはよくわからぬ。とにかく窮屈だし早急に出たいのだが』
困ったように首を傾げるティナ。
「でもね、この中に入ってもらうのは可愛いからってだけじゃないの」
『ほう』
「今からエリスちゃんの部屋に行くんだけど、今回はお忍びだから、他の人に私たちがいるってことがばれちゃったらまずいの。私たちはローブとかで顔を隠せるけど、ぴーちゃんはそうもいかないでしょ? だから、こうして普通の鳥のふりをしていて欲しいの」
『いいぞ……』
正直鳥かごに入ったところで特殊な外見に変わりはないのだが、ティナは普通の鳥っぽく見えると思っているらしい。
そんなティナもいいなと思いながら、ジンは気になっていたことを聞いた。
「鳥かごとかローブとか、そんなのどこから持って来たんだよ」
「私が使わせてもらってる部屋にたまたま置いてあったの。これを見て、ぴーちゃんに入ってもらえばいいんじゃないかってピンと来ちゃった」
「そうだったのか」
ティナからローブをもらい受けて着こんだジンを見て、キースが声をかける。
「私の分はないのか?」
「あっ……ごめんなさい、ないです」
「お前はどっちにしろ不審者だから着なくていいだろ」
「そうだな」
随分な言い草だったが、ジンから言われたとあれば大して気にならないキースは何くわぬ顔でそう返事をしてから続けた。
「それでジン。準備は出来たか?」
「ああ、待たせたな。それじゃ頼むぜ」
キースはティナを待っている間にシックスへと飛び、スロットに夢中になっているエアから必要な情報を聞き出しておいた。
よって、今はジンたちを連れて「ワープ」でミツメ王城にあるエリスの部屋へと直接転移することが可能となっている。
「よし行くぞ。ジン、お兄ちゃんにしっかり捕まっていなさい」
「わかりましたっ」
するとジンではなくティナが、キースの精霊部隊の正装兼戦闘服となるマントの端をしっかりと摘まんだ。
「お前ではない」
「ティナ、別に捕まる必要はねえぞ。それと、こいつの言うことは半分くらいは冗談だと思って聞いておいた方がいいからな」
「そうなの?」
ちょっとした悪さがティナにばれてしまい、キースはせき払いを一つしてから改めて確認をした。
「それでは今度こそいくぞ。各自準備はいいな?」
「はいっ」
「おう」
『いいぞ……』
力強くうなずくティナと、適当に相槌をうつジンを見たキースはダンサーズ専用スキル「ワープ」を発動するのであった。
☆ ☆ ☆
エリスは、天蓋付きベッドの中で目を覚ました。
まだぼんやりとする頭で身体を起こして窓に視線を向ければ、痛いほどに眩しい陽射しが部屋に入り込んで来ている。
ティナたちが魔王討伐の為に魔王城へと発ってから既に一日が経過していた。サイゴノ島はそんなに遠くないと聞いているし、フェニックスに乗っていったわけだから、魔王城内部が余程広大でもない限りここまで時間ははかからないはずだ。
まさか、と一人ではどうしても良くない考えばかりが脳裏をよぎったせいで昨夜はよく眠れなかった。
現在は夕方前。ミツメの街の往来がピークの時間帯に向けてますます盛んになりつつあるが、まだ空に茜色がにじむ様子は見て取れない。
もしティナたちが帰って来ていたら、城内にいる誰かしらが自分を起こしに来たはず。
そうでないことに肩を落としてため息をついたエリスはベッドから下りると、一応誰かに状況を確認しようと部屋を出るべく扉に向かった。しかしその時、背後から今ここで聞こえるはずのない声が聞こえてくる。
「エリスちゃん」
疲れているのか、それとも目が覚め切っていないのか。
一瞬そう考えもしたが、別に彼女たちが帰って来ていた可能性がないわけではない。そしてもしそうだとしたらどんなに嬉しいだろう。
期待と不安がないまぜになったような表情でエリスが振り返ったその先には。
「ただいま」
「よっ、エリス」
「これが噂のエリス王女か」
ティナとジン……がいたまではよかったが、その傍らには見たことのない金髪で大柄な男性がいる上に、ティナの手からはどういうわけか鳥かごの中に収められたフェニックスがぶら下がっている。
「????」
エリスは状況が全く飲み込めず、振り向いた状態のまま固まってしまった。
もちろんティナと再会出来たことは手放しで喜びたいのだが、どうにも様子がおかしい。自分でも考えた通り、彼女らが帰って来ればまず兵士や召使いが起こしに来るだろう。驚かそうと静かに部屋の隅で待っていてくれたのなら、ラッドとロザリアがいなくて知らない男がいるというのも不自然だ。何より、フェニックスが鳥かごに入っていることも説明がつかない。
「エリスちゃん、どうしたの?」
いつもの優しい声音で尋ねられ、エリスはようやく言葉を紡いだ。
「おっ、おかえり。ティナたちこそどうしたのよ。帰って来てたのならすぐに起こしてくれてもよかったのに」
「それなんだけどね」
ティナはそこで表情をわずかに暗くして、声の調子を落とした。エリスの方へ歩み寄り、かがんで目線の高さを合わせてから続ける。
「私たち、まだここには帰って来られないの。魔王と戦っていたらね、もっと大きな本当の敵を見つけちゃったから、みんなでそれを倒しに行くの」
「もっと大きな本当の敵?」
ぽかんとした顔で問うエリスに、ティナは優しく微笑んでうなずく。
「うん。今は詳しくは話せないんだけど、私たちはこうなりたいっていう未来の為にその敵を倒したいって思ってる。だからもうちょっとだけいい子にして待っててくれる?」
いつもなら、ここはエリスが泣きそうな表情でうなずき、ジンがそれを笑顔で見守って一件落着という場面だが、この時は違った。ティナに対しては聞き分けのいいちびっこ王女が、歳相応にだだをこねてみせたのである。
それは普段素直になれない彼女の、切実な本音だった。
「どうして? 魔王と戦って帰って来られたのなら、もういいじゃない。私は今だって充分幸せだし、これ以上なんて望んでない。ティナとジンがその為に戦って死んじゃったりしたら、それこそ私は不幸になっちゃうわ」
一同は困惑する。エリスの言っていることはある意味では正論だからだ。
この世界を管理する神がティナのお尻を狙っているとか、その為に本当は気のいいモンスターたちが人類の敵扱いされるはめになっているとか。そんなことは思いもよらないだろうし、聞いてもすぐには信じることが出来ないだろう。
しかしティナは心中を悟られないように表情を変えず、一瞬だけ考えて口を開こうとした。が、先に言葉を発したのはその後ろにいるジンだった。
「エリスは不幸になんてならねえぞ」
全員の視線を集めつつ、親指で自身を差しながらジンは続けて言った。
「俺たちは絶対に死なねえからな」
エリスは根拠のないその言葉にぽかんとしたかと思えば、次の瞬間には遂に笑い出してしまった。笑顔のティナに見守られながらひとしきり笑い終わると、涙を拭いながら言う。
「信じていいのね?」
「ああ。だから俺たちには今よりもっと幸せになれる未来しか待ってねえ。だったらちょっとくらい待ってた方がお得だろ?」
「ふふっ、そうね」
そして、いつもの勝気な表情でまっすぐにジンを指差した。
「仕方ないから待っててあげるわ。ただし、絶対に帰って来なさいよね」
「おう。お土産も持って来てやるからな」
そのまま三人はしばらく無言で視線を交わし合うとやがてうなずき、一時の別れが再び迫っていることを確認した。
「それじゃエリスちゃん、行ってきます」
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