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第一章
第三十二話 再び不浄墓地へ
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製作を依頼していた装備を受け取ってから3日後。
再びダンジョン〈不浄墓地〉に来ていた。
目的は勿論ダンジョンの攻略である。
このダンジョンの利用者は殆どいないため、攻略のタイミング次第ではダンジョン攻略者が誰かが明らかになってしまうだろう。
高い確率でダンジョン界隈で目立ってしまうが、上級覚醒者になり、装備も整っている現状なら多少はマシだと判断した。
○名前:外神クロヤ
⚫︎等級:上級
⚫︎レベル:4
⚫︎個人特性:生存、恩讐、反逆
⚫︎クラス:捕喰者
⚫︎異能:万物変換
・第0層……【経験変換ノ理】
外神クロヤの成長を段階を経て支援する情報・経験変換システム。
収集した凡ゆる情報からクエストを構築し、その報酬という形で成長要素を効率的に変換する。
追加機能〈ダンジョン探知〉〈広域マップ〉。
・第1層……【魔生変換】
自らの魔力と生命力を相互に変換可能。
・第2層……【彼我変換】
対象の魔力と生命力を自らへと変換可能。
・第3層……【属性変換】
自らの魔力を認識済みの属性魔力へと変換可能。
・第4層……【肉体変換】
自らの能力値を別の能力値へと一時的に変換可能。
・第5層……【形状変換】
対象の形状を別の形状へと変換可能。
・第6層……【状態変換】
対象の状態を認識済みの別の状態へと変換可能。
・第7層……【座標変換】
対象の空間座標を別の空間座標へと変換可能。
・第8層……未解放。
⚫︎スキル
【捕喰ノ牙】〈A+〉
【耐性貫通】〈A+〉
【植物支配】〈A+〉
【破壊本能】〈A〉
【幸運】〈A〉
【捕喰の心得】〈A〉
【蟲殺し】〈A〉
【弱点看破】〈B+〉
【気配察知】〈B+〉
【火炎魔法】〈B〉
【風塵魔法】〈B〉
【岩土魔法】〈B〉
【怪力】〈B〉
【麻痺撃】〈B〉
【威圧】〈B〉
【鉄身】〈C+〉
【剛撃】〈C+〉
【硬質化】〈C+〉
【射出】〈C+〉
【強拳】〈C〉
⚫︎各種能力値
筋力値:110(+5+10+5)
耐久値:118(+10+3+5)
敏捷値:111(+3+5)
反応値:115(+5)
精神値:128(+5)
知能値:121(+5)
体力値:108(+10+5)
魔力値:138(+70+5)
覚醒値:182(+5)
幸運値:20(+30+5)
⚫︎装備(◇2/4)
〈女王蟻の魔蟲甲冑〉……胴鎧。
〈女王蟻の魔蟲手甲〉……籠手。
〈女王蟻の魔蟲靴〉……靴。
〈蒼銀絹の護身衣〉……インナー。
〈盗賊王の七つ秘具:盗賊王の技装手〉……手袋。
〈財宝王の四宝具:財を漁る魔宝環〉……指環。
〈闇の大精霊の指環〉……指環。
〈隠者の祈り〉……指環。
〈宝納の指環〉……指環。
〈オーガの偽証〉……ドックタグ。
〈愚者の奔走〉……足環。
〈魔喰の精霊剣バアル〉……長剣。
〈白霊剣オルトレール〉……長剣。
〈千鞭無骨〉……鞭。
〈月神の賢眼〉◇……水晶。
〈支配の王環〉◇……腕環。
上級覚醒者になった際に、鑑定系アーティファクト〈月神の賢眼〉による自己ステータスの表示が微妙に変化していた。
より細かく表記されるようになったというよりかは、契約者である俺の意向を反映した表記に変更できるようになったと言うべきだろう。
今回の場合だと、装着中の装備品の種類の表示と、スキルをランク順に並び替えていた。
〈宝納の指環〉の収納空間の中にある〈吸血皇杖カーメリア〉や〈八咫烏の三翅刀〉といったマジックアイテムは表示されていない。
万全の態勢でダンジョン攻略に臨むべく、鑑定宝玉開発のために天城コーポレーションに貸し出していた〈月神の賢眼〉も回収してある。
〈財を漁る魔宝環〉の効果もあって大幅に増大している今の魔力値ならば、常時〈月神の賢眼〉を両眼に同化させた場合の持続的な魔力消費量よりも、自然魔力生成量の方が上回るため、ダンジョンに潜る前から同化させている。
これにより空間認識能力が強化され、感知能力においても抜かりのない状態になった。
そんな同化状態の〈月神の賢眼〉が、ダンジョンに入って早々に他の覚醒者の存在を感知した。
「これは……この間の覚醒者か」
強化された空間認識力により離れた場所を知覚し、対象の姿を確認する。
先日に遭遇した撲殺美女が、今日も1人でアンデッドを倒しているのが見えた。
この〈不浄墓地〉は金稼ぎには向かないダンジョンなのだが、一体どんな目的があってソロで潜っているのだろうか?
何か目的があって此処を選んだのなら申し訳ないが、俺が今日このダンジョンを攻略したら、もう二度と利用することができなくなる。
何も知らされずに使えなくなるのは可哀想な気もするし、事前に一言ぐらいは声をかけておいてやるとしよう。
「こんにちは、先日以来ですね」
「はい、こんにちは。お久しぶりです」
相変わらず警戒心はあるが、ちゃんと俺のことは覚えているようだ。
相手は美人ではあるが、長々と話すような間柄でもないのでさっさと用件を済ませることにした。
「実はですね。今から此処の迷宮主を倒しに行くんですよ。なので、今日でこのダンジョンは消滅するので、突然地響きが起きても慌てず落ち着いて脱出してくださいね」
「……はい?」
鳩が豆鉄砲を食ったような顔をしているが、いきなりこんな話を聞かされればそんな顔をしてしまうのも無理もないか。
「それでは、そういうことで」
固まってしまった彼女からの返事を待つことなく、その場を後にした。
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*表紙絵は五月七日ヤマネコさん(@yamanekolynx_2)の作品です*
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