ぽっちゃりおっさん異世界ひとり旅〜目指せSランク冒険者〜

ぽっちゃりおっさん

文字の大きさ
58 / 127
中級冒険者

ジェシカ

しおりを挟む
 [くにどんハウス]の前に人が立っている。

 一緒にダンジョンに行ったジェシカだ!?

 「ジェシカどうしたの?」

 「あんだけ金貨稼いだら、地味に薬草採取してるの馬鹿らしくなっちゃって、途中で切り上げちゃった!」

 「汗かいたんで、またお風呂に入れてもらえたらなぁ~って!」

 「ジェシカお前甘えんなよ!まあとりあえず入りな!」
 
 「わーい!くにどんのそういう所が好きなんでだよね!」

 「ジェシカ子供のくせに、大人ぶるんじゃないよ。」

 応接室に案内して、僕は今からご飯を食べると告げると

 「ちょっとちょっと?私の分もある?」

 「あっそういえば、ダンジョンの時に余計に買った弁当をジェシカとクロードに返してなかった!まあいいか!それ食べる?」

 「腐ってないの?」

 「アイテムボックスの中は腐らないんだよ。」

 「くにどんばっかりずるいなあ!私も便利スキルが欲しいなあ……」

 弁当を食べながら、お互いに今日の行動を教えあった。

 「大丈夫よ、くにどん。ファミリーだって馬鹿じゃないわ。報復に来たら、ギルドに楯突く事になるから、ただじゃ済まなくなる事ぐらい計算するわよ。」

 ジェシカにも言われて僕は少し安心してきた。12歳の子供に、中身はおっさんの僕が慰められた……

 「私今まで友達が居なくて……くにどんとクロードが、初めて友達になってくれたみたいで嬉しかったんだ。」

 「僕で良かったら、友達だよ!僕からしたら妹みたいな感じだけどね。」

 「くにどんありがとう!じゃお風呂入ってくるね。」

 ジェシカはすっかり自分の家の様に振る舞っている。

 「あ~いいお湯だった~お風呂って最高ね。」

 「ウチの家にもつけて貰おうかしら?」

 「ジェシカの家はどの辺なの?」

 「あっほら、私の家はほら、あっちの方よ。」

 要領を得ない答えが帰ってきた。

 「弁当も食べて、お風呂も入らせてもらって今日も泊まりたいけど。2日も続けて泊まったら怒られちゃうから、帰ろうっと。」

 「それじゃね!くにどん!ありがとね!また。」

 「ジェシカまたね!」

 居ればうるさいけど、居なくなると急に静かになり寂しい感じがする。

 僕もお風呂に入ろう。

 「あ~最高だ~!」とお湯を満喫していると、

 ガシャーン!

 何か大きな音がした。

 お風呂を急いで出た僕は、音がした方向へ急いだ。

 ガラスが割られ飛び散っている。

 大きな石に紙が巻きつけられている。

 僕は嫌な予感がして紙を開いた。
 
 《警備の犬へ》

 《お前の家から出た女の子を預かった。

 お前は、俺達に対して許されざる事をした。

 その身をもって謝罪せよ。

 女の子を五体満足で帰したければ、工場跡地に1人で来い。》

 と工場跡地の地図が載せてある。

 僕の心臓が高鳴っていた。
しおりを挟む
感想 78

あなたにおすすめの小説

辺境貴族ののんびり三男は魔道具作って自由に暮らします

雪月夜狐
ファンタジー
書籍化決定しました! (書籍化にあわせて、タイトルが変更になりました。旧題は『辺境伯家ののんびり発明家 ~異世界でマイペースに魔道具開発を楽しむ日々~』です) 壮年まで生きた前世の記憶を持ちながら、気がつくと辺境伯家の三男坊として5歳の姿で異世界に転生していたエルヴィン。彼はもともと物作りが大好きな性格で、前世の知識とこの世界の魔道具技術を組み合わせて、次々とユニークな発明を生み出していく。 辺境の地で、家族や使用人たちに役立つ便利な道具や、妹のための可愛いおもちゃ、さらには人々の生活を豊かにする新しい魔道具を作り上げていくエルヴィン。やがてその才能は周囲の人々にも認められ、彼は王都や商会での取引を通じて新しい人々と出会い、仲間とともに成長していく。 しかし、彼の心にはただの「発明家」以上の夢があった。この世界で、誰も見たことがないような道具を作り、貴族としての責任を果たしながら、人々に笑顔と便利さを届けたい——そんな野望が、彼を新たな冒険へと誘う。

