隠れゲイが夢見た結果

やの有麻

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前編


「いつも悪いねカズーリくん。今日もよろしく。」

「いえ、仕事ですので気になさらずに。では参りましょう。」


私は今、この国の宰相であるルイブロー公爵の護衛をしている。

新たな法律の確立に伴い不満がある貴族の反感を買った公爵様は、普段護衛なんて必要ないのによく野党に襲われたりして支障を来した為、護衛を依頼しなければならない程状況が悪化していた。

新たな法律とは
『貴族は毎年、財産の2割を国に納める』
という法案だった。

もちろん格差がある為、男爵領など貧しい所は免除したりと臨機応変するのはもちろん、それによって集まった財産はスラム街にあてたり孤児院に寄付をしたりと有用に使う目的で作られた法律なのだが、私腹を肥やしてる貴族としては隠し財産を調べ上げられる他、それぞれ悪事を働いてる証拠など出てくるのを恐れ、反対する貴族が声を荒げて抗議しているのだ。

その為、宰相であるルイブロー公爵に法案の撤回を求めたりと詰寄る奴もでてきて、門前払いをすると「後悔させてやる」と恨みを買うようになってしまい今に至るのだ。

今の所、なんの動きもなく普段通り公爵様を王城から公爵邸へ送迎している。




カズーリ・ナンテラー。それが私の名前だ。ナンテラー伯爵家三男として生を受け今は王国騎士第3部団隊の副団長として働いており、日々精進している。
父は現役で伯爵家当主であり領主の仕事をテキパキ働いている。
長男は今33で20の時に結婚し1男2女と3人の子を儲けている。私の家は跡取りがいるし長男がしっかりしているので大丈夫だろう。
次男は29歳で根っからの研究者で城下町にある薬屋の裏方で働いている。将来は万能薬を作るんだー!っと意気込んでいる。未だに未婚。正直、あまり外に出ないため出会いが滅多にないのが理由だ。見た目は儚いイケメンって感じで積極的に相手を探せばすぐみつかるだろう。だが兄はもう長男が跡取りを作ったため自由に生きたいといい家を出てしまった。……いや、まぁ出ていくのは当たり前なんだがな。

そうそう、母は女児が欲しかったらしいが3人目に私が産まれた時点で挫折して、今は長男の嫁を溺愛している。まぁ長男夫婦は恋愛結婚なので仲睦まじくて我が家は安泰だな~と他人事のように思ってる。



私は今25だが結婚する気は全くない。何故なら私はゲイだからだ。

この国は同性婚は普通にあり、私がゲイである事は周知されている。まぁ……相手が見つかれば結婚は吝かではない。積極的に恋人を作る気もなければ結婚なんて夢のまた夢だ。



夢といえば………私はどうやら前世の記憶があるようだ。幼い頃は何かのきっかけによって思い出される夢のような記憶があるだけで、それが夢なのか単なる妄想なのかはっきりわからなかった。


あそこの庭にある花は今年も綺麗に咲いたな。………そういえば高校の中庭に咲いてた花を──は大切に育ててたな………

今日は一段と暑さが厳しいな。………ああ、ニホンも毎年ナツはいつも暑いよな。ウミへ行って思いっきり体を動かしたいな………

あぁ、今日の献立はコカリスの煮込みか。………ふふ、──はピーマンが苦手のようだ。そして顔に似合わず甘党。あぁ、ずっと見ていたいな………


ふとした時に思い出す記憶。あれは妄想なのか、夢なのか、それとも私の前の人生、前世の記憶なのか………本当に他愛のない時に思い出すのだ。



そしてある時、騎士見習いであった15の時、訓練中に余所見をして隙を突かれて重い一撃を脳天に受け暗転した。その時に全てを思い出した。

どうやら前世の私は想い人がいたようだ。自分の名前も相手の名前も思い出せないが自分が住んでいた風景やどのように生活していたのか、そして私は想い人を助け死んでしまった事を記憶をたどるように思い出した。
その情報量の多さから丸2日寝込んでしまい家族や訓練してた相手に心配をかけしまった。


前世の記憶を取り戻そうが私は私だ。前世の私は内気で、今この世界のように同性同士の恋愛は忌嫌われていたので自分が同性愛な事をひた隠ししていたようだ。……今はそんな必要はないがな。内気なのは今も引き継がれているようだ。まぁ私的に必要ない会話は無駄という考えがある為、周りからは内気と思われてるようだが。


