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第十三章
第三百二十七話 英雄帝からの戦利品
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[スキル【影迅疾走】を獲得しました]
[スキル【双刃共鳴】を獲得しました]
[スキル【深淵の帝言】を獲得しました]
[スキル【深淵魔気】を獲得しました]
[スキル【深淵なる瞑想】を獲得しました]
[スキル【不死の生命櫃】を獲得しました]
[スキル【君主の心得】を獲得しました]
[スキル【君主の御心】を獲得しました]
[スキル【建国侵繁】を獲得しました]
[スキル【傲慢なる高潔】を獲得しました]
[スキル【一族の守り手】を獲得しました]
[スキル【種族の導き手】を獲得しました]
[ジョブスキル【幽影王】を獲得しました]
[ジョブスキル【大妖術師】を獲得しました]
[ジョブスキル【大死霊術師】を獲得しました]
[ユニークスキル【地下と幽冥の暗黒】を獲得しました]
[◼️◼️◼️◼️より恩寵が与えられます]
[称号〈月神の加護〉を獲得しました]
流石は古代に大国を築いた英雄帝にして、現代では超々希少種族と化したアビスハイエルフのアンデッドと言うべきか。
〈地刑の魔王〉討伐から約十ヶ月ぶりの新規スキルの獲得だ。
所持スキルが増えれば増えるほど獲得できる新規スキルは減少していくので、この情報通知も久しぶりに見た。
脳裏に浮かぶ情報通知のことを見た、と表現していいものか些か疑問だが、取り敢えず久しぶりだ。
獲得したスキルの中に【不死の生命櫃】があったのは意外だったが、同名の迷宮秘宝がある意味では英雄帝の身体の一部だったからこそ起きた例外的な現象なのだろう。
使い方は分かっているが、改めて後でしっかりと確認しておく必要がある。
ユニークスキルに関しても、英雄帝が本格的に使用する前に倒してしまったため、こちらも後で実際に使ってどのようなモノかを確認しなければならないな。
新規スキルだけでなく神の加護の獲得も久しぶりだが、奪った神器の名称から何となく察していた。
そのわりに以前に手に入れた〈天空神の聖域法晶〉から称号〈天空神の加護〉は獲得できなかったが、これは〈天空神〉という名を冠する神がいないからだろう。
天空神は俗称みたいなもので正式な名ではないため、称号も存在しない。
「それはそれとして、次はこっちだな」
神の加護や天空神については少し気になることもあるが、今は別の神的な力について意識を向けるとしよう。
[一定条件が達成されました]
[ユニークスキル【強欲神皇】の【拝金蒐戯】が発動します]
[対価を支払うことで新たなスキルを獲得可能です]
[【救い裁く契約の熾天使】【紡ぎ塞ぐ言霊の熾天使】【平和と正義の力天使】【戦勇猛進の戦乙女】【運命先導の戦乙女】【星覇天冠】【栄光の光背】【神煌天星の極光剣槍】【神星煌武】【断罪の刃】【審判ノ聖槍】【殲刃剣翼】【剣魔の攻陣】【黄金災翼の神翅弾】【剣魔の防陣】【復讐神の祝呪】【慈悲の衣】【女神の戦舞】【天騎士の剣護術】【聖光属性超強化】【星の天秤】【君主の言葉】【剣神化形】と大量の魔力を対価として支払い、ユニークスキル【正義と審判の天罰神】を得ることができます]
[新たなスキルを獲得しますか?]
