錬KING 〜目指せ!魔道具製造してガッポリ生活〜

ぽっちゃりおっさん

文字の大きさ
32 / 85
新たなスタート

しおりを挟む
 一気に従業員が4人となった。

 母親のマリさんには、在庫や売れた数を帳簿につけて貰う。3人の子供には、開店チラシを街中で配って貰う事にした。

 病気で明日も分からなかった母親が元気になり、家族みんなで働ける仕事に就いた子供達は、大きな声を出し街中でチラシを配っていた。

 その効果は大きく、開店前にも関わらず、店の様子を見学にくる冒険者がかなりいた。

 「まだ開いてないのかい?」

 「明日開店となります。明日は開店記念として半額でお売りしますので、是非おいで下さい。」

 「おお!そりゃ是非来ないとな!」

 ポーション屋開店の朝、すでに多くの人が通りに溢れている。ジルら子供達が、待っている人を列に並ばせている。

 来店した人の多くは、チラシを配る時に、ジル達子供3人が、寝たきりだった母親がポーションを飲んだらすぐに起き上がり、動けるようになった話を聞いていたらしい。

 さらに土地を借りた婆さんの知り合いが多く訪れているという。

 それらが功を奏して、多くの人々が来店したようだ。

 あまりの来店者の多さに、在庫切れの可能性もあるため、1人10本迄の購入制限を設ける事にした。

 さあ!いよいよ開店だ!!

 順番に店内に招き入れる。客は店内の構造を眺め、ガラスケースに整然と並べられたポーションの美しさに感動しているようだ。

 客は口々に、容れ物であるガラス瓶だけでも値段以上の価値があると誉めそやしている。

 中級ポーション、中級毒消しポーション共に、1本銀貨10枚(通常料金1本銀貨20枚)という決して安くはない値段設定だったのだが、殆どの客が購入制限の上限である、ポーション10本、毒消しポーション10本を購入していく。

 行列整理はジル1人に任せ、弟サブ、妹シーナは、瓶を袋に詰めるのにてんてこ舞いであった。

 母親マリは、会計作業をテキパキと行いながら、売れた数を帳簿につけている。

 開店から夕暮れまで休みなく働き、店内の在庫がなくなりそうな時にようやく客が居なくなった。

 想像以上の大成功だった。

 客が居なくなり、店を閉めマリと僕は、売り上げを計算する。子供達は、店内や敷地内を掃除している。

 集計すると、中級ポーション1850本、中級毒消しポーション1680本の売り上げがあった。

 金額にして金貨353枚である。

 「マリさん、子供達よく働いてくれたね。これは今日の開店記念のボーナスだ。美味しい物でも食べて下さい。」

 1人に金貨3枚ずつ手渡した。

 「本当に……?本当に貰っていいの?」

 「ああ!ジル達が宣伝してくれたおかげだよ。みんなで美味しい物食べて明日も頑張ってね。」

 

しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

孤児による孤児のための孤児院経営!!! 異世界に転生したけど能力がわかりませんでした

カムイイムカ(神威異夢華)
ファンタジー
僕の名前はフィル 異世界に転生できたんだけど何も能力がないと思っていて7歳まで路上で暮らしてた なぜか両親の記憶がなくて何とか生きてきたけど、とうとう能力についてわかることになった 孤児として暮らしていたため孤児の苦しみがわかったので孤児院を作ることから始めます さあ、チートの時間だ

ずっとヤモリだと思ってた俺の相棒は実は最強の竜らしい

空色蜻蛉
ファンタジー
選ばれし竜の痣(竜紋)を持つ竜騎士が国の威信を掛けて戦う世界。 孤児の少年アサヒは、同じ孤児の仲間を集めて窃盗を繰り返して貧しい生活をしていた。 竜騎士なんて貧民の自分には関係の無いことだと思っていたアサヒに、ある日、転機が訪れる。 火傷の跡だと思っていたものが竜紋で、壁に住んでたヤモリが俺の竜? いやいや、ないでしょ……。 【お知らせ】2018/2/27 完結しました。 ◇空色蜻蛉の作品一覧はhttps://kakuyomu.jp/users/25tonbo/news/1177354054882823862をご覧ください。

