R18の乙女ゲーに男として転生したら攻略者たちに好かれてしまいました

やの有麻

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高年期[夏休み編]

☆朝です。早速襲われました。

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「かおる・・・かおる・・・」

「うぁ・・・も、しつこっ・・・」






カーテンの隙間から眩しい光が差し込んできてます。多分、朝です。時間はわからないけど。





そして朝早々、目が覚めれば全裸で、更には下半身に大きな杭が射し込まれていました。・・・僕は本当に寝相が良いらしい。そして恐ろしい事に痛みがないんです。かわりに全身ベトベトですがね。なんだろうねコレ?唾液?ローション?それともセーエキ?





さらに言えば僕の下半身はグチョグチョです。・・・勝手に一度中出ししたな?でも何故こんなにアレコレされて目が覚めなかったんだ?





「はぁ・・・夢にまで見た薫風が目の前に・・・そして夢じゃないこの感触・・・あぁ、薫風が今俺の腕の中に・・・」

「はぁ、はぁ、・・・こんな行為の中で、譫言を言わないで下さい。・・・んあっ!!」

「ふふ、そうだね。ごめん薫風、つい嬉しくて・・・お詫びにもっと気持ちよくするね。」






ひぇぇぇ!!!甘い!蜂蜜に大量の砂糖を混ぜた位にドロドロに甘い!気持ちよくしなくていいから解放してほしい!






「あっ、あっ、あっ、あンッ!ン、んンッ!」

「ん・・・ハァ、薫風はどこもかしこも甘いし気持ちがいい。・・・ほら、薫風が出したモノ・・・普通に舐めれる。」

「っ!?・・・そ、んな・・・甘いわけ、ない・・・くぅ!ああっ!」

「あー・・・薫風、最高だ・・・」






口の中に舌を入れられ絡めとられながらギンギンに反り立った僕のモノを手で扱い、達たせた後、一端身体を起こし、それを口元へ運び僕の目の前で舐め始めた。僕は思わず凝視してすぐに目を逸らせ悪態をつく。だが風間くんはそれすら嬉しそうに受け流してくる。・・・くぅ、なんか悔しい。






・・・もう何度出されたわからない。お腹が苦しくてかなり辛い。何度達しても劣らない風間くんのソレは正しく凶器。も、どれだけヤるつもりだよ・・・!






「あぅぅ・・・も、無理だよぉ・・・ふぁあ!」

「無理だなんて・・・じゃあ何で未だに薫風のココは俺のモノを咥えたままキュウキュウ締め付けてるの?」

「知らなっ・・・も、抜いてぇ・・・」

「まだいけるでしょ。・・・ほら、離れてた分、もっと味あわせて・・・」

「ひやっ!あ、もうやめぇ・・・んああっ!」






うつ伏せの体勢から腰だけ上に立たせた状態で風間くんは腰を動かし卑猥な音を立たせて未だに行為を続けている。もうシーツを握りしめる事しかできない僕はされるがままです。



もう限界な筈なのに的確に僕の感じる所を攻めてきて僕の意思に関係なく反応している身体・・・すごく恨めしい。なんなんだ?本当に僕の身体なのか?快感に素直すぎないか?え、男性ってこんなもんなの?








・・・これ、いつ終わるんだ?














気がつけば綺麗なシーツの上に仰向けで寝かされていた。カーテンの隙間からはうっすらとした薄暗い柔らかな明かりが差し込み、ベッド横の落ち着いた色のランプが辺りを照らしている。・・・ん?夜なのか?隣には風間くんはいなかった。




・・・身体を動かそうにも全く力が入らない。てか喉が乾いた。





どうしよう?ランプの側にベルがある。・・・多分、これ鳴らせば執事さんが来てくれる。・・・けど今、全裸。上にキルトケットが掛けられてるけど・・・なんか、居たたまれない。あまりこんな羞恥な姿を見せたくない・・・