この通知も久しぶりに見たが、今回も大量にスキルが消費されるようだ。
今回手に入れたスキルが消費されてないことから、レベルアップという霊格の上昇自体が達成された条件なのだろう。
損をすることはないのはこれまでの実績で明らかなので、悩むことなく獲得に同意する。
[同意が確認されました]
[対価を支払い新たなスキルを獲得します]
[ユニークスキル【正義と審判の天罰神】を獲得しました]
[◼️◼️◼️◼️より恩寵が与えられます]
[称号〈契約神の加護〉を獲得しました]
獲得した瞬間、新たな神域権能級ユニークスキルの詳細が理解できた。
ただ、知識だけで理解するのと実際に使って理解するのでは全く違う。
英雄帝から手に入れたスキル共々確認しなければならない力が多くて大変だが、所謂嬉しい悲鳴というヤツなので嫌ではない。
取り敢えず、自動発動した【戦利品蒐集】と【拝金蒐戯】の結果についてはこんなところか。
目に見えない戦利品の確認を済ませると、【戦利品蒐集】を能動的に発動させて、砂の中に拘束されたままのアビスエルフのアンデッドである〈不死隊〉達が身に付けている全ての魔導具を一斉に【無限宝庫】へと回収した。
百体ほどいるアタナトイ達の全身の魔導具一式なので、その数はかなりのものだ。
個々の戦闘スタイルによって数は上下するが、一体あたり十個ほど装備しているため、全部で大体一千個ぐらいか。
「とはいえ、量より質の方が重要だから、コレらには劣るな」
砂の拘束から解放した英雄帝の死体から二振りの短剣を拾い上げる。
名称は〈必滅なる渇望の刃〉と〈不全なる熱威の刃〉で、二つとも伝説級最上位という神器を除けば最高位の等級のアイテムだ。
アタナトイ達の一千個の魔導具よりも、英雄帝の伝説級最上位の双剣の方が性能も希少価値も上なのは間違いない。
英雄帝の防具や装身具には叙事級のアイテムが三つほどあったが、等級は勿論だが能力的にも惹かれるモノはなかった。
いや、一つだけあったな。
アイテムとしての性能ではなく、今この場で役立つモノが。
「指環、ですか?」
英雄帝の指に嵌められていた指環を見ていると、【天空至上の雷霆神】の【天空神ノ光輝】に守られたままのメルセデスが声を掛けてきた。
彼女を守っていた絶対防御の光輝を解除してから彼女からの問いに答える。
「ああ。ここから繋がる小部屋を開くための鍵みたいだ」
鍵がなくても小部屋は開けられるけど、正規の鍵があるならそれを使うに越したことはない。
「怪我はないか?」
「はい。ご主人様が守ってくださいましたので傷一つありません」
アタナトイ達の一部は壁際に退避したメルセデスの元にも群がっていたが、彼らでは絶対防御の守りを抜くことはできないので当然の結果だ。
「それは良かった」
「ご主人様は……無いみたいですね」
「見ての通りな。さて、後始末をしてから財宝を回収して回るか。その前に……メルセデスは同族の死体は安置しておきたいか?」
「何かに使われるのですか?」
「ああ。英雄帝の死体だけは納められていたアーティファクトの棺共々ちょっとな。他のアビスエルフ達は元の棺に納めてから持ち帰って供養してやろうとは思うが……」
「そうですか。特に思うことはありませんので、ご主人様のご自由になさってください」
ふむ。無理をしているわけではなさそうだな。
英雄帝はまだしも、他のアビスエルフ達の死体は供養すると言ったからかもしれない。
「そうか? それならそうさせてもらおう」
「はい……ありがとうございます、ご主人様」
「どういたしまして」
英雄帝の死体だけは身に付けている残りの魔導具と破損した〈不死の生命櫃〉ごと【無限宝庫】に収納した。
それから砂の拘束から解放されたアタナトイ達を棺に戻し、そして【無限宝庫】に収納するという作業をメルセデスと一緒に丁寧に行なっていった。
アタナトイ達を〈黄金の魔女〉の固有魔法『欲深き強欲の蒐獲祭』でアイテム化しようとも一瞬考えたが、それよりもメルセデスの好感度の方が優先度は上だ。
まぁ、全く収穫がなかったら分からなかったけど、英雄帝自身や彼の双剣に神器、そして小部屋にある財宝の山があるので惜しくはない。
なので、金よりも女を優先するのが〈強欲〉というものだ……たぶん。
それから戦場となった玄室から繋がるそれぞれの小部屋の中に納められていた財宝などを全て回収し、帝墓の内装の中からも金銭的に価値あるモノを根刮ぎ戴いてから最後の隠し宝物庫を後にした。
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