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1.結婚命令
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八年も続いた戦争が終わりを告げ、戦地に赴いていた友たちの帰還を知らせる手紙と、王命の書簡がグリフィス家に届いたのは同時だった。
『ジャスミン・グリフィス侯爵令嬢に英雄であるクロウリー伯爵との婚姻を命ずる』
封蝋も書簡に押された印も、王家の紋章で間違いない。これは勅書である。
この件について、グリフィス侯爵は「戦争が終わってやっとふさわしい結婚相手を探せるはずだったろう!」と嘆いていた。というのも、戦争の間は適齢期で結婚相手にふさわしい貴族令息は皆、戦地に赴いていたのだ。だからこそ、戦争が始まる前に婚約者を得られなかったジャスミンは、戦争が終わってようやく婚約者を探せると思っていた。とはいえ、いくら嘆いたところで王命に逆らうことなんでてきないのだから仕方あるまい。
(クロウリー伯爵様……聞き覚えのないお名前だわ。お会いしたこともない方と結婚でも関係ない。……どうせ、わたくしは好きな方と添い遂げることなんてできないのだから……)
戦争が終わると同時にグリフィス侯爵はジャスミンを結婚させるつもりだったから、婚礼衣装だけは仕立てててあった。王命の書簡が届いた翌月には、ジャスミンの婚礼の準備は整い、そしてクロウリー伯爵がジャスミンを迎えに来る日がやってきた。
(何もアーロンとエルマーたちが帰ってくる日に結婚式をしなくともいいのに。これじゃあ、クロウリー伯爵様との結婚式でアーロンたちと話す時間もないかもしれないわ)
アーロンとエルマーというのは、八年前戦地に赴いたのち、ずっと会えていない友の名だ。結婚をすればすぐに会えなくなるのは道理としても、少し話す時間くらいはあると思っていたのに。
そんなふうに嘆いても、ジャスミンはすでにクロウリー伯爵に嫁ぐための婚礼衣装に身を包んでいる。支度を終えて鏡に映る彼女の姿は一言で言って美しかった。
やや垂れ気味の目は淡い青色の瞳と相まってなんとも優しげな雰囲気だ。長いまつげは、彼女のアッシュブロンドと同じ色で、儚げに美しい彼女の美貌を引き立てている。唇のはたにはほくろが一つあって、薄桃の口紅とあいまって、なんとも妖艶な雰囲気である。だというのに男をもてあそぶような雰囲気はなく、純白の婚礼衣装に身を包んだジャスミンは、清楚な空気をまとっている。そんな彼女が物憂げに瞼を伏せて思い浮かべるのは、友の姿だ。
(もうきっと、アーロンも大人の男の人になっているわね)
記憶の中のアーロンは、華奢な少年の姿だ。白皙の肌にほんのりと薔薇のように色づいた赤い頬、艶を帯びた細いプラチナヘアに、ぱっちりとした碧の瞳。ほっそりとした身体つきに整った顔立ちは、少年にもかかわらず、少女のようだといつもからかわれていた。よく一緒に過ごしていたエルマーは年が三歳上とはいえ、かなり大柄で力の強い少年だったため、それも相まってアーロンは余計に周囲から弄られたものだ。そんな彼も八年も戦地に赴き、無事に帰ってくるという話だから大したものである。
(すごい美青年に育っているかしら。それとも背は低いまま?)
彼のことを考えるだけで、憂鬱な気持ちも簡単に吹き飛んでしまう。だがくすくすと笑ったところで、現実はすぐにやってきた。
「お嬢様、クロウリー伯爵様がいらっしゃいました」
部屋の外に待機していたメイドが部屋に入ってきて声をかける。
(……もう会えないかもしれないのに、わたくしったらばかみたい)
心の中で自分に毒づいて、それでもジャスミンはほんのりと淑女の微笑みを浮かべた。
「そう、ではお通しして」
「あの……お嬢様、クロウリー伯爵様は……」
おずおずとメイドが話しかけたところで、ノックもなくドアが開いた。
「ジャスミン」
ごく低い声が、花嫁の名前をあたかも昔馴染みかのように口にする。呼びかけと同時に入ってきたのは、壁のような男だった。
「え……?」
ぽかんとしてジャスミンが見上げたのは、その男が大きすぎるからだけではない。少し傷んではいるもののとかせば美しいであろうプラチナヘアに、碧の瞳。それは、つい先ほどまで頭に思い浮かべていた少年の特徴とぴったり同じだ。だが、記憶と違って、朗らかな笑顔ではなくむっつりと唇を引き結んでいるし、何よりも身体が大違いだ。
「アーロン、なの……?」
「ああ」
全く聞き覚えのない声でむっつりとした短い返事がくる。それでジャスミンはぽかんとしてしまった。いかに成長期を戦地で過ごしたとはいえ、八年前はジャスミンよりわずかに背が低いくらいだったのに、今では隣に並んだメイドより頭三つは大きいのではないか。今は離れているからかろうじて目線を上にあげるだけで彼の顔が見えるが、隣にいたらこれでは目線を合わせるのにも一苦労だ。おまけに壁のような男——アーロンは背が高いだけではない。おそらく実戦で鍛えられたであろう、全身のもりもりと隆起した筋肉は服をまとっていてさえ隠しきれず存在を主張している。結婚式のために彼は礼服を身にまとっているものの、まるで今にでも戦地に赴きそうな覇気がある。腰に武器が下げられていないのが不思議なくらいだ。
(あのアーロンが、こんなに大きく……?)
