11 / 11
千国志編
フィーナの意外な一面 前編
しおりを挟む
戦場チュートリアルを終えると、どこかの城下町のような場所に飛ばされた。まあ、普通に考えれば俺の国の本拠地というべき場所なんだろう。
「お帰りなさいませ、リム様!!」
「うおっ!!!!」
ポップした場所の真後ろにネオ猪八戒が立っていたらしく、大声で挨拶をしてきた。俺はびびって身体が跳ね上がってしまう。
「何だよお前びびらせんなよ」
「お帰りなさいませ、リム様!!」
「うおっ!!!!」
そういやこいつNPCなんだっけか。リアルすぎて忘れそうになるけどここはゲームの中なんだよな。
とりあえず黙らせようと思ってネオ猪八戒をぶん殴ると全体マップが開いた。そういえばそういう仕様だったな。ネオ猪八戒は相変わらず何事もなかったかのように殴り飛ばされたところからスタスタと歩いて戻ってくる。
全体マップを見ると、街の名前は「洛陽が楽よ~ん」となっている。そのまま主要な建物の位置を把握しようと眺めていると、システムアナウンスの声が聞こえてきた。
「内政チュートリアルを開始しますか? YES/HO」
もちろんYES……ちょっと待て、HOってなんだHOって。NOじゃないのか。
…………神様になろう!の時といい、何だか嫌な予感ならぬクソな予感がする。まあレポートの為ってのもあるし、ここはHOだな。
「Say ho-o!!」
は?これあれだろ、ロックバンドとかが良くライブの最中にコール&レスポンス的な感じでやるやつだろ。
「どうしたんですか?早く私についてきてください」
いやいやお前がどうしたんだよ。何でそんなことやらせるんだ。
「Say ho-o!!」
しょうがねえな……。後に続いてみることにする。
「ho-o!!」
「ありがとうございました。チュートリアルを終了します」
いやちょっと何で!?何のチュートリアルだったの今の!?本当にもううんともすんとも言わねえし!!システムアナウンスのウインドウが消えると、目の前にはネオ猪八戒が立ち尽くしていた。
「リム様。内政がないせいで国が荒れています!!なんちゃって!!めちゃめちゃ面白くないですか?今の YES/NO」
何でもかんでも聞いてくんな。NOだNO。
とりあえず何もわからんからメニューウインドウを開いてみる。戦場の指示メニューみたいにネオ猪八戒に向かって指を二回叩く仕草をすれば出るだろう。トントンっと。
「はぁっ……」
ネオ猪八戒から変な声が漏れた後に内政メニューが表示された。
内政メニューの一番大きなカテゴリには、「農業」「商業」「外交」とある。とりあえず「農業」をクリック。
次に、「畑を耕す」「種をまく」「畑の世話をする」「収穫をする」と出てきたので、ひとまず順番的には「畑を耕す」だろう。クリック。
ボンッ、と漫画みたいに鍬が出てきた。
……ん?これどうすりゃいいんだ?
ひとまず鍬を手に持ってみて、そのまましげしげと眺めていると、急にネオ猪八戒が喋りだした。
「それで畑を耕してください。土地には畑に出来る場所と出来ない場所があり、畑に出来る場所しか鍬で耕すことは出来ません」
えっ、リアルに耕すの?他のゲームみたいに場所を指定するとドドドっと勝手に耕されたりとかそういうのはないのか。まあいいや。
鍬を持ち、その辺の空き地っぽいところを現実みたいに耕す動きをしてみた。成功したらしく、今耕すふりをした部分の土が盛り上がっている。これすごい時間かかるな……。他に何かいい方法はないのか?チュートリアルを飛ばしたのが地味に痛い。勝手に飛ばされたんだけど。
wikiで調べた方がいいな。一旦ログアウトするか。
「お帰りなさいませ、リム様!!」
「うおっ!!!!」
ポップした場所の真後ろにネオ猪八戒が立っていたらしく、大声で挨拶をしてきた。俺はびびって身体が跳ね上がってしまう。
「何だよお前びびらせんなよ」
「お帰りなさいませ、リム様!!」
「うおっ!!!!」
そういやこいつNPCなんだっけか。リアルすぎて忘れそうになるけどここはゲームの中なんだよな。
