錬KING 〜目指せ!魔道具製造してガッポリ生活〜

ぽっちゃりおっさん

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異世界転生

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 「おいおい、こんな短時間で、貴重な鉱石をこんな量取れた事なんてないぜ!ケイタお前さんしばらくここで働いてくれないか?」

 道路補修や木の柵補修では、厄介者扱いされそうになった僕が、人に請われた。

 「明日もう1日いいですよ!鉱石資源が欲しいので、依頼を通さずで良ければ!」

 「おお!それは助かるぜ!依頼通さない方がケイタはいいかもな!こんな量採掘出来るやつ居ないからな!」

 明日の約束をして、今日採掘した鉱石をアイテムボックスに収納した。

 採掘作業では残念な事に気付いた事があった。ツルハシを振って体力を使っても1つもレベルアップしないのである。鉱石をインゴットにする作業の時や、道路補修、木の柵補修時にレベルアップしていたのに……

 総合的に考えると、【錬金術師】という僕の職業をかんがみて、錬金術を使用した時のみに経験値が貯まりレベルアップするのだろう。体力を使っても、錬金術を使っていないので経験値が貯まらないのだろうと仮説を立てた。

 明日の採掘作業は経験値が貯まらない作業だなと少し残念に思うが、取れた鉱石を製錬する作業は、経験値が貯まるからヨシとするか……

 明日の採掘作業に備えて早目に休む事にした。

 2時間掛かっていた移動時間がレベルアップしたおかげで、僅か20分になっているのである。更なるレベルアップの効果の恩恵を受けたい。

 坑内に侵入して、貴重な資源を採掘するため、なるべく奥深くまで侵入する。

 「ケイタダメだ。この先大きな岩盤があって坑道の向きを変えなくちゃいけねぇ!しばらく採掘作業が出来ないぞ。」 

 進む先に大きな岩状の岩盤があるので、迂回しなければ、先に進めないらしい。

 邪魔な大きな硬い岩を除ければ良いのかな?

 岩をアイテムボックスに収納してみた。

 「ケイタか?ケイタのスキルで岩を除けたのか?」

 疲れてくればお手製の中級ポーションを飲み回復する。一緒に採掘している作業員にも中級ポーションを分けてあげた。これが殊の外喜ばれた。

 [ハクタの街]では主に初級ポーションしか流通していないらしい。採掘作業でポーションを飲むと経費がかかり過ぎ、儲けが減るため通常採掘作業にはポーションを飲む事はないようだ。

 魔物討伐を行う冒険者になれば、身の安全を守るためポーションを常備しているらしい。しかし何本もポーションを持って移動するのは邪魔になるため、性能の良いポーションは人気との事だ。街の規模が大きく大きければ大きいほど、冒険者も多くなるので、ポーションも余計に必要とされるという。

 
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