生きる?

落ちこぼれの18歳

文字の大きさ
1 / 1

生きるって?

しおりを挟む
2023年6月わたしは17歳の誕生日を迎え普通の生活を送る高校2年生だった。両親は共働きで上に3個上の姉、下に4個下の弟がいる。
 普通に問題無く暮らせているのに私はそんな生活に嫌気がさしていた。父は毎日仕事をし、ご飯などお弁当の材料は買って帰ってきてくれるが帰ってきても家族とご飯を食べることなく寝室にこもり、朝方までずっと酒しか飲まなかった。そんな母は朝早くに起き、弟とわたしのお弁当を作り、朝の洗濯物、朝ご飯、ゴミ出しと色々やる事が多かった。毎日母は「ちょっとお父さんもゴミ出しとかやってよ。自分家の事なんもしないやん」と
父に不満をぶつけていた。父は返事もせず寝ていた。そんな毎日を過ごしていくうちにだんだんと父は家にいる時間が少なくなってきた時があった。その時わたしは父に「次の休みいつなの?」と聞いたら
父「今はお父さんに休みはない。」
ただその一言だけだった。
そうなんだと。その時は納得した。
同年7月末
家に警察から一本の電話があった。
家に居たのはちょうどわたしだけで、わたしがその電話を受けた。内容は、子供だから伏せられたが気になり姉と母に聞くとすぐわかった。
父はフラフラな状態で運転し、ガードレールに車をぶつけたと、その内容だった。
わたしはなんだそんな事かと思い軽く考えていたがそれが事の始まりだった。家に帰ってきた父はとても今にも崩れ落ちそうな状態で声も震えごめんなさいと母に謝っていた。わたしはそれを見てなにかを察したが母も姉も責める事なく父の事をそっとしていた。弟だけがまだ何があったのか分かっていなかった。
その日を境に父は仕事をしばらく休むようになった。
思春期のわたしからしたら、父が学校帰ってからも家におられるのはストレスでしかなかったが、家にいても父は何も喋ってこずご飯も全く食べず酒だけ飲み寝ていた。そんな父がわたしは少し心配だった。
しばらく同じような日々が続いた。
8月始め
母が仕事の研修で秋田に出張に行くことになった。
わたしと姉は正直心配だった。父もこんな状態でと、
だが嬉しいことに父の周りには助けてくれる大人が何人もいた。その為困ったら電話しておいでなど助かることばかりだった。
8月のある日、わたしと姉と弟と父とみんな家にいる日があった。すると父はとても痩せ細った姿でリビングに出て来て栄養ドリンクを買って来て欲しいと頼んできた。
わたしと弟で買いに出かけた。その時に姉は父と話していた。
ほんとうは今すぐにでも、死にたい。死ねないなら仕事辞めて田舎に住みたい。誰にも会いたくないと。仕事がプレッシャーになってる。夜も眠れないし、ご飯も食べられない。食べても吐いてしまう。死ぬ時は家族葬が良いなど、おばあちゃん(父の母)には言わないでくれなどと、その話をわたしと弟が家に帰って来た時にちょうど話しており聞こえてしまった。わたしはかなりやばい状態なのでは?と思い姉にそう言い姉と一緒に病院行ってほしいと頼むが父は病院は絶対行きたく無いと病院行ったら楽になるかもしれないが薬漬けにされるのが怖い。死ぬまで薬飲むのは嫌それならはやく死にたいと。まるで子供のように嫌がっていた。
弟も会話に混じり4人で色々今までの事を話していた。
父「おまえは(弟)モテるんか~??」
わたし「モテないでしょ笑笑」
弟「うるさい黙って!」
そんな会話をして夜を迎え、弟は早くに寝ていた。
わたしと姉は父が心配でなんかあったら嫌やし起きとこうかと話していた。姉は朝からバイトがありわたしは夏休み期間だった為わたしが起きて様子見とくといい姉は寝た。父は夜中も朝方もずっと起きていた。
朝6時頃父は電話をしていた
父「はい。お願いします。待っています」
といい財布だけ持ちどこかへ行った。わたしは眠く寝ぼけていてそのまま寝てしまった。
8時頃。
弟、姉と順に起き
2人揃って「お父さんおらんねんけど、どこ行ったか分からん?」と騒いでいた。
自分も起き、「そういえば、なんか電話して外出る音は聞こえた」と言い
とりあえず母に連絡した。父がいなくなったと
連絡しても父と連絡つながらなく、家には母もいないし頼れるのが父の職場の人と父の母だけ。おばあちゃんに連絡するのが良いと思ったが歳も歳ですぐ来れる距離じゃなかった為、職場の人に連絡し事情を説明し2人の人が家に来てくれて父に何回も連絡してくれた。
やっと父から、病院にいます。
と一件の通知が来てみんな安心し姉がバイトの為
弟と職場の人2人とあたし4人で病院に向かった。
病院に着くと父の姿があり、母とも電話を繋げ病状を医師から聞いた。
病状は急性膵炎だった。それも、重症だと。即入院が決定した。受診した病院で入院ができず、紹介の病院で入院することになった。父は職場の人の車に乗りその病院へ向かうことになった。車に乗る前最後に弟と2人で父に手を振ってバイバイと父も痩せ細った手を振り上げて振り返してくれた。
父に会ったのはその日が最後だった。
わたしはその夜父に一件LINEをおくった。
「頑張ってねお父さん。わたしも学校頑張るよ」
返事はなかったが、連絡を見てくれてはいた。
次の日母も出張から帰り、父のお見舞いに行った。
母からの伝えだと、一緒に新聞買いに行き、お話もしたよと。また明後日お見舞い行ってくるねと。明後日はわたしは夕方までバイトで面会時間までに間に合わなかった。
2日後バイト中
暇で携帯を出して通知を見たら、母から数件の電話と
バイト終わったらすぐ連絡して。と弟からも電話があった。
バイト終わりすぐ母に連絡すると、
父の入院してる病院へすぐ来て欲しい。容態が悪化したと。