莫大な遺産を相続したら異世界でスローライフを楽しむ

翔千
ファンタジー
小鳥遊 紅音は働く28歳OL 十八歳の時に両親を事故で亡くし、引き取り手がなく天涯孤独に。 高校卒業後就職し、仕事に明け暮れる日々。 そんなある日、1人の弁護士が紅音の元を訪ねて来た。 要件は、紅音の母方の曾祖叔父が亡くなったと言うものだった。 曾祖叔父は若い頃に単身外国で会社を立ち上げ生涯独身を貫いき、血縁者が紅音だけだと知り、曾祖叔父の遺産を一部を紅音に譲ると遺言を遺した。 その額なんと、50億円。 あまりの巨額に驚くがなんとか手続きを終える事が出来たが、巨額な遺産の事を何処からか聞きつけ、金の無心に来る輩が次々に紅音の元を訪れ、疲弊した紅音は、誰も知らない土地で一人暮らしをすると決意。 だが、引っ越しを決めた直後、突然、異世界に召喚されてしまった。 だが、持っていた遺産はそのまま異世界でも使えたので、遺産を使って、スローライフを楽しむことにしました。

異世界で至った男は帰還したがファンタジーに巻き込まれていく

竹桜
ファンタジー
 神社のお参り帰りに異世界召喚に巻き込まれた主人公。  巻き込まれただけなのに、狂った姿を見たい為に何も無い真っ白な空間で閉じ込められる。  千年間も。  それなのに主人公は鍛錬をする。  1つのことだけを。  やがて、真っ白な空間から異世界に戻るが、その時に至っていたのだ。  これは異世界で至った男が帰還した現実世界でファンタジーに巻き込まれていく物語だ。  そして、主人公は至った力を存分に振るう。

異世界転生したらたくさんスキルもらったけど今まで選ばれなかったものだった~魔王討伐は無理な気がする~

宝者来価
ファンタジー
俺は異世界転生者カドマツ。 転生理由は幼い少女を交通事故からかばったこと。 良いとこなしの日々を送っていたが女神様から異世界に転生すると説明された時にはアニメやゲームのような展開を期待したりもした。 例えばモンスターを倒して国を救いヒロインと結ばれるなど。 けれど与えられた【今まで選ばれなかったスキルが使える】 戦闘はおろか日常の役にも立つ気がしない余りものばかり。 同じ転生者でイケメン王子のレイニーに出迎えられ歓迎される。 彼は【スキル:水】を使う最強で理想的な異世界転生者に思えたのだが―――!? ※小説家になろう様にも掲載しています。

おばさんは、ひっそり暮らしたい

蝋梅
恋愛
30歳村山直子は、いわゆる勝手に落ちてきた異世界人だった。 たまに物が落ちてくるが人は珍しいものの、牢屋行きにもならず基礎知識を教えてもらい居場所が分かるように、また定期的に国に報告する以外は自由と言われた。 さて、生きるには働かなければならない。 「仕方がない、ご飯屋にするか」 栄養士にはなったものの向いてないと思いながら働いていた私は、また生活のために今日もご飯を作る。 「地味にそこそこ人が入ればいいのに困るなぁ」 意欲が低い直子は、今日もまたテンション低く呟いた。 騎士サイド追加しました。2023/05/23 番外編を不定期ですが始めました。

この度異世界に転生して貴族に生まれ変わりました

okiraku
ファンタジー
地球世界の日本の一般国民の息子に生まれた藤堂晴馬は、生まれつきのエスパーで透視能力者だった。彼は親から独立してアパートを借りて住みながら某有名国立大学にかよっていた。4年生の時、酔っ払いの無免許運転の車にはねられこの世を去り、異世界アールディアのバリアス王国貴族の子として転生した。幸せで平和な人生を今世で歩むかに見えたが、国内は王族派と貴族派、中立派に分かれそれに国王が王位継承者を定めぬまま重い病に倒れ王子たちによる王位継承争いが起こり国内は不安定な状態となった。そのため貴族間で領地争いが起こり転生した晴馬の家もまきこまれ領地を失うこととなるが、もともと転生者である晴馬は逞しく生き家族を支えて生き抜くのであった。

不倫されて離婚した社畜OLが幼女転生して聖女になりましたが、王国が揉めてて大事にしてもらえないので好きに生きます

天田れおぽん
ファンタジー
 ブラック企業に勤める社畜OL沙羅(サラ)は、結婚したものの不倫されて離婚した。スッキリした気分で明るい未来に期待を馳せるも、公園から飛び出てきた子どもを助けたことで、弱っていた心臓が止まってしまい死亡。同情した女神が、黒髪黒目中肉中背バツイチの沙羅を、銀髪碧眼3歳児の聖女として異世界へと転生させてくれた。  ところが王国内で聖女の処遇で揉めていて、転生先は草原だった。  サラは女神がくれた山盛りてんこ盛りのスキルを使い、異世界で知り合ったモフモフたちと暮らし始める―――― ※第16話 あつまれ聖獣の森 6 が抜けていましたので2025/07/30に追加しました。

処理中です...