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波乱含みの1日がようやく終わった。
ゆっくりと風呂に浸り、1日の疲れを癒した。
翌朝、デニス先生と共に、私の能力の発動を確認していった。[祈り]は即効性が乏しいため、すぐさま効果の判定は難しいが、[占い]は視た人物の隠された能力まで当てる事が出来ていた。
[治療]も実験してみたが、軽い怪我、命に関わらない病気は治療する事が出来ている。しかし怪我や病気の治療が終わると、治療した人は、身体のだるさや疲労を訴えている。
デニス先生の見解によれば、治療する際には、聖女の力で病人・怪我人の自己治癒力を使い、自己治癒力を大幅に増大させるため、治療後は疲労を感じるのではないか。
治療される人の体力を必要とするが、怪我や病気を治す事が出来る能力は、役に立つだろう。
私は聖女の力の判明が早かったらしく、いよいよ翌日から、聖スベリア会の関係者以外に聖女の力を使っていくみたいだ。
街中で聖女の力を受ける事が出来ると宣伝していたようだ。翌日になると、早朝から館の外に大行列が出来ていた。練習期間として身分を問わず、聖女の力を体験出来ると評判を呼んでいたらしい。
館の行列を整理している護衛の中に見たことのある顔がいた。馬車で護衛をしていた、任務中は私語をしないという[忠烈なる漢]だ。
この漢なら、安心だ。
行列は、待っていた順番に並ばせている。並ばせた列を少しずつ館の中に入れていった。行列の人々は、私から呼び出されるのを大人しく待つのである。当然ながら、不平を言ったり順番を守らない者は、長時間待っていても追い出され、私の力を受ける事が出来る資格がなくなる。
行列を見てしまったので、開始時間には早いが、受付を開始した。
「最初の方を呼んでいいわよ!」
執務室に居たメイドが、ロビーで待つ人を執務室に招き入れた。
誠実そうな若い男性が、高齢の女性を連れて来ている。
「半年ほど前から目が霞み始め、現在ではほぼ何も見えない状態となってしまいました。どうか聖女様、お救い下さい。」
若い男は床に額を擦り付けて、私に懇願している。目の前に来た高齢の女性は、なるほど眼球が白く濁り、前が見えていない様子である。
私は、老婆の顔の前に、手のひらをかざした。
『静かに忍び寄る病魔よ。消え去り、この者に光を与えよ!』
「いかがでしょうか?目をゆっくり開けてみて下さい。」
若い男は黙って老婆の顔を見つめている。老婆はゆっくり目を見開いた。
ゆっくりと風呂に浸り、1日の疲れを癒した。
翌朝、デニス先生と共に、私の能力の発動を確認していった。[祈り]は即効性が乏しいため、すぐさま効果の判定は難しいが、[占い]は視た人物の隠された能力まで当てる事が出来ていた。
[治療]も実験してみたが、軽い怪我、命に関わらない病気は治療する事が出来ている。しかし怪我や病気の治療が終わると、治療した人は、身体のだるさや疲労を訴えている。
デニス先生の見解によれば、治療する際には、聖女の力で病人・怪我人の自己治癒力を使い、自己治癒力を大幅に増大させるため、治療後は疲労を感じるのではないか。
治療される人の体力を必要とするが、怪我や病気を治す事が出来る能力は、役に立つだろう。
私は聖女の力の判明が早かったらしく、いよいよ翌日から、聖スベリア会の関係者以外に聖女の力を使っていくみたいだ。
街中で聖女の力を受ける事が出来ると宣伝していたようだ。翌日になると、早朝から館の外に大行列が出来ていた。練習期間として身分を問わず、聖女の力を体験出来ると評判を呼んでいたらしい。
館の行列を整理している護衛の中に見たことのある顔がいた。馬車で護衛をしていた、任務中は私語をしないという[忠烈なる漢]だ。
この漢なら、安心だ。
行列は、待っていた順番に並ばせている。並ばせた列を少しずつ館の中に入れていった。行列の人々は、私から呼び出されるのを大人しく待つのである。当然ながら、不平を言ったり順番を守らない者は、長時間待っていても追い出され、私の力を受ける事が出来る資格がなくなる。
行列を見てしまったので、開始時間には早いが、受付を開始した。
「最初の方を呼んでいいわよ!」
執務室に居たメイドが、ロビーで待つ人を執務室に招き入れた。
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「半年ほど前から目が霞み始め、現在ではほぼ何も見えない状態となってしまいました。どうか聖女様、お救い下さい。」
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「いかがでしょうか?目をゆっくり開けてみて下さい。」
若い男は黙って老婆の顔を見つめている。老婆はゆっくり目を見開いた。
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