人生5周目!!5度目の人生はマッタリ冒険者になります。

ぽっちゃりおっさん

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ユートピア村

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 トイレもこの世界では、穴を掘った地面に用を足していく原始的なシステムである。そのため臭いがしたり、蝿が湧いたり不潔なのである。

 トイレで用を足し、レバーを引くと排泄物は洗浄と消滅の魔道具の効果により、綺麗さっぱりと消失するのである。

 浴室にも置いていたが、各部屋にも冷蔵庫を置いており、中には冷たく冷やした飲み物を用意している。滞在中好きに飲んでいいのである。基本ぬるい飲み物しか飲んでいないこの世界の人には、冷たい飲み物という物は、衝撃的であろう。

 さらに触れると水が出る洗面所、洋服を掛けるハンガー、洗濯バサミ、テーブルに置いたティッシュやコップ類、宿屋に置いてある全ての品物が、この世界の人間が味わった事がない至高の品物であろう。その至高の品物を滞在中に味わえ、気に入った品物は購入する事が可能なのだ。

 僕の家族も大満足のようだ。

 夕食の時間がやってきた。ヘルガが食堂まで案内を行なった。

 ホムンクルスの料理長による、これまた至高の料理だ。家族一同、腹がはち切れるほど食事を堪能した。

 食後は、2階の展望台にある空中露天風呂だ。

 ユートピア村を一望出来る2階の展望台から、夜空の下で露天風呂を楽しむ事が出来るのだ。

 部屋には、オセロなどのボードゲームも数種類用意してある。これはアル兄さんが特に気に入った様子であった。

 盛りだくさんの内容の一日が終わり、家族は床についた。フカフカなベッドは横になれば、あっという間に夢の世界にいざなう力がある。

 翌朝、皆スッキリとした目覚めであったようだ。

 子供達は、遊技場にもう一度行きたいと希望を出し、父親は、宿屋の2階の展望台露天風呂にゆっくり入りたいと言って話がまとまらない。

 結局、各々のしたい事をする自由行動に決まった。

 楽しい時間はあっという間に過ぎるもので、ユートピア村から帰る頃合いとなってしまった。

 「そろそろ帰らないといけない時間だ。このユートピア村の良かった点、悪かった点を聞かせて欲しいんだけど?」

 「良かった点は全て。悪かった点は時間が短過ぎる。」

 「それ私も!」「僕も!」

 家族ならば、改善点を言いやすいと思って感想を頼んでいたのだが、高評価ばかりであった。

 「ノア、こんな便利な魔道具をあまり安価で売り出すと、国家の中枢機関や貴族達など、今まで特権を受けていた層から反発が来るかもしれん。充分に注意しなさい。あと言いにくいが食器類やお風呂、トイレに冷蔵庫……宿屋にあった品物全て欲しいのだが……」

 
 
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