ぽっちゃりおっさん異世界ひとり旅〜目指せSランク冒険者〜

ぽっちゃりおっさん

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上級冒険者

遠征準備

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 「僕がAランク冒険者になれたのは、ドラゴンの素材をくれたウィーヴィルと、装備を作製してくれたクロードのおかげだよ。」

 僕は、2人?(1人と1匹)に御礼を言った。

 「くにどんこれからどうするんだ?」

 「この黒竜から、胸の踊るような冒険譚を聞いたんだ。ドラゴンがいつまでも街に居るのも好ましくないだろうし、黒竜と旅に出たいと思っている。」

 『おい、我は旅に出るとは同意しておらんぞ』

 「ウィーヴィルがいた、ドラゴンの国に連れて行ってくれないか?」

 『ふーむ、アルテノンにか?我も長い事行っておらんからな。そうじゃの……くにどんよ。行ってみるか?』

 ドラゴンは乗り気になったようだ。

 しばらく街を空けるとなれば、準備がいる。

 数日準備を行ない出発する事にしよう。

 「ウィーヴィル?お前に乗せてくれるんだよな?」

 『当たり前だろう!小さき者のヨチヨチ歩く速度に合わせるわけはなかろう。』

 「それなら、お前の上に乗るには長時間乗るにはキツイんだ。首の根元に鞍を付けて、首に手綱を付けてもいいかな?」

 『万物の頂点であるドラゴンが、馬のようじゃな。仕方あるまい。我が苦しくないように、しかと調整せよ。』

 ちょうどクロードがいる。クロードに鞍とアブミ、手綱たづなの作製を依頼した。

 「こいつ急にガブッと噛みついたりしないだろうな?」クロードはおっかなびっくり、ドラゴンの寸法を測った。

 革製の鞍、鉄製のアブミ、革製の手綱たづなを作製してもらう事にした。

 「じゃクロード頼むぞ!」

 「ああ!しっかりしたのを作製するぜ!ドラゴンの鞍なんか作るのも俺が最初じゃねーか?」

 ドラゴン装備に続き、ドラゴンの鞍や手綱を作るという名誉にクロードは喜んでいる。

 「ウィーヴィルはじっとしてるんだぞ!」

 『お主は、どうも我を赤ちゃんのように思ってはおらんか?言われんでも人族と揉めるつもりはないわい。』

 僕は、留守にする間の商会の指示を出していく。

 料理部門のソフィには、まずドラゴンが食べる用のブタイノシシの丸焼きを出来る限りの数作ってもらう事にした。

 串焼き、唐揚げも頼み、僕用の弁当も数多く作って貰うように頼んだ。

 留守の間に、立ち飲み屋、居酒屋が完成したら、統括マネージャーのアントニオ、会計経理担当のエリザと協力してオープンして貰うよう頼んだ。

 回復魔法、解毒魔法を付与した魔石を、[ローマン][ナホリ]のギルマスに数個渡して、冒険者達の死傷率軽減に役立てて貰いたい。

 アントニオに、ギルマス達に魔石を届け、趣旨を説明して貰うようにお願いした。

 統括マネージャーのアントニオ、会計経理担当のエリザには、利益が出たら、商会や上層部だけ儲かる事はせず、従業員に充分に報酬を与えるように指示を出した。

 各部門の責任者達幹部の合議制により、商会の決定事項を執行して貰うようにした。

 商会に指示を出して安心した僕は、ポーション作製や魔石に魔法を付与する作業に時間を費やした。

 ◇ ◇ ◇ ◇

 準備に丸一日費やし、僕は黒竜ウィーヴィルに鞍とアブミ、手綱たづなを装着してみた。

 乗り心地は段違いに良い。

 これならば、長時間の飛行にも耐えられるだろう。

 ドラゴン装備の第一人者となったクロードが、出来栄えに胸を張っている。

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