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英雄たちの選択 後編 そして、世界の行く末は
「切り札」
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「あのゼウス様、出来れば最初から加勢していただけると助かったのですが」
「別にいいじゃろ。誰かと戦うなんてわしには滅多にないことじゃし」
呆れ顔で文句をつけるミカエルにゼウスは何食わぬ顔で応えた。そこにジンが、大剣で老神を指し示しながら声を張る。
「おいゼウス! お前何やってんだよ、世界を巻き込んでまでティナのお尻が欲しかったのか!」
「そうじゃ……」
ゼウスは、ジンがかつて見たことがないほどに真剣な表情でうなずいた。
「お前には悪いことをしたと思っておる。じゃがジンよ、あのお尻を先に狙っておったのはわしの方なのじゃ」
「どっちが先とか関係ねえだろ! それに俺はお尻だけじゃねえ、ティナの全部を狙ってたんだ!」
狙って、という言い草はどうにかならないのですか、この人たちは……とミカエルは眼鏡を掛けなおしながら思う。
ゼウスはもの悲し気にジンを見つめながら口を開く。
「お主の気持ちはわかっておる。だがわしのお尻への探求心とて本物なのじゃ。とにかく、こうなった以上もうわしらは戦うしかない……こればっかりはもうどうにもならん」
静かに首を横に振るゼウスにソフィアは言った。
「そうは言っても、あなたはどちらにしろ裁かれるのを待つばかりの身でしょう。抵抗をせずに大人しくするというのも選択肢に入るのではありませんか?」
「それはいかん。『願いを何でも叶える』という、男のロマンを具現化したようなあれが奪われる、もくしは壊されるのを黙ってみておくことなど出来るはずがなかろう」
「あ、はい」
ソフィアの表情から全ての色が抜け落ちる。それで振り回されるこの世界の人たちの身にもなってみろや、など言いたいことは山ほどあることだろう。
そこでジンは気になっていたことを尋ねることにした。
「なあ、だったらティナはお尻だけで勇者に選ばれたのか?」
「それは違う」
即答だった。ゼウスはそのままジンを真っすぐに見据えて続ける。
「勇者になるには素質が必要で、お尻さえすごければ誰でもなれるというわけではないのじゃよ」
「素質……ステータスとかか?」
ゼウスは首を短く横に振った。
「ステータスは勇者になれば、レベルアップ時の上昇値に補正をかけるなどしてカバーすることが出来る。しかし、こちらではどうにも出来んものもある。それが勇気……精神的な強さじゃ」
「精神的な、強さ」
噛みしめるように言葉を繰り返すジンを見て、老神はうなずく。
「ソフィアとは考え方をたがえることも多いが……下界の子らが持つ無限の可能性を信じて、神はただ見守るべきという考え方は一致しておる。その可能性というものの一つが心の強さじゃ。あれはわしらにはない」
「なのにこの世界じゃティナのお尻に負けてただ見守ることをせず、シナリオ通りの進行をしていた、ってことか?」
「そういうことじゃ……恥ずかしながらの」
「本当に恥ずかしいな」
静寂が場を包む。先ほどまで見物していた野次馬たちも、戦闘が激化してきた今はもういない。北大通りはかつてない程に閑散としていた。
少しの間を空けてゼウスがジンから視線を外し、頬をてれくさそうにかきながら口を開く。
「さて、雑談もここまでじゃ。ジンよ、幼少の頃より知っておるお主と直接ではなくとも戦うのは忍びないが……その、何と言うか、達者での」
「急にどうしたんだよ。さっきまでただの尻魔神だったじゃねえか」
