婚約破棄されたので、聖女になりました。けど、こんな国の為には働けません。自分の王国を建設します。

ぽっちゃりおっさん

文字の大きさ
7 / 62

 床は全て大理石だろうか?透き通るような白い床は、下を覗き込むと顔が反射で写るようだ。

 広さもかなり広く、人が何百人も入れそうだ。

 なんと豪華な館であろう。

 「それでは、館の中を案内させて頂きます。こちらはロビーですね。聖女様の認定がされますと沢山の人々が訪れる事でしょう。この広さのロビーでも一杯になるかもしれません。」

 なるほど、占いを聞きたい人々が来る事があるのかな?

 「こちらが応接室です。重要なお客様などが来られた時にお使いください。」

 「こちらは食堂です。サラ様も基本的には、こちらで食事をして頂きます。3食専属調理人が温かい食事を用意致します。美味しいと評判ですので楽しみにされていて下さい。事前に食べたい物の要求があれば、要求に沿う物もお出し出来ますので、遠慮なくお使い下さいませ。」

 ロビーに戻り、今までの反対側を案内された。

 「こちらは執務室となります。占いが出来る方は占いを、治療が出来る方は治療をと、その時々の聖女様の能力に応じた執務を執り行う部屋です。現在はサラ様しか居られませんので、サラ様の使い易いように、お部屋を替えて頂いて構いません。」

 執務室は、一階フロアのほぼ3分の1を占める広さがあり、テーブル、ソファー、机、椅子、長椅子、治療ベッドなどなど色々な設備が揃えられている。

 「それでは、3階の聖女様専用フロアに参ります。2階は、私達メイドや、調理人、その他この館に住む従業員の部屋や施設となります。」

 横幅が広い階段を上がり、3階にやってきた。

 階段の傍に小さな部屋がある。

 「3階は聖女様専用の居住フロアとなりますので、基本的に従業員は居ません。この小さな待機室にのみサラ様専属のメイドが常駐しますので、何かご用があれば、声をお掛け下さい。」

 私の住む部屋を見せてもらった。

 「わー素敵!」

 広々としたリビングがあった。

 高級そうなソファーにテーブルが置かれている。

 今は火が入っていないが暖炉もある。

 リビングの奥には、さらに部屋があるようだ。

 本棚に書籍がびっしりと入っている。机と椅子も用意された書斎である。

 こちらはお風呂だ。木の匂いが良い浴槽に、魔道具の効果で、いつでもお湯が張られているみたいだ。その横にはトイレもある。

 寝室も別に用意されている。フカフカなベッドは、横になればすぐに寝てしまいそうな気持ちの良さだ。

 素晴らしい生活環境を与えられた。これも女神様が聖女としての能力を授けてくれたからだ。私は寝る前に毎日、女神様に感謝を捧げようと心に決めた。
 
感想 52

あなたにおすすめの小説

偽聖女の汚名を着せられ婚約破棄された元聖女ですが、『結界魔法』がことのほか便利なので魔獣の森でもふもふスローライフ始めます!

南田 此仁@書籍発売中
恋愛
「システィーナ、今この場をもっておまえとの婚約を破棄する!」  パーティー会場で高らかに上がった声は、数瞬前まで婚約者だった王太子のもの。  王太子は続けて言う。  システィーナの妹こそが本物の聖女であり、システィーナは聖女を騙った罪人であると。  突然婚約者と聖女の肩書きを失ったシスティーナは、国外追放を言い渡されて故郷をも失うこととなった。  馬車も従者もなく、ただ一人自分を信じてついてきてくれた護衛騎士のダーナンとともに馬に乗って城を出る。  目指すは西の隣国。  八日間の旅を経て、国境の門を出た。しかし国外に出てもなお、見届け人たちは後をついてくる。  魔獣の森を迂回しようと進路を変えた瞬間。ついに彼らは剣を手に、こちらへと向かってきた。 「まずいな、このままじゃ追いつかれる……!」  多勢に無勢。  窮地のシスティーナは叫ぶ。 「魔獣の森に入って! 私の考えが正しければ、たぶん大丈夫だから!」 ■この三連休で完結します。14000文字程度の短編です。

追放された聖女ですが、辺境で幸せにお務めをしています  〜追放の主犯の姉は、聖女の務めに耐えられず破滅しました〜

ゆうき
恋愛
幼い頃から聖女として酷使され、家族にも愛されなかったベル。 双子の姉に婚約者を奪われ、ついには「聖女の務めを放棄し、姉に押し付けた」という濡れ衣を着せられ、危険な辺境へ追放されてしまう。 ――こんな地獄から解放されるなら、どこへでも行く。 しかし、辿り着いた地でベルを待っていたのは、温かい歓迎と、人々の優しさだった。 中でも辺境伯で騎士団長のリオネルは、厳つい姿とは裏腹に穏やかで優しく、ベルを大切にしてくれた。 一方、王都では姉が聖女の務めに追い詰められ、次第に破綻していく。 さらに、リオネルの隠された秘密と、辺境を覆う瘴気の謎が、ベルの運命を大きく揺るがす――。 ☆全四十六話。予約投稿済みです。タイトルを変えました。前タイトル『婚約破棄に追放? 謹んでお受けいたしますので、もう放っておいてください』☆