ただ、その前世の記憶が役に立つ時がある。

まず料理。騎士見習いになった時から決まった寮に入る。昼は寮内にある食堂で取れるが朝、晩は各自で取るのが常だ。
そこで、手軽に作れるサンドイッチを作った。前世の記憶を頼りにパンを薄切りにし、葉物や肉を挟んで出来る簡単な料理。この世界にないマヨネーズという物を作って味付けて実食。………その味に自分で作ったのに驚き、夢中で食べ、気付いたら無くなっていた。これは凄い。自画自賛に苦笑いしつつ毎日朝作るようにした。
それに目を付けたのが同僚。そいつは後に次期王国騎士第3部団隊の団長なのだが、そいつが同居人のため見付かり毎食私が作る羽目になった。それから噂が広まり何故か私が朝食係となり毎朝早く起き人数分のサンドイッチを作る羽目になったのはある意味良い思い出だ。

他にも、主に生活面に役に立った。寮は主に自分で全てやらねばならず、定期的に見回りがきて部屋が汚れてないかチェックされる。騎士としての心得らしく、身嗜みは常に整え自分の事は自分で管理すべき、だそうだ。私は前世の記憶を辿り効率の良いよう整理整頓し、定期的に水回りを掃除し埃が目立つ前に掃除をした。そして自ずと同居人のスペースも掃除する事で常に清潔に保たれて見回りの先輩騎士にいつも褒められる。………私の同居人は騎士の心得を守ってない気がするのは気のせいだろうか?
年単位で部屋は変わり、私の同居人になる奴は運が良いと言われ、その私と同居人になった奴には羨望の眼差しが向けられていた。羨望……いや少し妬みの眼差しも入ってたな。
そのせいか私の同期は皆優秀に育ち『当たりの世代』と言われた。………単に成績順に部屋の分担が成され、私と同居したいがために死に物狂いに訓練した、というのが現状なのだが、な。


私も実力を認められ名誉である王国騎士団に入ることができた。更に同期の見習い騎士たちを集めた王国騎士第3部団隊を作り、そこの副団長を任された事に私は身震いし生涯、この騎士団で市民の為に頑張ろうと心に誓った。



恋愛面でいうと………興味がないというのが正直な意見なんだが……私に寄ってくる者は女性かか弱そうな男性が主なのだ。周りからは羨ましがられるが私としては傍迷惑でしかない。女性は、そもそも私がゲイである以上、論外だ。そして男性の方は……まぁ、私の好みの男性がいないので未だに誰とも付き合ってない真っ新な身のままだ。
同僚に「お前の好みはどんな奴だ?」と聞かれた事があるが少し考え、やはり前世の想い人を思い出してしまい「人を差別しない器の広い、背の高い笑顔を絶やさない人、かな」と言ったら「え、マジで?」って返事が返ってきた。私はそんな変な解答をしたのだろうか不思議に思い、聞いてみたら

「お前って宰相みたいな奴が好きなんだな。」
「は?何言ってるんだ。私は一度も宰相の姿を見たことがないぞ」
「お前……一度会っただろう?就任式で俺たちに団隊を任せてくれた人が宰相だ。」
「あぁ……でも直接会ってないのだから私より背が高いかもわからないだろう。それに逆光で顔すら見えず私が会ったことすら忘れてた相手だぞ?そんな私が宰相をどうやって想い慕うんだ?」
「まぁ、お前は顔覚え良いからな。確かに………でも常に笑顔を絶やさない人と言えば宰相様しか思いつかないぞ。」
「フン。そんないつも作り笑いしてる相手に好意を寄せる程人恋しく思ってない。いらぬ心配だ。」
「……………お前、ほんと淡白だよな。」


そんな事言われてもなぁ……好みの相手がいないのだから仕方ない。選り好みしてるわけではないのだが………


「ま、そんなお前がまさかネコ・・だなんてなぁ~………そりゃ諦めの境地にはいるし、淡白にならざるを得ないのかぁ?」
「………………」


その応えに苦笑いで返す。そう、俺はネコだ。動物のネコ・・ではない、閨での受けの意味でのネコ・・だ。

……………私は父譲りの体格をしている。兄二人は何故か母似で私だけが父似になってしまい父上は私を息子、というより兄弟のように接してくる。顔立ちはイケメンの部類にはいるが、吊り目でパッと見、キツそうな人物に見える。そして体格だが……正に騎士様っという感じに体格がしっかりしており長身だ。………なので私のようなガチムチな野郎を抱きたいというような物好きはこの世にいないだろう。

だから結婚は諦め国に一生仕えるつもりだ。
生憎、家族とは良縁だし軽く冗談を言い合える同僚もいて淋しいとか孤独を感じる事は今の所ない。
私の人生は恵まれていると思う。