老神が突然らしくないことを言いだしたので訝しむジン。妙なあだ名をつけられてしまったことにもめげず、ゼウスは背中から翼を生やし、それを広げてから言葉を紡いだ。
「さて、ソフィアよ。お主もそんな姿ではなく『本気』を出したらどうじゃ」
「…………」
ソフィアはわずかに憤っているかのような表情で瞑目して女神姿になったかと思うと、途端に驚愕すべき変化が訪れる。
まずは背中から翼が生えてきたのだが、それを見たジンとミカエルは目を大きく見開いた。
全ての色を塗り潰してしまいそうな、漆黒。ミカエルやゼウスのものとは明らかに性質の違う翼は、この場において異質な空気を纏う。
次に変化が訪れたのは瞳だ。見た者を吸い込んでしまいそうな蒼の双眸、その片側が血を宿したような鮮やかな赤へと塗り替えられる。
いつも明るく、生きとし生けるものを導く太陽のようだったかの女神は、今や翼の色と酷似したどす黒いオーラを纏い、死の象徴と化していた。
その姿を目の当たりにしたミカエルが呆気にとられたままつぶやく。
「漆黒の翼にオッドアイ……これが『切り札』モード……」
その声に反応することもなく。ソフィアは、神妙な面持ちで大罪を犯した老神を見据え、口を開いた。
「『幹部会』代表、最高神ゼウス。『切り札』の権限においてあなたに裁きを下します。覚悟はいいですね?」
『切り札』。最高神であるゼウスが暴走した場合などに備えて、緊急時には老神と同等の力や権限を扱うことを許された、正に神々の切り札というべき存在。
最高神はその役職についた時点で、他の神々を遥かに凌駕するステータスを与えられている。その為、もし最高神が暴走した際に止められるような対策が必要だと太古の神々は考えた。
その結果創られたのが『切り札』という存在だ。そして実際にはその仕事はゼウスの目の届かないところで規則を破った神を裁くなど多岐に渡る。
本来ならば力の行使にはゼウスもしくは『幹部会』の承認が必要になるが、今回は相手がゼウスであり『幹部会』も『みんなのドンドコ大運動会』のせいで手が出せない為、事後承諾&調査という形になるだろう。
ミカエルとジンが呆気にとられる中でゼウスは口角を吊り上げた。
「お主のその姿を見るのも久々じゃの、ソフィア」
「…………」
裁きの女神は応えない。一方でそんな二柱に何かを言おうとジンが口を開こうとすると、彼の視界の外から矢が飛んで来た。
「うおっ!」
「相変わらずでたらめな反応速度ですね。あなた、本当に精霊なのですか?」
不意を打ったはずの攻撃を背面跳びで避けられてしまったのを見て、ミカエルが弓の構えをときながらそんな愚痴をこぼす。
ジンは未だに戦闘態勢をとらないままで叫んだ。
「だから何であんたと戦わなくちゃいけねえんだよ!」
「ゼウス様のため、そして……私のためです」
「私のため?」
要領を得ない返答に、わずかに眉をひそめるジン。
「あなたに、おばさんと呼ぶのをやめさせるためです!」
「そんなに嫌だったのかよ!」
ミカエルの手から再度矢が放たれる。ジンはそれを走って移動するだけの行動によって回避した。
どうやらソフィアの言葉通り、ミカエルは本当に戦闘慣れをしていないらしい。いわゆる「偏差撃ち」をしてこないので、彼女の遠距離攻撃は自分の足なら走っているだけで回避できてしまう。
「偏差撃ち」というのは標的の動きを予測して、そこに来る、と思った場所に置くようにして攻撃を放つ技術のことだ。動かない的でも相手にしていない限りはこれをしなければ攻撃を当てることは出来ない。
やはりというべきか、ミカエルの矢も魔法も、数瞬前までジンが走っていた場所に直撃する。
走りながら大剣を取り出して構えると、ジンは誰にともなくつぶやいた。
「ティナの加勢もしたいしな。しょうがねえ、さっさと終わらせるか」