ぼーっと見つめていると、その視線をどう思ったのだろう。アーロンは眉間に皺を寄せた。整った顔立ちは青年になっても同じだ。だが、愛くるしいばかりだった美少年は、いかつい筋肉もあいまって大人の今は顔をしかめるだけで壮絶に険しく恐ろしく見える。
「ジャスミン、残念ながら、あなたの結婚相手は俺だ」
ぼんやりとしたままその台詞を聞いたジャスミンは、一瞬理解ができなかった。
(クロウリー伯爵様じゃなくて?)
その戸惑いを口にできないままアーロンを見つめていると、舌打ちをした彼がずんずんと進み出て、エスコートのための手を差し出した。条件反射で手を重ねれば、アーロンは乱暴にも思える勢いで腕に絡めさせ、歩き出してそのまま彼女を連れて廊下へと出た。
(わたくしが? アーロンと?)
アーロンはカトラル男爵家の三男で、本来なら侯爵令嬢であるジャスミンと結婚できるはずもない身分である。なのにアーロンは当然のようにジャスミンを連れ歩いているし、メイドたちも誰もそれを咎めない。真隣を歩くアーロンは視線が合わないが、険しい表情をしているように見える。さっきまで見ず知らずの人と結婚するのだと思っていたところへのこの話だ。事情を説明してくれさえしないアーロンに、あまりのことで問いかけることさえ思いつかないジャスミンである。そんなぽやぽやとした彼女が転ばずに歩けているのは、アーロンの歩幅がさっきに比べて小さく、スピードも緩やかだからだろう。むっつりと黙ったままエスコートする彼をぽーっと見つめながら歩いていると、いつの間にか結婚式の会場へと連れてこられていた。
その間に、父であるグリフィス侯爵と挨拶を交わしたり、いつの間にか帰還していたエルマーに声をかけられたりもした。おまけに、今回の結婚について、アーロンが戦争の英雄となってクロウリーの家名と伯爵位を与えられたため、ジャスミンを娶ることになったのだという経緯まで説明されていたが、ジャスミンはずっと上の空だった。それでも返事だけはしていたので、侯爵令嬢の淑女教育もばかにならない。
精悍でたくましい男になったアーロンに終始見惚れていたジャスミンの意識が現実に引き戻されたのは、次の声をかけられたときだった。
「貴女はアーロン・クロウリーを夫とし、生涯の愛を誓いますか?」
「……」
「ジャスミン・グリフィス?」
一度目の問いかけで答えなかったばかりに、結婚の宣誓を担当する司祭が低い声を出した。
「あ……っ」
恥じ入るように小さく声をあげたジャスミンはそこでようやく実感した。
(わたくし、アーロンのお嫁さんになるのね……?)
