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俺の尻と小遣いの運命は!?
叩かれる回数
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今、俺達は期末テストの結果発表を見に行っていた。
あっちゃんは真ん中ぐらいで、ともやんは案の定の最下位から三番目だった。
ちなみに俺は14位だ。 一年の時より倍以上上がっていて、とてつもなく嬉しかったがともやんの涙を見ると、喜ぶに喜べなかった。
「うわぁぁぁぁぁぁぁ人生終わったぁぁぁぁぁぁ!」
「追試は確定だね」
あっちゃんはともやんの肩をポンと叩いた途端、ともやんはぶっ倒れた。
「ともやん!」 「智也!」
俺達は仕方なく、ともやんを保健室に運んだ。
「ともやん大丈夫かな?」
「自分が悪いんだし、別によくね?」
「確かにあっちゃんが正しいけどさ・・・。」
「その話は置いといて幸久、テスト終わったことだし帰りにアイス食いに行こうぜ!」
「いいな、それ!」
*
俺達は今、アイスクリーム屋さんに来ていた。 俺はトリプルにして、チョコレート とストロベリーと小さいキャンディが入ってるアイスクリームにした。一方あっちゃんは
ダブルで、チョコミントとコーヒーのアイスクリームにしていた。
「チョコミントって歯磨き粉・・・」
「幸久 喧嘩するか?」
「ごめんなさい!」
俺達はアイスを食べてると、会話アプリから通知がきていた。確認すると、ともやんからだった。 あっちゃんの所にも、きてるみたいだ。
「ユッキーとあっちゃん 運んでくれてありがとう!(´▽`) 夏休みは最初の一週間は補習だった。ぴえん 追試は夏休み明けにやるみたいだから、どっかいい日に、三人で勉強会しようぜ!俺最強無敵に頑張ります!また連絡よろしく! 」
「最強無敵ってなんだよ!」
とあっちゃんは突っ込んだ。 その後、俺達は相談して、勉強会の日にちを考えた。
*
今日の晩御飯は俺の大好きなハンバーグだった。母さんの手作りでデミグラスソースがかかっていた。
それに今日はいつも仕事で帰りが遅い父さんも早めに帰ってきてくれた。
「幸ちゃん期末テストお疲れ様!」
母さんと多分持たされたであろう兄さんと父さんが俺の方にクラッカーを鳴らした。
「誕生日じゃないんだからさ~。」
「良いじゃないの!本当にお母さん嬉しいんだから!」
「幸久が毎日勉強してた事、母さんから聞いたよ 父さんは幸久を誇りに思うよ、よく頑張ったね。」
父さんが褒めてくれた。 すると、父さんは白い封筒を渡してきた。中身を見ると1万円が入っていた。
「頑張ったご褒美だよ、大切に使うように!」
『大切に使ってね 兄ちゃんとの約束な』
聞き覚えがあると思いきや最初の兄弟プレイをした時の兄さんの言葉だったのを思い出した。
「ありがとう お父様!」
「ははは、都合のいいヤツめ」
「うふふ、恭ちゃんからも何か言ってあげて」
母さんに言われて、兄さんが咳払いをすると、真面目な顔であの事を思い出す事を言ってきた。
「全教科何点だったんだ?」
『うわぁぁぁ言いたくねー!』
俺は逃げる様に兄さんに言った。
「別に言わなくてもいいだろ!」
「・・・・確かに、そうだな」
これで回避ができたと思いきや・・・
「もう!別に悪い点じゃなかったんだから、教えてあげてもいいじゃない!」
「お母さんは幸久の点数知ってるんだ。」
「知ってるわよ!確か・・・国語が91点 社会が85点 数学が67点えーと・・・後は似たような点数だったから、忘れちゃった。」
『・・・・・母さんの馬鹿やろー!!!!!!』
母さんが数学の点数を言った後、兄さんは少し笑ったように見えた。すると兄さんは俺の頭をぽんぽんしてきた。
「頑張ったな」
その光景を見た、母さんと父さんはニコニコと微笑んでいた。
「褒められて良かったわね 幸ちゃん。」
『うん・・・・・33回の尻叩きが無かったら嬉しかったです。』