**********



冒頭に入るが一ヶ月前から私はルイブロー公爵の護衛に着いている。

きっかけは突然だった。


「カズーリ。…………お前に個人要請がきた。」
「私に?なんの要請だ?」


ある日、団長と二人で書類整理していると、ふと思い出したように団長が世間話をするように話を振ってきた。


「今、王室で騒ぎになってるのは知ってるな。」
「………宰相が新しい法律の案を提示して、それが議論になっている事か?」
「ああ。今、第1と第2が出陣して叩けばホコリが出そうな貴族たちの粛清に当たってるんだがな、宰相が恨みを買ったようで嫌がらせがひっきりなしになって手に負えなくなったようだ。」
「まぁ………黒い噂が絶えない奴は5万といるからな。それで?私に個人要請とは?」
「………宰相・リュートリムス・ルイブロー公爵様がお前に暫く王城から公爵家まで護衛をしてほしいと要請が下った。」
「………………なぜ私に?」
「さぁ?」
「さぁ?って…………何か理由があって私に来たのだろ?」
「さぁ?」
「…………………………………」

「「…………………………………………」」


怪しい………こいつは隠し事が上手ではないのですぐに目が泳ぎ挙動不審になる。何か隠してるな。
だが長年の付き合い。こいつは話を割らないだろう。仕方なく話を追求するのを諦める。


「はぁ…………いつからだ?」
「………………………………明日から」
「明日!?なんでもそれは急すぎるだろう!?」
「すまん、逼迫した状態なんだ!俺も今朝言われたんだっ!俺に文句言うなら総長に言ってくれ!」
「は?総長直々の指示なのか?」
「そーだよ。だから、その、理由は言えないというか、わからないからな!とりあえず明日10時に宰相が使ってる執務室へ来いとの事だ。」
「………………………はぁぁぁぁ~。今朝聞いたのなら何故この時間に爆弾を落としたのだっ!もう日が暮れてるではないか!準備というものがあるだろう準備というものがぁ!!」
「すまんカズーリ!この後俺も手伝うし、なんなら夕飯奢るから許してくれ!」
「フン!………………奢ると言いましたか?ならあそこに行っても好きなものを頼んでもよいとの事ですよね?」
「ちょっ!?け、敬語はやめよーぜカズーリくん?………ま、待て……お前の言ってるあそことはマサカ…………?」


満面の笑を浮かべて肯定してやった。ふふふ………今日は高級肉をたらふく食べさせてもらおうか。楽しみだ。

その後、会計時に団長の悲鳴が聞こえたような気がしたが無視をした。ごちそうさま!






それから滞りなく護衛は継続している。もう一ヶ月経つが特に大事になる出来事もなく護衛の仕事を全うしていた。
だが、もうすぐ宰相が提案した日本で言う裕福層には税金を、という法案が成立しそうな雰囲気がでているので、反対している貴族がそろそろ躍起を起こして襲ってきそうな予感がする。
…………私の予感、直感はよく当たる。


「明日も頼むよカズーリくん。」
「………お任せください。さぁ屋敷の中へ。見送り次第帰宅させていただきます。」
「君はいつも生真面目だな。じゃあまた明日。」

ルイブロー公爵様はとても気安い方だ。
団長に急な要請を受けギリギリ準備を間に合わせた。相棒となる馬を選び、動きやすい、しかも丈夫な装備を揃え緊急時に備え近くに伝書鳥を待機させ何が起こっても最低限対処出来るよう準備した。

今の所、魔獣に襲われたり野盗が現れたりしたが全て私と御者だけで対処できている。一応馬車の中に公爵様と公爵家の執事が乗っていて私たちがやられても執事が対処出来るよう厳重に警備させている。
今はまだ私だけで対処できる。だがまだ序の口だ。多分、本格的に公爵様を狙うのは近々だろう。気を引き締めなければならない。

公爵様が無事屋敷の中へ入ったのを確認し、私は騎士寮へと帰った。





**************



『ん……はぁ、あ、んんんっ!……ぅあ、ああっ!』
『とても綺麗だカズーリ。君の中は暖かくて包み込まれて、とても気持ちがいいよ。』
『も、無理でっ………リューさま…も、やめっ………ぅああっ!?』
『そんな事言っても、今止めたら君が苦しむだけだよ。………ふぅ、大丈夫、僕意外と忍耐強いんだ。最後まで付き合うよ。』
『あ、ああっ!』




ガバッ!!!