「ようやくその気になりましたか!」
口角を吊り上げながら次々に攻撃を繰り出すミカエル。しかし地面を、次に建物の壁を伝って疾走するジンを、彼女は全く捉えることが出来ない。
舌打ちを漏らし、顔をしかめながら苦々し気につぶやく。
「まさかこれほどとは……」
ミカエルはジンの強さに関して、話には聞いていたしステータスの高さも知ってはいるが、実際に戦ったことはなかった。
速すぎる。それが彼女の脳裏に浮かんだ率直な感想だ。
対するジンも内心で驚かずにはいられなかった。
地面を走っている時には気付かなかったが、相手の攻撃は非常に威力が高い。建物の屋根や壁を走っていると、自分の背後を通過した矢や魔法はものの見事にそれらを破壊してしまう。
壊れた建物の中からは悲鳴があがる。次に「誰だ! また精霊部隊の若造どもかーっ!」「修繕費請求するのも面倒くせえんだぞばかやろーっ!」「ていうかあれジンじぇねえか? 相手はミカエル!?」などといった声が聞こえてきた。
「おい、おばさん! あんまり建物に当てんじゃねえよ!」
「あなたが言いますか! 今まであなたが壊したものに関する請求を受けて修繕費やらをゼウス様の名前で出していたのは誰だと思っているのですか!」
「えっ、そうだったの?」
実は身近に潜んでいた裏情報を聞かせられたジンは、驚きに目を見開く。そして彼は遂にミカエルの元へと到達した。
大剣を振り上げた体勢で建物の壁から飛び立ち、ミカエルに襲いかかる。
対するミカエルは近接戦闘用だろうか、二本の短剣を取り出してそれぞれの手に構えると、左手で眼鏡を掛けなおしながらつぶやいた。
「『ホーリー・ウォール』」
ミカエルの前に展開された魔法の障壁とジンの大剣がぶつかる。
「!?」
「ふっ」
ジンは防壁を通過することなく攻撃をはじき返されてしまい、後退することを余儀なくされた。
戦慄するジンと、不敵に笑うミカエル。一見して圧倒的にジンの有利と思われていた戦いには、早くも暗雲が立ち込めていた。
「別にいいじゃろ。誰かと戦うなんてわしには滅多にないことじゃし」
呆れ顔で文句をつけるミカエルにゼウスは何食わぬ顔で応えた。そこにジンが、大剣で老神を指し示しながら声を張る。
「おいゼウス! お前何やってんだよ、世界を巻き込んでまでティナのお尻が欲しかったのか!」
「そうじゃ……」
ゼウスは、ジンがかつて見たことがないほどに真剣な表情でうなずいた。
「お前には悪いことをしたと思っておる。じゃがジンよ、あのお尻を先に狙っておったのはわしの方なのじゃ」
「どっちが先とか関係ねえだろ! それに俺はお尻だけじゃねえ、ティナの全部を狙ってたんだ!」
狙って、という言い草はどうにかならないのですか、この人たちは……とミカエルは眼鏡を掛けなおしながら思う。
ゼウスはもの悲し気にジンを見つめながら口を開く。
「お主の気持ちはわかっておる。だがわしのお尻への探求心とて本物なのじゃ。とにかく、こうなった以上もうわしらは戦うしかない……こればっかりはもうどうにもならん」
静かに首を横に振るゼウスにソフィアは言った。
「そうは言っても、あなたはどちらにしろ裁かれるのを待つばかりの身でしょう。抵抗をせずに大人しくするというのも選択肢に入るのではありませんか?」
「それはいかん。『願いを何でも叶える』という、男のロマンを具現化したようなあれが奪われる、もくしは壊されるのを黙ってみておくことなど出来るはずがなかろう」
「あ、はい」
ソフィアの表情から全ての色が抜け落ちる。それで振り回されるこの世界の人たちの身にもなってみろや、など言いたいことは山ほどあることだろう。
そこでジンは気になっていたことを尋ねることにした。
「なあ、だったらティナはお尻だけで勇者に選ばれたのか?」
