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ノンケの僕がBL営業!?
あいりゅう
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今日も使い終わった食器を食洗機に入れていると、ホールの方から女性の黄色い悲鳴が飛び交った。
気になり、悲鳴が聞こえた方を振り向くと、愛羅さんが龍輝さんを後ろから抱きしめて・・・・・右耳を優しく噛むと龍輝さんは顔を真っ赤にして「やめろっ馬鹿!!」と戸惑いの声を上げていた。
その甘い光景に女性客が笑顔で涙を流したり、顔を真っ赤にして手で顔を隠しているけど指の隙間からチラチラガン見してたり、スマホで連射をしてたり、色んなお客様が悲鳴を上げて楽しんで?いた。その時にお客様は合言葉のように一つの単語を何回も口にしていた。
「あいりゅう最高!!」
「今日はあいりゅうが見れて嬉しい!」
「あいりゅうの同人誌があればなぁ~。」
僕は「あいりゅう」が分からなくて首を傾げながら、パンケーキの上にホイップクリームを丁寧に絞っていた。その時にボソッとこの言葉を無意識に口にしていた。
「あいりゅうって何だろう?」
「あいりゅうとは愛羅殿と龍輝殿のカップリングですな!」
「うわぁっ大林さん!!」
「やぁ!」
急にニュッと背後から現れた大林さんに僕は驚いてシェーみたいなポーズに彼は「ぷくくっ」と頬を膨らませて笑ったので、さっきの龍輝さんのように顔を真っ赤になってしまった。
「へぇ~って事はカップリングで売ってるって事ですか?」
「まぁ、そうなりますなっ!」
「二人共改めて凄い事してますねぇ。」
「本当に付き合ってBL営業をしてますからなぁ~。」
「へぇー・・・・・パンケーキ出来ました!」
「喋りながら、芸術品のように仕上げるとは・・・・・さわらっ・・・篤殿やりますなぁ!」
「あっ篤殿?」
「いや、そのですなぁ。愛羅殿と龍輝殿は下の名前なのに沢良宜殿は苗字なのも変だと思いましてな。あっ嫌であれば、苗字に戻します故。」
「うっううん。篤で良いですよ。」
「承知いたしました!」
大林さんは親指を立てながら、パンケーキを運びに行く様子を眺めているとチリンとドアが開いた。
銀色のモジャモジャパーマに紫のアイシャドウに桃色のチークをしている目立った頬の化粧が濃く、厳つい目付きをし、テカテカとした赤い唇が目立つ、ピンクのヒョウ柄のワンピースを着た活発そうな年上の女性がツカツカと大股で歩いてきた。
(なっなんだっこっ怖そう!?)
僕はその女性に生唾を飲み込んで見守っていると、愛羅さんと龍輝さんの方に向かいピタッと止まると、キリッとした厳つい目から、少女漫画のようなキラキラした目になり、両手を大袈裟に叩いて嬉しそうに大きなダミ声で叫び出した!
「キャー!!龍輝きゅんおかえりなさい!!」
「おっおう、和枝さんただいま!」
「いやぁー菜月から聞いてたけど、龍輝きゅんが復帰だなんて!今日も生あいりゅうをお願いするわね!!」
(菜月って店長名前・・・・仲がいいのかな?)
「あいりゅう」と言う言葉に龍輝さんは目を真っ暗にさせて引き笑いをしていると、愛羅さんがいつも通りの胡散臭い笑顔で背後からまた龍輝さんを抱きしめていた。
「はいっ生あいりゅう♡」
「な"っ抱きつくんじゃねぇ!」
「はむっ」
「あっんぐっ耳を噛むなぁ!!」
「はあぁぁぁ!家賃払わないクソ共にストレス溜まっていたけど、これがあるから人生捨てたもんじゃないねぇ!!」
和枝さんが鼻息を荒くして「クソ共」は低くて恐ろしい声を出していたがすぐに蕩けたダミ声で叫ぶ姿に僕は呆然としてしまった。
(あいりゅう恐ろしいけど、この人も怖っ!!)
