ぽっちゃりおっさん異世界ひとり旅〜目指せSランク冒険者〜

ぽっちゃりおっさん

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中級冒険者

工場跡地

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 僕は、工場跡地へ走った。

 [くにどんハウス]から、ジェシカが出る所を、ノストラ・ファミリーに見られていたんだろう。

 ジェシカを妹の様に思えてきてたのに、こんな事になるなんて……

 工場跡地についた。不安で胸が張り裂けそうになる。正面の扉は半開きで開いている。

 行こう!と心構えをして工場跡地に入っていった。

 奥に男達が数人立っている。

 ジェシカは縛られて猿ぐつわをされている。

 『ウーウー!』

 必死に何か伝えようと訴えかけている。

 「ジェシカ大丈夫か?ゴメンな?」
 
 ジェシカは涙目になりながら、首を横に振り喚いている。

 「おい!にいちゃん。お前自分が何をしたか分かっているよな?」

 「指名手配の犯罪者を捕縛した事か?」

 「それが何か悪いのか?」

 「にいちゃん自分の立場が分かってない様だな?よしやれ!」

 ジェシカの横にいる男達が、ジェシカの腕の内側にナイフを突き刺した!

 『ウーウー!』

 ジェシカが泣き喚く。

 「分かった!やめてくれ!僕は何をすればいい?」

 ジェシカに危害が及ばないように、なんとか助けださなければ。

 「まず腰の短剣を外してコッチへ放れ!」

 「下手な事するなよ。女の子がどうなるか分かっているな?」

 僕は身体強化をかけて隙を伺っていた。

 「にいちゃん分かってないな?よしやれ!」

 今度はジェシカの反対の腕の内側にナイフを突き刺した。

 「身体強化を誰がかけていいと言った?オーラで分かるんだよ!止めれよ!」

 僕は言われるがままに身体強化を止めた。

 「まずはここに正座しろ!」

 正座した瞬間、角材で背中を殴られた。

 「ちゃんと座れよ。」

 前につんのめった僕の身体を、起こす様に、男の靴先で僕の顎を持ち上げた。

 次の瞬間、男の足が僕の横顔を蹴り上げてきた。

 今度は僕は横向きに倒れた。

 「なんで俺達のファミリーに目をつけたんだ?ん?」

 横向きに倒れた僕の顔を靴で踏みつけてくる。

 人質を取られ、抵抗出来ない僕をボコボコに蹴りつける。

 「言わねーようなら、言いたくなるようにするか?」

 ナイフを取り出し、今度は僕の腕の内側に突き刺した。

 腕に冷たい感覚がきたと思うと、急に熱くなり血とともに痛みが襲ってくる。

 「女の子は両手だったな!」

 と反対側の腕にも突き刺した。

 僕は痛みをこらえて

 「あなたが親分ですか?」

 「俺が親分?親分はお前みたいな小物を相手にしねーよ。」

 と一言言う度に蹴りつけてくる。

 僕に注意が向いてる間はジェシカには手を出されてないようだ。

 「親分さんに、直接謝罪と謝罪金をお支払いしたいのですが?」

 「ほう!?お前今いくら持ってるんだ!?』

 「今は金貨50枚ぐらいです。」

 「あんな立派な御屋敷に住んでたら、そんぐらいはあるよな?でもそれじゃ足りねーな?」

 「親分さんの所で相談させて下さい。」

 男はしばらく考え

 「よし分かった!変なマネするんじゃねーぞ!おいお前ら馬車を用意しろ。」

 ジェシカの周りにいた男達がジェシカの側を離れた。

 次の瞬間、僕の頭上に何か降ってきた。
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