伏し目がちになったジャスミンは微かに震えて、小さく頷いた。今、声を出したら甲高い声で叫んでしまいそうだったからだ。そのわかりにくい意志表示でも、誓いに応えたことになるのだろう。司祭は不満そうであったものの、アーロンにも目を向けた。
「アーロン・クロウリー。あなたはジャスミン・グリフィスを妻とし……」
「一生愛すると誓います」
こちらの宣誓も普通ではない。言葉を遮られた司祭はますます不満そうだ。だが、職務は果たしてくれるらしい。
「では誓いの口づけを」
司祭が促すと同時に、ジャスミンの顎がすくわれて、上向かされる。その指は太くたくましい。
(綺麗な瞳……)
うっとりと見つめるジャスミンは、ふるりと肩を揺らして、瞼を伏せる。その唇に、乾いたぬくもりが重なってすぐに離れる。
「新たな夫婦に祝福を」
宣言と共に、会場の親族たちから拍手が沸いた。こうして、ジャスミンがぼんやりとしている間に二人は夫婦になってしまったのである。
『ジャスミン・グリフィス侯爵令嬢に英雄であるクロウリー伯爵との婚姻を命ずる』
封蝋も書簡に押された印も、王家の紋章で間違いない。これは勅書である。
この件について、グリフィス侯爵は「戦争が終わってやっとふさわしい結婚相手を探せるはずだったろう!」と嘆いていた。というのも、戦争の間は適齢期で結婚相手にふさわしい貴族令息は皆、戦地に赴いていたのだ。だからこそ、戦争が始まる前に婚約者を得られなかったジャスミンは、戦争が終わってようやく婚約者を探せると思っていた。とはいえ、いくら嘆いたところで王命に逆らうことなんでてきないのだから仕方あるまい。
(クロウリー伯爵様……聞き覚えのないお名前だわ。お会いしたこともない方と結婚でも関係ない。……どうせ、わたくしは好きな方と添い遂げることなんてできないのだから……)
戦争が終わると同時にグリフィス侯爵はジャスミンを結婚させるつもりだったから、婚礼衣装だけは仕立てててあった。王命の書簡が届いた翌月には、ジャスミンの婚礼の準備は整い、そしてクロウリー伯爵がジャスミンを迎えに来る日がやってきた。
(何もアーロンとエルマーたちが帰ってくる日に結婚式をしなくともいいのに。これじゃあ、クロウリー伯爵様との結婚式でアーロンたちと話す時間もないかもしれないわ)
アーロンとエルマーというのは、八年前戦地に赴いたのち、ずっと会えていない友の名だ。結婚をすればすぐに会えなくなるのは道理としても、少し話す時間くらいはあると思っていたのに。
そんなふうに嘆いても、ジャスミンはすでにクロウリー伯爵に嫁ぐための婚礼衣装に身を包んでいる。支度を終えて鏡に映る彼女の姿は一言で言って美しかった。
やや垂れ気味の目は淡い青色の瞳と相まってなんとも優しげな雰囲気だ。長いまつげは、彼女のアッシュブロンドと同じ色で、儚げに美しい彼女の美貌を引き立てている。唇のはたにはほくろが一つあって、薄桃の口紅とあいまって、なんとも妖艶な雰囲気である。だというのに男をもてあそぶような雰囲気はなく、純白の婚礼衣装に身を包んだジャスミンは、清楚な空気をまとっている。そんな彼女が物憂げに瞼を伏せて思い浮かべるのは、友の姿だ。
(もうきっと、アーロンも大人の男の人になっているわね)
記憶の中のアーロンは、華奢な少年の姿だ。白皙の肌にほんのりと薔薇のように色づいた赤い頬、艶を帯びた細いプラチナヘアに、ぱっちりとした碧の瞳。ほっそりとした身体つきに整った顔立ちは、少年にもかかわらず、少女のようだといつもからかわれていた。よく一緒に過ごしていたエルマーは年が三歳上とはいえ、かなり大柄で力の強い少年だったため、それも相まってアーロンは余計に周囲から弄られたものだ。そんな彼も八年も戦地に赴き、無事に帰ってくるという話だから大したものである。
(すごい美青年に育っているかしら。それとも背は低いまま?)
彼のことを考えるだけで、憂鬱な気持ちも簡単に吹き飛んでしまう。だがくすくすと笑ったところで、現実はすぐにやってきた。
「お嬢様、クロウリー伯爵様がいらっしゃいました」
部屋の外に待機していたメイドが部屋に入ってきて声をかける。
(……もう会えないかもしれないのに、わたくしったらばかみたい)
心の中で自分に毒づいて、それでもジャスミンはほんのりと淑女の微笑みを浮かべた。
「そう、ではお通しして」
「あの……お嬢様、クロウリー伯爵様は……」
おずおずとメイドが話しかけたところで、ノックもなくドアが開いた。
「ジャスミン」
ごく低い声が、花嫁の名前をあたかも昔馴染みかのように口にする。呼びかけと同時に入ってきたのは、壁のような男だった。
「え……?」
ぽかんとしてジャスミンが見上げたのは、その男が大きすぎるからだけではない。少し傷んではいるもののとかせば美しいであろうプラチナヘアに、碧の瞳。それは、つい先ほどまで頭に思い浮かべていた少年の特徴とぴったり同じだ。だが、記憶と違って、朗らかな笑顔ではなくむっつりと唇を引き結んでいるし、何よりも身体が大違いだ。
「アーロン、なの……?」
「ああ」
全く聞き覚えのない声でむっつりとした短い返事がくる。それでジャスミンはぽかんとしてしまった。いかに成長期を戦地で過ごしたとはいえ、八年前はジャスミンよりわずかに背が低いくらいだったのに、今では隣に並んだメイドより頭三つは大きいのではないか。今は離れているからかろうじて目線を上にあげるだけで彼の顔が見えるが、隣にいたらこれでは目線を合わせるのにも一苦労だ。おまけに壁のような男——アーロンは背が高いだけではない。おそらく実戦で鍛えられたであろう、全身のもりもりと隆起した筋肉は服をまとっていてさえ隠しきれず存在を主張している。結婚式のために彼は礼服を身にまとっているものの、まるで今にでも戦地に赴きそうな覇気がある。腰に武器が下げられていないのが不思議なくらいだ。
(あのアーロンが、こんなに大きく……?)