とりあえず黙らせようと思ってネオ猪八戒をぶん殴ると全体マップが開いた。そういえばそういう仕様だったな。ネオ猪八戒は相変わらず何事もなかったかのように殴り飛ばされたところからスタスタと歩いて戻ってくる。
全体マップを見ると、街の名前は「洛陽が楽よ~ん」となっている。そのまま主要な建物の位置を把握しようと眺めていると、システムアナウンスの声が聞こえてきた。
「内政チュートリアルを開始しますか? YES/HO」
もちろんYES……ちょっと待て、HOってなんだHOって。NOじゃないのか。
…………神様になろう!の時といい、何だか嫌な予感ならぬクソな予感がする。まあレポートの為ってのもあるし、ここはHOだな。
「Say ho-o!!」
は?これあれだろ、ロックバンドとかが良くライブの最中にコール&レスポンス的な感じでやるやつだろ。
「どうしたんですか?早く私についてきてください」
いやいやお前がどうしたんだよ。何でそんなことやらせるんだ。
「Say ho-o!!」
しょうがねえな……。後に続いてみることにする。
「ho-o!!」
「ありがとうございました。チュートリアルを終了します」
いやちょっと何で!?何のチュートリアルだったの今の!?本当にもううんともすんとも言わねえし!!システムアナウンスのウインドウが消えると、目の前にはネオ猪八戒が立ち尽くしていた。
「リム様。内政がないせいで国が荒れています!!なんちゃって!!めちゃめちゃ面白くないですか?今の YES/NO」
何でもかんでも聞いてくんな。NOだNO。
とりあえず何もわからんからメニューウインドウを開いてみる。戦場の指示メニューみたいにネオ猪八戒に向かって指を二回叩く仕草をすれば出るだろう。トントンっと。
「はぁっ……」
ネオ猪八戒から変な声が漏れた後に内政メニューが表示された。
内政メニューの一番大きなカテゴリには、「農業」「商業」「外交」とある。とりあえず「農業」をクリック。
次に、「畑を耕す」「種をまく」「畑の世話をする」「収穫をする」と出てきたので、ひとまず順番的には「畑を耕す」だろう。クリック。
ボンッ、と漫画みたいに鍬が出てきた。
……ん?これどうすりゃいいんだ?
ひとまず鍬を手に持ってみて、そのまましげしげと眺めていると、急にネオ猪八戒が喋りだした。
「それで畑を耕してください。土地には畑に出来る場所と出来ない場所があり、畑に出来る場所しか鍬で耕すことは出来ません」
えっ、リアルに耕すの?他のゲームみたいに場所を指定するとドドドっと勝手に耕されたりとかそういうのはないのか。まあいいや。
鍬を持ち、その辺の空き地っぽいところを現実みたいに耕す動きをしてみた。成功したらしく、今耕すふりをした部分の土が盛り上がっている。これすごい時間かかるな……。他に何かいい方法はないのか?チュートリアルを飛ばしたのが地味に痛い。勝手に飛ばされたんだけど。
wikiで調べた方がいいな。一旦ログアウトするか。
0
この作品の感想を投稿する
あなたにおすすめの小説
私の息子を“愛人の子の下”にすると言った夫へ──その瞬間、正妻の役目は終わりました
放浪人
恋愛
政略結婚で伯爵家に嫁いだ侯爵令嬢リディアは、愛のない夫婦関係を「正妻の務め」と割り切り、赤字だらけの領地を立て直してきた。帳簿を整え、税の徴収を正し、交易路を広げ、収穫が不安定な年には備蓄を回す――伯爵家の体裁を保ってきたのは、いつも彼女の実務だった。
だがある日、夫オスヴァルドが屋敷に連れ帰ったのは“幼馴染”の女とその息子。
「彼女は可哀想なんだ」
「この子を跡取りにする」
そして人前で、平然と言い放つ。
――「君の息子は、愛人の子の“下”で学べばいい」
その瞬間、リディアの中で何かが静かに終わった。怒鳴らない。泣かない。微笑みすら崩さない。
「承知しました。では――正妻の役目は終わりましたね」
家族転生 ~父、勇者 母、大魔導師 兄、宰相 姉、公爵夫人 弟、S級暗殺者 妹、宮廷薬師 ……俺、門番~