虐げられた聖女が魔力を引き揚げて隣国へ渡った結果、祖国が完全に詰んだ件について~冷徹皇帝陛下は私を甘やかすのに忙しいそうです~

日々埋没。
恋愛
「お前は無能な欠陥品」と婚約破棄された聖女エルゼ。  彼女が国中の魔力を手繰り寄せて出国した瞬間、祖国の繁栄は終わった。  一方、隣国の皇帝に保護されたエルゼは、至れり尽くせりの溺愛生活の中で真の力を開花させていく。

「愛があれば十分だ」と私を捨てた婚約者へ――では、その婚約破棄の条件から確認いたしましょう

師走
恋愛
伯爵令嬢リディア・エーヴェルは、貴族たちの婚約や離縁、持参金や相続に関わる条件調整を陰でまとめてきた実務家だった。 だがある夜会で、婚約者である王太子側近ユリウス・グランツから「君は条件ばかりで冷たい。愛があれば契約などいらない」と一方的に婚約破棄されてしまう。 静かに婚約破棄を受理したリディアは、その場で持参金返還、贈与品、名誉回復の文言など必要事項の確認を始めるが、誰もその意味を理解しない。 けれど彼女が婚約から外れた直後から、王都では縁談、婚約、離縁の調整が次々と滞り始める。今まで多くの案件を陰でまとめていたのは、ほかでもないリディアだったのだ。 そんな中、法務局の裁定官補佐セオドア・ヴァレントから、王女ヘレナの婚姻条件を見直してほしいと依頼が舞い込む。 北方大公家との政略結婚。けれど提示された条件は、婚姻ではなく人質の引き渡しに等しいものだった。 「条件は愛の代わりではありません。ですが、愛が壊れたときに人を守ることはできます」 傷つきながらも再び交渉の場に立つリディアは、王女の未来を守るため、そして自分自身の人生を取り戻すため、契約と誠意を武器に王都最大の婚姻交渉へ挑む。 一方、自分を支えていたものの大きさに気づいた元婚約者は、今更になって復縁を望み始めるが――。 小説家になろう様でも掲載中

辺境は独自路線で進みます! ~見下され搾取され続けるのは御免なので~

紫月 由良
恋愛
 辺境に領地を持つマリエ・オリオール伯爵令嬢は、貴族学院の食堂で婚約者であるジョルジュ・ミラボーから婚約破棄をつきつけられた。二人の仲は険悪で修復不可能だったこともあり、マリエは快諾すると学院を早退して婚約者の家に向かい、その日のうちに婚約が破棄された。辺境=田舎者という風潮によって居心地が悪くなっていたため、これを機に学院を退学して領地に引き籠ることにした。  魔法契約によりオリオール伯爵家やフォートレル辺境伯家は国から離反できないが、関わり合いを最低限にして独自路線を歩むことに――。   ※小説家になろう、カクヨムにも投稿しています

婚約を破棄され辺境に追いやられたけれど、思っていたより快適です!

さこの
恋愛
 婚約者の第五王子フランツ殿下には好きな令嬢が出来たみたい。その令嬢とは男爵家の養女で親戚筋にあたり現在私のうちに住んでいる。  婚約者の私が邪魔になり、身分剥奪そして追放される事になる。陛下や両親が留守の間に王都から追放され、辺境の町へと行く事になった。  100キロ以内近寄るな。100キロといえばクレマン? そこに第三王子フェリクス殿下が来て“グレマン”へ行くようにと言う。クレマンと“グレマン”だと方向は真逆です。  追放と言われましたので、屋敷に帰り準備をします。フランツ殿下が王族として下した命令は自分勝手なものですから、陛下達が帰って来たらどうなるでしょう?

婚約破棄? ありがとうございます。やっと本当の人生が始まります

たくわん
恋愛
婚約破棄された令嬢がすべきことといえば、泣くか、喚くか、復讐を誓うか——らしい。 リーナ・フォスター公爵令嬢がしたことは、荷造りだった。 「冷たくて人を愛せない」と王太子に切り捨てられた夜、リーナは一度も振り返らずに王城を出た。向かった先は辺境の荒れ地。目的は薬草の栽培と薬品事業の立ち上げ。前世の記憶から温めてきた、誰にも言えなかった計画の実行だ。 リーナはそこで不器用だが誠実な騎士ヴァルターと出会う。一方、残された王太子とその新しい婚約者は、少しずつ、静かに、取り返しのつかない方向へと歩んでいたーー。

婚約破棄を受け入れたのは、この日の為に準備していたからです

天宮有
恋愛
 子爵令嬢の私シーラは、伯爵令息レヴォクに婚約破棄を言い渡されてしまう。  レヴォクは私の妹ソフィーを好きになったみたいだけど、それは前から知っていた。  知っていて、許せなかったからこそ――私はこの日の為に準備していた。  私は婚約破棄を言い渡されてしまうけど、すぐに受け入れる。  そして――レヴォクの後悔が、始まろうとしていた。