婚約破棄されたので、聖女になりました。けど、こんな国の為には働けません。自分の王国を建設します。

ぽっちゃりおっさん

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 「陛下そろそろ国務大聖堂に登って頂かないと裁決議案が進みませぬ。」

 「面倒じゃのう。そちが代わりに裁決してくれんか?」

 「それはなりませぬ。陛下がいちいち裁決する規則でございます。」

 「宰相か、担当大臣がすればいいのにな?どうせ奴等が決めた事を我が承認してるだけなんじゃから。」

 「そうであっても、最終的にな裁決は陛下がする事に意義があるのです。さぁ仕事が溜まっております。参りましょう。本日の仕事が終われば、また公爵様より、お疲れを癒す趣向が届いております。本日は、口になつめの実を含み、御奉仕するという変わった趣向の女が複数御用意されているようです。」

 「ほう!公爵がまた新しい趣向を用意してきたか?彼奴あやつは我の心をくすぐる天才じゃのう。仕方ない。登るとするか……ほれ、馬にならんか?」
 
 御付きの者を四つん這いにさせ、陛下はその上にまたがった。

 馬になった御付きの者の尻を叩きながら、国務大聖堂に登って行く。

 「それそれ!もっと早く走らんか!鳴き声も挙げよ!」

 「ヒヒーン!」

 予定時刻より数刻も遅れ陛下が、大聖堂の執務室に到着した。

 「陛下お待ちしておりました。本日は、公爵様と宰相様がそれぞれ陛下をお待ちしております。さらに裁決して頂きたい書類がいくつも御座いますので、順次担当大臣が参ります。それでは、本日もよろしくお願い致します。」

 陛下の担当執事が本日の予定を告げている。

 トントントン!

 「陛下、お待ちしておりました。至急御耳に入れたい案件が御座います。宜しいでしょうか?」

 「なんじゃ、宰相か?早いのう。そちが良い様に処理せよ!」

 「いえ、この件は陛下の御耳に入れ、陛下に処理して頂かないといけません。おい、御通ししなさい!」

 ギルバート男爵が執務室に入って来た。

 「失礼致します。近頃聖女となりましたサラの父親で男爵のギルバートと申します。」

 「ほう、聖女の?覚えておるぞ!それが何用じゃ?」

 ギルバート男爵は片膝を床に着き、かしこまって話を始めた。

 「畏れながら国王陛下に陳情致したい事案が御座います。我が娘聖女サラは、国家の為に、民衆の為に聖女の力を用いて、尽くして参りました。次第に聖女の力が民衆の中に浸透致し始め、聖女の力にすがろうと希望者が増えておりました。しかしその聖女の力に目を付けてた奴が居ました。アルフォンス公爵様です。」

 「ほう?アルフォンス公爵が何かしたのか?」

 
 
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