だが・・・やはり出来る執事はタイミングが良い。控え目なノック音が聞こえてきた。






「失礼します。薫風様・・・お目覚めでしょうか。」

「・・・はい。」

「お水をお持ちしました。如何ですか?」

「あ・・・欲しい、です。」

「・・・では、失礼致します。」






あーやっぱり遠慮してるね。まぁ・・・この人なら気を許しても大丈夫かな。





ゆっくりとドアを開け中に入ってきた。この人・・・腰低いなぁ~。そんなに下へ下へ出なくて良いのに。





トレイにコップと水の入ったボトルを乗せて持ってきた。ランプの近くに小さな机を正し準備し、そこにコップとボトルを置いた。





「起き上がれますか?その前にバスローブをお持ち致します。」

「・・・すみません。お願いします。」

「いいえ!薫風様が謝る必要はございません。主人の為とはいえ・・・申し訳ございません。」

「あー・・・はい。」






うん、返事しかできないよ。恥ずかしい!なんか風間くんとの行為も筒抜けな感じがして・・・もう、穴があったら入りたい!なにこの羞恥プレイ!






もう無の境地、無心、悟りを発動して執事さんに全て任せました。上半身を起こしてもらいバスローブを着せてもらい、身体を支えてもらいながらコップを貰い喉を潤す。あー・・・水が美味しい・・・染み渡る・・・







「・・・ところで風間先輩はどちらに?」

「和彦様は執務室で五十嵐様と書類の整理をしております。」

「・・・はぁ。・・・なんとも、よくそんな体力あります、ね?」

「昨晩ぐっすりお休みになられたからでしょう。目の隈も薄らぎスッキリとしたお顔で書類の整理をしております。」

「そ、うですか・・・」

「薫風様のお世話は私が誠心誠意務めさせて頂きます。何かございましたら遠慮せずベルを鳴らしお呼び下さい。」

「えっ!?あ、いや、そんな迷惑では・・・」

「迷惑だなんて、とんでもございません。薫風様には和彦様のやる気を取り戻して頂いたご恩がございます。迷惑ではございませんので何なりとお申し付け下さいませ。」





おうっ・・・なんか、物凄く尊敬のような好意の眼差しを向けられたのですが・・・そんなに風間くん酷かったの?





「う・・・わ、わかりました。何かあったら呼ばせてもらいます。」

「はい。いつでもお呼び下さいませ。・・・薫風様、お風呂は如何いたしますか?食事も、食欲がおありでしたらお持ち致しますが。」

「あ・・・じゃあ何か軽いものが食べたいです。」

「承りました。すぐにお持ち致します。」





軽やかにお辞儀をしてスッと部屋を出ていった。・・・最後まで低姿勢な執事さんだったな・・・。





カーテンを開けると少し欠けた満月に近い月が昇っていた。・・・僕、何時間、風間くんに相手させられたんだ?夜って・・・昨日の夜に来たのに目が覚めたら夜って・・・夢でも見てたのかと思うが、この身体が怠いのが現実を物語っている。はぁ・・・




暫く横になってぼぉ~っとしてたらノック音が聞こえ執事さんが入ってきて。柔らかいパンやスープなど軽い食べ物を持ってきてくれた。





「有難うございます。いただきます。」

「!・・・お口に合えば良いのですが。もっと食べれそうであればお持ち致します。」

「はい。その時はよろしくお願いします。」

「はい。」





?・・・なんか心なしか僕が言葉を発する度に驚かれてるような気がするんだけど?気のせい、かな。てかこの執事さん、凄く優しそうな目で見てくるんですが。・・・なんなんだろう?





ベッドの上で食べるのは行儀が悪いとは思うが如何せん、腰が抜けて歩く事ができないので仕方なくベッドの上で食べさせてもらってます。



パンが美味しくてお代わりをお願いしたら喜んで渡してもらえた。・・・何故喜ぶ?


スープも美味しく戴かせてもらい満腹になりました。ごちそうさまでした。



執事さんはテキパキ片付けをして嬉々として部屋を出ていった。・・・ご奉仕するのが好きなのだろうか。まぁ執事だし?主に奉仕するのが仕事だから当たり前なのかな?





・・・とりあえず、眠いから寝ようかな・・・うん、お休みなさい。
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