「それは違う」
即答だった。ゼウスはそのままジンを真っすぐに見据えて続ける。
「勇者になるには素質が必要で、お尻さえすごければ誰でもなれるというわけではないのじゃよ」
「素質……ステータスとかか?」
ゼウスは首を短く横に振った。
「ステータスは勇者になれば、レベルアップ時の上昇値に補正をかけるなどしてカバーすることが出来る。しかし、こちらではどうにも出来んものもある。それが勇気……精神的な強さじゃ」
「精神的な、強さ」
噛みしめるように言葉を繰り返すジンを見て、老神はうなずく。
「ソフィアとは考え方をたがえることも多いが……下界の子らが持つ無限の可能性を信じて、神はただ見守るべきという考え方は一致しておる。その可能性というものの一つが心の強さじゃ。あれはわしらにはない」
「なのにこの世界じゃティナのお尻に負けてただ見守ることをせず、シナリオ通りの進行をしていた、ってことか?」
「そういうことじゃ……恥ずかしながらの」
「本当に恥ずかしいな」
静寂が場を包む。先ほどまで見物していた野次馬たちも、戦闘が激化してきた今はもういない。北大通りはかつてない程に閑散としていた。
少しの間を空けてゼウスがジンから視線を外し、頬をてれくさそうにかきながら口を開く。
「さて、雑談もここまでじゃ。ジンよ、幼少の頃より知っておるお主と直接ではなくとも戦うのは忍びないが……その、何と言うか、達者での」
「急にどうしたんだよ。さっきまでただの尻魔神だったじゃねえか」
老神が突然らしくないことを言いだしたので訝しむジン。妙なあだ名をつけられてしまったことにもめげず、ゼウスは背中から翼を生やし、それを広げてから言葉を紡いだ。
「さて、ソフィアよ。お主もそんな姿ではなく『本気』を出したらどうじゃ」
「…………」
ソフィアはわずかに憤っているかのような表情で瞑目して女神姿になったかと思うと、途端に驚愕すべき変化が訪れる。
まずは背中から翼が生えてきたのだが、それを見たジンとミカエルは目を大きく見開いた。
全ての色を塗り潰してしまいそうな、漆黒。ミカエルやゼウスのものとは明らかに性質の違う翼は、この場において異質な空気を纏う。
次に変化が訪れたのは瞳だ。見た者を吸い込んでしまいそうな蒼の双眸、その片側が血を宿したような鮮やかな赤へと塗り替えられる。
いつも明るく、生きとし生けるものを導く太陽のようだったかの女神は、今や翼の色と酷似したどす黒いオーラを纏い、死の象徴と化していた。
その姿を目の当たりにしたミカエルが呆気にとられたままつぶやく。
「漆黒の翼にオッドアイ……これが『切り札』モード……」
その声に反応することもなく。ソフィアは、神妙な面持ちで大罪を犯した老神を見据え、口を開いた。
「『幹部会』代表、最高神ゼウス。『切り札』の権限においてあなたに裁きを下します。覚悟はいいですね?」
『切り札』。最高神であるゼウスが暴走した場合などに備えて、緊急時には老神と同等の力や権限を扱うことを許された、正に神々の切り札というべき存在。
最高神はその役職についた時点で、他の神々を遥かに凌駕するステータスを与えられている。その為、もし最高神が暴走した際に止められるような対策が必要だと太古の神々は考えた。
その結果創られたのが『切り札』という存在だ。そして実際にはその仕事はゼウスの目の届かないところで規則を破った神を裁くなど多岐に渡る。
本来ならば力の行使にはゼウスもしくは『幹部会』の承認が必要になるが、今回は相手がゼウスであり『幹部会』も『みんなのドンドコ大運動会』のせいで手が出せない為、事後承諾&調査という形になるだろう。
ミカエルとジンが呆気にとられる中でゼウスは口角を吊り上げた。
