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高年期[二学期・前編]
☆恋人らしく①
しおりを挟む「ん!んぅぅ~!」
帰って来て早々寝室へと連れ込まれて噛みつかれる様にガッツリとチューされました。
車が家に停まり執事さんがドアを開け軽く挨拶をした。僕が来る事を知っていたのか驚く事もせずお辞儀をされ素通りしていきました。風間くんに強く腕を引っ張られ部屋へと連れ込まれましたよ、ええ。
「んんっ!・・・はっ、ちょっと、待ってくださいっ。」
「なんだい?」
「ちょ!?その、手を動かすの、止めてください!・・・あ、あの、お風呂・・・ひっ!」
「お風呂は後で入ろう。・・・ん~今は薫風と触れ合いたい。」
「ちょ・・・っ、うわっ!」
抱き締められながら服の中に手を忍ばせてきたと思った瞬間、急に浮遊感を感じ目の前に見えた風間くんの頭へとしがみついてしまった。・・・すぐ真横からクスクスと笑い声が聞こえる。
それからベッドへと落とされその上へと乗っかってきた。そして覆い被さり唇を重ねてきた。あーうん、もうお決まりのパターンだね。
「んっ、んっ、」
「・・・薫風。」
「あ、ちょ・・・僕、汗、かいたし・・・」
「ん~・・・大丈夫だよ。・・・汗かいたなら脱がなきゃね。」
「え・・・むぐっ!」
人の服を脱がすテクニック、凄まじいです。素早くボタンを外されもう上半身素っ裸ですよ。それから自分も上着を脱ぎ始めました。・・・うん、相変わらずの逞しい身体だこと。羨ましい。僕は何故かどんなに鍛えてもあんなに引き締められません。
あ、服を脱いだり脱がしてる間はずっと口を啄むようなキスが降ってきてます。ほんと器用だよね。
「んっ!」
「あー久々の薫風の肌だ・・・しっとり手に馴染む素肌がたまらない・・・」
久々って・・・あの夏休みの時以来ですがそんな間は空いてませんよ?どんだけ飢えてるんですか。
もう抵抗しません。恋人なわけで拒むのは、なんか違う気がするし。あ、僕マグロです。経験なんてそんなにないし、そもそも積極的にもなった事がないので何をしたら良いかわかりません。
「ふぅ・・・!」
「薫風、気持ちいいかい?」
いや、聞かないでほしい。・・・えー、久々の感覚で違和感があるものの気持ちいいですよ!もう完璧開発されてますよ自分の胸は。
首筋を舐められながら両手で胸元をまさぐられもどかしい気持ちです。・・・ってか汗臭くないのかな?せめて、本当にお風呂へ入りたいんだけどなぁ~・・・
「ちょ、和彦さん?・・・あの、汗、臭く、ないんですか?」
「ん?・・・薫風はいつも甘い匂いがするよ。あ、でも舐めるとしょっぱいね。」
「っ!・・・お、お風呂入りたいです!」
「だーめ。薫風不足で一度で良いから薫風の中に入らなきゃ持たない。・・・大丈夫だよ、薫風はどこも綺麗だから。」
「!」
これは乙女として気にする所!あ、いや今は男だけど・・・てか風呂入らず何度かした事はあるけど、その時はいつも襲われてたから考える暇がなかっただけで・・・こう、冷静に考えるとトンデモナイよね!?
って!いつの間にかズボンまでもが脱がされていた!なにこの早業・・・そして風間くんの身体が徐々に下へ下へと移動していく・・・え、まさかっ!?
「ま、待って!な、何を・・・?」
「薫風、私はもう薫風を貪り尽くしたいんだ。好きなようにさせてくれ。」
「え、い、いや・・・き、汚っ!ひっ!いあっ・・・っ!」
流石に風呂も入ってないのにアソコをしゃぶられるのは抵抗があります。いや、風呂入ってても嫌ですがね。
どうしてそんなに抵抗なく同性のモノを口に含む事ができるわけ?僕はかなり抵抗感があったんだけどなぁ・・・
「ひっ、んん~・・・あっ!かずひこさん!ダメ!離しっ、てっ!・・・あ、あああっ!」
「んっ(ゴクン。)・・・はぁ、薫風のいつもより濃いね。」
「うぅ~・・・そんなの、飲まないでください・・・」
「ふふ、ごちそうさま。」
なにそのセリフ!恥ずかしい!羞恥心で気持ちが一杯一杯ですよっ!・・・な、なんなのこの人!何がしたいの!?
「ひっ!」
「んー・・・キツいね。ああ、薫風は私と恋人になってから誰ともしてないんだね。」
「うあっ!・・・あ、当たり前でしょ!そもそもっ、んっ、そんな暇、ありません!」
「・・・もう薫風最高。当たり前とか・・・嬉しい事言ってくれるね。薫風は私と付き合ってる自覚があったって事だよね?」
「っ!」
いつの間にか潤澗剤を手にとって尻の方まで手を伸ばされていた。・・・そして違和感を感じビクッと身体が跳ねてしまった。
そして失言?してしまった。何を言ったのか理解できないけど、もう一杯一杯なんです!考えるより先に言葉が出るのは仕方ないよね!?てか風間くん喋りながら器用に手を動かさないでほしい!
グチュグチュと下半身から卑猥な音が聞こえ恥ずかしくってたまりません!中に入ってる指が1本から2本に増やされ軽く圧迫感を感じながらも的確に刺激してくるので、とにかく恥ずかしい声を抑えるのに必死です。
乳首を舐めたり吸ったりしながら僕のモノを扱い中に入れてる指を2本から3本に増やされ、もう本番前に息絶え絶えです。・・・もう一思いに済ませてほしい。
と、気持ちが伝わったのか指を引き抜かれ、すぐに暑い肉質感のあるモノをあてがわれチュクっという水音を立てながら中へと入ってきた。
「ああああっ!・・・ぅ、くっ・・・はぁ」
「くっ・・・薫風、少し、力抜いて。もってかれそうだ。」
「うぅ・・・はぁ、はぁ、・・・努力は、します・・・」
「・・・ふふ、ほんと、今日は薫風大人しくて素直だね。・・・なるべく負担がかからないように進めるよ。」
「ふぅあ!・・・んぅぅ~」
ほんと、もう一思いに済ませてほしい!そんなゆっくりゆっくり進行されても焦れったいし、もどかしくて、生々しく風間くんのモノの形を感じてしまって居たたまれない!
「ああっ!」
「ん?イイ所当たった?」
ユルユルと入ったり引かれたりしているうちにスポットを刺激されたらしく自分の口から甘ったるい声が出てしまった・・あぁ、目がチカチカする。
「ああっ!ひぅ!・・・や、やだっ!あぅ、あっ、あっ、アアッ!」
「っ!・・・あ~奥まで入る前にイッてしまうよ・・・ほんと、薫風の中は最高だね。」
僕を刺激しながらも徐々に深く奥へと挿入してきて、ついに肌が合わさり全て入ったのがわかった。・・・その衝撃で背筋が仰け反り自分のお腹に生暖かい物を感じ、自分が達したのを感じる。
そして全て収まったのを合図に容赦なく腰を打ち付けてきた。・・・やばい、苦しい。
達したのもあり身体は敏感になり口許は閉じる事なくハクハクと無意味に開き、それを良しなに荒くディープキスをしてくる風間くん。うん、酸欠で本当に苦しいよ。
・・・明日、学校があるんだけど・・・手加減、してくれるかなぁ?
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