ぼーっと見つめていると、その視線をどう思ったのだろう。アーロンは眉間に皺を寄せた。整った顔立ちは青年になっても同じだ。だが、愛くるしいばかりだった美少年は、いかつい筋肉もあいまって大人の今は顔をしかめるだけで壮絶に険しく恐ろしく見える。
「ジャスミン、残念ながら、あなたの結婚相手は俺だ」
ぼんやりとしたままその台詞を聞いたジャスミンは、一瞬理解ができなかった。
(クロウリー伯爵様じゃなくて?)
その戸惑いを口にできないままアーロンを見つめていると、舌打ちをした彼がずんずんと進み出て、エスコートのための手を差し出した。条件反射で手を重ねれば、アーロンは乱暴にも思える勢いで腕に絡めさせ、歩き出してそのまま彼女を連れて廊下へと出た。
(わたくしが? アーロンと?)
アーロンはカトラル男爵家の三男で、本来なら侯爵令嬢であるジャスミンと結婚できるはずもない身分である。なのにアーロンは当然のようにジャスミンを連れ歩いているし、メイドたちも誰もそれを咎めない。真隣を歩くアーロンは視線が合わないが、険しい表情をしているように見える。さっきまで見ず知らずの人と結婚するのだと思っていたところへのこの話だ。事情を説明してくれさえしないアーロンに、あまりのことで問いかけることさえ思いつかないジャスミンである。そんなぽやぽやとした彼女が転ばずに歩けているのは、アーロンの歩幅がさっきに比べて小さく、スピードも緩やかだからだろう。むっつりと黙ったままエスコートする彼をぽーっと見つめながら歩いていると、いつの間にか結婚式の会場へと連れてこられていた。
その間に、父であるグリフィス侯爵と挨拶を交わしたり、いつの間にか帰還していたエルマーに声をかけられたりもした。おまけに、今回の結婚について、アーロンが戦争の英雄となってクロウリーの家名と伯爵位を与えられたため、ジャスミンを娶ることになったのだという経緯まで説明されていたが、ジャスミンはずっと上の空だった。それでも返事だけはしていたので、侯爵令嬢の淑女教育もばかにならない。
精悍でたくましい男になったアーロンに終始見惚れていたジャスミンの意識が現実に引き戻されたのは、次の声をかけられたときだった。
「貴女はアーロン・クロウリーを夫とし、生涯の愛を誓いますか?」
「……」
「ジャスミン・グリフィス?」
一度目の問いかけで答えなかったばかりに、結婚の宣誓を担当する司祭が低い声を出した。
「あ……っ」
恥じ入るように小さく声をあげたジャスミンはそこでようやく実感した。
(わたくし、アーロンのお嫁さんになるのね……?)
伏し目がちになったジャスミンは微かに震えて、小さく頷いた。今、声を出したら甲高い声で叫んでしまいそうだったからだ。そのわかりにくい意志表示でも、誓いに応えたことになるのだろう。司祭は不満そうであったものの、アーロンにも目を向けた。
「アーロン・クロウリー。あなたはジャスミン・グリフィスを妻とし……」
「一生愛すると誓います」
こちらの宣誓も普通ではない。言葉を遮られた司祭はますます不満そうだ。だが、職務は果たしてくれるらしい。
「では誓いの口づけを」
司祭が促すと同時に、ジャスミンの顎がすくわれて、上向かされる。その指は太くたくましい。
(綺麗な瞳……)
うっとりと見つめるジャスミンは、ふるりと肩を揺らして、瞼を伏せる。その唇に、乾いたぬくもりが重なってすぐに離れる。
「新たな夫婦に祝福を」
宣言と共に、会場の親族たちから拍手が沸いた。こうして、ジャスミンがぼんやりとしている間に二人は夫婦になってしまったのである。
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