「お主のその姿を見るのも久々じゃの、ソフィア」
「…………」
裁きの女神は応えない。一方でそんな二柱に何かを言おうとジンが口を開こうとすると、彼の視界の外から矢が飛んで来た。
「うおっ!」
「相変わらずでたらめな反応速度ですね。あなた、本当に精霊なのですか?」
不意を打ったはずの攻撃を背面跳びで避けられてしまったのを見て、ミカエルが弓の構えをときながらそんな愚痴をこぼす。
ジンは未だに戦闘態勢をとらないままで叫んだ。
「だから何であんたと戦わなくちゃいけねえんだよ!」
「ゼウス様のため、そして……私のためです」
「私のため?」
要領を得ない返答に、わずかに眉をひそめるジン。
「あなたに、おばさんと呼ぶのをやめさせるためです!」
「そんなに嫌だったのかよ!」
ミカエルの手から再度矢が放たれる。ジンはそれを走って移動するだけの行動によって回避した。
どうやらソフィアの言葉通り、ミカエルは本当に戦闘慣れをしていないらしい。いわゆる「偏差撃ち」をしてこないので、彼女の遠距離攻撃は自分の足なら走っているだけで回避できてしまう。
「偏差撃ち」というのは標的の動きを予測して、そこに来る、と思った場所に置くようにして攻撃を放つ技術のことだ。動かない的でも相手にしていない限りはこれをしなければ攻撃を当てることは出来ない。
やはりというべきか、ミカエルの矢も魔法も、数瞬前までジンが走っていた場所に直撃する。
走りながら大剣を取り出して構えると、ジンは誰にともなくつぶやいた。
「ティナの加勢もしたいしな。しょうがねえ、さっさと終わらせるか」
「ようやくその気になりましたか!」
口角を吊り上げながら次々に攻撃を繰り出すミカエル。しかし地面を、次に建物の壁を伝って疾走するジンを、彼女は全く捉えることが出来ない。
舌打ちを漏らし、顔をしかめながら苦々し気につぶやく。
「まさかこれほどとは……」
ミカエルはジンの強さに関して、話には聞いていたしステータスの高さも知ってはいるが、実際に戦ったことはなかった。
速すぎる。それが彼女の脳裏に浮かんだ率直な感想だ。
対するジンも内心で驚かずにはいられなかった。
地面を走っている時には気付かなかったが、相手の攻撃は非常に威力が高い。建物の屋根や壁を走っていると、自分の背後を通過した矢や魔法はものの見事にそれらを破壊してしまう。
壊れた建物の中からは悲鳴があがる。次に「誰だ! また精霊部隊の若造どもかーっ!」「修繕費請求するのも面倒くせえんだぞばかやろーっ!」「ていうかあれジンじぇねえか? 相手はミカエル!?」などといった声が聞こえてきた。
「おい、おばさん! あんまり建物に当てんじゃねえよ!」
「あなたが言いますか! 今まであなたが壊したものに関する請求を受けて修繕費やらをゼウス様の名前で出していたのは誰だと思っているのですか!」
「えっ、そうだったの?」
実は身近に潜んでいた裏情報を聞かせられたジンは、驚きに目を見開く。そして彼は遂にミカエルの元へと到達した。
大剣を振り上げた体勢で建物の壁から飛び立ち、ミカエルに襲いかかる。
対するミカエルは近接戦闘用だろうか、二本の短剣を取り出してそれぞれの手に構えると、左手で眼鏡を掛けなおしながらつぶやいた。
「『ホーリー・ウォール』」
ミカエルの前に展開された魔法の障壁とジンの大剣がぶつかる。
「!?」
「ふっ」
ジンは防壁を通過することなく攻撃をはじき返されてしまい、後退することを余儀なくされた。
戦慄するジンと、不敵に笑うミカエル。一見して圧倒的にジンの有利と思われていた戦いには、早くも暗雲が立ち込めていた。
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