「ハァ………ハァ………ハァ…………な、何だ今の生々しい夢は………?」


朝から寝覚めが悪い。最悪な夢を見た。

まさか、公爵様と私が体を重ねる夢を見るなんてっ!な、生々しいっ!破廉恥なっ!


正夢であってほしくない!こんな破廉恥な……………!これは私の願望なのか!?私が公爵様に惹かれていることの現れなのか!?

まだ時間は早い。とにかく………この汚れてしまった下着をどうにかして早くシャワーを浴びなければっ!!





そう、この一ヶ月、傍にいて公爵様の人となりを見て少しずつ惹かれていった。
国の為に頭を捻って考え、身分関係なく平等に接し、疲れなど弱音を吐かずひたすら前を向いている姿に憧れのような心が弾むような浮きだった感情が芽生えた。
私の姿を見て笑顔で接してくる公爵様、私の前だけに疲れを見せる公爵様、私より背が高く目が合えば微笑まられ、そして照れてる公爵様………あと、意外と体に筋肉がしっかり付いてる所も。
どれも私の好みに当てはまる御方だった。

ただ……前世のように告白するつもりはない。ただ慕うだけの一方通行でいい。こうして護衛として傍にいるだけでいい。

先程見た夢は………うん、墓場まで持っていこう。




___________





『もうすぐ新しい法律が確定するよ。』
『それは良かったです。私もスラムの子を気にしていたので………これで少しはスラムもまともになれば良いのですが……』
『そうだね。これで頭痛の種が1つ無くなったよ。あとは────』

ヒヒィーーン!!!

『っ!?』
『公爵様、合図があるまで絶対に馬車から出ないでください。』

キン、キン、ガギンっ!……………ドサッ、ザッザッザッ……………ヒュン、ヒュン、ヒュン…………

ヒヒィーーン!

ヒュン、ヒュン、カン、カン、ガンッ!



ドサッ………

『…………公爵様、カズーリです。申し訳ございません。少々手こずってます。もう暫くそのまま馬車に待機しててください。』
『了解した。』


ピィィーーーーー

バサバサバサバ……………バサバサバサ……………



………………………

『カズーリ殿?』
『リュートリムス様はここに。私が見てきます。』
『……………わかった。』

キィ……………




『な、なんだ貴様はっ!…………グハっ!』



『…………ジブサ?』

キィ…………


『お前が公爵だな。お前の命をもらう。』

ヒュン…………………ドサッ。



………………


『遅かったか…………』
『なんてことだ………カズーリ……宰相様………』





ガバッ!



「ハァ、ハァ、ハァ、……………また夢?それにしてはまた生々しい………」



かなり前にもこんな事があった。まるで予知夢のような………



前、夢が正夢になった時があった。
今から5年前に王太子の披露宴の時、王太子の暗殺を目論んでる輩がいて、夢では王太子と王太子妃がダンスをしている時に魔道士の様なローブを着てる怪しい奴が王太子の近くに行き一瞬、広間が暗転し、明るくなった時には王太子が倒れていた。暗転したそのうちに王太子の心の臓にナイフを刺し消えたようだ。辺りが騒然としてて、私はただ立ち尽くしていた。…………そこで目が覚めた。
その夢が生々しく、ただの夢じゃないと自分の勘を信じて団長に相談して護衛を強化してもらった。
……それが功を奏したのか、私が見た夢のような事は起こらなかった。ただ、怪しい奴がいたらしく何人か取り押さえられ尋問したら名も顔も知らない奴に王太子の暗殺を依頼されて襲おうとしていたと吐いたらしい。
結果、黒幕はわからなかったが最悪の事態を防げた。王太子が優雅にダンスをしたり挨拶周りをして退場していく姿を見守り、私はようやく張り詰めてた息を吐き肩の力が抜けた気がする。
まぁあの時はまだ騎士団に入ってまだ成績も残せてない若者の意見がよく通ったなぁと思った。後に宰相が元々王太子を狙ってる輩がいるという情報を掴んでたのもあって宰相が私の話を採用したという裏話もあったんだがな。

他にもちょっとした出来事など夢を見てはそれが正夢になったりと………自分には予知夢の才能があるのではないかと自意識過剰な考えを持つようになった。



そして今、私は悩んでる。あれがもし未来に、いや数日後に起こる出来事であれば…………私の死期が近いという事になる。そして公爵様も…………


前世の私はあの時、私はトラックに引かれて亡くなったようだが、あの想い人は助かったのだろうか…………?

いや、過去の事は考えても仕方がない。とにかく今どうすべきか考えよう………

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