バーンズ伯爵家の内政改革 ~10歳で目覚めた長男、前世知識で領地を最適化します

namisan
ファンタジー
バーンズ伯爵家の長男マイルズは、完璧な容姿と神童と噂される知性を持っていた。だが彼には、誰にも言えない秘密があった。――前世が日本の「医師」だったという記憶だ。 マイルズが10歳となった「洗礼式」の日。 その儀式の最中、領地で謎の疫病が発生したとの凶報が届く。 「呪いだ」「悪霊の仕業だ」と混乱する大人たち。 しかしマイルズだけは、元医師の知識から即座に「病」の正体と、放置すれば領地を崩壊させる「災害」であることを看破していた。 「父上、お待ちください。それは呪いではありませぬ。……対処法がわかります」 公衆衛生の確立を皮切りに、マイルズは領地に潜む様々な「病巣」――非効率な農業、停滞する経済、旧態依然としたインフラ――に気づいていく。 前世の知識を総動員し、10歳の少年が領地を豊かに変えていく。 これは、一人の転生貴族が挑む、本格・異世界領地改革(内政)ファンタジー。

転生無双なんて大層なこと、できるわけないでしょう! 公爵令息が家族、友達、精霊と送る仲良しスローライフ

幸運寺大大吉丸◎ 書籍発売中
ファンタジー
アルファポリス様より書籍化! 転生したラインハルトはその際に超説明が適当な女神から、訳も分からず、チートスキルをもらう。 どこに転生するか、どんなスキルを貰ったのか、どんな身分に転生したのか全てを分からず転生したラインハルトが平和な?日常生活を送る話。 - カクヨム様にて、週間総合ランキングにランクインしました! - アルファポリス様にて、人気ランキング、HOTランキングにランクインしました! - この話はフィクションです。

底辺から始まった俺の異世界冒険物語!

ちかっぱ雪比呂
ファンタジー
 40歳の真島光流(ましまみつる)は、ある日突然、他数人とともに異世界に召喚された。  しかし、彼自身は勇者召喚に巻き込まれた一般人にすぎず、ステータスも低かったため、利用価値がないと判断され、追放されてしまう。  おまけに、道を歩いているとチンピラに身ぐるみを剥がされる始末。いきなり異世界で路頭に迷う彼だったが、路上生活をしているらしき男、シオンと出会ったことで、少しだけ道が開けた。  漁れる残飯、眠れる舗道、そして裏ギルドで受けられる雑用仕事など――生きていく方法を、教えてくれたのだ。  この世界では『ミーツ』と名乗ることにし、安い賃金ながらも洗濯などの雑用をこなしていくうちに、金が貯まり余裕も生まれてきた。その頃、ミーツは気付く。自分の使っている魔法が、非常識なほどチートなことに――

ヒロインですが、舞台にも上がれなかったので田舎暮らしをします

未羊
ファンタジー
レイチェル・ウィルソンは公爵令嬢 十二歳の時に王都にある魔法学園の入学試験を受けたものの、なんと不合格になってしまう 好きなヒロインとの交流を進める恋愛ゲームのヒロインの一人なのに、なんとその舞台に上がれることもできずに退場となってしまったのだ 傷つきはしたものの、公爵の治める領地へと移り住むことになったことをきっかけに、レイチェルは前世の夢を叶えることを計画する 今日もレイチェルは、公爵領の片隅で畑を耕したり、お店をしたりと気ままに暮らすのだった

【書籍化決定!】神のミスで転生したけど、幼児化しちゃった!〜もふもふと一緒に、異世界ライフを楽しもう!〜

一ノ蔵(いちのくら)
ファンタジー
☆皆様のおかげで、書籍化が決定致しました!3月中旬頃、発売予定です。よろしくお願い致します。 ※第18回ファンタジー小説大賞にて、奨励賞を受賞しました!投票して頂いた皆様には、感謝申し上げますm(_ _)m ✩物語は、ゆっくり進みます。冒険より、日常に重きありの異世界ライフです。 【あらすじ】 神のミスにより、異世界転生が決まったミオ。調子に乗って、スキルを欲張り過ぎた結果、幼児化してしまった!   そんなハプニングがありつつも、ミオは、大好きな異世界で送る第二の人生に、希望いっぱい!  事故のお詫びに遣わされた、守護獣神のジョウとともに、ミオは異世界ライフを楽しみます! カクヨム(吉野 ひな)様にも投稿しています。

『異世界ごはん、はじめました!』 ~料理研究家は転生先でも胃袋から世界を救う~

チャチャ
ファンタジー
味のない異世界に転生したのは、料理研究家の 私!? 魔法効果つきの“ごはん”で人を癒やし、王子を 虜に、ついには王宮キッチンまで! 心と身体を温める“スキル付き料理が、世界を 変えていく-- 美味しい笑顔があふれる、異世界グルメファン タジー!

セーブポイント転生 ~寿命が無い石なので千年修行したらレベル上限突破してしまった~

空色蜻蛉
ファンタジー
枢は目覚めるとクリスタルの中で魂だけの状態になっていた。どうやらダンジョンのセーブポイントに転生してしまったらしい。身動きできない状態に悲嘆に暮れた枢だが、やがて開き直ってレベルアップ作業に明け暮れることにした。百年経ち、二百年経ち……やがて国の礎である「聖なるクリスタル」として崇められるまでになる。 もう元の世界に戻れないと腹をくくって自分の国を見守る枢だが、千年経った時、衝撃のどんでん返しが待ち受けていて……。 【お知らせ】6/22 完結しました!

処理中です...