僕は甘々すぎる空間になるあいりゅうに身体を震わせながら、洗い終わった食洗機の中の食器を片付けした。
その時、男性の嫌がる声と嬉々とした嫌味ったらしい男性の声がホールに響いた。
「やっやめてください!!」
「えぇ~、BL営業なんだから、ぞうさん見してくださいよぉ~ね~皆も見たいよなぁ~。」
隅の方で赤と青色の半分頭に赤いパーカーに灰色のズボンを履いた下品にゲラゲラ笑う自撮り棒を持った男性がウチの気弱そうな中性的なスタッフをソファに押し倒して、ズボンを無理やり脱がそうとしていた。
気になり、悲鳴が聞こえた方を振り向くと、愛羅さんが龍輝さんを後ろから抱きしめて・・・・・右耳を優しく噛むと龍輝さんは顔を真っ赤にして「やめろっ馬鹿!!」と戸惑いの声を上げていた。
その甘い光景に女性客が笑顔で涙を流したり、顔を真っ赤にして手で顔を隠しているけど指の隙間からチラチラガン見してたり、スマホで連射をしてたり、色んなお客様が悲鳴を上げて楽しんで?いた。その時にお客様は合言葉のように一つの単語を何回も口にしていた。
「あいりゅう最高!!」
「今日はあいりゅうが見れて嬉しい!」
「あいりゅうの同人誌があればなぁ~。」
僕は「あいりゅう」が分からなくて首を傾げながら、パンケーキの上にホイップクリームを丁寧に絞っていた。その時にボソッとこの言葉を無意識に口にしていた。
「あいりゅうって何だろう?」
「あいりゅうとは愛羅殿と龍輝殿のカップリングですな!」
「うわぁっ大林さん!!」
「やぁ!」
急にニュッと背後から現れた大林さんに僕は驚いてシェーみたいなポーズに彼は「ぷくくっ」と頬を膨らませて笑ったので、さっきの龍輝さんのように顔を真っ赤になってしまった。
「へぇ~って事はカップリングで売ってるって事ですか?」
「まぁ、そうなりますなっ!」
「二人共改めて凄い事してますねぇ。」
「本当に付き合ってBL営業をしてますからなぁ~。」
「へぇー・・・・・パンケーキ出来ました!」
「喋りながら、芸術品のように仕上げるとは・・・・・さわらっ・・・篤殿やりますなぁ!」
「あっ篤殿?」
「いや、そのですなぁ。愛羅殿と龍輝殿は下の名前なのに沢良宜殿は苗字なのも変だと思いましてな。あっ嫌であれば、苗字に戻します故。」
「うっううん。篤で良いですよ。」
「承知いたしました!」
大林さんは親指を立てながら、パンケーキを運びに行く様子を眺めているとチリンとドアが開いた。
銀色のモジャモジャパーマに紫のアイシャドウに桃色のチークをしている目立った頬の化粧が濃く、厳つい目付きをし、テカテカとした赤い唇が目立つ、ピンクのヒョウ柄のワンピースを着た活発そうな年上の女性がツカツカと大股で歩いてきた。
(なっなんだっこっ怖そう!?)
僕はその女性に生唾を飲み込んで見守っていると、愛羅さんと龍輝さんの方に向かいピタッと止まると、キリッとした厳つい目から、少女漫画のようなキラキラした目になり、両手を大袈裟に叩いて嬉しそうに大きなダミ声で叫び出した!
「キャー!!龍輝きゅんおかえりなさい!!」
「おっおう、和枝さんただいま!」
「いやぁー菜月から聞いてたけど、龍輝きゅんが復帰だなんて!今日も生あいりゅうをお願いするわね!!」
(菜月って店長名前・・・・仲がいいのかな?)
「あいりゅう」と言う言葉に龍輝さんは目を真っ暗にさせて引き笑いをしていると、愛羅さんがいつも通りの胡散臭い笑顔で背後からまた龍輝さんを抱きしめていた。
「はいっ生あいりゅう♡」
「な"っ抱きつくんじゃねぇ!」
「はむっ」
「あっんぐっ耳を噛むなぁ!!」
「はあぁぁぁ!家賃払わないクソ共にストレス溜まっていたけど、これがあるから人生捨てたもんじゃないねぇ!!」
和枝さんが鼻息を荒くして「クソ共」は低くて恐ろしい声を出していたがすぐに蕩けたダミ声で叫ぶ姿に僕は呆然としてしまった。
(あいりゅう恐ろしいけど、この人も怖っ!!)
僕は甘々すぎる空間になるあいりゅうに身体を震わせながら、洗い終わった食洗機の中の食器を片付けした。
その時、男性の嫌がる声と嬉々とした嫌味ったらしい男性の声がホールに響いた。
「やっやめてください!!」
「えぇ~、BL営業なんだから、ぞうさん見してくださいよぉ~ね~皆も見たいよなぁ~。」
隅の方で赤と青色の半分頭に赤いパーカーに灰色のズボンを履いた下品にゲラゲラ笑う自撮り棒を持った男性がウチの気弱そうな中性的なスタッフをソファに押し倒して、ズボンを無理やり脱がそうとしていた。
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