北条新九郎
ファンタジー
三好家は一家揃って全滅し、そして一家揃って異世界転生を果たしていた。
父は勇者として、母は大魔導師として異世界で名声を博し、現地人の期待に応えて魔王討伐に旅立つ。またその子供たちも兄は宰相、姉は公爵夫人、弟はS級暗殺者、妹は宮廷薬師として異世界を謳歌していた。
ただ、三好家第三子の神太郎だけは異世界において冴えない立場だった。
彼の職業は………………ただの門番である。
そして、そんな彼の目的はスローライフを送りつつ、異世界ハーレムを作ることだった。
週二回更新になります。お気に入り・感想、宜しくお願いします。
三十年後に届いた白い手紙
RyuChoukan
ファンタジー
三十年前、帝国は一人の少年を裏切り者として処刑した。
彼は最後まで、何も語らなかった。
その罪の真相を知る者は、ただ一人の女性だけだった。
戴冠舞踏会の夜。
公爵令嬢は、一通の白い手紙を手に、皇帝の前に立つ。
それは復讐でも、告発でもない。
三十年間、辺境の郵便局で待ち続けられていた、
「渡されなかった約束」のための手紙だった。
沈黙のまま命を捨てた男と、
三十年、ただ待ち続けた女。
そして、すべてを知った上で扉を開く、次の世代。
これは、
遅れて届いた手紙が、
人生と運命を静かに書き換えていく物語。
【完結】モブ令嬢のわたしが、なぜか公爵閣下に目をつけられています
きゅちゃん
ファンタジー
男爵家の三女エリーゼは、前世の記憶を持つ元社畜OL。社交界デビューの夜、壁際でひとりジュースを飲んでいたところを、王国随一の権力者・ヴァルナ公爵カイルにスカウトされる。魔法省の研究員として採用されたエリーゼは、三年間誰も気づかなかった計算の誤りを着任三日で発見。着々と存在感を示していく。一方、公爵の婚約候補と噂されるクロード侯爵令嬢セラフィーヌは、エリーゼを目障りに思い妨害を仕掛けてくるが...
犬の散歩中に異世界召喚されました
おばあ
ファンタジー
そろそろ定年後とか終活とか考えなきゃいけないというくらいの歳になって飼い犬と一緒に異世界とやらへ飛ばされました。
何勝手なことをしてくれてんだいと腹が立ちましたので好き勝手やらせてもらいます。
カミサマの許可はもらいました。
【完結】スーパーの店長・結城偉介 〜異世界でスーパーの売れ残りを在庫処分〜
かの
ファンタジー
世界一周旅行を夢見てコツコツ貯金してきたスーパーの店長、結城偉介32歳。
スーパーのバックヤードで、うたた寝をしていた偉介は、何故か異世界に転移してしまう。
偉介が転移したのは、スーパーでバイトするハル君こと、青柳ハル26歳が書いたファンタジー小説の世界の中。
スーパーの過剰商品(売れ残り)を捌きながら、微妙にズレた世界線で、偉介の異世界一周旅行が始まる!
冒険者じゃない! 勇者じゃない! 俺は商人だーーー! だからハル君、お願い! 俺を戦わせないでください!
異世界に転移してしまった私、古民家をもらったのでカフェを始めたら大盛況。国王陛下が頻繁に来るのですが、どうしたらいいですか?
来栖とむ
ファンタジー
ブラック企業で疲れ果てた30歳の元OL・美里(みさと)が転移した先は、見渡す限りの深い森。
そこで彼女が授かったのは、魔女の称号……ではなく、一軒の**「日本の古民家」**だった!
亡き祖母が遺したその屋敷には、異世界では失われたはずの「お醤油」「お味噌」「白いお砂糖」という禁断の調味料が眠っていて――。
「えっ、唐揚げにそんなに感動しちゃうの?」
「プリン一口で、国王陛下が泣いちゃった……!?」
おにぎり、オムライス、そして肉汁溢れるハンバーグ。
現代日本の「当たり前」が、この世界では常識を覆す究極の美食に。
お掃除のプロな親子や、お忍びの王様、さらにはツンデレな宮廷料理人まで巻き込んで、
美味しい香りに包まれた、心もお腹も満たされるスローライフが今、始まります!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる