ぽっちゃりおっさん異世界ひとり旅〜目指せSランク冒険者〜

ぽっちゃりおっさん

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上級冒険者

ドラゴンの卵

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 話を聞いた、僕とウィーヴィルは言葉が出なかった。

 僕が口を開いた。

 「その異世界転生した男はどうなったのですか?まだ生きてるって事はないですよね?」

 人族の寿命は、100年もない。

 『分からんのじゃ。我も情報が全くないのじゃ。』

 「ドラゴンの卵はあるんですか?」

 ウィーヴィルが大声を出した!

 『卵!!ドラゴンの卵があるのですか??』

 『あるぞ!しかし何千年も孵っておらんからの。無事ならいいのじゃが……』

 『ウィーヴィルよ!動けるドラゴンは今のところソナタしかおらん。卵を無事に孵し、なんとかドラゴン族の復興を果たしてくれんか?』

 『もちろんです!卵はどこにありますか?』

 『そこの壁にソナタの鼻をつけるのじゃ!』

 壁が開きそこには、ドラゴンの卵が数十個並べて置いてあった。

 グオオオオオーー!!

 「ウィーヴィルうるさい~!」

 密室の中でウィーヴィルは咆哮をあげた。

 耳がジンジンする。

 『すまん、嬉しさが爆発してもうた!』

 『本来ならば、ここ古代都市アルテノンで幼竜を育てるのがいいじゃが…敵に襲われず、強き竜が守れるからの…しかし今は強き竜はおらず、惨殺した男が来るやもしれん……』

 「どこか落ち着いて隠れられる場所はご存知ないですか?」

 『そうじゃのう…男から守れて、竜が育てられる場所…人族は無理かの…エルフ族は強いが、未だ仲違いの状態じゃ…ドワーフ族は地下じゃからの…竜人族はどうじゃろうか……』

 竜人族!?

 小さなドラゴンで人型にもなれると以前ウィーヴィルに教えてもらった事がある。

 「ウィーヴィル!竜人族に知り合いいる?」

 『我が何年ダンジョンに居たと思ってるのじゃ。知り合いなどいるもんか!しかしここに来る途中に見た、エトナ火山の近くがアジトじゃと思うぞ!』

 黒竜など炎が好きな種族は、火山の近くでも問題なく生息出来るようだ。が白竜など氷の息を扱う種族は、火山の近くでは生息しにくいようだ。

 「どうする?ウィーヴィル?」

 『卵には白竜もいるようじゃの。やはりここで育てる方が良いじゃろうか?』

 『くにどんお主、卵はアイテムボックスに入れる事が出来るか?』

 試しに収納してみた。

 [黒竜の卵✖️1]
 [白竜の卵✖️1]

 と収納可能なようで、種族も判別するようだ。

 それならば、卵をアイテムボックスに収納して竜人族の所へ持っていく事は出来る。

 『ウシュルガム様、どうしたら良いでしょうか?』

 竜人の所に行っても不安がある。

 古代都市アルテノンで卵を孵しても不安がある。

 『卵をあちこち移動させて孵化しても不安じゃの。この卵達は、ドラゴン族の最後の希望なのじゃ。この上なく安全に扱わんとならん。』

 「という事は、まずその男が存命かどうかの調査が1番重要ですね!」

 男が存命していなければ、慣習通り古代都市アルテノンで育てるなのじゃが1番であろう。

 『くにどんよ!お主ドラゴン族の復興に協力してくれるのか?』
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