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中級冒険者
麗しのお姫様
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「くにどんお前何をした?」
警備隊長は、僕を舐めるように見ている。
「くにどん釈放だ。外に出ろ!いいか、俺はお前を無罪だと思ってないからな。」
取り調べ室から出た僕は、応接室に案内された。
「ここでお待ち下さい。」
下っ端の警備員が、僕の側に立つ。なんだ?と僕が不審に思っているとドアが開いた。
上品な身なりの男性と美しいお姫様のような、若い女性が入ってきた。
なんだろうと僕は思っていると、美しいお姫様のような女性が僕の方に、ニヤリと笑顔を見せる。
えええ!?
「ジェシカ!?」
「ちょっとちょっと?気付くのが遅いわよ!」
ゴホンゴホン
上品な身なりの男性が咳払いをする。
トントン!
ドアをノックする音が聞こえたかと思うと、ドアが開き、男性が2人入ってきた。
「これはこれは、王女様。警備大臣もようこそいらしゃいました。」
王女様?警備大臣?
「このようなむさ苦しい所に足を運んで頂き恐縮です。この容疑者がいかがしましたか?」
「警備署長!このくにどんという男が、反社会勢力と繋がっているという確固とした証拠があるのですか?」
ジェシカが凛とした姿勢で警備署長を問い詰めている。
「署長どうなんだい?このくにどんという男は、王女様の命を救った英雄だと聞いているが?」
警備大臣と呼ばれた男性が援護をする。
「失礼致します。先程、壊滅したノストラ・ファミリーから押収した[ポーション類]が全てこのくにどんの作製した物だったのであります。恐らく、ファミリーとくにどんが裏で繋がっていて、取引していたのだと思われます。」
警備隊長が、身を硬くしながら述べている。
「あら?警備隊長おかしいわね?長年指名手配がかかっていたノストラ・ファミリーをくにどん1人で壊滅させたと聞いていますわよ?警備はずっと捕まえられなかったんじゃないのかしら?」
ジェシカが厳しく切り返す。いいぞジェシカ!
「どうなんだね?隊長!」
警備署長は、部下の隊長に責任を押し付けるつもりだ。
「は!それはそうなんですが……」
「それに署長!わたくしは数日くにどんと共に過ごしてきましたが、おかしな素ぶりは何もございませんでしたよ?それともわたくしの見る目がないとでも仰るのかしら?」
「いえ全くそのような事は…隊長!くにどんさんは、お帰り頂いてもいいかね?」
署長が隊長に問いただす。
「それはその……問題ありません……」
隊長は苦虫を噛み潰したような表情をしている。
「それでは、くにどんさん捜査にご協力頂きありがとうございます。お帰りになられて結構です。」
厄介払いが出来たと言わんばかりの署長の態度である。
状況がよく分からないが、僕は警備署の取調べを終えて帰ってもいいようだ。
警備署を出ると、ジェシカと警備大臣が事の説明をはじめた。
警備隊長は、僕を舐めるように見ている。
「くにどん釈放だ。外に出ろ!いいか、俺はお前を無罪だと思ってないからな。」
取り調べ室から出た僕は、応接室に案内された。
「ここでお待ち下さい。」
下っ端の警備員が、僕の側に立つ。なんだ?と僕が不審に思っているとドアが開いた。
上品な身なりの男性と美しいお姫様のような、若い女性が入ってきた。
なんだろうと僕は思っていると、美しいお姫様のような女性が僕の方に、ニヤリと笑顔を見せる。
えええ!?
「ジェシカ!?」
「ちょっとちょっと?気付くのが遅いわよ!」
ゴホンゴホン
上品な身なりの男性が咳払いをする。
トントン!
ドアをノックする音が聞こえたかと思うと、ドアが開き、男性が2人入ってきた。
「これはこれは、王女様。警備大臣もようこそいらしゃいました。」
王女様?警備大臣?
「このようなむさ苦しい所に足を運んで頂き恐縮です。この容疑者がいかがしましたか?」
「警備署長!このくにどんという男が、反社会勢力と繋がっているという確固とした証拠があるのですか?」
ジェシカが凛とした姿勢で警備署長を問い詰めている。
「署長どうなんだい?このくにどんという男は、王女様の命を救った英雄だと聞いているが?」
警備大臣と呼ばれた男性が援護をする。
「失礼致します。先程、壊滅したノストラ・ファミリーから押収した[ポーション類]が全てこのくにどんの作製した物だったのであります。恐らく、ファミリーとくにどんが裏で繋がっていて、取引していたのだと思われます。」
警備隊長が、身を硬くしながら述べている。
「あら?警備隊長おかしいわね?長年指名手配がかかっていたノストラ・ファミリーをくにどん1人で壊滅させたと聞いていますわよ?警備はずっと捕まえられなかったんじゃないのかしら?」
ジェシカが厳しく切り返す。いいぞジェシカ!
「どうなんだね?隊長!」
警備署長は、部下の隊長に責任を押し付けるつもりだ。
「は!それはそうなんですが……」
「それに署長!わたくしは数日くにどんと共に過ごしてきましたが、おかしな素ぶりは何もございませんでしたよ?それともわたくしの見る目がないとでも仰るのかしら?」
「いえ全くそのような事は…隊長!くにどんさんは、お帰り頂いてもいいかね?」
署長が隊長に問いただす。
「それはその……問題ありません……」
隊長は苦虫を噛み潰したような表情をしている。
「それでは、くにどんさん捜査にご協力頂きありがとうございます。お帰りになられて結構です。」
厄介払いが出来たと言わんばかりの署長の態度である。
状況がよく分からないが、僕は警備署の取調べを終えて帰ってもいいようだ。
警備署を出ると、ジェシカと警備大臣が事の説明をはじめた。
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