しおりを挟む
感想 0

この作品の感想を投稿する

あなたにおすすめの小説

サレ妻の娘なので、母の敵にざまぁします

二階堂まりい
大衆娯楽
大衆娯楽部門最高記録1位! ※この物語はフィクションです 流行のサレ妻ものを眺めていて、私ならどうする? と思ったので、短編でしたためてみました。 当方未婚なので、妻目線ではなく娘目線で失礼します。

冤罪で辺境に幽閉された第4王子

satomi
ファンタジー
主人公・アンドリュート=ラルラは冤罪で辺境に幽閉されることになったわけだが…。 「辺境に幽閉とは、辺境で生きている人間を何だと思っているんだ!辺境は不要な人間を送る場所じゃない!」と、辺境伯は怒っているし当然のことだろう。元から辺境で暮している方々は決して不要な方ではないし、‘辺境に幽閉’というのはなんとも辺境に暮らしている方々にしてみれば、喧嘩売ってんの?となる。 辺境伯の娘さんと婚約という話だから辺境伯の主人公へのあたりも結構なものだけど、娘さんは美人だから万事OK。

遠回りな恋〜私の恋心を弄ぶ悪い男〜

小田恒子
恋愛
瀬川真冬は、高校時代の同級生である一ノ瀬玲央が好きだった。 でも玲央の彼女となる女の子は、いつだって真冬の友人で、真冬は選ばれない。 就活で内定を決めた本命の会社を蹴って、最終的には玲央の父が経営する会社へ就職をする。 そこには玲央がいる。 それなのに、私は玲央に選ばれない…… そんなある日、玲央の出張に付き合うことになり、二人の恋が動き出す。 瀬川真冬 25歳 一ノ瀬玲央 25歳 ベリーズカフェからの作品転載分を若干修正しております。 表紙は簡単表紙メーカーにて作成。 アルファポリス公開日 2024/10/21 作品の無断転載はご遠慮ください。

『後宮に棲むは、人か、あやかしか』

由香
キャラ文芸
後宮で消える妃たち。 それは、あやかしの仕業か――人の罪か。 怪異の声を聞く下級女官・鈴華と、 怪異を否定する監察官・凌玄。 二人が辿り着いたのは、 “怪物”を必要とした人間たちの真実だった。 奪われた名、歪められた記録、 そして灯籠に宿るあやかしの沈黙。 ――後宮に棲むのは、本当に人ならざるものなのか。 光と闇が交差する、哀切の後宮あやかし譚。

私が王子との結婚式の日に、妹に毒を盛られ、公衆の面前で辱められた。でも今、私は時を戻し、運命を変えに来た。

MayonakaTsuki
恋愛
王子との結婚式の日、私は最も信頼していた人物――自分の妹――に裏切られた。毒を盛られ、公開の場で辱められ、未来の王に拒絶され、私の人生は血と侮辱の中でそこで終わったかのように思えた。しかし、死が私を迎えたとき、不可能なことが起きた――私は同じ回廊で、祭壇の前で目を覚まし、あらゆる涙、嘘、そして一撃の記憶をそのまま覚えていた。今、二度目のチャンスを得た私は、ただ一つの使命を持つ――真実を突き止め、奪われたものを取り戻し、私を破滅させた者たちにその代償を払わせる。もはや、何も以前のままではない。何も許されない。

わたしの下着 母の私をBBA~と呼ぶことのある息子がまさか...

MisakiNonagase
青春
39才の母・真知子は息子が私の下着を持ち出していることに気づいた。 ネットで同様の事象がないか調べると、案外多いようだ。 さて、真知子は息子を問い詰める? それとも気づかないふりを続けてあげるか?

冷遇妃マリアベルの監視報告書

Mag_Mel
ファンタジー
シルフィード王国に敗戦国ソラリから献上されたのは、"太陽の姫"と讃えられた妹ではなく、悪女と噂される姉、マリアベル。 第一王子の四番目の妃として迎えられた彼女は、王宮の片隅に追いやられ、嘲笑と陰湿な仕打ちに晒され続けていた。 そんな折、「王家の影」は第三王子セドリックよりマリアベルの監視業務を命じられる。年若い影が記す報告書には、ただ静かに耐え続け、死を待つかのように振舞うひとりの女の姿があった。 王位継承争いと策謀が渦巻く王宮で、冷遇妃の運命は思わぬ方向へと狂い始める――。 (小説家になろう様にも投稿しています)

『雪嶺後宮と、狼王の花嫁』

由香
キャラ文芸
後宮に降る雪は、呪いではなく嘆きだった。 巫女として献上された少女セツナは、 封じられた狼王の“花嫁”としての前世を思い出す。 人と妖、政と信仰の狭間で、 彼女が選ぶのは従属ではなく均衡。 雪嶺を舞台に描く、異種婚姻×後宮伝承譚。

処理中です...