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「聖女様、本日お越し下さったのは、その事で?料金が高い事は重々承知しております。しかし安価に致しますと、聖女様にお願いする民衆が多くなり過ぎて、街が混乱をきたします。致し方ない処置だと御思い下さい。」
「しかしこの教団の中の声にも、阿漕な料金設定で教団幹部は私腹を肥やしているとお聞きしましたが?」
さすが大司祭ともなる男である。顔色ひとつ変えず、笑い飛ばした。
「わっはっは!私達が私腹を肥やしていると?滅相もございません。頂いた料金から、聖女様御一行様の生活費も必要です。申しわけないですが、全てを聖女様達だけではなく、教団の運営費にも使用させて頂いております。収益が良い事は確かですが、私腹を肥やすほど迄は、至っていませんよ。」
「そうですか……しかし料金が民衆が支払える程度の料金設定をお願い出来ませんか?」
「そうですね……聖女様自らの御言葉とあれば……検討して聖女様の要望に近付けられる様に計算致します。それにしても聖女様は、民衆を思いやられ、お優しい女性ですな!」
検討して貰えると言う言葉を貰った以上、生活の世話になっている身分としては、それ以上強く言う事は出来なかった。
大司祭は、デニス先生ともう少し話があるという事で、私は先ほどの中庭で待つ様に促された。
私が部屋を出た瞬間、にこやかに会話していた大司祭の怒声が耳に入って来た。
悪いと思いながらも、扉に耳をつけ会話を盗み聞いた。
「デニスさん、一体何をしてるんだ!!私達が私腹を肥やしていると言われたではないか?あれは完全に教団を怪しんでいるぞ!デニスさんも教団の1人なら分かるだろう?教団の信者は年々減っていき、どこも経営が苦しいのだ!聖女の存在は渡りに船なんだ!教団にとって金の成る木なんだ!上手い事洗脳しないか!良いか、教団のためなんだぞ!」
やはり!!
私はここでも利用されるだけの存在なのだ……
安住の地と思い、このリビルド王国の民衆のため、シルメン教団のために尽くしていた事は、無駄だったのか……
私は力なく、みんなが待つ修道院に戻った。
部屋に両親、忠烈なる漢トニー、メイド頭ヨゼフ、メイドのアリスと信頼出来る面子を集めた。
「みんなに相談があるの……私はお世話になったこのリビルド王国から出て自分の国を作ろうと思うの……」
!!!
皆が顔を見渡している!
「サラそれはどういう事だい?ここに居る人達をはじめ、お前に付いてきた人達は故郷を捨て、何もかにもを捨て、お前に付いて来た事を分かっているのかい?」
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さすが大司祭ともなる男である。顔色ひとつ変えず、笑い飛ばした。
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「そうですか……しかし料金が民衆が支払える程度の料金設定をお願い出来ませんか?」
「そうですね……聖女様自らの御言葉とあれば……検討して聖女様の要望に近付けられる様に計算致します。それにしても聖女様は、民衆を思いやられ、お優しい女性ですな!」
検討して貰えると言う言葉を貰った以上、生活の世話になっている身分としては、それ以上強く言う事は出来なかった。
大司祭は、デニス先生ともう少し話があるという事で、私は先ほどの中庭で待つ様に促された。
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悪いと思いながらも、扉に耳をつけ会話を盗み聞いた。
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