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「それが……陛下はお楽しみの最中で……」
「ガッハッハッハ!お楽しみの最中で聞く耳を持たぬか?陛下らしいのう。ここに来たのも陛下に御目通り願うためじゃ。国務大臣も同行されるかな?」
公爵は執事の姿を見つけると
「おい、陛下はどこにおられる?」
「これは公爵様。大臣様もお揃いで。陛下はまだお見えになってはいません。お見えになる時間は過ぎているのですが……」
「となると私達も待たないといけないという訳か……仕方ない、おい!私達は応接室に居るから、陛下がお見えになったらすぐに呼びに来るように。」
「はっ!承知致しました。」
「それから応接室にワインと何か食べる物を持ってこさせよ!私は昨晩から何も口にしておらんのだ。」
◇ ◇ ◇ ◇
ギルバートは、慣れない国務大聖堂の受付で手間取っている。
「面会の約束をしていないんだが、国王陛下か宰相にお会いしたいのだ!私はギルバート男爵だ。聖女に関わる、この国にとって大損害を防ぐ陳情をしたいのだ。事態は一刻を急ぐんだ。急いで国王陛下か宰相に取り次いでくれ。」
受付は杓子定規だ。この用紙に記入してくれ……約束を取って後日改めて出直してくれ……という。
「どうした?何を揉めておる?」
「これはこれは、大司教様。こちらの男爵様が聖女様に関する件で、大至急、国王陛下か宰相に取り次いでくれと仰っておりまして……」
「聖女様に関する?男爵様少々お待ち下さい。おい、デニス!デニスこちらへ来なさい。」
奥からデニスと呼ばれた男が小走りで走って来た。
「男爵様。失礼ですがお名前を頂いても?ギルバート様?と申されますと聖女様の?」
「はい、現在の聖女のサラは私の娘です。」
「おお!なんと!?こちらに控えますのは、我がシルメン教団に所属しておりますデニスと申します。」
紹介されたデニスは恭しく頭を下げた。
「デニスは聖女サラ様に聖女の歴史や能力について講義をした事があります。」
「おおー、サラの先生でしたか!」
「デニスと申します。聖女サラ様に講義をするという名誉を与えて下さり感謝しております。」
「挨拶はその辺で……聖女様に関する件で、国王陛下か宰相にお会いしたいというのは、どういった理由で?」
私は、この大司教と呼ばれた男を信用していいのか、迷っていた。しかしこれが国王陛下に謁見出来る巡り合わせかもしれないと思い込み、出来るだけ簡潔に事情を説明した。
「なんと!?公爵が国家の宝として扱うべき聖女様を、自分の思い通りにしようとしている??国務大臣が聖スベリア会の管轄だったのでは?公爵が国務大臣を言いなりにしている??そんな事が……??」
大司教はしばらく考え込んでしまった。
「ガッハッハッハ!お楽しみの最中で聞く耳を持たぬか?陛下らしいのう。ここに来たのも陛下に御目通り願うためじゃ。国務大臣も同行されるかな?」
公爵は執事の姿を見つけると
「おい、陛下はどこにおられる?」
「これは公爵様。大臣様もお揃いで。陛下はまだお見えになってはいません。お見えになる時間は過ぎているのですが……」
「となると私達も待たないといけないという訳か……仕方ない、おい!私達は応接室に居るから、陛下がお見えになったらすぐに呼びに来るように。」
「はっ!承知致しました。」
「それから応接室にワインと何か食べる物を持ってこさせよ!私は昨晩から何も口にしておらんのだ。」
◇ ◇ ◇ ◇
ギルバートは、慣れない国務大聖堂の受付で手間取っている。
「面会の約束をしていないんだが、国王陛下か宰相にお会いしたいのだ!私はギルバート男爵だ。聖女に関わる、この国にとって大損害を防ぐ陳情をしたいのだ。事態は一刻を急ぐんだ。急いで国王陛下か宰相に取り次いでくれ。」
受付は杓子定規だ。この用紙に記入してくれ……約束を取って後日改めて出直してくれ……という。
「どうした?何を揉めておる?」
「これはこれは、大司教様。こちらの男爵様が聖女様に関する件で、大至急、国王陛下か宰相に取り次いでくれと仰っておりまして……」
「聖女様に関する?男爵様少々お待ち下さい。おい、デニス!デニスこちらへ来なさい。」
奥からデニスと呼ばれた男が小走りで走って来た。
「男爵様。失礼ですがお名前を頂いても?ギルバート様?と申されますと聖女様の?」
「はい、現在の聖女のサラは私の娘です。」
「おお!なんと!?こちらに控えますのは、我がシルメン教団に所属しておりますデニスと申します。」
紹介されたデニスは恭しく頭を下げた。
「デニスは聖女サラ様に聖女の歴史や能力について講義をした事があります。」
「おおー、サラの先生でしたか!」
「デニスと申します。聖女サラ様に講義をするという名誉を与えて下さり感謝しております。」
「挨拶はその辺で……聖女様に関する件で、国王陛下か宰相にお会いしたいというのは、どういった理由で?」
私は、この大司教と呼ばれた男を信用していいのか、迷っていた。しかしこれが国王陛下に謁見出来る巡り合わせかもしれないと思い込み、出来るだけ簡潔に事情を説明した。
「なんと!?公爵が国家の宝として扱うべき聖女様を、自分の思い通りにしようとしている??国務大臣が聖スベリア会の管轄だったのでは?公爵が国務大臣を言いなりにしている??そんな事が……??」
大司教はしばらく考え込んでしまった。
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