結果は小遣いは守られたが、尻は守れなかった。 さよなら 俺の尻・・・。
あっちゃんは真ん中ぐらいで、ともやんは案の定の最下位から三番目だった。
ちなみに俺は14位だ。 一年の時より倍以上上がっていて、とてつもなく嬉しかったがともやんの涙を見ると、喜ぶに喜べなかった。
「うわぁぁぁぁぁぁぁ人生終わったぁぁぁぁぁぁ!」
「追試は確定だね」
あっちゃんはともやんの肩をポンと叩いた途端、ともやんはぶっ倒れた。
「ともやん!」 「智也!」
俺達は仕方なく、ともやんを保健室に運んだ。
「ともやん大丈夫かな?」
「自分が悪いんだし、別によくね?」
「確かにあっちゃんが正しいけどさ・・・。」
「その話は置いといて幸久、テスト終わったことだし帰りにアイス食いに行こうぜ!」
「いいな、それ!」
*
俺達は今、アイスクリーム屋さんに来ていた。 俺はトリプルにして、チョコレート とストロベリーと小さいキャンディが入ってるアイスクリームにした。一方あっちゃんは
ダブルで、チョコミントとコーヒーのアイスクリームにしていた。
「チョコミントって歯磨き粉・・・」
「幸久 喧嘩するか?」
「ごめんなさい!」
俺達はアイスを食べてると、会話アプリから通知がきていた。確認すると、ともやんからだった。 あっちゃんの所にも、きてるみたいだ。
「ユッキーとあっちゃん 運んでくれてありがとう!(´▽`) 夏休みは最初の一週間は補習だった。ぴえん 追試は夏休み明けにやるみたいだから、どっかいい日に、三人で勉強会しようぜ!俺最強無敵に頑張ります!また連絡よろしく! 」
「最強無敵ってなんだよ!」
とあっちゃんは突っ込んだ。 その後、俺達は相談して、勉強会の日にちを考えた。
*
今日の晩御飯は俺の大好きなハンバーグだった。母さんの手作りでデミグラスソースがかかっていた。
それに今日はいつも仕事で帰りが遅い父さんも早めに帰ってきてくれた。
「幸ちゃん期末テストお疲れ様!」
母さんと多分持たされたであろう兄さんと父さんが俺の方にクラッカーを鳴らした。
「誕生日じゃないんだからさ~。」
「良いじゃないの!本当にお母さん嬉しいんだから!」
「幸久が毎日勉強してた事、母さんから聞いたよ 父さんは幸久を誇りに思うよ、よく頑張ったね。」
父さんが褒めてくれた。 すると、父さんは白い封筒を渡してきた。中身を見ると1万円が入っていた。
「頑張ったご褒美だよ、大切に使うように!」
『大切に使ってね 兄ちゃんとの約束な』
聞き覚えがあると思いきや最初の兄弟プレイをした時の兄さんの言葉だったのを思い出した。
「ありがとう お父様!」
「ははは、都合のいいヤツめ」
「うふふ、恭ちゃんからも何か言ってあげて」
母さんに言われて、兄さんが咳払いをすると、真面目な顔であの事を思い出す事を言ってきた。
「全教科何点だったんだ?」
『うわぁぁぁ言いたくねー!』
俺は逃げる様に兄さんに言った。
「別に言わなくてもいいだろ!」
「・・・・確かに、そうだな」
これで回避ができたと思いきや・・・
「もう!別に悪い点じゃなかったんだから、教えてあげてもいいじゃない!」
「お母さんは幸久の点数知ってるんだ。」
「知ってるわよ!確か・・・国語が91点 社会が85点 数学が67点えーと・・・後は似たような点数だったから、忘れちゃった。」
『・・・・・母さんの馬鹿やろー!!!!!!』
母さんが数学の点数を言った後、兄さんは少し笑ったように見えた。すると兄さんは俺の頭をぽんぽんしてきた。
「頑張ったな」
その光景を見た、母さんと父さんはニコニコと微笑んでいた。
「褒められて良かったわね 幸ちゃん。」
『うん・・・・・33回の尻叩きが無かったら嬉しかったです。』
結果は小遣いは守られたが、尻は守れなかった。 さよなら 俺の尻・・・。
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